国木田独歩(文豪ストレイドッグス)の徹底解説・考察まとめ

国木田独歩とはヤングエースで連載中の漫画およびアニメ作品『文豪ストレイドッグス』の登場人物。異能力集団「武装探偵社」の一員で、妥協を許さない堅物な男。いつも持ち歩いている手帳の表紙には"理想”と大きく書かれており、秒刻みのスケジュール管理をしている。このこだわり抜いた「人生の道標」ともいわれるスケジュールが狂うことを大いに嫌うが、奇妙奇天烈な言動をする探偵社員たちに振り回されている。

国木田独歩のプロフィール

基本情報

国木田独歩(くにきだ どっぽ)
年齢:22
誕生日:8月30日
身長:189cm
体重:78kg
血液型:A
好きなもの:手帳、魚釣り、鰹のたたき
嫌いなもの:予定外、権威

アニメ版CV:細谷佳正(ほそやよしまさ)
舞台版キャスト:輝馬(てるま)

異能力「独歩吟客(ドッポギンカク)」

手帳の頁を消費し、書いたものを具現化できる。ただし手帳より大きなものは不可能。

スタングレネード、ワイヤーガン、畳み刀、懐中電灯など、国木田が「手帳より小さいもの」と認識し、且つ「目で見て形状を記憶し、構造を理解したもの」であれば何でも生み出すことができる。具現化したいものを手帳に書き込み、そのページを切り離すことで発動する。あらかじめページを切り離して後から能力を発動させることもできる。汎用に優れた異能力と評されることも多いが、本人曰く、必要なものがあるなら初めから携行しておけばいいだろうと言われればその通りであるため、『便利』の範疇を超えるものではない。
この手帳はさる職人が年間100冊しか作らない限定生産品であり、値段も格別である。
字を書く時間が必要なことと、手帳を奪われたら異能力が使えなくなることが弱点。
名前の由来は、史実・国木田独歩のペンネームの1つ「独歩吟客」と推定される。

「羅生門と虎」編

初登場は第1巻第1話。国木田は相棒の太宰治と行動しているうち、中島敦という青年に出会う。何日も物を食べていない敦に茶漬けを奢ったあと、軍警からの依頼である「人喰い虎」の調査をしていると話す。敦は「人喰い虎」に心当たりがあるようで、太宰は敦に虎退治を手伝ってくれないかと提案するのだった。
太宰は突拍子もない作戦を立案することが多くあり探偵社員もついていけないことがあるが、頭の回転の速さや機転の利く身のこなしは確かなため、国木田も太宰の実力を認めている。
虎退治ののち太宰は「敦を探偵社員にしたい」と言い出し、半ば強引に入社試験を受けさせることとなる。その内容は探偵社員にテロリストや人質を演じてもらい、立て籠もり事件に偽装して、敦の行動で入社する資格があるかどうかを見極めるというものだった。
入社試験後は新米である敦に仕事を斡旋したり、探偵社の宿敵であるポートマフィアについて教え込んだりするなど熱心に指導する姿が多々見られる。
事態の状況をいち早く分析する司令塔のような役割を担っているが、狼狽したときは頭の上に眼鏡をかけ、「俺の眼鏡を知らんか?」と敦に尋ねたり、読んでいる手帳が上下逆さまだったり、説明の大半が指示語になったりするなど人間味もある。

第2巻第7話・第8話では、敦がポートマフィアの刺客・泉鏡花と対戦する。鏡花は「35人殺し」の二つ名を持つ異能力者で、攻撃性の強い異能力を目当てにポートマフィアに利用され、名の知れる暗殺者に仕立てられていた。鏡花はポートマフィアからの呪縛から逃れようと、身に巻き付けた爆弾で自害を図ったが間一髪で敦に助けられ探偵社で保護された。第3巻第9話で、身寄りのない鏡花をどうにかしてかくまい、助けたいと思っていた敦だったが、国木田は鏡花を軍警に引き渡すよう指示する。
「極刑の手配犯で、マフィアの裏切り者。その不幸を凡て肩代わりする覚悟がお前にあるか?」「お前の舟(ボート)は一人乗りだ。救えない者を救って乗せれば――共に沈むぞ」と言い残し、国木田は先に探偵社へ戻っていった。
鏡花は敦とともに自らの意思で交番前まで辿り着くが、鏡花には発信器が埋め込まれており、敦は芥川の襲撃を受けて負傷。鏡花ともども連れ去られてしまう。

「現場を目撃した」という市民からの通報を受けた探偵社だったが、省庁幕僚の護衛依頼を受けている最中であり、敦を捜索するための人員が不足している状況であった。ポートマフィアは独自の密輸ルートを幾重に所有しており、人目に触れることなく移動することは容易であると言われていた。社員である谷崎潤一郎は「一刻も早く敦を救出するべきだ」と主張するが、同じく社員の江戸川乱歩に「敦がポートマフィアに狙われ攫われたのは個人的な問題であり、我々が彼を捜索し救出する必要はない」と一蹴されてしまう。国木田も乱歩に同意し、「事態が多くの目に触れれば探偵社も側杖を食らう」「社員の保護よりも官僚の護衛依頼を優先しなければならない」と苦渋の判断を下していた。
そんな面々に、谷崎の妹・ナオミは痺れを切らし、探偵社社長である福沢諭吉を国木田たちの前へ連れてくる。重く苦しい雰囲気を吹き飛ばすかのように福沢はこう言い放った。
「新人が拐かされた。全員追躡に当たれ! 無事連れ戻すまで、現業務は凍結とする!」
社員たちの推理により、敦は外国への輸送船に乗せられて海の上にいるという情報を得る。国木田は福沢から託された小型高速艇の鍵を握りしめ、敦の救出に向かった。

国木田が輸送船付近に到着したとき、輸送船は鏡花の仕掛けた爆発で沈みつつあった。敦は爆風で芥川や鏡花とはぐれ、国木田と小型高速艇に気づいて甲板に向かった。
小型高速艇に飛び乗れば助かるが、取り残されている鏡花のことをまだ諦め切れていない敦に、国木田は怒号を浴びせた。
「あの娘は諦めろ! 善良な者が何時(いつ)も助かる訳ではない! 俺も何度も失敗してきた! そういう街で、そういう仕事だ!」
「俺達は超人(ヒーロー)ではない! そうなら善いと何度思ったか知れんが違うんだ!」
しかし、国木田の言葉に敦は「僕は……違うと思う!」「探偵社は僕を見捨てなかった!」と言い返した。鏡花を救い、芥川と戦うため、敦は噴煙の中へ駆け戻った。
敦は芥川との長い決着によって力を使い果たす。大きな爆発で船から投げ出された鏡花と、鏡花に体を支えられた敦とを、国木田は小型高速艇で受け止めたのだった。

第4巻第13話ではパック卵のタイムセールに参加していた。

「三社鼎立」編

太宰の調査によって、敦に懸賞金を掛けたのは『組合(ギルド)』と呼ばれる北米異能者集団だと分かる。組合は都市伝説のような扱いをされており、政財や軍閥の要職を担う一方、裏では膨大な資金力と異能力で数々の陰謀を企てる秘密結社であると言われていた。直接会うことは難しいとされていた組合が突如ヨコハマの町に降り立ち、探偵社へと乗り込んでくる。
組合の団長であるフランシス・スコット・キー・フィッツジェラルドは「謝罪」と銘打ち、探偵社の買収を持ちかけた。買収の目的は探偵社が所有している『異能開業許可証』である。『異能開業許可証』とは内務省異能特務課が発行する許可証で、異能力者の集まりが合法的に開業することを可能にするものだった。この提案は福沢に即座に断られるが、「明日の朝刊にメッセージを載せる。俺は欲しいものは必ず手に入れる」と含みを持たせ、一旦は退いた。
翌朝、ポートマフィアの使用していた7階建ての建物が消滅したというニュースが入ってきた。既に探偵社員の宮沢賢治は襲撃に遭い行方不明となっており、組合は暗に「逆らう探偵社も用済みのポートマフィアもすべて消す」と宣言してきたのだ。
国木田は敦と谷崎に「組んで賢治を探せ、敵と接触しても戦わず逃げろ」と告げ、太宰とともに会議室へ向かう。
街中に繰り出した敦たちだったが、組合団員のルーシー・モード・モンゴメリからの攻撃を受け、異能空間での戦いを余儀なくされる。完全なるアウェイ戦だったが異能空間の弱点を見つけ出し、無事に賢治と、同行したナオミを救出した。

数日後、鏡花の初任務に敦がサポート役として同行した帰り、ポートマフィア幹部・尾崎紅葉からの襲撃を受ける。ポートマフィアに戻りたくない鏡花は、封印していた『夜叉白雪』で紅葉の異能力『金色夜叉』を迎撃するが、敦の前で紅葉は「鏡花の両親を惨殺したのは、鏡花の異能力である『夜叉白雪』だ」と告げてしまった。知られたくなかった事実を敦に知られてしまった鏡花は戦意を喪失し、そのまま紅葉に抱き留められ、ポートマフィアの所有車へ歩いて行く。
敦が構成員の向ける銃口に囲まれ、危機に瀕したとき、上空から車が降ってくる。敦を守り、ポートマフィアを抑止するために賢治が投げたものだった。敦のそばに国木田も到着し、「何時まで守られ役でいる心算だ」「刺されても起き上がる根性骨(タフネス)が人虎の売りだろう」と敦に発破をかける。国木田は、鏡花の電話に着信があれば信号を出すよう細工をしていた。
二組織が衝突する寸前、ジョン・スタインベック、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトをはじめとした組合団員の複数名がその場に到着する。ポートマフィア側はすぐに危険を察知し銃撃するが、敦たちごと一瞬のうちに全滅してしまい、鏡花は行方知らずとなった。

敦、国木田、賢治の3人は、探偵社員の与謝野晶子の治療により傷が完治。国木田はすぐに福沢の指示で、探偵社の事務員を県外に待避させ、調査員を旧晩香堂に集めた。晩香堂は会社設立前に福沢が拠点にしていた講堂で、限られた人間しか知らない場所であった。探偵社員の皆殺しを目論むマフィアと、探偵社の買収・地位剥奪を狙う組合、この両組織と何としても戦わなくてはならなくなったと福沢は告げた。

武装探偵社、ポートマフィア、組合、三社による全面戦争が始まる。

VSジョン・スタインベック、ハワード・フィリップス・ラヴクラフト

ポートマフィア幹部である中原中也は、事務員の春野綺羅子・谷崎の妹ナオミの居場所を突き止め、組合の団員に密告していた。オフェンスチーム「甲」となった国木田と谷崎は春野のナオミを救出するため、早くも組合と正面衝突することとなる。

"Q"の異能

マフィアとの取引

終戦後

「共喰い」編

「DOGS HUNT DOGS」編

(20巻現在)

劇場版「DEAD APPLE」編

世界各国では異能力者が相次いで自殺する怪事件が発生。現場には、いずれも不可解な「霧」が発生していたという。
内務省異能特務課は、一連の事件を「異能力者連続自殺事件」と命名。坂口安吾より依頼を受けた武装探偵社は、事件への関与が疑われる男の確保へ乗り出す。
対象の名は澁澤龍彦。「コレクター」と呼ばれる謎に包まれた異能力者だった。なんらかの思惑を持ちヨコハマに潜伏する澁澤であったが、そこには、さまざまな事件に暗躍する魔人・フョードルの姿が見え隠れし……。ヨコハマの街が、恐ろしい悪夢に飲み込まれようとしていた。

異能生命体が持つ手帳の表紙に「妥協」と書かれている。

国木田独歩の過去/相棒・太宰治とタッグを組んだ最初の事件とは

「太宰治の入社試験」あらすじ

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@nakagami_ato

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