宇佐美時重(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

宇佐美時重(うさみ ときしげ)とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載の野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。第七師団の初期メンバーの一人で階級は上等兵。かなり腕が立ち、丸腰で武器を持った複数人の殺人犯を返り討ちにしてしまう程。鶴見中尉に心酔しており、恋愛感情にも似た忠誠心を持つ。最期は元第七師団の尾形に狙撃され、胸を撃ち抜かれて致命傷を負う。それでも尚、今際の際に鶴見中尉に刺青人皮と重要情報を伝えて息絶えた。

宇佐美の弟。快活で宇佐美と戯れあっていた。少し鼻水が垂れている。

母親に背負われているのが宇佐美の妹

宇佐美の妹。回想の中では赤子で母親に背負われていた。

高木智春

高木智春は幼少期の宇佐美の親友である。宇佐美と同じ新潟県新発田に生まれ、宇佐美と同じ幼年学校に通っている。父親が大日本帝国陸軍第二師団の鶴見の上官であり、鶴見から目をかけられている。

宇佐美を親友として大切にしている一方でライバル視もしている。宇佐美と同じ柔道場に通い、宇佐美に1度も勝てず悔しがっていた。幼年学校卒業後は東京の陸軍学校に住み込みで行く事になっており、故郷の新潟県新発田を離れる事になっていた。

宇佐美を親友として慕っていたが、宇佐美の本心を理解していなかった。宇佐美は同年代の中では随一の柔道名人で高木は1度も宇佐美に勝てなかった。鶴見は宇佐美の柔道の腕を褒め、宇佐美は鶴見の中で一番の人である事に恋慕のような誇りを抱いていた。宇佐美は時々帰郷する鶴見によく話しかけていた。この当時から宇佐美は鶴見に特別な恋愛感情のような尊敬の念を抱いていた。宇佐美は鶴見と二人きりの時間を楽しみたかったが、決まって途中で高木が割り込んでしまい、宇佐美は内心不快に感じていた。それでも宇佐美は鶴見の中で一番である事に誇りを抱いていた為、不快感を表す事無くニコニコ笑いながら過ごしていた。

幼年学校を卒業が近づき、高木と宇佐美は別々の進路を歩もうもしていた。高木は東京の陸軍学校に住み込みで進学し、宇佐美は実家の農家を継ぐ事になっていた。宇佐美は実家の野良仕事に専念する為、卒業後は柔道場に通わない意向であった。高木は宇佐美に自分の進路のことを話さないでいた。

二人が道場に通う最終日。この日は鶴見も道場にいた。高木は稽古終了後もしつこく宇佐美に乱取りを申し込んだ。日は傾き、道場を閉める時間になっていた事を理由に宇佐美は高木の申し出を断る。宇佐美は先に帰り支度を済ませて道場の外の庭で高木と鶴見を待っていた。高木は塞ぎ込んで道場に座り込んでいた。鶴見は道場で高木から、東京の陸軍学校に行く前に宇佐美に勝ちたかったという高木の想いを聞く。日も落ちてきたので、高木を早く帰らせたかった鶴見は、「その想いがあればいつか宇佐美を超えられる」という旨を高木に言う。高木は鶴見に促されて外に出た。道場の先生が道場に鍵をかけて帰った後、高木は鶴見に促されて思いの丈を道場の庭で待っていた宇佐美にぶつける。宇佐美は全て知っていた旨を高木に話す。先の高木と鶴見の会話は外に居た宇佐美に全て聞こえていたのである。その上で高木と宇佐美は鶴見立ち会いの元、乱取りを行う事になる。道場が閉まっているので道場の庭で乱取りを行う高木と宇佐美。高木はこれから離れ離れになってしまう親友の宇佐美の事を想い、涙を堪えながら宇佐美と組み合う。高木は宇佐美に1本でも最後に勝てれば、東京でひとりでも頑張っていけると思っていた。だが、やはり宇佐美は強く、高木は地面に投げられる。それでもまだ宇佐美に挑もうと、起き上がろうとする高木。そんな高木の喉仏を鬼のような形相の宇佐美は踏み付けた。喉が凹み、気道が潰れて窒息して痙攣する高木に、鶴見は駆け寄る。そんな鶴見に宇佐美は自分の思いの丈を怒りながらぶつける。鶴見と宇佐美の二人の時間に高木がいつも割り込んで来て不快だった事、高木が東京の学校に行く事を宇佐美に黙っていて不快だったを鶴見に話し、その上でそれらの事を宇佐美は「許す」と言った。高木の父親は鶴見の上官であり目をかけるのは当然だと宇佐美は割り切っていたのだ。宇佐美が怒り狂って高木を殺したのは鶴見に原因があった。道場で鶴見が高木に言った「いつか宇佐美を超えられる」という旨の発言が宇佐美は許せなかったのである。高木に不快感を感じながらも親友としてニコニコと笑いながら付き合っていたのは鶴見の一番であるという誇りがあったからである。この発言で宇佐美の誇りは傷つき、怒りの余り宇佐美は高木を殺してしまったのである。この後、鶴見は宇佐美にあの発言は高木を早く帰らせる為の方便であった旨を話す。宇佐美はその事を聞いて安心し、「それ死んでしもいましたけ?」と高木を「それ」呼ばわりした。鶴見は宇佐美を庇い、自分が全責任を取らされる事を避けるために宇佐美と口裏を合わせる。鶴見は「鶴見の乗ってきた馬に高木が蹴り殺されてしまった」という嘘の話を高木の父親にする。高木の父親は怒り狂って鶴見の馬を撃ち殺してしまった。更に鶴見は高木の父親から逆恨みされ、第七師団に左遷されてしまった。だが、この事件をきっかけに鶴見と宇佐美は「事故に見せかけて高木を殺した」という秘密を共有し、共犯関係となった。鶴見は宇佐美を第七師団に勧誘し、宇佐美は数年後第七師団に入隊する。宇佐美はより一層、鶴見に絶対的で恋愛感情にも似た偏執的な忠誠心を抱くようになり、鶴見も優秀な部下を得るという形になった。高木は鶴見と宇佐美の歪んだ関係を作り出した重要人物と言える。

宇佐美時重の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「うわあッ入れ替わる!!」

股間に温泉を打たせる宇佐美

第七師団の療養地である登別温泉に湯治で入浴していた時のセリフ。同僚が見ている目の前で何の躊躇もなく自分の股間を温泉の滝に当てる、という宇佐美の変態性を表している。

「もう戻れないぞ。お前は最悪の道を選んだ」

裏切り者の有古に怒り狂う宇佐美

登別温泉で、都丹と交戦して帰ってきた有古の裏切りが発覚した際のセリフ。隠し金塊はそもそもアイヌが和人から独立するための軍資金として集められたものであること、自身がその金塊を隠したアイヌの1人の息子であると教えられた有古は、父の意志を継ぐために土方歳三への協力を決意。土方は有古に鶴見の刺青を奪うように指示していた。そして夜、鶴見の部屋に忍び込み有古は刺青を奪おうとした。有古の裏切りを見抜いていた鶴見は宇佐美、菊田と共に待ち構えていた。その時に宇佐美が発したセリフである。

鶴見に対する絶対の忠誠が表現されている。同時に宇佐美の、鶴見に歯向かう者への冷酷さが恐怖として伝わってくる。

「いいえ。犯人の精子です!!」

他人の精子をこねくり回す宇佐美

夜の札幌の街で菊田と共に刺青の囚人ジャック・ザ・リッパーを捜索していた時の台詞。

宇佐美はジャック捜索の際、いきなり菊田の目の前で自慰を始めて果てた。そしていきなり地面に這いつくばり、塀の下に潜り込んだ。奇怪な行動に困惑する菊田。そして宇佐美はジャックの精子を発見し、素手でこねくり回す。

人前で平気で自慰をする異常性、数日前の他人の精子を何の躊躇いも無く素手でこねくり回す変態性がよく現れている台詞である。

「わきまえろよ!僕たちは鶴見中尉殿の「駒」なんだぞ」

尾形を叱責する宇佐美

杉元に敗れ、病院で入院している尾形に向かって放った一言。

宇佐美は尾形が鶴見への造反を企んでいる事を察知し、尾形を問い詰める。そして鶴見を困らせる尾形に対し、この台詞を言い放つ。

宇佐美の身勝手さ、傲慢さがよく現れている。

「嬉しくて…イっちゃい…ますがね」

宇佐美を看取る鶴見

尾形に狙撃され、敬愛する鶴見の腕の中で放った宇佐美の最期の一言。

この台詞の直前、鶴見は宇佐美に「これで私たちは一緒らすけ。時重くんは私の中で一番のひととして生き続けんだれ」と囁いている。この愛の告白にも似た鶴見の発言とそれに答えた宇佐美の台詞。「逝く」と「イク」。宇佐美が言うと、死んでしまうという意味と性的に絶頂してしまうという二つの意味に捉えられてしまう。宇佐美が物語で見せた変態性と忠誠心、それらの集大成として、この台詞が二つの意味で捉える事が出来てしまう名シーンでもある。また、鶴見の顔が黒塗りにされているのも鶴見の本心が分からず、鶴見の不気味さを醸し出している。

宇佐美時重の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

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津山睦雄(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

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津山睦雄(つやま むつお)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、「三十三人殺し」と呼ばれている。本編には登場せず、第七師団の鶴見中尉が刺青人皮を持っている。津山から剥いだ刺青人皮をベストのように着こなす鶴見中尉の姿は、多くの読者に衝撃を与えた。「三十三人殺し」という経歴から、モデルは「津山三十人殺し」の都井睦雄(とい むつお)であるという見方が一般的だ。

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マイケル・オストログ/ジャック・ザ・リッパー(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

マイケル・オストログ/ジャック・ザ・リッパー(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

マイケル・オストログ/ジャック・ザ・リッパーとは、とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、刺青の囚人のうちの一人。札幌の町で私娼ばかりを狙う、連続殺人事件の犯人だ。遺体から臓器を持ち去ったり新聞社に犯行声明を送る手口からジャック・ザ・リッパーの模倣犯と思われていたが、後に札幌でロンドンの犯行を再現しようとするジャック・ザ・リッパー本人と判明した。聖書の聖母マリアのように、女性は処女で子どもが産めると信じていて、娼婦は罪人であると思い込んでいる。

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菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

菊田杢太郎(きくた もくたろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、鶴見中尉率いる第七師団の一員。作中では珍しく、比較的常識的な言動をする男だ。日露戦争で倒したロシア将校の銃を奪い、戦争が終わった後でも持ち歩いている。金塊争奪戦には途中から参戦したが、その正体は軍中央から鶴見中尉に差し向けられたスパイ。また、かつて故郷を出たばかりの杉元佐一(すぎもと さいち)と出会い、軍に入隊するきっかけを作っており、「不死身の杉元」の生みの親とも言える。

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鈴川聖弘(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

鈴川聖弘(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

鈴川聖弘(すずかわ きよひろ)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、天才的な結婚詐欺師。偽札づくりをするヤクザを引き連れてアイヌの村を占拠し、男を皆殺しにしてアイヌになりすましていた。村の異様さにアシリパはすぐに気が付いたが、杉元はすっかり騙されてしまった。第七師団に捕まった白石を救出するため、網走監獄の典獄・犬童四郎助(いぬどう しろすけ)に見事に成りすます。

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熊岸長庵(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

熊岸長庵(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

熊岸長庵(くまぎし ちょうあん)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、偽札製造で捕まった贋作のプロ。もとは画家だったが売れず、絵の贋作を作る贋作師をした後に偽札づくりに手を染めた。本人は生活のために仕方なくやっていたが、それでも芸術家として「本物を超えてやろう」という気概があった。樺戸集治監を脱獄した後は刺青の囚人である鈴川聖弘ひきいるヤクザたちに偽札を作らされていた。毒矢が腹部に刺さって死亡するが、偽の刺青人皮を判別するヒントを残した。

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坂本慶一郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

坂本慶一郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

坂本慶一郎(さかもと けいいちろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、韋駄天の足を誇る強盗殺人犯。「蝮(まむし)のお銀」と呼ばれる凶悪犯と夫婦で強盗を繰り返しており、銀行や郵便局を狙った犯行は「反権力の象徴」と新聞が書き立てた。躊躇いなく殺人を犯す極悪犯だが、お銀との愛情は本物だ。第七師団が偽の刺青人皮を使った罠にかかって夫婦ともども死亡する。

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