鬼滅の刃の十二鬼月と血鬼術まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。
竈門炭治郎は鬼舞辻無惨により家族を惨殺され、唯一生き残った妹・禰豆子を鬼へと変えられた。炭治郎は鬼を退治する組織『鬼殺隊』に入り、禰豆子を人間に戻し、無惨を討つ旅に出る。
『十二鬼月』とは、無惨直属の配下であり、圧倒的な力を持つ鬼である。それぞれが持つ力と複雑な過去は、敵でありながらも魅力的であり、ファンからも人気が高い。

不死川実弥に重傷を負わせる黒死牟

実弥は黒死牟の技に食らいつき、それを見た黒死牟は「やりおる…。肉体的にも技の…全盛と見た…。」と評する。この時、実弥は『月の呼吸』での一振りに不規則で細かな刃が付き纏う事に気づき、「時透がやられる筈だ。長い経験で培われた感覚が無けりゃ無理だ。」と分析している。その後、打ち合いを続ける二人だったが、異次元の強さを持つ黒死牟を相手に、実弥は「瞬きもできねぇ!ほんの少し、切っ先の振りをしくじっただけで即死だ!」と言い、追い詰められる。そして黒死牟は『月の呼吸 陸ノ型 常夜孤月・無間』を放ち、実弥に重傷を負わせる。
その時、黒死牟の体に異変が現れる。実弥は『稀血(人間の中でも稀少な血。喰らうと鬼の力を大きくあげる事ができる)』の中でもさらに稀少な血の持ち主だった。実弥の血を前にした鬼は、血に酔い千鳥足になってしまうのだった。臓物が溢れるほどの傷を負った実弥だったが、筋肉を引き締める事で戦闘を続けた。だが、血に酔った黒死牟に傷ひとつさえつける事ができなかった。そこへ岩柱である悲鳴嶼行冥が現れる。

悲鳴嶼行冥が応援に現れる

痣の代償を語る黒死牟

鍛え抜かれた悲鳴嶼の体を『透き通る世界』で透かして見た黒死牟は、「素晴らしい…極限まで練り上げられた肉体の完成形…。これ程の剣士を拝むのは…それこそ三百年振りか…。」と称賛した。悲鳴嶼の日輪刀は、手斧に鎖で繋いだ鉄球であった。悲鳴嶼はその日輪刀を巧みに操り、黒死牟の刀を絡め取って切断する。しかし、黒死牟の刀は、黒死牟の肉で形成されていた。それ故、黒死牟はすぐに刀を再生させた。
黒死牟の強さを体感した悲鳴嶼は痣を発現させた。それを見た黒死牟は「そうか…お前も…痣の者…残念だ…。」と零した。悲鳴嶼がその意味を問うと、黒死牟は「喪失を…嘆いている…。痣の者は例外なく…二十五の歳を迎える前に死ぬのだ。」と伝えた。痣は大きく力を飛躍させるが、それは寿命を前借りして力を向上させる事と変わりなかった。二十七を超えて痣を出した悲鳴嶼は、今日の夜にでも死ぬことを告げた。それを聞いた悲鳴嶼は命を惜しんでいると思われた事に激怒した。そして悲鳴嶼は黒死牟が嘘をついた事を指摘する。悲鳴嶼が「例外はあったのだろう。痣を持ち、二十五を超えて尚、生き続けた者がいた。」と言うと、黒死牟は顔色を変えて斬りかかった。

刀を変形させた黒死牟

その後、傷の処置を終えた実弥が戦闘に復帰する。実弥は痣を発現させていた。
悲鳴嶼と実弥は凄まじい速さで戦闘を行いながら連携を取り、黒死牟の着物を斬り裂いた。しかし、2人は黒死牟の間合いの外で傷を負う。黒死牟は刀を伸ばし、3つの刃を枝分かれさせていた。それにより間合いが大幅に伸び、悲鳴嶼行冥・不死川実弥の両名は防戦一方となった。不死川実弥は避けることに全力を注いでいたが、それでも指を切り落とされ、足と背中を負傷した。
その後、時透が戦いに加わり、3人は一斉に攻撃を仕掛けてくる。黒死牟は一遍に片付けようとして『月の呼吸 拾肆ノ型 兇変・天満繊月』を繰り出すが、3人はそれを掻い潜ってくる。さらに悲鳴嶼と時透は戦いの中で『透明な世界』に入ることが可能となっていた。悲鳴嶼は黒死牟が同じ世界を見ていることを察し、わざと血の巡りを悪くしており、黒死牟を欺いた。それにより黒死牟は悲鳴嶼の鉄球を受けて胸から右手を吹き飛ばされた。そして、左脚を斬り落とされながらも時透が黒死牟の懐に潜り込み、日輪刀で胸を突き刺す。さらに黒死牟の折れた刀を喰って力を増した玄弥が自身の肉で作った弾を浴びせる。玄弥は血鬼術を使えるようになっており、弾から大木を生やして黒死牟の動きを封じる。黒死牟は眼前に迫る悲鳴嶼と実弥を見て死の危険を感じる。その時、黒死牟は400年前の事を思い出す。

弟・継国縁壱との戦い

黒死牟の前に現れた縁壱

400年前の赤い月の夜、黒死牟は一人の剣士に出会う。それは双子の弟である『継国縁壱』だった。縁壱は周りの剣士や兄よりも遥かに優れた能力を持っていた。黒死牟は兼ねてから縁壱に嫉妬の炎を燃やしていた。
縁壱は痣を発現させており、齢八十を超えて生き永らえている事に黒死牟は驚きを隠せなかった。縁壱は鬼となった兄の姿を見て「お労しや。兄上。」と言って涙を流した。感情を出す事がなかった縁壱が涙を流して兄を憐れむ姿に、黒死牟は怒りどころか、これまでに感じた事のない感情を抱いた。黒死牟は老人となった肉親を斬り捨てねばならない事に動揺した。しかし刀を構えた縁壱の前に、その感情は消え失せた。
縁壱はすれ違いざまに黒死牟の頸を斬り裂いた。黒死牟は次の一刀で自身が死ぬ事を確信した。黒死牟は「何故いつもお前が、お前だけがいつもいつも特別なのか。痣者であるというのに生き永らえ、その老骨で振るう技は、全盛期と変わらぬ速さ、そして威力。お前だけがこの世の理の外側にいる。神々の寵愛を一身に受けて生きている。お前が憎い。殺したい。」という焦燥と敗北感で内臓がねじ切れそうだった。しかし、黒死牟の頸が落とされることは無かった。縁壱は刀を持ったまま、寿命が尽きて死んでいた。

戦いの決着

遂に頸を落とされた黒死牟

絶体絶命となった黒死牟だったが、黒死牟は体中から刀を生やして斬撃を放つ。それにより、玄弥の血鬼術により生えた樹はなくなった。また、悲鳴嶼と実弥は吹き飛び、時透は胴と脚を切り離され、玄弥も半身を両断された。悲鳴嶼と実弥は再び黒死牟に飛びかかるが、黒死牟は技を出して迎え撃とうとする。それを察した時透は黒死牟を止めようと黒死牟に突き刺さった日輪刀を握る。すると時透の日輪刀が赤く染まり、黒死牟は灼けるような激痛を覚えて体を強張らせる。さらに玄弥が黒死牟の体内に残っていた肉弾から樹を生やす。その樹は黒死牟の血を大量に吸っており、それにより黒死牟は技を出せなくなる。
悲鳴嶼が黒死牟の頸に鉄球を振り下ろして頸を焼く。そしてその鉄球に実弥が刀を振り下ろした事により黒死牟は遂に頸を落とされた。

上弦の弐・童磨(どうま)

人物

上弦の弐。虹色の眼に、血を被ったような髪が特徴の鬼。2枚の金の扇を武器に戦う。
二十歳の時に鬼となった。それから百年以上を生きている。
上弦の陸である妓夫太郎の回想で初登場となった。妓夫太郎、堕姫に無惨の血を与えて鬼にしたのは童磨である。回想時は上弦の陸だった。

常ににこやかで、親しみやすい口調で話す。これは敵である鬼殺隊士に対しても変わらない。上弦の鬼が一堂に会した時には誰に対してもフレンドリーに話しかけている。しかし、猗窩座は童磨のことを嫌っているようで、度々童磨を殴りつけている。これについて「猗窩座より後に鬼となったのにも関わらず、猗窩座より出世したから」と説明していた。上弦の参である猗窩座が死亡した際には涙を流して悲しんでいる。しかし、実は童磨自身は何も感じていない。感情が湧かないのは幼少期からのことであった。頭が良かった童磨はそれが異端であることを知っており、感情があるように装っている。童磨と戦った栗花落カナヲは「あなたの口から出る全部でまかせ」「感情があるふりをしているだけ」と指摘し、この時だけ童磨は笑っていなかった。

普段は人間に化けて『万世極楽教』という宗教の教祖を勤めている。この『万世極楽教』は両親が始めた宗教であり、童磨は生まれつき虹色の瞳を持っていたことを理由に教祖にされた。その時すでに達観した考えを持っており、宗教を作った両親や、神にすがる信者たちを見て「可哀想に。極楽なんて存在しないんだよ」と言って涙を流していた。そして自身の使命は、そういった可哀想な者たちを救う事だと確信した。鬼になってからは悩み苦しむ信者たちを殺害する事で救済できていると思っている。

血鬼術

2枚の扇と、凍てつく血を使って様々な血鬼術を繰り出す。
広範囲を瞬時に凍らせる技や、鋭利な氷を生成する技など、非常に強力な血鬼術を使用する。氷で攻撃してくる場合は破壊したり、避けたりすることで対処できるが、冷気での攻撃は範囲が広い上、刀で防ぐことなども出来ないので逃げるしかない。伊之助も「全部凍るのかよ。ふざけんな!!」と文句を言っていた。

粉凍り(こなごおり)

凍てつく血を扇子で操り、強烈な冷気を散布する。
これを吸ったしのぶは肺の一部が壊死してしまっていた。肺は呼吸を使う鬼殺隊士にとって必要不可欠なものであり、この技の存在を知らないと童磨に勝つのは難しい。しのぶは童磨に吸収されながらも、カナヲにこの情報を伝えた。飛び抜けた皮膚感覚を持つ伊之助は、技の存在を知らずとも冷気を感知して避けている。

蓮葉氷(はすはごおり)

扇を振って前方に蓮の花と葉っぱを模した氷を作り出す。しのぶは直撃していないのに腕や顔の一部が凍りついていた。

鶴の恩返し
鶴の恩返し
@tsuru-no-ongaeshi

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