ワンパンマンのS級ヒーローまとめ

『ワンパンマン』とは、ONEによる漫画作品である。『アイシールド21』の作画を担当した村田雄介がリメイクしている。
怪人が暴れまわる世界。主人公のサイタマはヒーローに憧れた気持ちを思い出し、3年間の訓練を経てヒーローとなった。サイタマは怪人と戦い、平和を守る充実した暮らしを夢見ていた。しかし、強くなりすぎて全ての怪人をワンパンで倒すサイタマは徐々に無気力となる。
様々なヒーローが登場する中で、特に強力な力を持つのがS級ヒーローである。

S級15位のヒーロー。年齢は17歳。本名はバット。
頭はリーゼント、短ランにボンタンという昔の不良のような格好をしている。そのヒーロー名の通り、金属バットを使用して戦闘を行う。ダメージを追えば負うほど力が増す。その原理を聞かれた時には「気合いだ気合い」と答えている。
『ゼンコ』という妹がおり、彼女には頭が上がらない。仕事中に電話でゼンコに買い物に連れてくようにせがまれていた時は、困っていた。

『怪人協会』が活動し始め、ヒーロー協会のスポンサーの親子を警護することになる。その際、子供が回転寿司で皿をレーンに戻すのを再三注意するが、子供は言うことを聞かなかった。その際「つぎ皿戻したら殺す…」と相当イライラしていた。
その後、『ムカデ先輩(災害レベル『鬼』)』『ラフレシドン(災害レベル『鬼』)』がスポンサー親子を人質にしようと襲撃してくる。ラフレシドンの『催眠香』により眠らされそうになるが、バットで自分を殴って気合いを入れてそれを無効化した。それを見たラフレシドンは「そんな簡単に催眠が解けるはずが…」と驚いていたが、金属バットは「気合がありゃ大概なんとかなるんだよ」と返した。そして、一撃でムカデ先輩とラフレシドンを撃破する。

その後、立て続けに『ムカデ長老(災害レベル『竜』)』が襲来。他のヒーローにスポンサー親子を任せ、ムカデ長老と戦闘を始める。ムカデ長老の外殻を砕くことは出来なかったが、外殻に覆われていない顔部が弱点だと見極める。巨大なムカデ長老の体をよじ登り、顔部に金属バットで乱打を行う『気合い怒羅厳シバき(きあいどらごんしばき)』によりダメージを与える。しかし、振り落とされてしまい戦線離脱する。即座に戻ろうとしたが、そこでヒーロー狩りのガロウと出会い、襲われる。
既に大量の出血や、骨折など、ダメージを受けていたこともあり、ガロウの「流水岩砕拳」に攻撃のことごとく捌かれる(ダメージを受けて力を増した金属バットの攻撃はガロウの腕を痺れさせていた)。その後、ガロウの技を受けて吹っ飛ばされ敗北したかに思えたが、まだ気を失っておらず油断していたガロウの背後から攻撃を仕掛ける。しかし、そこにゼンコが現れたことで手が止まる。ガロウもそこで戦闘を辞め立ち去って行く。その後、ムカデ長老の元へ行こうとしていたが、限界を迎えていた金属バットはゼンコに叩かれて気絶した。
ガロウは「一発でもマトモにもらったらヤバかったかもな」と発言している。

タンクトップマスター

S級14位からS級16位になったヒーロー。ヒーロー名の通り、タンクトップを着た筋肉質の男。
タンクトップを装着したヒーローの集団『タンクトッパー』のリーダーである。タンクトッパーのメンバーは『タンクトップベジタリアン』『タンクトップブラックホール』『タンクトップタイガー』のように必ず『タンクトップ』が入ったヒーロー名となっている。タンクトップブラックホール、タンクトップタイガーはサイタマを悪者に仕立て上げてランキングを上げようとした事があったが、タンクトップマスターは彼らとは違い人格者である。
大地を揺らし、敵の動きを制限してタックルを繰り出す『タンクトップタックル』

ヒーロー狩りのガロウがタンクトップベジタリアンを倒し、その仇を討つためにガロウの前に現れた。
強力な肉弾戦で当初は優勢に闘っていたが、技を見切られても足も出なくなった。

ぷりぷりプリズナー

S級16位からS級17位になったヒーロー。囚人服を着た筋骨隆々の男性。右足には鉄球が繋がれている。年齢は33歳。
根っからの男色家である。捕まえたA級犯罪者が好みの男性で、その男と行動を共にするために自ら『臭蓋獄』という刑務所に入った。その後、欲望を抑えきれずに脱獄して男を襲っており、刑期が延びている。ただ、番外編で「一般男子を襲うのは許されないことだが…犯罪者男子だったら成敗も兼ねて一石二鳥。誰も文句を言わないしグッドだ!」と発言しており、相手は選んでいるようである。
怪人が現れた際には脱獄してヒーロー活動を行う。これは正義感というより、お気に入りの男を守るための行動である。怪人を倒すためと言えども脱獄は許されておらず、そのペナルティとして刑期が延長されている。しかし、刑務所内には彼氏がいたり、囚人にキスやハグといった行為を行うなどしており、刑務所の中でも楽しく暮らしている。囚人の中にはぷりぷりプリズナーを慕う者、キスやハグなどの行為に反感を示す者、どちらも存在する。しかし、本人は嫌がられていることに気付いていない。S級ヒーローの会議などが行われる場合は、例外的に出所が許されているようである。
気に入った男の名前は全て把握しており、「ちゃん」付けて呼ぶ。
S級最下位であり、自身でも他のS級に劣るような発言をしているが、十分に化け物である。

海人族の王・深海王(災害レベル『鬼』)が出現した時に初めて登場した。
お気に入りだったA級11位のスティンガー、A級20位のイナズマックスが倒されたことに憤慨し、深海王と戦闘を行おうとする。その際、筋肉の膨張させたことにより彼氏からもらったセーターが破れ、雄叫びをあげた。数回の打ち合いの後、深海王の強さを知ったぷりぷりプリズナーは、筋肉を隆起させて強くなるが、全裸となってしまう技『エンジェル☆スタイル』を使用し、全力で戦うが、深海王にダメージを与えられず敗北してしまう。

初登場では災害レベル『鬼』の怪人にあっさりと敗北してしまったが、『怪人協会』との戦いでは明らかに強くなっている。
『怪人協会』のアジトに乗り込んだぷりぷりプリズナーは複数の怪人たちに囲まれ、電気、超音波、冷凍、熱、毒ガス、毒液、寄生卵など、さまざまな攻撃を受けるが、それでも倒れることはなかった。ぷりぷりプリズナーは、海のように深い愛情を持って痛みを受け入れる技『エンジェル☆ハグ』と説明するが、怪人たちは理解できずに恐怖心を抱いた。その後も戦闘を続けるが。様々な特殊攻撃を受けたせいで突如身体が震えだす。しかし、身体に異常はなく、その震えを『バイブレーション☆エンジェル(震えた状態で物体に触れるとその物体が破壊される)』という技として使用した。その状態で災害レベル『鬼』の怪人・バキュームをあっさりと撃破した。
その後、『怪人協会』に協力する『臭蓋獄』の囚人たちが現れる。彼らは監獄でぷりぷりプリズナーからディープキスなどの行為を受けており、その復讐をする為に怪人となっていた。彼らに恨みつらみの言葉を吐きかけられながら、集団リンチを受けるぷりぷりプリズナーだったが、そういった行為を受ける理由はあくまで「囚人たちが怪人になってしまったから」と思っていた。囚人たちの攻撃は全く効いていなかったが、そこへ災害レベル『竜』の怪人・ニャーンがやってきて、ニャーンの攻撃で深傷を負う。するとぷりぷりプリズナーは突如、身体が体毛で覆われ防御力をアップさせる。ぷりぷりプリズナーはこの技を『エンジェル☆剛毛アーマー』と名付ける。ニャーンは「ダメージの蓄積で防衛本能が覚醒し、肉体が急速進化した」と推理している。ニャーンを倒そうとするぷりぷりプリズナーだったが、ニャーンは嫌悪感を覚えて壁の隙間を通り抜けて逃走する。ぷりぷりプリズナーは『エンジェル☆剛毛アーマー』で腕をガードし、『バイブレーション☆エンジェル』状態で地中を掘り進む『エンジェル☆クロール』でニャーンを追跡する。しかし、その追跡によって瓦礫が囚人たちに落ちて死んでしまい、ぷりぷりプリズナーは涙を流して雄叫びをあげた。ぷりぷりプリズナーは「あなた達の犠牲を無駄にしない。この戦いを見守っていてくれ」と残してアジトの奥へと進んだ。

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