ワールドトリガー(ワートリ)のサイドエフェクト・副作用まとめ

『ワールドトリガー』とは、葦原大介による漫画、及びそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。
ワールドトリガーでは、異世界人である近界民(ネイバー)の技術である『トリガー』を使って戦う。トリガーは『トリオン』というエネルギーを使って運用される。トリオン能力が優れた者は稀に特殊能力を発揮する。それが『副作用(サイドエフェクト)』である。

『ワールドトリガー』の概要

『ワールドトリガー』とは、葦原大介による漫画、およびそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品である。

地球にある三門市は、ある日突然、近界民(ネイバー)と呼ばれる異世界民からの襲撃を受ける。そこへ近界民の襲来に対応するために結成された『ボーダー』と呼ばれる組織が現れる。ボーダーは『トリガー』という近界民の技術を応用した武器で戦った。それ以降、近界民は度々現れるようになり、ボーダーは三門市に本部を構えた。
三門市の中学に通う三雲修はボーダーの見習い隊員だった。ある日、修の中学校に白髪で背が小さい空閑遊真という少年が転校してくる。遊真は日本の常識を知らず、異様な雰囲気を持った少年だった。ある日、修と遊真の前に近界民が現れる。ピンチかと思われたが、遊真は見たこともないトリガーを使って近界民を退ける。遊真は近界民の世界からやってきた少年だった。
遊真はその後ボーダーへと入隊し、修と、修の幼馴染である雨取千佳とチームを組むこととなる。

トリガーは、生物が持つ『トリオン』というエネルギーを使って使用する。そのトリオン能力が優れる者が稀に持つ特殊能力が『副作用(サイドエフェクト)』である。

副作用(サイドエフェクト)とは

『副作用(サイドエフェクト)』とは、優れたトリオン能力を持つものに現れる特殊能力である。しかし炎を出せたり、超能力が使えたりする訳ではなく、「目をつぶっている間に聴覚がよくなる」など、あくまで人間が持つ能力の延長上の力となる。
ボーダーではサイドエフェクトの系統別にランク付けされており、『超感覚』がS〜A、『超技能』がA〜B、『特殊体質』がB〜C、『強化五感』がCとなっている。

『ワールドトリガー』のサイドエフェクト

嘘を見抜く(空閑遊真)

主人公である空閑遊真が持つサイドエフェクト。『超技能』に属するサイドエフェクトかと思われる。

父から受け継いだ能力で、相手が嘘をついているかどうか分かる。捕虜を事情聴取した際にも役立った。「本当」「ウソ」「部分的にウソ」くらいの精度で相手の発言の真偽を見抜ける。

相対した人間の嘘を見抜くことができる。しかし、分かるのは「嘘をついている」という事だけで、その真意を知ることはできない。このサイドエフェクトを持っているが故に、遊真は「おまえ つまらないウソつくね」というセリフをよく発する。
近界民の世界から来た遊真が、ボーダーに敵と認識されて三輪隊に襲われた時には「二人掛かり」という言葉にこのサイドエフェクトが反応し、他の隊員が潜んでいることを見抜いた。この時、遊真は「おまえ おもしろいウソつくね」と言って笑っている。
近界民の一つ『アフトクラトル』が攻めてきた時には、敵の軽口から、主力と思われた目の敵が陽動隊だということを見抜いた。そして敵の目的であった千佳を守るため、千佳と行動していた修の元へ相棒のレプリカを送った。

元は遊真の父親である空閑有吾が持つサイドエフェクトだった。
有吾と一緒に近界民の国々を渡り歩いてた遊真は、ある国の戦争に参加していた時、黒トリガーの使い手と相対し、瀕死の重傷を負う。それを見た有吾は、自身の命と引き換えに黒トリガーを生み出した。そして死にかけの遊真の体を黒トリガーの中に封印し、遊真の体をトリオン体にした。この時に有吾のサイドエフェクトを引き継いだ。

未来視(迅悠一)

主人公の一人である迅悠一が持つサイドエフェクト。『超感覚』に属するサイドエフェクト。戦況を左右することができるほど強力なサイドエフェクト。

ランクSに分類される未来予知の能力。完全に確定した未来ではなく、複数の「起こりうる」未来が並列で見えている(=未来は変えることができる)。知らない相手の未来は見えない。

相対した人間の近い未来を見ることができる。迅には最悪の未来から、最高の未来まで、いく通りのかの未来が見えている。未来は変動的で、どのような未来になるのかはそこにいる人間の働きにかかっている。近界民の一つ『アフトクラトル』が攻めて来た時には、未来視の力により隊員が相性の良い敵と戦えるように部隊配置した。修が死んだり、民間人が大勢死ぬ最悪の未来も見えていたが、見事にそれを回避している。しかし、全てが思い通りに行くわけでもなく、この時は、ボーダーの非戦闘員数名の死亡、主人公の一人である三雲修の重傷、遊真の相棒であるレプリカが敵に攻撃を受けて真っ二つにされた挙句、敵母船に乗って行方不明になる、といった被害も出ている。

その能力故に、未来予知により狙撃・不意打ちが通用しない。さらに敵の剣撃の太刀筋、銃撃の軌道なども読むことができ、攻守共に活用できる。しかし、視覚を介するサイドエフェクトなので、混戦になると対象を見ることができずに未来を読み逃すこともある。
アフトクラトル侵攻時には、攻撃が当たれば行動を制限される『ランビリス』という厄介なトリガーを使うヒュースに対し、ノーマルトリガーだけで渡り合った。
迅が所有していた黒トリガー・風刃(見える範囲全てに斬撃を行うことができる。斬撃を仕掛けておいて罠のようにも使うことができる)と未来視の相性は非常に良く、A級1位の太刀川隊、A級3位の風間隊、A級7位の三輪隊による合同部隊を一人で打ち負かした。

敵感知・気配を消す(雨取千佳)

主人公の一人である雨取千佳が持つサイドエフェクト。
作中では敵を感知するがサイドエフェクトとして紹介されたが、オフィシャルデータブックでは『気配を消す』という能力も追加されている。『敵感知』『気配を消す』というサイドエフェクトが一つのものか、複数のものかは分かっていない。違う能力だった場合、2つのサイドエフェクトを持つ初めての人物となる。

『敵感知』はその名の通り、迫り来る敵を感知することができる。作中では門(ゲート)を通じて襲来するトリオン兵・バムスターのことを予見して行動したり、自身を捉えようとする『アフトクラトル』の精鋭ヴィザ・ヒュースの接近を感じ取っている。しかし、ボーダーの部隊同士で行われる試合の中ではこのサイドエフェクトが発動したことがない。対象が近界民の敵に限るのか、また他の条件があるのか、詳細は不明となっている。

『気配を消す』サイドエフェクトは、バムスターに追われた際に使用し、バムスターは目標を見失っていた。このサイドエフェクトも詳細が不明となっており、近界民に対してのみ気配を消せるのか、それともトリオン反応を隠すことにより気配を消しているのか、その仕組みは分かっていない。

動物との意思疎通(林藤陽太郎)

玉狛支部支部長である林藤匠の息子である林藤陽太郎が持つサイドエフェクト。作中では触れられたことがないが、コミックスのキャラクター紹介でサイドエフェクトを持っていることが明らかになった。

動物に話しかけ、その応答をもらう形で意思を理解できる能力。
会話する動物の知能程度にもよるが、「YES」「NO」「オーケー」くらいであればどの動物からも読み取れる。
あくまで意思の疎通であり、命令を聞かせる強制力はない。現に、陽太郎と行動を共にしている雷神丸(カピバラ)は陽太郎の事を舐めきっており、命令は聞かない。

強化聴覚(菊地原士郎)

A級3位である風間隊に属する菊地原士郎が持つサイドエフェクト。Cランクの『強化五感』に属する能力。

常人の約5~6倍の聴覚。音から材質や状態、攻撃の方向、さらに敵の心音から動揺具合を推定できるなど精密な「聞き分け」が真骨頂。風間隊はこの能力を3人で共有し、隠密(ステルス)戦で圧倒的な優位を誇る。

あまり特殊なサイドエフェクトではなく、菊地原自身も言われるまでそれがサイドエフェクトだと気づいていなかった。戦闘に有効活用できないとして周囲の人間からバカにされていたが、風間隊に入ってからその真価を発揮した。
風間隊は、菊地原の聴力をボーダーの技術により他の隊員と共有し、姿を消すトリガー『カメレオン』を使用することで、索敵・隠密といった分野で他の部隊とは一線を画す力を持つことになった。それ以降、風間隊はボーダー随一の隠密部隊としてA級上位の部隊となった。

『アフトクラトル』のエネドラと戦った時もその効果を発揮した。
トリオンを液体・気体・固体に変化させる黒トリガー『泥の王(ボルボロス)』を持つエネドラは、予測不能の地中から攻撃を仕掛けてくるが、これを音で察知して攻撃を避けた。さらに惑わせるために四方八方からわざと音を鳴らすエネドラだったが、音の聞き分けにより攻撃してくる方向を特定した。

強化睡眠記憶(村上鋼)

攻撃手(アタッカー)個人ランキング4位の村上鋼が持つサイドエフェクト。名言されていないが『特殊体質』に属するサイドエフェクトだと思われる。

睡眠時の記憶の定着力や整理能力がズバ抜けて高く、ひと眠り(10分程度)するだけで、学んだことをほぼ100%自分の経験に反映できる。

人間には短期記憶と長期記憶がある。長期記憶として定着させるためには長い時間をかけて体に覚えさせる必要があるが、村上は睡眠をとることにより知識や技術が長期記憶として定着する。
村上はこの能力により、半年で孤月のマスタークラス(武器ごとに振られるポイントが8000ptを超えるとマスタークラス。他の隊員との模擬戦に勝つことで増やすことができる)となっている。遊真との10本の模擬戦では前半1-4で劣勢だったものの、15分のインターバルでこの能力を使い、後半は5-0で完封している。このように、一度手を合わせした相手には大幅にアドバンテージをとる事ができる。

村上はこの能力により、それまで努力してきた人間の技術をあっという間に凌駕してしまい、顰蹙を買ってしまうことがあった。孤月の使い方を教えた荒船も半年で凌駕してしまう。その後、荒船はスナイパーに転向するが、それを自分のせいだと思い込んだ。その時、「みんなの努力を盗んでいるだけ」と自身のことを卑下している。その後、もともと荒船はスナイパーに転向するつもりだったことが分かり、荒船からの激励と、村上が所属する隊の隊長である来馬から「鋼のやり方で強くなっていい」と励まされて立ち直った。

鶴の恩返し
鶴の恩返し
@tsuru-no-ongaeshi

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