スカイ・クロラ The Sky Crawlers(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』とは、『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』で有名な押井守監督による作品である。声優陣に加瀬亮や菊地凛子、竹中直人を迎える。完全な平和が成立している時代。戦争はショーとして存在している。ショーは空でのみ繰り広げられ、殺し合いを成立させているのは年を取らない子供たち「キルドレ」である。彼らは毎日同じ日々を過ごす。戦争を仕事としてこなしながら、死なない限り、毎日同じ日々がやってくる。何かを変えたくても変えられない人々の日常。

三ツ矢の愛機。左右の主翼に一機ずつエンジンを搭載する双発と呼ばれるタイプの戦闘機。都市へ移動の際、散花が増槽が必要なのに対し、増槽なしで同じ距離を移動できることから、飛行可能時間が長いと考えられる。左右のエンジンの推進力を合わせる必要があり、笹倉と整備士がメンテナンス性が悪いことを話しているシーンがある。

泉流(せんりゅう)

函南の操縦する散花を見て、函南と目が合う草薙

二人乗りの偵察機。操縦席が進行方向を向いているのに対し、もう一つの席は後ろを向いている。函南たちが所属基地から都市へ向かう際、どこかの街の上空を夜間飛行しながら、函南が愛機の散花から地上を見下ろすと、函南機よりも少し先行した泉流の後部座席から、草薙が見上げる形で散花を見ており、函南と草薙の目が合う印象的なシーンがある。

空中給油機(くうちゅうきゅうゆき)

映画でのみ登場する機体。函南たちが、所属する基地から大規模プロジェクトがある都会への移動中にワンカットだけ登場する。散花は航続距離が長くないため、満タンにしても長距離では燃料が足りなくなる。しかし、途中で飛行場に着陸して給油して再び目的地に向かうのでは、時間と手間がかかる。そこで、飛んだ状態で給油をするという発想になる。これを実現するのが空中給油機である。浮舟(フロート)がついていることから水上飛行機であると考えられる。

翠芽(すいが)

劇中では登場していない。ロストック社の数少ないトラクタ式の戦闘機で、ティーチャーがロストック社に所属していた時は現役として活躍していた機体。プッシャー式だけの構成にするというロストック社の方針から徐々に退役していった。

鈴城(すずしろ)

第二次世界大戦で、ドイツが使用した爆撃機によく似た機体。頭上高は低いが船首から船尾まで畿内を移動できる。前方は全面ガラス張りになっており、対空時の索敵に優れている。しかし、市街地や敵基地、工場などの爆撃を目的とした機体のため、戦闘機からすれば的に見えるほどの機動力しか持たない。

紫目(むらさめ)

映画では登場していない大型の爆撃機。分厚い主翼を持つとされているが詳細は不明。映画ではその役割を填鷲(テンガ)が担っている。

填鷲(てんが)

下の写真で、六基のプロペラエンジンを持つ超大型爆撃機。現実の世界ではアメリカの航空機メーカーによって、よく似た飛行機が開発されたが正式採用には至っていない。ブーメランがそのまま飛んでいるかのような姿が、一番の特徴である。

散花をはじめとした戦闘機群を自分の取り巻きのようにして飛行する填鷲(てんが)

清影(せいえい)

トラクタ式とプッシャ式を組み合わせたプッシュプル式と言われる構造を採用しており、船首と船尾にプロペラをつけた独特のデザインをしている。前後のプロペラがそれぞれで反対に回転しているため振動が少ない。また、少ないスペースで大きな推力を得られるため、小型な機体の割に多くの武装が可能で汎用性が高い。しかし、同時にサイズに対して機動性が犠牲になっている。

逸波(いつは)

散花と同様のプッシャ式の戦闘機で、船尾に上下に伸びた垂直尾翼をもつ。散花のように軽量化による機動性を売りにしているが、あまりにも挙動が不安定なため散花ほど量産されていない。

消宮(しょうぐう)

トラクタ式の戦闘機でロストック社の軽量化の思想を具現化した期待。しかし、ロストック社のプッシャ式の方針で姿を消しつつある。

ウルフラム

映画では登場していない飛行船型の空中要塞。飛行船にもかかわらず、戦闘機の機銃程度ではビクともしない装甲を持つ。大型の主砲で敵を一掃できるだけでなく、自らの対空装備で守備も鉄壁である。

トーラント

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