少女ファイト(日本橋ヨヲコ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『少女ファイト』とは、日本橋ヨヲコにより講談社イブニングで連載されている、高校女子バレーボールを題材にした漫画作品である。女子バレー界で20年に一人の逸材と謳われた姉の事故をきっかけとし、心を病んでしまった主人公大石練。そんな彼女が高校進学を転機に、仲間達を通して大きな成長を遂げ、春高優勝に向けて力を合わせていく青春物語である。ブロスコミックアワード2008大賞受賞作品。2009年10月にはOVA化もされている。

作中の週刊雑誌。堺田町蔵の『エドガワ排球団』などが連載されている。

エドガワ排球団

作者・堺田町蔵の漫画作品。
長谷川留美子がモデルのキャラクターがいる。

小田切学、小田切明、山吹矢高校女子バレー部など多数のファンがいる。

四つ葉のネックレス

大石練が肌身離さず持っている姉の真理の形見。
実は真理の時代のチームメイト全員に配られたもの。

今は黒曜谷ストレイドッグスがそれを借りてお守り代わりにしている。

月刊バレー天国

千石雲海含め、バレー部男子達の愛読書。
京極小雪や長谷川留弥子など可愛いバレー部員の特集が目当て。

特に千石のお気に入りはバレーボール川柳。一度だけ佳作を獲ったことがある。

3CASAとmol10

少女ファイト初期に出てくる3CASA、mol10は実際にあるバレーボールの会社、MIKASAとmoltenをもじったもの。

第4巻でmoltenが実名で登場し、本作がmoltenから公認された。
第11巻ではMIKASAからも公認されている。

沙羅のハンカチ

由良木龍馬が鎌倉沙羅に贈ったプレゼント。
レース部分は龍馬本人が継ぎ足したため取れやすい。

かなり邪な想いで贈られたが、桃園女学園との練習試合中に床の汗を拭くために使われる。
その後、レースを直すように沙羅に頼まれたことに味をしめ、また取れやすいようにレースを付け直す龍馬だった。

『少女ファイト』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

お前さあ 真面目にイジメられてんじゃねーよ こんなもんお前次第でどうとでも変わるんだよ

狂犬時代の大石練が、イジメられていた小田切学を一喝する回想シーン。
これを聞いた式島未散は「そりゃいじめられたことのねーやつの台詞だな」と笑うが、学にとっては自分の人生を変えてくれた大切な思い出である。

この後高校にあがった学は、この言葉を自分の言葉に置き変えて練をさとすことになる。

お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな

陣内笛子を姉の仇だと疑わない大石練に式島滋が放った言葉。

引きこもり状態だった練が執着していたのは、姉が死ぬ直前の春高準決勝のビデオテープだった。
それを繰り返し確認し、当時黒曜谷のセッターを務めていた笛子が、姉の真理に球を集め過ぎているのを発見した。
その時真理は足を怪我していて、これが事故の原因になったのではないかと邪推してしまう。

滋にこの言葉を言われた直後、練は泣きはらして飛び出し、姉の墓前にたどり着く。
そして、因縁の相手である笛子との運命的出会いを果たす。

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