ゼロ・グラビティ(映画)のネタバレ解説まとめ

『ゼロ・グラビティ』とは、鬼才アルフォンソ・キュアロン監督によって2013年に公開されたアメリカ映画。主演はサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーが務めた。宇宙で極限状況下に置かれた者たちのドラマを、VFXを駆使した3D映像でリアルな宇宙空間の臨場感を再現したSF・ヒューマン・サスペンス。スペースシャトルで船外活動中に予期せぬ事故によって宇宙空間へ放り出され、無重力の世界の中、救助も期待できない絶望的状況で漂い続ける2人の宇宙飛行士の運命を描く。

特殊装置によって全編の宇宙空間を再現

キュアロン監督は宇宙空間での光を再現するため「LIghtbox」と名付けた特殊装置を本作のVFXの大半を担当したFRAMESTOREのティム・ウェバーと共同開発した。これは4096個のLED電球を敷き詰めたパネル169枚を高さ約6メートル、幅約3メートルの立方体に配置し、LEDの照明によって地球の反射や太陽など、あらゆる角度からの光源を作り出し、擬似的な宇宙空間を作り出すというものである。俳優はその中で演技をすることによって、画面合成用のグリーンバック(背景)で撮影をして編集時に合成作業をしなければならないという不便さが解消。擬似的とはいえ自分の周りに宇宙空間が形成されているため演技の手助けにもなっている。また、12本のワイヤーで俳優を吊るして操り人形のように動く仕組みを作り、それをロボットアームを応用して作られた小型カメラでさまざまな角度から撮影するという手法を取っている。因みにサンドラ・ブロックは5カ月間訓練し、装置の張力を感じさせず演じられるようになったそうである。

『ゼロ・グラビティ』の受賞歴

第71回ゴールデングローブ賞
<受賞>
監督賞(アルフォンソ・キュアロン)
<ノミネート>
作品賞/ドラマ部門
主演女優賞/ドラマ部門(サンドラ・ブロック)
作曲賞(スティーヴン・プライス)

第20回全米映画俳優組合賞
<ノミネート>
主演女優賞(サンドラ・ブロック)

第67回英国アカデミー賞
<受賞>
監督賞(アルフォンソ・キュアロン)
撮影賞(エマニュエル・ルベツキ)
英国作品賞(アルフォンソ・キュアロン、デヴィッド・ハイマン、ホナス・キュアロン)
作曲賞(スティーヴン・プライス)
音響賞
特殊視覚効果賞
<ノミネート>
作品賞(アルフォンソ・キュアロン、デヴィッド・ハイマン)
主演女優賞(サンドラ・ブロック)
オリジナル脚本賞(アルフォンソ・キュアロン、ホナス・キュアロン)
プロダクトデザイン賞
編集賞

第86回アカデミー賞
<受賞>
監督賞(アルフォンソ・キュアロン)
作曲賞(スティーヴン・プライス)
音響編集賞(グレン・フリーマントル)
録音賞(スキップ・リーヴセイ、ニヴ・アディリ、クリストファー・ベンステッド、クリス・ムンロ)
撮影賞(エマニュエル・ルベツキ)
視覚効果賞(ティム・ウェバー、クリス・ローレンス、デイヴ・シャーク、ネイル・コーボルド)
編集賞(アルフォンソ・キュアロン、マーク・サンガー)
<ノミネート>
作品賞(アルフォンソ・キュアロン、デヴィッド・ハイマン)
主演女優賞(サンドラ・ブロック)

『ゼロ・グラビティ』の主題歌・挿入歌

エンディングテーマ曲:Steven Price「Gravity」

エンディングに使用されているテーマ曲。
音楽担当はイギリスの作曲家、スティーヴン・プライス。本作で、アカデミー作曲賞を受賞している。

挿入曲:Steven Price「Don't Let Go」

ISSでマットがライアンを助けるため自らロープのフックを外し、宇宙空間へ漂流していく場面に流れる曲。
作曲はスティーヴン・プライス。

挿入歌:Hank Williams Jr.「Angeles are Hard to Find」

アメリカのカントリー・ミュージックのシンガーソングライター、ハンク・ウィリアムス・ジュニアによる楽曲。
冒頭のマットが船外活動をするシーン、マットがライアンを引っ張ってISSに連れていくシーン、マットが宇宙へと投げ出されていくシーンでそれぞれ使われている。

『ゼロ・グラビティ』の関連映像

予告編映像(英語版オリジナル予告編)

予告編映像(日本公開ティザーバージョン)

予告編映像(日本公開直前バージョン)

メイキング映像

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