The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)とは【徹底解説まとめ】

The Chainsmokersとは、2012年に結成しNYを拠点として活動しているアンドリュー・タガート(Andrew Taggart)とアレックス・ポール(Alex Pall)の2人から成るDJプロデューサーデュオ。リリースする曲が次々とヒットし、世界中のチャートを圧巻し、グラミー賞ダンスミュージック部門の最優秀ダンスレコーディング賞を獲得するなど乗りに乗りまくっている最強のヒットメーカー。心に突き刺さるメッセージ性の強い歌詞と激しい曲と穏やかな曲の幅が広いことでも人気。

The Chainsmokersの概要

The Chainsmokersとは、2012年に結成しNYを拠点として活動しているアンドリュー・タガート(Andrew Taggart)とアレックス・ポール(Alex Pall)の2人から成るDJプロデューサーデュオ。2014年にリリースした「#Selfie」で一躍有名となった。「#Selfie」の歌詞も面白いとネット上で話題になり、MVも様々な人や有名人のセルフィーが登場してくる所も見どころの一つとなりスマッシュヒットを記録した。勢いを止める事なく翌年「Roses」を発表し知名度を更に上げていった。彼らの名を更に世界中に知らしめたのは2016年にリリースした「Closer」である。自身初となる全米iTunesシングル・チャートで1位を獲得。一度は何処かで耳にした事がある曲と言えるほどの代表曲である。
彼らは「脱EDM」と言われており、従来のEDM(Electronic Dance Music)というとリズムのみから成るものがほとんどだったが、彼らの音楽は歌がメインである。独特のエモーショナルなメロディーと、思わず踊り出してしまいそうになるビートが特徴で、洋楽のポップソングとも捉えられるため、EDM初心者には聴きやすい音楽である。

EDMという音楽ジャンル

Electronic Dance Musicの略称であり、音楽ジャンルの一つである。DJが音を機械から作り出し、アップテンポなリズムを披露する。ダンスしたくなるようなリズムから成ることからこの名称が付いたとされている。近年、アップテンポなリズム以外にもトロピカルサウンド等、穏やかなリズムも多く出ている。外国では人気が高いジャンルである。日本でもここ最近、夏の大型野外フェスティバル「ULTRA MUSIC FESTIVAL」が開催されるようになり、浸透してきている音楽ジャンルの一つである。
また、DJはとてつもなく大金を稼いでいる職業としても有名である。

The Chainsmokersのメンバー

アンドリュー・タガート(Andrew Taggart)

1989年12月31日メイン州ポートランド生まれ。16才の頃1年ほどアルゼンチンに滞在していた。そこのクラブで聞いた曲に衝撃を受ける。
名門シラキュース大学で音楽とエンターテイメント産業について学び、在学中から将来は音楽に携わることを考えていた。有名DJであるDavid GuettaやAviciiを好んで聴いていたことからDJの世界に興味を持ち進んでいった。アレックスとは知人の紹介で意気投合しお互いの音楽に対する熱い共通な思いがあり結成した。在学中に学んだ事を生かし作詞作曲にも携わり、「Sick Boy」や「Closer」等の曲ではボーカルも務めている。誰が聞いてもどこか共感できる歌詞があり、アンドリュー自身の苦悩と葛藤の実体験が歌詞に組み込まれている歌が彼らの曲には多い。

アレックス・ポール(Alex Pall)

1985年5月16日ニューヨーク市生まれ。
主にDJプレイを担当している。
ニューヨーク大学で美術史と音楽ビジネスを主専攻とし、学校の課題よりもDJ優先の生活を送っていた。卒業後も美術館の受付のバイトをしながらプロのDJになるべくニューヨークで修行。知人の紹介で出会った2人はお互いに好きだったアーティストの話で意気投合し、アレックスからアンドリューに声を掛け、The Chainsmokersは誕生した。ライブではDJプレイの他にもピアノソロを披露し観客をとりこにしている。数々のヒット曲を全世界に披露してきた彼だが、彼の元恋人が彼の浮気動画をSNSで公開するという事件もあった。

The Chainsmokersの活動経歴

知人の紹介で出会った彼らは音楽への思いで意気投合し、2012年にThe Chainsmokersを誕生させた。
2014年に大ヒットシングル「#Selfie」で一躍有名となった。その後、精力的にシングルをリリースするなかで2015年に出した「Roses」がチャートに16週ランクインし最高6位、「Don't Let Me Down」が最高3位を記録した。翌年彼ら最大のヒットとなった「Closer」で12週連続1位を獲得し、彼らの名が全世界に広まった。
2016年には日本のサマーソニックに出演。また「Closer」で第59回グラミー賞Best pop duo / group performance部門にノミネートされ、さらに新人賞となるBest New Artist部門にもノミネートされた。

2017年ファーストシングルとなる「Paris」を発表しカナダの音楽チャートで最高2位に輝く。続いてコールドプレイとのコラボレーションによる「Something Just Like This」をリリースしヒットメーカーとなっていった。更に「Closer」のロング・ヒットによって、デュオ/グループとして史上3組目となる全米チャート3曲同時トップ10入りを達成した。
同年に全世界が待ち望んだ彼らの初のフルアルバム「Memories...Do Not Open」が発売された。発売されるやいなや、アメリカや日本を含む世界約70カ国のiTunesで首位を獲得し、全米チャートでは、 Lady Gagaの「ARTPOP」以来となる週間総合アルバム・チャート<ビルボード200>と<トップ・ダンス/エレクトロニック・アルバム>の両チャートで同時初登場1位に輝いた。
2018年に入ってからは更にリリースのスピードを上げ、1月に「Sick Boy」、2月に「You Owe Me」、3月に「Everybody Hates Me」、4月に「Somebody」、7月に「Side Effects feat. Emily Warren」、8月に「Save Yourself」、9月に「This Feeling」、11月に「Beach House」、12月に「HOPE」と月に約1曲の頻度で曲を配信した。2018年大ヒットシングルとなった「Sick Boy」をタイトルに付け、積み重ねたすべての楽曲10曲を収録したアルバムを完成させた。同年6月には初の単独日本ツアーを開催し、東京で計3万人を動員する圧巻のライブパフォーマンスとなった。

The Chainsmokersのディスコグラフィー

2015年人気曲Rosesを収録した初のミニアルバム『Bouquet』

01.Rose
02.New York City
03.Until You Were Gone
04.Waterbed
05. Good Intentions

2014年にリリースしたEDM全開なシングル「#SELFIE」とは真逆とも言えるしっとりとした中毒性のあるサウンドの「Roses」や、EDM感を残しながらもポップに近いサウンドの「Waterbed」が収録されている。また、彼らの得意な失恋ソングでもある「Until You Were Gone」も収録されている。この曲はカナダでは大きな賞となるゴールドレコードを獲得している。

2016年大ヒットしたCloserを収録したミニアルバム『Collage』

01. Setting Fires (feat. XYLØ)
02. All We Know (feat. Phoebe Ryan)
03. Closer (feat. Halsey)
04. Inside Out (feat. Charlee)
05. Don’t Let Me Down (feat. Daya)

彼らの代表曲とも言える「Closer」が収録されている。また、全米3位を記録したDayaをフィーチャリングした「Don't let me down」や、脱EDMの代表と言っても過言ではないほどの緩いサウンドが特徴的でファンの中でも人気を誇る「All We Know」も収録されている。

2017年自身初となるフルアルバム『Memories...Do Not Open』

01. The One
02. Break Up Every Night
03. Bloodstream
04. Don’t Say feat. Emily Warren
05. Something Just Like This – The Chainsmokers & Coldplay
06. My Type feat. Emily Warren
07. It Won’t Kill Ya feat. Loan
08. Paris
09. Honest
10. Wake Up Alone feat. JhenE Aiko
11. Young
12. Last Day Alive feat. Florida Georgia Line)
13.Closer feat. Halsey ※
14. Don’t Let Me Down feat. Daya ※
15. Roses feat. Roses ※
※は国内盤ボーナストラック

今まで出してきたシングルを収録したベストフルアルバム。USチャート1位。
全米シングル・チャート初登場7位になった「Paris」や代表曲とも言える「Closer」が収録されている。第59回グラミー賞で、主要部門の1つである<最優秀新人賞>を含む計3部門に初ノミネートされ、見事<最優秀ダンス・レコーディング>を受賞するなど、勢いに乗りまくっている中でのアルバム発売となった。The Chainsmokersらしい中毒性のあるリズム、型にはまらずポップなサウンドからEDM感があるサウンドまで幅広い曲が収録されている。聴いている者を飽きさせない最高のファーストアルバムとなった。

2018年待望の第二弾アルバム『Sick Boy』

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