無双OROCHI(Warriors Orochi)のネタバレ解説まとめ

『無双OROCHI』とは、コーエーが『無双』シリーズ10周年記念作として発売したアクションゲーム作品。『真・三國無双』シリーズと『戦国無双』シリーズとのクロスオーバー作品で、本作のオリジナルキャラクターを含め、70人以上の武将達を操作できるのが大きな特徴である。三國と戦国との共演はファンに好評で、後に続編の『無双OROCHI 魔王再臨』が発売された。突如出現した魔王・遠呂智によって融合した三國と戦国の世界。三國・戦国の武将達は共闘・対立を繰り返しながらも、やがて遠呂智打倒のために団結していく。

身長:160cm /武器:仙女の袖 /アクションタイプ:スピードタイプ /CV:神田朱未

伝奇小説『西遊記』に登場する主要人物の1人。「三蔵法師」は固有名詞ではなく、仏教の経蔵・律蔵・論蔵の三蔵に精通した法師(僧侶)に贈られる尊称である。そのため歴史上で三蔵法師と呼ばれた人物は複数存在する。その中で『西遊記』の三蔵法師のモデルとなったのは、唐の時代に実在した僧侶・玄奘三蔵である。玄奘三蔵は629年に陸路でインドへ渡り、645年に多くの経典と共に帰還した。その後、彼がインドへの旅を著した地誌『大唐西遊記』が、『西遊記』のベースになったと言われている。

『無双OROCHI Z』の三蔵法師は女性で、天竺への旅を終えた後、仙界に移住していたという、かなりオリジナル要素が強い設定。明るく愛想がよく、誰からも好かれる性格で敵味方の区別なく接する。独特のカリスマ性を持ち、敵にさえも影響を及ぼす事から、仙界でも一目置かれる存在だった。悟空とは『西遊記』と同じく師匠と弟子という関係である。悟空からは「お師匠様」と呼ばれており、さすがの彼も師匠には頭が上がらない。悟空が仙界を脱走した事を知り、連れ戻すために異世界へやって来た。道中で会う人達を得意の舞で癒しながら、清盛に付き従う悟空を追いかける。

弁慶(べんけい)

身長:196cm /武器:カラクリ篭手 /アクションタイプ:パワータイプ /CV:諏訪部順一

源義経に仕えた僧兵。五条大橋で義経と出会い、郎党として彼に最後まで仕えたと伝えられている。最後は義経を守って孤軍奮闘し、立ったまま絶命した。その壮絶な最期は、「弁慶の立ち往生」として後世に語り継がれた。怪力無双の荒法師として人気が高く、その名前は豪傑の代名詞としても広く用いられている。

『無双OROCHI Z』の弁慶は、豪放磊落で単純な大男。武器の蒐集に目がない。自信家で自分を強くてカッコイイと思っているが、ドジでおっちょこちょいなところがある。義経と同じ世界から飛ばされてきたが違う場所だったため、離れ離れになってしまった。義経を探して戦場を渡り歩く途中で妲己と出会い、誘いを受けて行動を共にする。

牛鬼(ぎゅうき)

身長:340cm /武器:巨大棍棒 /アクションタイプ:パワータイプ /CV:藤本たかひろ

『魔王再臨』から登場した妖魔の代表的キャラクター。牛鬼は巨漢妖魔がプレイアブル化したものである。パワーに特化したタイプで、動きは緩慢なのが特徴。『魔王再臨』ではバーサスモードとサバイバルモードでしか使用できなかったが、『無双OROCHI Z』では他の無双武将と同様に全モードで使用可能となった。ちなみにこんな巨体だが、馬に乗れる。名前の由来は西日本に伝わる妖怪・牛鬼。人を食い殺す事を好む残忍な妖怪で、頭が牛で首から下は鬼の胴体を持つと伝えられている。

百々目鬼(どどめき)

身長:180cm /武器:妖の篭手 /アクションタイプ:スピードタイプ /CV:岡本寛志

牛鬼と同じく『魔王再臨』より登場した新たな妖魔の代表的キャラクター。一つ目妖魔がプレイアブル化したものである。スピードに特化したタイプで、風魔小太郎の攻撃モーションをべースにした攻撃を行う。名前の由来は江戸時代中期の画家・鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』に描かれている妖怪・百々目鬼。腕にたくさんの目がある女性の姿をしている。

裏話・トリビア・小ネタ

伏犠と女媧は既に『真・三國無双』シリーズに登場していた

『真・三國無双2』の伏犠。CVは陸遜のCVも担当している野島健児。

『真・三國無双2』の女媧。CVは甄姫のCVも担当している住友優子。

実は伏犠と女媧という名前の無双武将は、『真・三國無双2』の隠しキャラとして既に登場している。ストーリーに関わらない事もあって、素性や目的など詳細は不明とされていた。両名共に本作に登場するにあたり、設定・デザイン・担当声優の全てが一新され、全く別のキャラクターになっている。

公式で「義戦士」と呼ばれた武将達

無双OROCHI 魔王再臨 ドラマティックモード No.11 南中救出戦

馬超、直江兼続、浅井長政の3名を指す言葉。『魔王再臨』のドラマティックモード「南中救出戦」は、彼ら3人の武将が平清盛や孫悟空、董卓ら妖魔軍の襲撃から民を守るステージなのだが、ゲームを進めていくと民から「義戦士」と呼ばれるようになる。実際にこの3人、正確には馬超と兼続の2人はゲーム中、うっとおしいくらいに「正義」「義」を口にしている。なお、本人達は真面目に戦っているが、全体的に異様に暑苦しいノリもあって、プレイヤーのほとんどはギャグシナリオと認識している模様。ちなみに兼続は『戦国無双』シリーズでも「義戦士」を名乗る場面がある。

厳島マラソンと呼ばれるステージがある

無双OROCHI 魔王再臨 通常プレイ動画パート4 呉 四章 厳島の戦い

「厳島マラソン」とは、呉のストーリーモードに登場するステージ「厳島の戦い」の事である。もっと正確に言えば、このステージを利用したキャラクター育成作業を指す。『魔王再臨』より採用された熟練度だが、1つレベルを上げるためには雑兵を500人、もしくは敵武将を5人撃破する必要がある。熟練度MAXは50なので、1人の無双武将の熟練度を限界まで成長させるためには、単純計算で雑兵を25000人、もしくは敵武将を250人撃破しなければならない。普通にプレイしていると、なかなかMAXまで成長させられないので、敵武将の数が非常に多く、なおかつ面倒な敗北条件がないステージを何度もクリアするのが最も時間効率が良い方法となる。そこで選ばれたステージが、呉のストーリーモード四章の「厳島の戦い」である。多くの無双武将の熟練度をMAXにするために、延々とこのステージをクリアする事を、ファンの間で「厳島マラソン」と呼ぶようになった。
なお、ドラマティックモードのシナリオの1つ「兗州の戦い」の解放条件の1つは、全無双武将の熟練度の合計が2730以上(平均すると熟練度30以上)となっている。そしてドラマティックモードの完全クリアが、真・遠呂智の使用可能条件でもある。そのため、ドラマティックモードのステージを全て出現させて完全クリア、さらに全ての無双武将を使用可能にしたいなら、この厳島マラソンは避けて通れない。このためか、『無双OROCHI Z』では、ドラマティックモードの解放条件が一部緩和された。

何故か人気者になった一般妖魔武将・蛟(みずち)

【無双OROCHI3】蛟 アクション紹介

蛟(みずち)は遠呂智軍に所属する一般妖魔武将の1人で、本来ならわざわざ取り上げられるようなキャラクターではなかった。しかし『魔王再臨』ストーリーモードの蜀伝の終盤で、劉備達の攻勢に臆して弱音を吐いたところを、遠呂智に処刑されてしまう。しかも戦況メッセージとして、画面に「遠呂智、蛟を斬首!」と出た。他にもプレイヤーに倒されると「どうせ貴様は遠呂智様に討たれるのだ」と捨て台詞をはくなど、良くも悪くも「典型的小悪党キャラ」として妙に印象に残る事から、ある種のネタキャラとして、ファンの間で妙に人気が出てしまった。このため処刑されたはずなのに、次回作の『無双OROCHI 2』にも何事もなく登場している。そしてついに最新作の『無双OROCHI 3』でプレイアブル化を果たした。

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