未来のミライ(Mirai)のネタバレ解説まとめ

『未来のミライ』とは、スタジオ地図製作により2018年7月に公開された長編アニメーション映画である。監督は「時をかける少女」や「サマーウォーズ」を制作した細田守。
横浜の片隅で両親と暮らす「くんちゃん」は、「お兄ちゃん」になったばかり。妹が生まれてから両親は自分の要求を叶えてくれなくなり、ついにくんちゃんは「赤ちゃん返り」をしてしまう。「赤ちゃん好きくない!」を連発して駄々をこねるくんちゃんは、家の中庭から不思議な時間旅行をすることになる。そこで出会ったのは未来の妹だった。

青年

くんちゃんが時間旅行をした過去で出会った「若いころのひいじいじ」。自転車に乗れないくんちゃんに乗り物の乗り方を教えてくれた。戦時中は戦闘機のエンジンを作っていたが、後に徴兵されて特攻隊に所属した。戦争で傷ついた足を引きずっているが、それを悲観せず堂々としている。

【声のキャスト】
福山 雅治

男子高校生

くんちゃんが不思議な中庭から迷い込んだ異空間で出会った「未来のくんちゃん」。自分の思い通りにならない両親に癇癪をおこしたくんちゃんを、ぶっきらぼうに諫める。映画終盤で再度登場するが、あまり多くを語らない無口なキャラクターである。

【声のキャスト】
畠中 祐

東京駅の遺失物受付センターのロボット

くんちゃんが不思議な中庭から迷い込んだ異空間にある東京駅で出会うロボット。くんちゃんに、ミライちゃんの「お兄ちゃん」だと認めさせるきっかけをつくった。このロボットは作中に登場する絵本「オニババ対ヒゲ」の作者である、tupera tupera(ツペラ ツペラ)がデザインしている。

【声のキャスト】
神田 松之丞

『未来のミライ』の用語

時間旅行

くんちゃんの家の中庭で起こる不思議な出来事。中庭に生えている樫の木が青く光ると、くんちゃんを過去や未来、または異世界へと運んでくれる。実はこの「樫の木」は、くんちゃんの家の家系を現した樹形図でもあり、葉の一枚一枚が図書館のインデックスのような役割をしていて、家族の思い出を全て保管している。

くんちゃんの家の中庭。

ひとりぼっちの国

くんちゃんが迷い込んだ異世界にある東京駅から行ける国。親とはぐれて「自分が誰なのか」を証明できない子どもが行きつく、終わりの国である。

『未来のミライ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「くんちゃんは、私の宝…。」

眠るくんちゃんにキスをしながらお母さんが言った言葉。その日のお母さんは、聞き分けのないくんちゃんを強く叱って、大泣きさせてしまっていた。本当はくんちゃんを叱らずに、よく話を聞いてあげたいと思っているお母さんだったが、忙しさからなかなかそれが出来ずにいた。この言葉は「叱ってばかりだけれど大好きだよ」というお母さんの気持ちを表した名台詞だと言える。

眠っているくんちゃんにキスをするお母さん。

「子育てに“願い”は大事だよ」

お母さんが子育てについて相談するシーンで、自分の母親から言われた言葉。お母さんは仕事をしていても家事や子育てにはベストを尽くしたいと考えているが、日々の忙しさから、くんちゃんを叱ってばかりになってしまう。ただお母さんがくんちゃんを叱るのは、「くんちゃんが少しでも幸せになってほしい」という“願い”からくる親心であることを分かっているお母さんの母親は、優しくこの言葉をかける。この言葉は「母親」から「新しく母親となった娘」へ、命を育てていくことの大変さと大切さを伝えている名台詞だ。

「子どもってすごいよね。突然ポンと、出来るようになるんだからさ…!」

くんちゃんが初めて自転車に乗れた日にお父さんが言った言葉。以前くんちゃんは、補助輪を外した自転車に乗ることが出来ず、拗ねて練習をやめてしまっていた。だが突然、練習を再開して自分の支えなしでも自転車に乗ることが出来た。今まで一人では何もできないと思っていた息子が「成長」した姿に感動したお父さんの喜びと、若干の寂しさを表現した名台詞だと言える。

くんちゃんと一緒に自転車の練習をしていたお父さん。

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