新条アカネ(グリッドマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

新条アカネ(しんじょう アカネ)とは、『SSSS.GRIDMAN』及び『グリッドマン ユニバース』の登場人物で、主人公である響裕太のクラスメイトにして物語の舞台となる「ツツジ台」を作り出した“神”。
クラスのマドンナ的美少女で、「才色兼備才貌両全の最強女子」と評される。思い通りにならない世界に苛立ち、そのストレスを解消するために怪獣を生み出し、ストレスの原因となった人物を殺害していた。
自分の犯した罪を悔いて本来あるべき世界に戻るも、ツツジ台に新たな危機が迫るのを見て、一時的に帰還する。

新条アカネ(グリッドマン)の概要

新条アカネ(しんじょう アカネ)とは、『SSSS.GRIDMAN』及び『グリッドマン ユニバース』の登場人物で、主人公である響裕太(ひびき ゆうた)のクラスメイトにして、無限の命を持つ魔人アレクシスに唆されて物語の舞台となる「ツツジ台」を作り出した“神”。
クラスのマドンナ的美少女で、内海将(うつみ しょう)からは「才色兼備才貌両全の最強女子」と評されていた。自分の創造物のはずなのに思い通りにならない世界に苛立ち、そのストレスを解消するためにアレクシスの力を借りて怪獣を生み出し、ストレスの原因となった人物を殺害することを繰り返していた。

最終的にツツジ台に生きる人々が本物の人間であることに気付き、アレクシスの支配から逃れ、自分の犯した罪を悔いて本来あるべき世界に戻る。しかし劇場版では、ツツジ台に新たな危機が迫るのを見て一時的に帰還を果たした。

新条アカネ(グリッドマン)のプロフィール・人物像

CV:上田麗奈

主人公である響裕太のクラスメイトであり、クラスのマドンナ的美少女。クラスメイトの内海からは「才色兼備才貌両全の最強女子」と評されていた。
赤紫のパーカーを着用している。パーカーは胸から上をはだけさせる着方をしている。周りが認める美人だが、ことわざを言い間違えたり、予想だにしないことが起こると固まってしまうなど、天然に思える一面がある。裕太とは昼食を一緒に食べようと提案するなど、良好な関係である。トマトジュースが好きで、よく口にしている。
実は大の特撮ファンであり、内海と熱いオタクトークを交わしていた。アカネは特撮を怪獣を主役として見ている。立場上、悪役になることが多い怪獣や宇宙人の事を嘆いていた。

その正体は、怪獣や、ツツジ台そのものを作り出した神のような存在だった。
自身に不快な思いをさせた人間をターゲットにし、怪獣に殺されるように仕向けていた。ターゲットが死ぬ事に対し、全く罪悪感を抱くことがなかった。

新条アカネ(グリッドマン)の来歴・活躍

新条アカネが作った世界

新条アカネはSSSS.GRIDMANの世界の創造主である。元の世界の彼女はままならない現実から逃げる為に、コンピュータの中に存在する異世界コンピュータワールドに、自分の思い通りの街であるツツジ台を作った。そして、コンピュータワールドの人間であるレプリコンポイドを作成し、ツツジ台に住ませた。アカネは自分の思い通りの世界で、容姿端麗な学園の人気者として生活していた。

アレクシス・ケリヴとの関係

アレクシス・ケリヴは、自身の心を震わせる情動を渇望する異次元人である。ケリヴはアカネの中にある情動を堪能する為に彼女に接触する。ケリヴは、アカネの作った怪獣を実体化させることによって、彼女の情動を具現化させた。そしてアカネは怪獣を使って、街の破壊と再生を繰り返していく。怪獣によって自分の思い通りの人間を生み出し、逆に思い通りにならない人間を殺し、消滅させた。気に入らない部分を破壊して、それ以外の被害を修復するという作業を繰り返すことによって、彼女にとって理想的な世界を作るという作業を繰り返していた。

追い詰められていくアカネ

しかし、正義のヒーローであるグリッドマンが現れ、破壊を行う怪獣が倒されるようになってしまう。はじめは怪獣を戦わせる相手が出来たと余裕だったが、自身の手で作り上げた怪獣が木端微塵にされてしまったり、気に入らない人間を殺すことができなくなったりと、思い通りにならない状況に苛立ちを抱き始める。更には、人間関係の面でも思い通りにいかなくない事が増えていく。最初に作った心を持つ怪獣のアンチは、グリットマン打倒に拘るあまり、アカネが思っているような結果を出すことができず、用済みとして捨てた後もグリッドナイトとして立ちはだかるようになった。また、彼女の恋人となる男子としてデザインされた裕太、怪獣が好きという同じ趣味を持つ内海、一番の友人として設定された六花からもそれぞれ明確に拒絶されてしまう。次第に彼女は孤立し、心を閉ざしていく。

怪獣と化したアカネ

完全に孤立してしまったアカネだったが、偶然通りかかったジャンクショップで響裕太がグリッドマンであることを知る。縋るものも頼れるものも何もなくなってしまった彼女は、そのまま響裕太を直接カッターで刺した。裕太を刺してしまい一線を越えてしまったことで心を完全に閉ざしたアカネは、ケリヴによって怪獣にされてしまう。その姿は、殻に閉じこもってしまった少女の心境そのものだった。怪獣はアンチによって倒されて救出されるも、今度はケリヴ自身の中に吸収されてしまう。ケリヴの中で、その心境を表しているかのようにアカネは自分の部屋の中で閉じこもってしまう。

新条アカネの結末

完全にケリヴに取り込まれてしまったアカネだったが、グリッドマンの心を修復する光線フィクサービームと裕太・内海・六花の呼び掛けによって心を開き、自分の意志で部屋のドアを開けることによりケリヴの支配下から抜け出した。それによりケリヴは大幅に弱体化し、グリッドマンに敗北した。ケリヴとの戦いが終わった後、解放されたアカネは親友の六花との最後の別れをして自分が居るべき元の世界へと帰還することを選んだ。最後に現実の世界で目を覚ましたアカネのカットで、SSSS.GRIDMANは幕を閉じる。

ツツジ台の新たな危機

その後は本来あるべき世界で普通の少女として暮らしていたが、マッドオリジンという強大無比な怪獣によってツツジ台が新たな危機に瀕していることに気付く。グリッドマンが封じられ、裕太や六花はもちろん彼らを助けようと集まった者たちまでもが次々と窮地に陥るのを見て、彼らを救うために一時的にツツジ台への帰還を果たす。
裕太を封じられたグリッドマンの下へと導き、自身はアレクシスを解放してこれを支配。かつて自身を苦しませたアレクシスと協力してマッドオリジンに立ち向かった。

マッドオリジンの撃破後、力尽きて消滅するアレクシスを見届けた後、青年の姿になるまで成長したアンチ(この時はナイトと名を改めている)と再会。自身の罪深さを知るからこそ顔を向けようとはしなかったが、己の背に向けて「生み出してくれてありがとう」と頭を下げるアンチに近づき、その髪を愛おしそうに撫で回した。
ツツジ台の危機が去ったのを確認すると、再び本来あるべき世界に戻り、普通の少女としての日常を過ごしていく。

新条アカネ(グリッドマン)の関連人物・キャラクター

アレクシス・ケリヴ

6sJess2
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