鬼滅の刃(アニメ・漫画)のネタバレ解説まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品である。2019年にはアニメ化された。
舞台は大正時代の日本。竈門炭治郎は町へ炭を売って帰って来た。家に着いた炭治郎が目にしたのは惨殺された家族の姿だった。そして一人生き残っていた妹の禰豆子は鬼になっていた。炭治郎は鬼にされた妹を人間に戻す為、そして惨殺家族の仇討ちの為に鬼狩りの道へと進む。
炭治郎は鬼になった妹を抱えながら鬼を倒して行く。愛憎入り交じるダークファンタジー。

上弦の陸。作中で唯一の二体で一体の鬼。
遊郭で人間になりすまして、人間を喰っていた。音柱の宇髄と、宇髄に連れられて来た炭治郎達と戦った。
当初は堕姫一人で上弦の陸だと思われたが、宇髄が堕姫の首を刎ねても死なず、堕姫の体から妓夫太郎が姿を現した。どちらか一方の首を刎ねても死なずに再生する。殺すためには妓夫太郎・堕姫どちらの首も落とす必要がある。

堕姫は妖艶な美女で、「蕨姫花魁」という名の花魁として遊郭に潜んでいた。100年ほど前から遊郭に潜んでおり、源氏名を変えながら花魁として生きてきた。
傲慢で暴力的な性格で、「蕨姫花魁」の姿の時も周囲の人間に恐れられていた。醜いものを嫌い、美しい女性を狙って喰っている。
帯を操る血鬼術を使用する。帯で攻撃する他、人間を帯の中に取り込んで捕まえることが出来る。切り離していた帯を体に取り込んだ後は、黒色だった髪が銀髪になり、力を増した。首を帯のように軟化することができ、複数の方向からの斬撃や、張り詰めた状態で切断しなければならない。
ヒノカミ神楽で死ぬ直前まで無理をした炭治郎や、善逸・伊之助二人相にも渡り合ったが、上弦の鬼としては力不足で、宇髄は簡単に首を落とし「上弦じゃないだろう、弱すぎる」と告げた。
最後は力を振り絞った善逸と、妓夫太郎に倒されたと思っていた伊之助によって首を落とされた。

堕姫が宇髄に首を落とされた後、堕姫の体から妓夫太郎が姿を表す。妓夫太郎は顔に痣があり、肋骨から下が異常に痩せ細っている。
容姿端麗で、嫁を三人も持つ宇髄を羨み、嫉妬心をあらわにしている。
堕姫とは比べ物にならないほどに強く、これまでに15人の柱を喰っている。左目を堕姫に貸し与え、堕姫を操りながらも炭治郎、宇髄を圧倒した。
武器は自身の血で作った二本の鎌。この鎌も妓夫太郎の血鬼術の一つである。妓夫太郎の血は猛毒で、この鎌で斬りつけれれば毒に犯される。他にも血の斬撃を放つ血鬼術を持っており、この攻撃にも毒が含まれている。
炭治郎と宇髄、二人を相手取ってもなお圧倒した。宇髄を倒し、這いつくばる炭治郎を見下ろしていたが、炭治郎が虚をついて藤の花の毒がついたクナイを刺して体の自由を奪う。さらに動けないと思われていた宇髄も割って入る。宇髄を捌きながら、迫り来る炭治郎に鎌を突き刺して毒にするが、土壇場で痣を発現させた炭治郎によって首を斬られた。

鬼になる前は、羅生門河岸(遊郭の最下層)で二人で暮らしていた。
妓夫太郎は生まれながらに醜い出で立ちで、母親から嫌われ、周りの人間からも罵詈雑言を受けて育った。妓夫太郎は人間だった頃から腕っぷしが強く、取立屋となった。妓夫太郎の「妓夫」とは、遊郭において集金をしていた役職の呼び名で、彼の名前は役職をそのままつけられている。
堕姫の生前は「梅」という人間だった。その名前は死んだ母親の病気から取られた。梅は子供の頃から大人がたじろぐほどに美しく、それを活かして花魁となった。妓夫太郎は周りの者が、醜く、そして強い自身を恐れることが快感だった。そして美しい梅の存在が自身の劣等感を吹き飛ばした。
そんな暮らしを続けていたある日、梅が客の侍の眼を簪で突いて失明させる。梅はその報復で縛り上げられたまま焼かれた。仕事から帰ってきた妓夫太郎は、丸焦げになった梅を目にし「俺から取り立てるな!何も与えなかったくせに取立やがるのか!許さねえ!」と叫んでいる。さらに妓夫太郎を雇っていた人間が、妓夫太郎の素行の悪さを理由に侍に殺すように依頼する。妓夫太郎は侍と依頼人を殺し、焼け焦げた梅を抱えて歩き出す。その先で童磨と出会い、無惨の血を受け取って鬼となった。この時、妓夫太郎は「幸せそうな他人を許さない。必ず奪って取り立てる妓夫太郎になる」と決意している。

妓夫太郎は鬼になったことに後悔はなかったが、梅が自分と育っていなければ真っ当な人間になったのではないか、という気がかりがあった。
炭治郎達に首を落とされた後、暗闇の中で妓夫太郎は自身について来ようとする梅に「お前とはもう兄妹でもなんでもない。俺はこっちに行くからお前は反対の方 明るい方へ行け」と言って突き放す。しかし梅は「ずっと一緒にいるんだもん!約束したの覚えてないの!?」と言って妓夫太郎に覆い被さって泣いた。妓夫太郎は鬼になる前「俺たちは二人なら最強だ。約束する。ずっと一緒だ。絶対離れない。」と約束したことを思い出す。そして妓夫太郎は梅をおぶったまま暗闇へと消えていった。

獪岳(かいがく)

妓夫太郎と堕姫に代わって上弦の陸となった鬼。

無限城で善逸と戦った。
雷の呼吸の使い手で、血鬼術で強化された技には黒い雷が伴う。この斬撃は、攻撃を受けた後も体の中でヒビ割れ続ける。
鬼になる前の記憶を持っている。

自己顕示欲が高く、自身を評価しない者を認めようとしない。善逸は「どんな時も不満の音がしてた」「心の中の幸せを入れる箱に穴が空いている」と言っていた。
鬼になる前は善逸の兄弟子だった。善逸は壱ノ型しか使えないが、獪岳は逆に壱ノ型だけ使うことが出来ない。雷の呼吸は壱ノ型が全ての基礎となっており、それが理由で周りの人間に陰口を叩かれていた。雷の呼吸を教えた桑島慈悟郎が後継を善逸と獪岳の二人にした事で怒りをあらわにしている。元柱である桑島を尊敬している回想もあったが、鬼になって善逸と戦った時には師匠である桑島に対して「死んで当然」と口にしている。

鬼殺隊士だった時に上弦の壱である黒死牟と出くわし、戦う事なく白旗を揚げた。「生きてさえいれば」という考えのもと、無惨の血を受け入れて鬼となった。雷の呼吸の使い手から鬼を輩出してしまった事で、師である桑島は自害している。これが理由で善逸は獪岳を追っていた。

善逸は「アニキ」と言って獪岳を慕っていたが、獪岳は壱の型しかできない「愚図」と呼び、下に見ている。
血鬼術で強化された雷の呼吸を用いて善逸に重傷を負わせる。しかし、善逸が独自に編み出した型『雷の呼吸 漆ノ型 火雷神』で首を落とされた。

魘夢(えんむ)

下弦の壱。
下弦の伍である累が敗北したことに腹を立てた無惨は下弦の鬼を惨殺し始める。恐怖に慄く下弦の鬼の中で、魘夢だけは「無惨に殺されることが至福」と発言した。それが無惨に気に入られ、一人行かされた上に無惨の血を与えられた。そして柱と炭治郎を殺すように命じられる。
その後、列車の乗客を喰おうとしていたところで、そこに乗り合わせていた煉獄や炭治郎達と戦った。

眼を見た人間を眠らせる血鬼術を持つ。これで列車の乗客を眠らせて喰らうつもりだった。煉獄や炭治郎達も血鬼術によって眠らせた。そして絶望している人間に「良い夢をみせる」という条件で炭治郎達を殺すように仕向けた。魘夢が作った縄を眠っている人間に繋げることで夢の中に入ることが出来る。夢の中には『精神の核』が存在し、それを破壊されれば眠りから覚めることはなく、廃人となる。
眠っている人間の夢を自在に操れる。魘夢は幸せな夢を見せた後に、悪夢を見せ、人間の顔が歪むのを楽しみとしている。

列車と同化して乗客を喰らうつもりだったが、その途中で血鬼術から逃れた炭治郎によって首を斬られる。それ故、全力で戦うことなく死亡した。乗客も煉獄や善逸の働きにより一人も喰うことが出来なかった。

累(るい)

下弦の伍。那多蜘蛛山を拠点にしていた。
家族の絆に憧れを持っており、鬼を力で屈服させ、無理やり家族のふりをさせていた。家族となっている鬼は父、母、姉、兄の四体である。禰󠄀豆子が炭治郎を庇ったのを見て本物の絆だと羨ましがり、禰󠄀豆子を自身の家族にしようとした。
糸を繰り出す血鬼術を使用する。この糸は普通の糸ではなく、斬りつけた炭治郎の日輪刀を折った。炭治郎と禰󠄀豆子を追い詰めるが、応援に来た義勇によって首を落とされた。

義勇に首を落とされた累は、禰󠄀豆子を庇う為に覆い被さる炭治郎を見て鬼になる前の記憶を取り戻す。
鬼になる前、累は歩くことさえ苦痛に感じるほどの病弱な少年だった。そんな累の前に無惨が現れ、累は鬼となった。しかし、人を喰うようになった子供を両親が喜ぶわけがなかった。両親は累を殺そうとし、累はそれを返り討ちにした。累は死にゆく両親を見ながら、自身と両親の絆が偽物だったと思った。累が家族の絆を求めるようになったのはこの出来事に由来している。
しかし、両親はただ累を殺そうとしていたわけではなかった。母親の最後の言葉は「丈夫な体に産んであげられなくて…ごめんね…」だった。そして父親は累の罪を背負って、一緒に死のうとしていた。家族の絆を絶ったのは累の方だった。累はその事実に耐えられなくて、その事を忘れていた。
その寂しさの匂いを嗅ぎつけた炭治郎は、崩れゆく累の体に手を添えた。その事で累は自身が両親に謝りたかったのだという事を思い出した。

死後の世界、両親が累を抱きしめ「一緒に行くよ。地獄でも。」と言う。累は何度も泣きながら謝っていた。

炭治郎に助力する鬼

珠世(たまよ)

二百年を生きる鬼。無惨の呪いを自力で外し、無惨と敵対している。
普段は人から輸血と称して血を買っている。少量の血を飲むことで生きることができ、人間を食う必要はない。
浅草で炭治郎と出会い、鬼を人間に戻す研究をする為に無惨の血を採ってくるように依頼した。
鬼を敵だと思うように暗示をかけられている禰󠄀豆子は敵だと認識していない。

「白日の魔香」という血鬼術を使用する。珠世の血の匂いを嗅いだ者は脳の機能が低下し、嘘をついたり、秘密を守ることが出来なくなる。

医学に通じており、珠世に付き従う愈史郎は、珠世が作った鬼である。無惨以外に生み出された鬼は愈史郎しかいない。

禰󠄀豆子が太陽を克服した後、産屋敷から呼び出しを受け、襲来すると予想された無惨を待ち受けた。そして予想通り襲来した無惨に接触し、自身が開発した鬼を人間に戻す薬を無惨に注入した。

愈史郎(ゆしろう)

右の人物が愈史郎

珠世に付き従う鬼。
珠世によって鬼にされた。無惨以外の人物から鬼にされた唯一の存在。瀕死の状態だったのを鬼になることで乗り越えた。珠世と同じく、血を飲んで生き長らえている。珠世よりも必要な血の量は少ない。珠世に対する忠誠心が厚く、その他の者には攻撃的である。禰󠄀豆子の事を「醜女」と呼んだことがあり、炭治郎を怒らせたことがある(その後、撤回している)。

視覚に関する血記述を使用する。呪符を貼った人間に自身の超視力を貸し与えたり、建物に呪符を貼ることで建物を認識できなくすることが出来る。
無限城ではこの呪符を鎹鴉に貼り付け、鬼殺隊の情報収集に大きく尽力した。

その他の鬼

お堂の鬼

炭治郎が初めて出会った鬼。
鱗滝の元へ向かう時に遭遇した。炭治郎によって首を落とされるが、日輪刀ではなく斧での切断だったため死ななかった。頭から腕を生やして攻撃してきたが、斧で木に打ちつけられ、身動きが取れないまま朝日に焼かれて死亡した。

手鬼(ておに)

最終選抜にて炭治郎が戦った鬼。
鱗滝によって捕らえられた鬼であり、鱗滝に対して恨みを抱いている。それ故、鱗滝の弟子を殺す事に執着している。
鱗滝に捕まって47年、しぶとく生き残っており、これまで50人もの人間を喰ってきた。鱗滝の弟子も13人を殺している。錆兎と真菰もこの鬼によって殺害されている。
首はいくつもの手で守られている故に固く、錆兎の刀は折れてしまう。しかし炭治郎は「水面斬り」によって両断した。
死の間際、実の兄を喰って後悔していたことを思い出す。死後の世界では兄と一緒に笑いながら消えていった。

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