仮面ライダーW(ダブル)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーW』とは、2009年9月6日から2010年8月29日にかけて全49話が放送された特撮テレビドラマ作品であり、『平成ライダーシリーズ』の第11作品目。
探偵を営む左翔太郎の前に土地の権利者と名乗る鳴海亜希子という女性が現れ、翔太郎に事務所の立ち退きを求める。2人の言い争いの最中、女性から彼氏を探してほしいと依頼がくる。依頼の調査中、謎の怪人ドーパントが出現。探偵事務所には秘密の部屋があり、謎の少年フィリップがいた。左翔太郎とフィリップは2人で1人の仮面ライダーWであった。

『仮面ライダーW』の概要

『仮面ライダーW』とは、2009年9月6日から2010年8月29日にかけて全49話が放送された特撮テレビドラマ作品であり、『平成ライダーシリーズ』の第11作品目。シリーズ初の2人で変身し1人のライダーとなって敵と戦う。デザインは昭和仮面ライダーを意識しており、Wの基本(サイクロンジョーカー)である右半身の緑色は仮面ライダー新1号、左半身の黒は仮面ライダーBLACKを意識した配色となっている。変身ベルトにメモリを入れ替えることにより武器や能力を変え、状況に応じた戦闘ができる。初期の平成ライダーシリーズはシリアスな場面が多くあるが、仮面ライダーWにはシリアスな場面だけでなくコミカルな描写も多く、そのコミカルな描写が物語の中核を担っている場面も多い。
脚本は三条陸、長谷川圭一とほぼ交互に担当しているがゲストとして荒川稔久、中島かずきが行うこともあった。監督には石田秀範、諸田敏、坂本浩一、田﨑竜太、黒沢直輔、柴﨑貴行といった複数のメンバーで行った。
2009年12月12日公開『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』、2010年8月7日公開『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』、2010年12月18日公開『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE』の3作品に仮面ライダーWとしてメイン映画が公開されている。また、2014年3月29日に公開された『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』には左翔太郎役で桐山漣がゲスト出演している。

『仮面ライダーW』のあらすじ・ストーリー

私立探偵をしている鳴海荘吉は、弟子である左翔太郎と共にある依頼を受けていた。
(このある依頼とは鳴海荘吉が幼馴染の女性シュラウドから息子のフィリップを救出してほしいという依頼。テレビシリーズでは具体的な描写はなく映画『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』で明らかとなった。)

その際、謎の組織に囚われている少年フィリップを助け出す。脱出の際に凶弾に倒れた鳴海荘吉を見て絶望する翔太郎。赤い怪人率いる敵に囲まれ絶対絶命の危機に瀕したとき、フィリップはジュラルミンケースに入ったベルトとメモリを翔太郎に見せながら「悪魔と相乗りする勇気…あるかな?」と問いかける。戸惑いながら翔太郎は大声を上げ、ベルトを腰に巻き差込口にメモリを指して「W」に変身するのであった。

1年後、鳴海荘吉の後を継ぎ、様々な場面で風が吹くという都市・風都で探偵を営んでいる左翔太郎のもとに、鳴海荘吉の娘と名乗る鳴海亜樹子が大阪からやってきた。亜希子は土地の権利者と名乗り翔太郎に立ち退きを求める。翔太郎と亜希子が言い争っていると、翔太郎の幼馴染の女性が訪れ彼氏が失踪したので探してほしいと翔太郎に依頼する。依頼を受けた翔太郎は調査を開始。亜希子も同行していると謎の怪人・ドーパントに遭遇する。ドーパントとはガイアメモリというUSBメモリのような道具を使って人間の姿から怪人の姿へと変え、様々な能力を使い怪事件を起こしていく怪人である。

亜希子は翔太郎にドーパントの攻撃から助けてもらったが先に事務所に戻っていた。事務所には秘密の扉があり亜希子がその扉を開くと、1年前に救出されていた少年フィリップがいた。翔太郎は事件を究明すべく自らの足を使って行動し、フィリップは「地球(ほし)の本棚」と呼ばれる本がたくさんある不思議な空間でキーワードを使い検索し、ドーパントの居場所や目的を突き止め事件を解決していく。

検索の結果、ドーパントの正体は探していた男性で、マグマを使う怪人「マグマ・ドーパント」であった。男性はリストラされた恨みから自分の会社や会社に関係のあるビルをドーパントの力を使って破壊していた。翔太郎はベルトを持参しており黒いメモリをベルトの差込口に刺す。フィリップの腰にも同様のベルトが巻かれており、フィリップは緑色のメモリを刺す。翔太郎とフィリップの2人は「変身」と言い、翔太郎が「W」に変身するのであった。その間、フィリップは意識を失い秘密の部屋の中で横たわる。Wはマグマ・ドーパントと戦い必殺技「ジョーカーエクストリーム」で倒すのであった。

翔太郎の手にはジュラルミンケースの中に入っていたベルト「ダブルドライバー」と黒のガイアメモリ。フィリップには緑色のガイアメモリ。翔太郎とフィリップは2人で1人の「W」に変身しドーパントと戦う戦士となっていた。風都に住む人々はいつしか「W」を都市伝説的な扱いをし「仮面ライダー」と呼ぶようになる。この都市伝説を気に入った翔太郎とフィリップは自らを「仮面ライダーW」と名乗っていく。

風都にはガイアメモリをばらまく闇の商人がいた。その大元は風都の大富豪「園崎家」だった。ガイアメモリを製造販売する会社「ディガル・コーポレーション」のセールスマン須藤霧彦は優秀な営業成績によって園崎家に認められ園崎家の長女・冴子の婿養子となる。冴子は「ディガル・コーポレーション」の女社長でもあった。園崎家の住人のみが持つ上位のガイアメモリ「ゴールドメモリ」を与えられナスカ・ドーパントとなった霧彦は翔太郎が仮面ライダーWに何度も戦いを挑む。

ある時、仮面ライダーを探してほしいという女性が鳴海探偵事務所に依頼にやってきた。仮面ライダーは悪の根源であると彼女は言う。仮面ライダーの名を語り悪事を行う偽物がいると判断した翔太郎は、犯人を見つけるべく調査を開始。その正体はガイアメモリ(ガイアメモリは通常、人間の姿では使うことのできない力「マグマを操ったり、体が変形して剣や銃を使えるようになるなど」が発揮できる)の力に溺れた男・アームズ・ドーパントであった。アームズ・ドーパントは強敵でWを圧倒。翔太郎はフィリップを逃がし亜希子と共に捕らわれてしまう。

ピンチの中、逃亡するフィリップの前に冴子が現れ、フィリップのことを「ライト」と呼び一緒に来るよう要求する。反抗するフィリップであったが、冴子はタブー・ドーパントに変身しフィリップに襲い掛かる。タブー・ドーパントは1年前、フィリップが救出された際に現れた赤い怪人だった。その時、小型の恐竜を模した自立駆動型のガイアメモリ「ファングメモリ」が現れ、フィリップを助けようとするもフィリップは鳴海荘吉と翔太郎に助けてもらった夜、ファングメモリを使って脱出しようとしたが、暴走をしてしまった経験からファングメモリの助けを拒否。

フィリップはなんとか窮地を脱するが翔太郎と亜希子が人質に取られているを知り、翔太郎と亜希子を救出しようと模索する。フィリップは事件を解決へと導く時、論理的に考えて行動する。翔太郎の直感的な考えと行動をたびたび否定してきたが、理屈ではなく感情で動くことも重要だと思いファングメモリを受け入れたフィリップ。そして仮面ライダーファングジョーカーに変身する。再び暴走を引き起こしてしまうが、ファングジョーカーに変身したことにより、フィリップの意識の中に入ることができた翔太郎が必死の呼びかけをすることによりフィリップは正気を取り戻し、暴走を抑えることができアームズ・ドーパントを撃退する。

翔太郎と霧彦は偶然にも出会い意気投合するが、即座にお互いの正体を知り戦闘となる。ガイアメモリは人間を進化させるものと主張する霧彦に対して、ガイアメモリは悪魔の道具と真っ向から反対する翔太郎。住人の介入により戦闘が中断する。翔太郎はその住人から中学生の娘を探してほしいという依頼を受ける。翔太郎が調査をしていると中学生の間でゲームのようにガイアメモリが使用していたことが判明。中学生グループの1人である男子中学生がガイアメモリを使い「バード・ドーパント」に変身し翔太郎と戦闘を行う。翔太郎はWに変身し中学生を撃退するも、戦闘後に中学生グループの間でガイアメモリを使いまわしている事実が判明。翔太郎はガイアメモリを破壊できず、ガイアメモリを持った中学生グループの一部を取り逃がしてしまう。その時、変身をしていた男子中学生に異変が発生。腕にやけどのような傷ができるというガイアメモリを使用することによる副作用を引き起こしてしまう。

その状況を見ていた霧彦はガイアメモリを販売する目的は人間を理想的生命へと進化させるため、薄汚い大人たちを犠牲にすることは納得できるが、思春期である子供を利用することに同意を得ることができないと冴子に意見をする。冴子は霧彦に協力している素振りを見せていたが、実は園崎家は風都の住民たちを「ガイアメモリの実験台」としていた。霧彦は風都を愛するものとして園崎家が風都を利用していることが許せず離反しWと共闘する。翔太郎や霧彦はバード・ドーパントに変身できるガイアメモリは破壊することができたが、霧彦は裏切り者とされ冴子に粛清された。

鳴海探偵事務所に依頼人として風都署に配属された新しい刑事・照井竜が現れた。照井はドーパント事件の協力を依頼。なぜか翔太郎が仮面ライダーWであることやフィリップが地球の本棚で検索できることを知っていた。フィリップの検索後、現場に向かう翔太郎、亜希子、照井だったが、そこに顔を包帯でくるみ黒いコートを羽織った謎の女性が現れ、照井はその女性を追い「シュラウド」と呼んだ。シュラウドは無言で地面に置いてあるアタッシュケースを指差し、照井に渡したあと姿を消す。照井は「俺のドライバーができたんだな」と言い振り返るが、そこにはシュラウドの姿はなかった。
一方、事件の真相を追う翔太郎と亜希子のもとにアイスエイジ・ドーパントが出現。Wに変身し応戦中に照井が現れる。その手には引きずるほど重い剣とドライバー、さらにガイアメモリまで持っている。「変…身!」と言い放ち照井は赤い仮面ライダー「仮面ライダーアクセル」に変身する。段違いの戦闘力でアイスエイジ・ドーパントを圧倒するが、照井はガイアメモリを持つ人間にまで手をかけようとする。そこへ止めるべく翔太郎が割って入り照井と対立してしまう。実は照井は家族を「Wのメモリ」を持つものに殺され復讐心に燃えていたのだった。結局、アイスエイジ・ドーパントは自分の家族を殺した犯人ではなかったが、価値観の違いから翔太郎たちとはたびたび衝突する。

出典: www.amazon.co.jp

仮面ライダーWサイクロンジョーカーエクストリームが敵のドーパントを倒すシーン

鳴海探偵事務所のメンバーと関わってくるうちに冗談など言うようになってきた照井。ガイアメモリの力によって透明人間になってしまうので元に戻りたいと願う女性(インビジブル・ドーパント)の依頼に協力し、翔太郎と亜希子と共に彼女にガイアメモリを渡した人間を捜索していると、一見もの優しそうな井坂深紅郎と名乗る男に行き着く。彼こそが照井の家族を殺した犯人であった。表向きは医者であるが裏ではドーパント専門の外科医であり、ドーパントの能力に異常なまでに固執し手段を選ばない。井坂はWのメモリで気象を操るウェザー・ドーパントとして自分とメモリの性能を確認するために無差別に人を殺し、照井の家族も犠牲者となった。ウェザー・ドーパントの力の前になすすべなく敗退するWとアクセル。その後も何度か戦闘になるが、Wやアクセルは一時的に凌げども完全に撃退することができない。

そんな中、ウェザー・ドーパントと戦闘中、フィリップは翔太郎では自分の力についてこれないのではと不信感を抱いてしまう。駆け付けた照井に救われ、自身のサイクロンメモリを照井に渡し攻撃させるとこれまで強敵だったウェザー・ドーパントを一時的に撤退させることに成功。フィリップはガイアメモリを使いこなす照井を見て、自分のパートナーは本当は照井なのではと感じる。一方、同じ場所にいた翔太郎は「もうWになれない」とこぼしショックを受けてしまい、自分には探偵しかないと決心するが敵の罠にはまってしまう。フィリップは照井と組まないかと提案するが「つまらない質問をするな」と拒否をされ、亜希子には「弱い弱いっていうけれどそれは翔太郎君が心のやさしいやつだからでしょ!それに翔太郎君は戦いの道具じゃないんだよ」と諭される。

亜希子に諭されたフィリップは甘い考えで無茶をするときの顔をしていた翔太郎を思い出し、亜希子と共に罠にはまった翔太郎を助ける。そしてフィリップは互いに支え合って生きてくことに気づき、自分は無力だと言い続ける翔太郎に「強いだけのWに価値がない。君のやさしさが必要だ…翔太郎」と言い、二人は手を取り合う。敵に苦戦するアクセルのもとへ翔太郎とフィリップが向かい再びWに変身する。Wに変身をしているときはフィリップの意思は翔太郎の体にあるが肉体は横たわっている。その時、自立する鳥形のガイアメモリが横たわっていたフィリップの体をデータ化して取り込み、Wのベルトに装着し仮面ライダーW サイクロンジョーカーエクストリームへと変貌し敵を倒した。

シュラウドと初めて会った場所へと向かった照井。同行する亜希子をよそに、井坂を倒すためシュラウドにもっと力が欲しいと要求する。シュラウドは復讐のために戦うため協力したのであり、憎しみを感じない照井に力を与えることを拒否するが、照井は「俺の中の炎は消えちゃいない」とシュラウドに剣を向ける。覚悟を受け取ったシュラウドは照井に同行を求める。そしてすべてを振り切る速さを手に入れられるトライアルメモリという新しいメモリを渡し照井に試させる。アクセルの新しい姿「アクセルトライアル」は高速移動をする形態であるが、制御するのが難しく特訓が必要となる。

その頃、園崎家では井坂が園崎家の領主である園崎琉兵衛を倒すと宣言し、冴子と共に謀反する。説得する園崎家の次女であり、冴子の妹である若菜に対し冴子は今まで自分は組織「ミュージアム」の歯車だったと言い、父親である琉兵衛を否定する。冴子はあきれて退出しようとする若菜を襲撃するも逃がしてしまう。井坂は自分が究極の存在になるため、自身をより強化できるガイアメモリ「ケツァルコアトルスメモリ」の過剰適合者である少女を誘拐。井坂は人間の体を翼の持つ化け物に変身できるケツァルコアトルスメモリの能力を恐怖によって成長させようと考え、少女を恐怖による支配で満たしてから能力を奪おうとした。少女が恐怖で満たされないのは照井の存在が少女を支えていると考えた井坂は特訓中の照井に一人で来るように要求する。復讐ではなく守るために決意をした照井は特訓を再開。シュラウドの課した特訓は未完成のまま、井坂の元へと向かった照井は本番で実力を発揮し、アクセルトライアルに変身。照井は井坂に勝利する。

引き続き探偵業を続ける翔太郎のもとに、10年前別れた家族を探してほしいという男性が依頼をしにやってきた。男性が第六感で怪しいと思った翔太郎は依頼を受けつつ男性の身元を調査することにした。翔太郎は友人であり翔太郎に情報を提供してくれる「ウォッチャマン」に協力してもらい情報を集めていた。翔太郎とウォッチャマンが別れるとウォッチャマンの前に紫色の髪の毛をした謎の女が現れる。女は翔太郎に依頼した男性のことを知らないかをウォッチャマンに問う。ウォッチャマンが知らないと答えると女はウォッチャマンに暴行を加える。たまたま通り掛かった照井がウォッチャマン助けると、女は「ホッパー・ドーパント」に変身する。照井もアクセルに変身して応戦するがホッパー・ドーパントは強敵で逃げられてしまう。
敗北を喫した照井の前にシュラウドが突然現れる。シュラウドは「あなたにはまだやるべきことがある」と照井に告げる。さらにシュラウドは照井に「あなた達の運命…それは戦うこと。この町に恐怖をもたらす本当の敵、ガイアメモリ流通組織ミュージアムと」と言った。

翔太郎が調査中、フィリップのもとに若菜からと連絡が入る。フィリップと若菜は電話での連絡はしていたが、初めて対面する。若菜は井坂と協力した冴子が組織「ミュージアム」を裏切ったため、父である琉兵衛から冴子の仕事を引き継ぐように命令されていた。フィリップは翔太郎と亜希子がアームズ・ドーパントの人質となっているとき、冴子と出会い、冴子がタブー・ドーパントであることや、ミュージアムの幹部であることを知っているため、冴子の仕事がガイアメモリの流通であることを察する。沈黙の後、フィリップは目の前に若菜がいるにもかかわらず電話で会話を始めた。電話で会話をするほうがフィリップは若菜に本音で話してもらえると思ったためである。フィリップは若菜に電話越しで「本当の自分でいて欲しい」と言う。フィリップの言葉に呼応するかのように本音で話し出す若菜。若菜は本当の自分は「なぜかはわからないがフィリップといると心が安らぐ」と答え、フィリップも若菜に同調する。フィリップの反応に喜びを隠しきれない若菜はフィリップと一緒に風都から出ていくことを提案する。フィリップも付いていくと提案に乗る。

翔太郎が探偵事務所に戻ると亜希子と依頼人の男性がいた。男性の家族の居場所が分かった翔太郎は、依頼人の男性に家族の居場所が書いてあるメモを渡す。ちょうどフィリップも探偵事務所に戻る。事務所から出ようとする男性に翔太郎がフィリップのことを何か知っているのではないかと問う。男性の正体を突き止めていた翔太郎は男性が有名な脳科学者だったことを明かし、男性は10年前に死亡していたことになっていた。翔太郎は男性に何があったのかと問うが男性は「言えない」と答える。その時、照井が「だったら俺が代わりに答えよう」と言って探偵事務所に現れた。男性はミュージアムで強制的にガイアメモリ研究をさせられていた。そしてミュージアムの中枢を担うのが園崎家であると告げ、初めて翔太郎・フィリップ・亜希子・照井はガイアメモリを流通していたのが園崎家であったことを知る。
フィリップは園崎琉兵衛の検索を地球の本棚で行うが、園咲家の情報に関しては情報操作がされているためフリーズしてしまい弾き飛ばされてしまう。地球の本棚は万能ではなく、何かしらの都合で検索できない場合もある。(都合についての描写はない)検索の最中に、依頼人の男性が家族に会うため逃げ出してしまい翔太郎が探しに行く。男性は家族に会う途中、ホッパー・ドーパントと出くわし殺されかける。そのとき、翔太郎が現場に駆け付けホッパー・ドーパントと戦うことになる。ホッパー・ドーパントはフィリップの記憶を消したのは依頼人の男性であると言う。アクセルも到着し戦闘に参戦するが、アクセルにホッパー・ドーパントの処理を任せて、Wの変身を解く翔太郎とフィリップ。記憶を消されたことをフィリップは動揺しながら男性に何の記憶を消したのかを問うと、男性は家族の記憶を消したとフィリップに告げる。結局ホッパー・ドーパントには逃げられてしまい、男性は照井に連れられて警察で保護されることになった。

次の日、事務所にいたフィリップは未だに動揺を隠しきれずにいた。翔太郎はそっとしていたが、亜希子は落ち込むフィリップを元気づけようと3人で一緒に写真を撮ろうと提案する。いざシャッターを押そうとした瞬間、フィリップに若菜から連絡が来る。若菜は本当にフィリップと2人で一緒に風都から出たいとフィリップに願い、午後2時に駅に来るようにフィリップに言った。悩むフィリップに、亜希子は若菜の提案は罠だと言い張りフィリップが風都を出ていくことに反対する。亜希子は翔太郎に意見を求めたが、翔太郎はフィリップが決めることと言って亜希子をあしらい、フィリップには若菜に付いていくのか、それとも事務所に残るのかを問う。フィリップは翔太郎と亜希子は大切な仲間だから出ていくことはあり得ないと言った。しかし、若菜のことも心配だとも言う。結局、答えが見つからないため翔太郎とフィリップが一緒に駅に行くことになった。

一方、警察署にて男性に事情を聴いていた照井のもとにホッパー・ドーパントが襲来しにやってきた。ホッパー・ドーパントが男性を襲う理由は、組織ミュージアムの裏切り者と判断した男性を始末するために現れた。ホッパー・ドーパントはミュージアムの処刑人だった。再度、アクセルとホッパー・ドーパントの戦闘になるがアクセルはホッパー・ドーパントをまた逃がしてしまう。アクセルとホッパー・ドーパントの戦闘中に逃げることができた男性は自分の家族を見て会おうとした瞬間、ホッパー・ドーパントに見つかり襲撃され病院へ送られる。ホッパー・ドーパントは男性の襲撃には成功したものの、アクセルに追いつかれてしまいアクセルに倒される。

翔太郎とフィリップは約束の時間である2時よりも20分ほど早く駅に着いたが、亜希子から依頼人の男性が病院に送られたという連絡を受ける。急遽、翔太郎とフィリップの2人は駅から病院に移動する。病院に到着した翔太郎とフィリップは亜希子と一緒に男性の話を聞く。男性はフィリップに向かってフィリップの本名は「園崎来人(そのざきらいと)」と告げ、園崎琉兵衛の息子であると言い息を引き取った。真実を知ったフィリップはショックを受け、若菜と一緒に風都を出ると決心する。
若菜は翔太郎とフィリップが病院に向かう時と入れ違いに駅に到着していた。フィリップを待っている若菜のもとに、父親の園崎琉兵衛が現れ、強引に若菜を謎の施設に連れていく。その施設はミュージアムの研究施設であった。約束の時間に遅れて到着したフィリップは若菜を待っていると、電話が鳴る。電話の相手は若菜であったが様子がおかしい。若菜はフィリップのことを「ライト」と呼ぶ。若菜はミュージアムのためにと言って「クレイドール・ドーパント」となりフィリップを襲う。琉兵衛に半ば洗脳的に若菜を説得されていた。フィリップは翔太郎に連絡をしてWに変身して応戦するが若菜はその場を去る。結局、事務所に戻ることになったフィリップだった。

琉兵衛の精神攻撃に屈した翔太郎は小さな物音にも怯え、フィリップから自分が生贄になると連絡を受けても動くことができない。その時園崎家に侵入し「EVIL TAIL」と書かれた箱の中身を奪ってきた女性が現れ、翔太郎と亜希子は中身を確認した。園崎家は風都の実験台にし今まで集めたデータを若菜に流し若菜を生きたガイアメモリ製造機にしフィリップを制御装置として犠牲にしようと企んだ。満身創痍の中、翔太郎と亜希子は若菜と琉兵衛のもとに現れる。その手には箱の中身を持っており、それは刷毛であった。琉兵衛はその刷毛を家族と呼び、刷毛には家族全員の名前が書かれていた。家族を犠牲にしてきたことを恐れた琉兵衛が刷毛を家族と称し気持ちをごまかしてきたのだ。翔太郎はフィリップが自分を相棒と呼ぶ限り心が折れない決心を思い出す。そしてフィリップがいないにもかかわらずWに変身できた。フィリップは自分の意識をメモリに飛ばして変身できたのだ。そして後からきたアクセルと共に園咲琉兵衛を倒し、屋敷と共に園崎家は崩壊した。

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フィリップと翔太郎の別れ

園崎琉兵衛を倒しフィリップの依頼によって若菜を捜索し冴子を訪ねたとき、ミュージアムのスポンサーである「財団X」という組織の男・加頭順が現れる。若菜をとらえていた加頭は冴子を迎えに来たのだった。アクセルに変身し戦闘になる照井の助けをするため変身しようとする翔太郎であったがフィリップが躊躇う。次にWに変身するとフィリップは消滅してしまうからだ。結局アクセルは加頭に敗れ冴子が連れ去られてしまう。加頭は若菜をデータ化し財団の人口衛星にインストールしようと企んでいた。冴子は若菜を逃がすためにタブー・ドーパントとなり加頭の変身するユートピア・ドーパントと戦うが敗れ死亡する。フィリップと話し合い覚悟を決めた翔太郎は単身敵のアジトに乗り込み若菜を助け出すことに成功。加頭を倒すために翔太郎とフィリップは最後の変身をし必殺技「ダブルプリズムエクストリーム」で倒した。そして別れの時が来る。フィリップは自分が消滅したことを若菜には内緒にしてほしいと翔太郎に頼みエクストリームメモリと共に消滅した。

1年後、姉を探してほしいと依頼があり、たまり場となっている廃工場へと向かうと「EXE」と名乗る若者たちがいた。園崎家が崩壊した後でも風都にはガイアメモリが蔓延っていた。
警察病院にて保護されていた若菜であったが、変身してなくてもドーパントの能力を発動させる。事務所に戻るとフィリップの声が聞こえたが録音していた声であった。しかし、なぜか翔太郎を見ている何者かがいる。依頼者の少年が姉を捕まえている若者たちから連絡を受け現場に行く。ピンチになるが翔太郎、亜希子、照井によって助けられる。帰宅途中、「EXE」の黒幕「エナジー」が現れ翔太郎に攻撃が当たる。誰もが危機に瀕したと思ったがエクストリームメモリが翔太郎を守りフィリップが姿を現した。翔太郎を見ていたのはフィリップであった。
実はフィリップが消滅したことを知った若菜はシュラウドを訪れる。シュラウドは若菜に声をかけ協力に素直に応じると驚く若菜の腕の中で息絶えた。若菜はフィリップを蘇らせるために地球(ほし)の本棚による検索を実行。自らの体を使ってフィリップを再構築したのであった。復活の際に不思議な空間で園崎家が全員揃いフィリップに別れを告げる。
再開を喜ぶ一同。そして1年ぶりの変身をしエナジーを倒した。

『仮面ライダーW』の登場人物・キャラクター

鳴海探偵事務所

左翔太郎(ひだり しょうたろう) / 仮面ライダーW

演:桐山漣

本作品の主人公の1人。鳴海荘吉亡きあと鳴海探偵事務所を継ぐ私立探偵。常にソフト帽を愛用し、ハードボイルドを意識しているが、性格は2枚目半。
熱くなりやすい部分があり冷静さにかけ、フィリップからは「ハーフボイルド」と揶揄される。
探偵としての能力は高く、護身術に長けており不測の事態にも対応ができる。風都では顔も広く情報網も多様。
各話で見てみると物語の中心となることは少ないが、起点を利かした行動力が事件の解決となることも多い。
物語の終わりを告げる合図として彼が報告書をタイプライターを打ち込み締めくくる。

フィリップ / 仮面ライダーW

演:菅田将暉

本作品のもう1人の主人公。ミュージアム(後述)に記憶を消され幽閉されていたが、鳴海荘吉と翔太郎に助け出される。
地球(ほし)の本棚にキーワード検索をすることで、様々な技術や知識を身につけて実践できるという特殊能力を持つ。
性格はマイペースでクール。しかし、一度興味を持ち出すと徹底的に調べなければならなく周囲が見えなくなる。
一度調べたものに対しては興味がなくなり違うものに興味の対象を移していく。
はじめは知識や技能を得ることを優先していったが次第に感情的な行動を示し翔太郎のベストパートナーとなっていく。
風都のアイドル、園崎若菜の大ファンであり飽き性であるフィリップが珍しく熱中していた。
その正体は園崎家の長男・園崎来人。子供のころにミュージアムの中核となる「ガイアゲート」に落下しすでに死亡している。
地球(ほし)の本棚に自身のことを調べようとするとロックがかけられ物語終盤までは自身や園崎家のことは全くわからなかった。
最後は加頭順 / ユートピア・ドーパントを撃退した後、「僕たちは永遠に相棒だ、この地球がなくならない限り」と翔太郎に告げその存在が消滅した。
しかし、消滅の事実を知った姉園崎若菜が自身の身体を使い約1年かけて復活した。

鳴海亜希子(なるみ あきこ)

演:山本ひかる

本作のヒロイン。翔太郎の師匠、鳴海荘吉の娘であり、鳴海探偵事務所の権利者。口癖は「私聞いてない」。
関西弁が書かれているスリッパを常時所持しており主に翔太郎にツッコミを入れてる。たまにドーパント相手にもこのスリッパで立ち向かう。
最初は翔太郎に立ち退きを求めるが事件に関係したことをきっかけに鳴海探偵事務所所長を名乗り居座ることとなる。
無理やり事件に首をつっこみ翔太郎たちの足を引っ張ることもあるが、その行動力によって事件を解決することもある。
物語終盤、照井竜に恋愛感情を抱きTVシリーズ終了後に結婚をした。

鳴海荘吉(なるみ そうきち)

CV:吉川晃司

鳴海探偵事務所の初代所長で、ハードボイルドを地で行く人物。翔太朗に探偵のイロハを叩き込んだ師匠であり、亜樹子とは父と娘の関係である。
超一流の探偵であり、さらに生身でもドーパントとある程度渡り合う卓越した戦闘技術の持ち主。彼の「依頼人の安全第一」という探偵としての信念や「さあ、お前の罪を数えろ」という決めゼリフは、翔太朗やフィリップにも引き継がれている。
シュラウドの依頼でミュージアムからフィリップを救出するも銃撃を受け、翔太朗に彼を託して死亡。物語開始時点ですでに故人だが、その生き様は以後も多くの人々に影響を与えた。“仮面ライダーW”の原点ともいえる人物。

鳴海探偵事務所の協力者

照井竜(てるい りゅう) / 仮面ライダーアクセル

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仮面ライダービルド(Build)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『仮面ライダービルド』とは、2017年に放送された、仮面ライダーシリーズの作品。平成仮面ライダーシリーズの第19作目。全体的に物理学のモチーフが綴られた話になっている。ストーリーは記憶を失った天才物理学者・桐生戦兎と、無実を証明する為に脱獄した脱走犯・万丈龍我のバディによる謎解きと、北都・東都・西都の戦争などミリタリー要素が多く、シリアス要素が強い作品となっている。

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君たちはどう生きるか(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

君たちはどう生きるか(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『君たちはどう生きるか』とは、義母を救うために不可思議な世界を旅する少年の姿を描いた、宮崎駿によるアニメ映画。宮崎が「これで本当に最後」と明言して制作した作品で、宣伝も無く、公式HPも無く、一切情報を隠したまま公開されるという独特の手法で話題となった。 太平洋戦争が激化する最中、牧眞人は父と共に郊外へ引っ越し、そこで叔母で新たに自身の義母となるナツコと再会。どう接すればいいのか互いに戸惑う中、ナツコはいずこかへと姿を消し、眞人は彼女を連れ戻すために謎のアオサギに導かれて異界へと旅立っていく。

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仮面ライダー(初代)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダー(初代)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダー』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。45年以上の長きにわたって、日本の等身大ヒーローの代表格であり続けるシリーズの1作目となる番組である。ショッカーによる改造手術を受けて、自らが望まぬ圧倒的な力を得てしまった本郷猛と一文字隼人は、仲間の力を借りつつ、仮面ライダーとして明日も知れぬ戦いに身を投じていく。「人類の自由と平和」のために。

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仮面ライダー電王(Den-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダー電王(Den-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダー電王(Den-O)』とは、石ノ森章太郎原作の東映製作特撮テレビドラマシリーズの一つで「電車」がモチーフである仮面ライダーである。2007年1月28日~2008年1月20日までテレビ朝日系列で放送された。平成仮面ライダーの8作品目で、未来の人間の精神体である「イマジン」と呼ばれる怪人が過去の世界を支配して自分たちの良いように歴史を変えようとするが、仮面ライダー電王が「時の列車デンライナー」で現在と過去を行き来して悪のイマジンから現在の世界を守るために戦う時間SFストーリーである。

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銀魂(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

銀魂(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「銀魂」(実写版)は、2017年7月に公開された福田雄一監督による日本映画。空知英秋作画の漫画「銀魂」の実写化作品で、原作の長編「紅桜編」がベースです。「紅桜編」は、妖刀紅桜を利用して国の転覆を目論む鬼兵隊と、それを阻止しようとする主人公坂田銀時と仲間たちの戦いを描いたもの。原作はSF時代劇コメディです。実写版はそれを忠実に再現し、ギャグ満載、時にほろりとさせる内容になっています。

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民王(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

民王(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『民王』とは、2015年7月から9月まで、テレビ朝日で放送された政治を題材としたコメディドラマ。主演は遠藤憲一と菅田将暉。原作は池井戸潤の小説である。内閣総理大臣の武藤泰山と、息子で大学生の翔の人格がある日突然入れ替わってしまい、互いの仕事や生活を入れ替わった状態で悪戦苦闘するストーリー。2016年4月にスペシャルドラマ『民王スペシャル〜新たなる陰謀〜』と、貝原茂平が主役の『民王スピンオフ〜恋する総裁選〜』が放送されている。

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仮面ライダージオウ(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダージオウ(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダージオウは、平成仮面ライダーシリーズ最後の作品である。2018年9月2日から2019年8月25日、毎週日曜日朝9時から9時30分のニチアサとして、テレビ朝日系列で放送された特撮作品だ。制作は東映、全49話放送。過去の平成仮面ライダーシリーズにおいて、仮面ライダーの変身者やヒロインなどのメインキャストがゲスト出演し、大きな話題となった。高校生である常磐ソウゴは仮面ライダージオウに変身し、未来を切り開く。

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仮面ライダーV3(ブイスリー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーV3(ブイスリー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーV3』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。『仮面ライダーシリーズ』の人気を定着させた作品である。ショッカー・ゲルショッカーの後継組織であるデストロンの魔の手から人々の自由と平和を守るために、風見志郎/仮面ライダーV3が悪の怪人と闘い続ける。登場人物は前作『仮面ライダー』から一部引き継がれ、前作と同様、もしくはそれ以上の人気を獲得する作品となった。

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仮面ライダーゼロワン(Zero-One)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーゼロワン(Zero-One)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーゼロワン』とは、東映制作で2019年に放送された仮面ライダーシリーズの特撮テレビドラマ。令和初の仮面ライダーシリーズ。主人公の飛電或人/仮面ライダーゼロワンは祖父が亡くなったため飛電インテリジェンス社長兼仮面ライダーゼロワンとして戦うことになる。人工知能搭載型ロボットヒューマギアを暴走させようとするサイバーテロリスト組織滅亡迅雷.netとの闘いや夢と情熱の大切さを描く。キャッチコピーは「令和仮面ライダー元年」、「世界最強の社長はただひとり!オレだ!」。

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仮面ライダーZX(ゼクロス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーZX(ゼクロス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーZX』は、10番目の仮面ライダーの名称と、それに関連する企画を総称したもの。「バダン」の野望を止めるべく、仮面ライダーZXは戦う。1982年~1984年にかけて、雑誌でのグラビア連載や、『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』で登場した。仮面ライダーの中ではやや影が薄かったものの、漫画『仮面ライダーSPIRITS』で主人公として選ばれたことで知名度や人気が向上することとなった。

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銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「銀魂2 掟は破るためにこそある」とは、2018年8月に公開された、空知英秋原作の漫画「銀魂」を実写化した日本映画です。2017年公開「銀魂」の続編で、前作に続き監督は福田雄一、主演は小栗旬が務めています。前作とほぼ同じメインキャストで臨んだ本作は、原作で人気の長編「真選組動乱編」と、ギャグ色の強い「将軍接待編」をドッキングさせた内容。「真選組動乱篇」は真選組の参謀伊東鴨太郎の謀反を中心にした物語、「将軍接待編」は、万事屋がバイトするキャバクラに徳川茂茂がやってきて起きる騒動を描いたものです。

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仮面ライダーゴースト(Ghost)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーゴースト(Ghost)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーゴースト』とは、生と死をテーマにした仮面ライダーシリーズの第17作目である。2015年10月4日から2016年9月25日まで放送された。 主人公のタケルは、眼魔と呼ばれる怪物に襲われて命を失う。その後、死後の世界にて仙人と出会ったタケルは、仙人の力によって幽霊として現世に復活した。タケルは15個揃うと願いが叶う眼魂を集め、生き返るために仮面ライダーゴーストとして戦う事となる。 命の尊さに向き合うタケルの姿や格好いい戦闘シーンなどから、子供たちを中心として人気を得た作品だ。

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仮面ライダーガッチャード(GOTCHARD)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーガッチャード(GOTCHARD)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーガッチャード』とは、錬金術をモチーフとするヒーローの活躍を描く、令和仮面ライダーシリーズの第5作目にあたる特撮番組。複数の仮面ライダーが登場するのが当たり前だった令和仮面ライダーシリーズの中にあって、「仮面ライダーは主人公が変身する1人だけ」という原点回帰的な工夫で話題となった。 錬金術により生み出された、101体の人口生命体ケミーが解放された。その現場に居合わせた高校生の一ノ瀬宝太郎は、成り行きからガッチャードライバーを与えられ、ケミーの回収を任されることとなる。

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仮面ライダーX(エックス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーX(エックス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーX(エックス)』とは、特撮テレビシリーズ「仮面ライダー」、「仮面ライダーV3」に続くシリーズ第3弾のタイトルであり、同時に主人公の名前でもある。秘密組織「GOD]が送り出す怪人たちと戦いながら、人々を守る仮面ライダーXの活躍を描くヒーロー物である。スマートなビジュアル、変化に富んだストーリー作り、シリーズ初のアンチヒーローや巨大ロボットが登場することなど、挑戦的な試みにあふれた意欲作である。1974年に、全35話が放映された。

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君と世界が終わる日に(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

君と世界が終わる日に(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『君と世界が終わる日に』とは、2021年1月から3月まで日本テレビでドラマ放送された、竹内涼真主演のゾンビサバイバルドラマである。物語は主人公の間宮響が恋人の小笠原来美を探しながら、生存者たちと一緒にウイルスに感染した人間のゴーレムと戦い、ゴーレムのいない安全な場所を目指して旅するストーリーである。人間を襲うゴーレムを倒しながら、生存者たちの仲間の絆が深まっていき、みんなで助かろうと一生懸命に生きる姿を見られるドラマ。主人公の間宮響の諦めの悪い性格や襲ってくるゴーレムとの闘いも見どころのひとつ。

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MIU404(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

MIU404(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『MIU404』とは、性格が全く違う二人の刑事が日本の社会問題に立ち向かいながら事件解決を目指す、警視庁機動捜査隊を舞台としたテレビドラマである。臨時部隊として新設された第4機捜に召集された刑事が志摩一未と伊吹藍だ。二人は相反する性格ながら、様々な事件に相棒として立ち向かうことになる。斬新なストーリーと共に、二人の刑事がバディとして絆を深めていく姿も目が離せない作品だ。

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シン・仮面ライダー(庵野秀明)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

シン・仮面ライダー(庵野秀明)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『シン・仮面ライダー』(シンかめんライダー)とは、改造手術でバッタと融合させられた青年と、それを成した秘密結社ショッカーとの戦いを描いた、2023年の映画作品。日本を代表するクリエイターである庵野秀明が監督を務める、国民的特撮ヒーロー『仮面ライダー』の生誕50周年記念作品である。 バッタとの融合人間に改造された本郷猛は、恩師の娘である緑川ルリ子に巻き込まれる形で秘密結社ショッカーと戦うこととなる。当初成り行きで戦っていた彼は、やがて正義の意志に目覚め、ショッカーの暴威に立ち向かっていく。

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仮面ライダー1号(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダー1号(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダー1号』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ『仮面ライダー』を原典とした映画。45年の時を経て、再び藤岡弘、が本郷猛として、仇敵の地獄大使が率いるショッカーと、そして新たな敵ノバショッカーと戦う。「偉人の魂」を駆使して戦う若きライダー、仮面ライダーゴーストは共闘の後に言う。「本郷猛は永遠の英雄」と。

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仮面ライダーオーズ/OOOとは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーオーズ/OOOとは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーオーズ/OOO』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ作品で、2010年9月5日から2012年8月28日まで全48話がテレビ放送された。平成仮面ライダーシリーズ第12作目。800年前に封印されたコアメダルの怪物、グリードが蘇った。火野映司(ひのえいじ)はオーズドライバーと3つのコアメダルを渡され仮面ライダーオーズに変身する。戦いの中で新たなコアメダルを獲得し、3つのメダルを差し替えて多彩なフォームチェンジができるなど大人にも子供にも人気の作品である。

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糸(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

糸(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『糸』とは、2020年に公開された日本の恋愛映画で、中島みゆきの楽曲『糸』にプロデューサーの平野隆が着想を得て制作された。監督は瀬々敬久。平成元年生まれの高橋漣(たかはしれん)と園田葵(そのだあおい)は、美瑛で出会い恋に落ちる。しかし大人たちの都合で引き裂かれ別々の人生を歩む。出会ってから18年経って平成という時代も終わりを迎えるとき、互いを忘れられなかった漣と葵は再び手を取り合うために動き出していた。この物語は、漣と葵、その周辺の人々の軌跡を「平成」という時代にのせて描く作品となっている。

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3年A組 ―今から皆さんは、人質です―(3A)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

3年A組 ―今から皆さんは、人質です―(3A)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『3年A組ー今から皆さんは、人質ですー』とは、日本テレビ系で2019年に放送された日本のテレビドラマ。半年前に起きた女子生徒・景山澪奈の自殺の真相を明らかにするため、美術教師の柊一颯が生徒たちを人質に取った立てこもり事件を起こす、異色の学園ドラマである。主演は菅田将暉。生徒役には永野芽郁や今田美桜、森七菜などが出演している。『電車男』や『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』などのヒットドラマを生み出した武藤将吾が脚本を手掛ける。

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鎌倉殿の13人(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

鎌倉殿の13人(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鎌倉殿の13人』とは2022年にNHKで放送された、平安時代〜鎌倉時代初期を舞台とした大河ドラマである。主演は小栗旬が務めた。 伊豆の地方豪族の次男坊であった北条義時(ほうじょうよしとき)は源頼朝(みなもとのよりとも)に仕え、源平の戦乱の中に巻き込まれていく。そして鎌倉幕府成立後は有力御家人たちとの権力闘争を勝ち抜き、次第に非情な権力者になっていく姿が描かれている。 脚本は今作が大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛けた。 同作品は2023年のエランドール賞特別賞を受賞している。

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仮面ライダーG(稲垣吾郎)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーG(稲垣吾郎)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーGはテレビ『SmaSTATION!!Presents SMAP☆がんばりますっ!!』の企画「SMAPチャレンジ」の1つ。SMAPの稲垣吾郎の「幼少時の憧れであった仮面ライダーになってみたい」という要望を石森プロと平成仮面ライダーの製作スタッフの全面協力のもと実現したヒーローの名称である。 武装組織「シェード」に誘拐され、改造人間となった五郎が仮面ライダーGとなってシェードと戦う物語。

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仮面ライダー鎧武(ガイム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダー鎧武(ガイム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダー鎧武(かめんライダーがいむ)とは、異界の森の侵略に立ち向かうヒーローたちの活躍を描いた、平成『仮面ライダー』第15作目の特撮番組。作中で主人公が変身するヒーローの名称でもある。 アルバイトで家計を助ける少年葛葉紘汰は、ある時不思議な森に迷い込み、そこで装着者を超人へと変身させる謎のベルトを手に入れる。同じタイミングで街の若者たちが同様のベルトを入手し、己の野望を叶えるためにこれを悪用。紘汰は時に彼らと戦い、時に協力しながら、不思議な森が招く世界の危機に立ち向かっていく。

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仮面ライダーフォーゼ(Fourze)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーフォーゼ(Fourze)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーフォーゼ(Fourze)』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ作品で2011年9月4日から2012年8月26日まで全48話放送された。平成仮面ライダーシリーズ第13作目にして、仮面ライダー生誕40周年記念作品である。天ノ川学園高校に転校してきた如月弦太朗(きさらぎげんたろう)は、学校を荒らす怪人「ゾディアーツ」から生徒を守るために「仮面ライダーフォーゼ」に変身し、宇宙のパワーで戦う、近未来を舞台に繰り広げられる青春学園物語である。

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仮面ライダーキバ(Kiva)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーキバ(Kiva)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーキバ』は2008年から2009年にかけて、テレビ朝日系列で毎週日曜8時から8時30分に放送された特撮番組。人間を食らう敵ファンガイアと、人間を守る謎の戦士仮面ライダーキバによる戦いを描いた。ファンガイアのモチーフに吸血鬼を取り入れるなど西洋ホラーの要素を入れつつ、異種族間の恋愛や三角関係など複雑な人間ドラマも組み込んだ作品である。

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仮面ライダーエグゼイドのライダーガシャットまとめ

仮面ライダーエグゼイドのライダーガシャットまとめ

『仮面ライダーエグゼイド』とは「ゲームスタート!」「ノーコンティニューで運命を変えろ!!」がキャッチコピーの平成仮面ライダーシリーズ第18作目。 病院を舞台にゲーム要素が盛り込まれており、ライダーガシャットと呼ばれるキーアイテムが存在する。ガシャットは各ライダーが基本形態や強化形態に変身する際に使用するものと、「ゲーマ」と呼ばれるサポートユニットを召喚するものに分類される。

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陽だまりの彼女(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

陽だまりの彼女(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『陽だまりの彼女』とは、越谷オサムによる日本の恋愛小説を原作として2013年に映画化された恋愛映画である。交通広告代理店の営業マンである奥田浩介(おくだこうすけ)が中学時代の同級生の渡来真緒(わたらいまお)に再会することからはじまり、ふたりは恋愛し結婚する。幸せな毎日を過ごしていたふたりだが、真緒に異変が現れる。そして浩介は真緒の驚くべき秘密を知るのだ。恋愛ストーリーの中にファンタジー要素が加わり、可愛らしく心温まる映画となっている。

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仮面ライダーアマゾン(Amazon)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーアマゾン(Amazon)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーアマゾン』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ『仮面ライダー』シリーズ第4弾のタイトルであり、同時に主役が変身するヒーローの名前である。通称、アマゾンライダーともよばれている。物語は、世界征服をたくらむ悪の組織ゲドンやガランダー帝国の放つ獣人(じゅうじん)と戦うアマゾンライダーの活躍を描いている。1974年10月から1975年3月までの間で、全24話が放映された。仮面ライダーシリーズの原点回帰を目指した作品と言われている。

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キセキ -あの日のソビト-(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

キセキ -あの日のソビト-(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『キセキーあの日のソビトー』とは、大ヒット曲を数々生み出したGReeeeNの結成と「キセキ」という楽曲の誕生秘話を描いた映画である。 音楽に挫折した兄のジンは、歯科医師を目指す弟のヒデの音楽の才能に気づき、ヒデの音楽活動を支えることにした。 父親である誠一のような医者を目指していたヒデは、歯科大学の仲間と共に顔を出さない音楽グループGReeeeNを結成する。 そんな2人の主人公と音楽を認めない誠一との葛藤を実話を元にしたストーリー。

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