エガオノダイカ(The Price of Smiles)のネタバレ解説まとめ

『エガオノダイカ』とはタツノコプロの創設55周年記念作品として制作されたオリジナルアニメ。
ソレイユ王国の王女ユウキ・ソレイユとグランディーガ帝国の軍人ステラ・シャイニングという対局的な人生を送って来た二人の主人公が出会うまでを描いている。
戦闘ロボットによる戦争ものという人気の高いテーマで期待も高かったが、主人公であるユウキとステラの活躍は数えるほどしかなく、戦争も消化不良のまま終わり、名作になる要素を持ちながら不発に終わった「惜しい」作品として話題になった。

王国騎士団の総長。イザナとは士官学校時代からの親友同士。

モーゼスが騎士団総長の頃は彼の部下で、イングラム父子を夕食に誘うなど家族ぐるみの付き合いをしていた。
妻帯者だったが、12年前の事件で妻のアデルを亡くしている。

「一人でも犠牲を出したくない」というユウキの理想は認めているが、ハロルド自身はあくまで現実を見ており、戦争に対する考え方の相違から作中通してユウキとの対立が目立った。

更なる犠牲者の増加と環境悪化を懸念して反対するユウキを振り切って新型クラルスの配備を強行し、所用のため不在のユウキに代わって戦闘を指揮した時は敵の殲滅を命令するなど、ユウキに対して反旗を翻すような行動が目立つが、騎士団総長として国を守りたいが故の行動である。

最後の出撃前にユウキに対して前述の行動を謝罪するとともに「本当に国を、民の事を思うのであれば、どんなに辛く困難な選択でも決断をしなければならない時がございます。皆を導く者として、立ち止まっている暇はございません。前に、お進み下さい」と告げ、戦闘ではステラの乗った機体を追い詰めるが、彼女を庇って立ちはだかったゲイルと相撃ちになって戦死する。

イザナ・ラングフォード(CV:置鮎龍太郎)

王国の政務官。ハロルドとは士官学校時代からの親友同士。

テロによって家族を失ったヨシュアをユウキの世話役として抜擢し、同じくテロによって家族も帰る家も失った帝国の人間であるレイラを王国に仕えさせるよう取り成すなど、ユウキにとって「大切な人」を側に置くよう働き掛けたのは彼である。

妻と娘がおり、自室の机に家族の写真を飾るなど家族を愛している描写が見られるが、戦争から家族を守るため国の平和を最優先に考え行動する、いわゆる「仕事人間」であり、ハロルドの発言によると戦争開始直前は家にもほとんど帰っていなかったとの事である。

帝国軍による王都占領が避けられなくなったのを見てユウキと家族を逃がし、自身は一人王都に残って捕虜となる。

その後は帝国兵士の監視とともに、属領の領主に対して降伏を説得するなど折衝役を任される。

帝国軍の出撃によって手薄になった警備を見て脱走し、ユウキたちに重要情報としてベルデ皇国の研究者によるクラルスの研究報告を送るも、直後に帝国兵の銃撃を受けて落命する。

ユウキに対してこれから生まれて来る子供の名前という「最後の伝言」を託した後、総長から親友の顔に戻ったハロルドから別れの言葉として「次に会う時は酒に付き合え」との言葉を贈られた。

ユニ・ヴァンキッシュ(CV:小市眞琴)

王国の騎士でルネの双子の姉。

登場早々ユウキに対する無礼な態度でヨシュアを激怒させ、模擬戦闘で決闘するなど、彼のライバルポジション兼「気になる」存在になると思われたが、ヨシュアが2話で「退場」となってしまったため恋に発展する事もなかった。

5話の戦闘で帝国軍を相手にたった一人で奮戦した凄腕パイロットの正体は彼女であるが、作中では1話の模擬戦闘と5話の2回しか戦闘で活躍する場面がない。

公式サイトでは「可愛いモノが大好き」と紹介されているが、彼女のプライベートが描かれる事は皆無だったため、彼女の趣味は一度も見られなかった。

ルネ・ヴァンキッシュ(CV:榎木淳弥)

王国の騎士でユニの双子の弟。

帝国軍相手に一人で善戦するなど活躍の描写があったユニと違い、1話の模擬戦闘でユニのブレインとして指示を出してヨシュアを追い詰めたところ以外の活躍はなく、ほぼ「モブ」同然の扱いだった。

ジェイムズ(CV:石井康嗣)

王国の旗艦空母「エクセスアルカ」の艦長。

経験豊富なベテランらしく、窮地に陥っても冷静な判断で被害を最小限に抑えている。

移動砲台完成後は陽動のため、部隊を率いて王都ハリアントへ向かい帝国軍を釘付けにするなど自らの任務を果たした。

オドレイ(CV:江越彬紀)、イアン(CV:髙坂篤志)、ジョナ(CV:垣坂翔太)、マリア(CV:広瀬さや)、ニコル(CV:和井みずき)

左からオドレイ、マリア、イアン、ニコル、ジョナ

エクセスアルカのオペレーターを務める面々。
艦内のポジションも決まっており、左からオドレイ、イアン、ジョナ、マリア、ニコルの順に座っている。

特徴は、オドレイは眼鏡の男性。
イアンは青っぽい銀髪の男性。
ジョナは中央に座るきのこカット(マッシュルームヘア)の男性。
マリアは金髪の女性。
ニコルは黒髪の女性。

一応それぞれ名前はあるが、作中で名前が呼ばれる事は一度もなく、目立ったセリフもない、言ってしまえば「名前のあるモブ」である。

ジラール伯(CV:伊藤健太郎)

国境のウィスター州を治める領主で、ユニとルネの主君。

王国への忠誠心よりも自領の領民を最優先に考えており、不利な戦況を見て帝国に下ろうとするが、ハロルドにその企みを見抜かれて拘束される。

結局、戦闘は帝国の勝利となり、王国軍が撤退した後は帝国に拘束されて捕虜となり、その後の消息は不明である。

ソレイユ国王(CV:花輪英司)

ユウキの父親。

両国の科学者の協力に開発された新型クラルスを祝うセレモニーの最中に起きた、12年前の事件で妻である王妃と共に命を落とす。

王都であるハリアントの中央には国王夫妻の像があり、1話で王宮を抜け出したユウキは両親の像に挨拶している。

モーゼス・イングラム(CV:松田健一郎)

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