ロクでなし魔術講師と禁忌教典(ロクアカ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』とは羊太郎によるライトノベル、及びそれを原作としたアニメ・漫画等のメディアミックス作品。
暗示特化専用言語のルーン言語を用いた魔法能力を持つ人間がいる異世界が舞台で、主人公のグレンは前職を辞めて以来、育ての親であるアルザーノ帝国魔術学院教授セリカの下で、一年に渡り引きこもり生活を送っていた。しかし業を煮やしたセリカに脅され、嫌々ながら同学院の非常勤講師として勤める所から物語は始まる。
生徒と教師、互いに学び合いながら成長する過程で様々な名言が生まれている。

グレンは私の全て。私はグレンのために生きると決めた

第七話からリィエル・レイフォードのセリフ。
アリシア女王から自身の娘であると告げられ、出自が明らかになるルミア。
今まで通り学院に通う彼女を守る為に、アルザーノ帝国宮廷魔導士団から護衛として執行官のリィエルが身分を偽り、グレンのクラスの編入生として入学して来る。
アルザーノ帝国宮廷魔導士団とはグレンが引きこもりになる前に所属していた組織であり、彼女とグレンは旧知の仲であった。
可愛らしい容姿を持った彼女にクラスの男子女子問わず色めき立つ中、自己紹介するリィエルであったが、グレンとの気の置けないやり取りから知人である事を察した生徒の一人が知り合いであるか質問すると、リィエルは上記名言の様に答えた。
元「天の智慧研究会」の構成メンバーであったリィエルは、同じく構成員であった兄と共に組織からの逃亡を図るが、兄は組織の追っ手に殺され、自身も深手を負うがグレンに助けられた経緯を持つ。
口数が少なく感情表現の乏しいリィエルが語った、命の恩人であり、戦友であったグレンに対する感謝と決意のセリフである。
しかし事情を知らないグレンのクラスの生徒達に、教師と生徒の禁断の恋愛関係を誤認させるのに十分な一言でもあった。

例えここが戦場のど真ん中だったとしても、俺はここを選んだよ

第七話からグレンのセリフ。
学院の遠征学習の目的地に、気候が温暖で、ビーチリゾートとして有名なサイネリア島の白金魔導研究所を選ぶグレン。
担任クラスの生徒達を引率し、長い陸路の次に待っていた船での移動で、船に弱いグレンは生徒達に担いでもらわなければ歩けない程の、酷い船酔いに見舞われる。
そこまでしてサイネリア島を選んだ理由をシスティーナに問われたグレンは、女子生徒達の水姿を見る事が目当てであった事を高らかに宣言し、呆れるシスティーナに対し、上記名言の様に言い放った。
魔術と生徒達に対して真摯に向き合う様になったグレンであったが、未だ生徒達の手本にならない、ダメ教師である事を窺がわせる一言である。
しかし今回、女子の水着見たさ目的でサイネリア島を選んだ事で、男子生徒達に「グレン先生について行きます」と言わしめ、男子生徒達の心は鷲掴みにした様である。

アンタを倒して俺達はエデンへ行くんだ! いくぞみんな!!

第七話からグレンのクラスの男子生徒のセリフ。
遠征学習の目的地であるサイネリア島のホテルで夜を迎えるグレンと生徒達であったが、男子生徒達は女子生徒達との一夏の思い出作りの為に、宿泊する部屋からこっそり抜け出す。
グレンに見つからず女子生徒達の部屋へ向かう為、外から女子の宿泊部屋へ侵入を試みる男子生徒達。
そんな彼等の前に立ち塞がったのは、男子生徒達の行動を予測して待ち構えていたグレンであった。
引き下がる様に説得するグレンに対し、男子生徒達は叶うかどうかも分からない女子生徒達との思い出作りの為、女子部屋をエデン(楽園)に例え、立ち塞がるグレンに向け、上記名言を宣戦布告として言い放った。
全力でふざけ合える、グレンと生徒達との距離の近さが窺える一言である。

自分が大切だと思う何かの為に生きろ。意味とか、資格とか、理由とか、馬鹿が無い知恵絞ってもっともらしく考えるな!

第九話からグレンのセリフ。
リィエルの前に、二年前に「天の智慧研究会」の配下の者の手に掛かり、殺害された筈の兄が突然現れる。
兄はリィエルに、自身が今は「天の智慧研究会」に生かされ、言いなりになっている事を告げる。
生きていた兄の為に何かしたいと問うリィエルに対し、兄は「天の智慧研究会」がルミアを連れてくれば自由の身にしてくれる交換条件を提示して来たと言う。
友達としての距離を縮めつつあったルミアの誘拐に躊躇するリィエルであったが、生きていた兄の頼みを断れず、言われるがままルミアを拉致してしまう。
しかしルミアとリィエルを救出に来たグレンの活躍により、兄が自由になる話は嘘で、生きていた兄もニセモノである事が判明する。騙されていた事を知り、後悔の念に苛まれるリィエルに対し、グレンは上記名言の様に言った。
生きる事さえ諦めようとするリィエルに、生きる為の一歩を踏み出す勇気を与えたグレンの一言である。

二人は大切な、友達

第十話からリィエルのセリフ。
遠征学習からアルザーノ帝国に帰るグレン達。
リィエルは級友として、システィーナの屋敷の夕食に誘われる。
システィーナの両親と、システィーナ、ルミアの一家団らんの温かい雰囲気に包まれ食事をするリィエル。
夕食後、リィエルはシスティーナとルミアに、遠征学習中に騙されてルミアを拉致した事や、ルミアを連れ去る時、ルミアを守ろうとしたシスティーナに言ってしまった暴言を謝罪する。
全てを許し、リィエルを抱き締めるシスティーナとルミア。
名言は、 二人の心の温かさにリィエルが呟いた一言。
リィエルに生まれて初めて親友が出来た瞬間である。

何か成す者とは歩み続ける愚者である。成せぬ者とは歩みを止めた賢者である

第十話からセリカのセリフ。
図書室でセリカと偶然遭遇するシスティーナ。
セリカは、優れた魔術師であり魔導考古学者であったシスティーナの祖父レドルフ・フィーベルを引き合いに声を掛ける。
魔術師の最高位を持ち、学院の教授でもあるセリカに対し、学生の身であるシスティーナは祖父の遺志を継いだ研究をしたいが、自分に出来るか不安である、と心の内を明かす。
そんな彼女に、セリカは上記名言の様に助言を以って励ました。
システィーナが意味をどこまで理解したかは不明であるが、夢に向かって歩くシスティーナの背中を押した一言である。

怖いあなたも、普段のロクでなしのあなたも、どちらもあなたという人間! かけがえのない人であることは間違いない!

第十二話からシスティーナのセリフ。
一年前、自らの正義を掲げ、理念に反する帝国政府要人や軍の高位魔導士を次々殺害していたものの、グレンに犯行を阻止された経緯を持つ、元帝国宮廷魔導士団執行官No11のジャスティス・ロウファン。
ジャスティスは自らの正義を阻止された事に対する報復の為、グレンに襲い掛かる。
行動を共にしていたシスティーナを守りつつ戦うグレンであったが、強敵を前に、徐々に軍籍時代の冷徹な容姿に変貌していき、そんなグレンの姿にシスティーナは怯え始める。
半ばグレンから逃げる様に、一人で逃走するシスティーナ。
その間にもグレンとジャスティスの戦闘は続くが、グレンはジャスティスの魔術攻撃に致命傷を受けてしまう。
グレンにトドメの攻撃魔術を放つジャスティス。
しかし何者かの魔術により、攻撃魔術はグレンに届かず受け流される。
グレンを救ったのは、グレンの変貌ぶりに恐怖して逃げ出した筈のシスティーナであった。
彼女はグレンが今まで命がけで自分達を守ってくれていた姿を思い出し、グレンを守る為に戻って来たのであった。
何故戻ったか問うグレンに対し、システィーナは上記名言を答えた。
グレンに軍籍時代の殺伐とした戦い方ではなく、教師としての、今の自分らしい戦い方を思い起こさせた一言である。

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