ザ・スイッチ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ザ・スイッチ』とは『ハッピー・デス・デイ』や『パラノーマル・アクティビティー 呪いの印』を手がけたクリストファー・ランドン監督によって製作されたスリラー映画作品。連続殺人鬼と女子高校生の体が入れ替わってしまうことで繰り広げられる新感覚ホラーである。コロナ禍に上映された映画にかかわらず2週連続で全米初登場NO.1を獲得するほどの人気ぶりだ。また、第一回Critics Choice Super Awardsでは殺人鬼のブッチャー役を演じたヴィンス・ヴォーンがホラー映画部門最優秀男優賞を受賞した。

『ザ・スイッチ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

クリストファー・ランドン監督の前作『ハッピー・デス・デイ』との共通点

時間

午前12時のアラームが鳴るシーン

前作の『ハッピー・デス・デイ』と今回の『ザ・スイッチ』でテーマとなっていた時間。
『ハッピー・デス・デイ』では主人公のツリーが同じ1日を何度もループする物語である。一方で『ザ・スイッチ』は、「24時間以内」に元の姿に戻らなければいけないため、二つの作品は「時間」というキーワードが共通していると言える。
この2作品を比べたときに、主人公が二人ともユニークな目覚まし時計で目を覚ますことが二つ目の共通点だ。

家族関係

『ザ・スイッチ』はミリーの父親が他界したことで家族関係が複雑になっていたが、『ハッピー・デス・デイ』でも主人公ツリーの母親が亡くなっている。このことに対してクリストファー・ランドン監督は次のように述べている。

家族との関係に悩むというのは、誰しもが経験するものだと思います。特に死に関わる場合は、複雑で難しい。家族との物語は、映画に意義や感情的なパワーを与えてくれると考えて、個人的な共感を引き出すことができます。

出典: news.biglobe.ne.jp

名作ホラー映画をオマージュしたシーン

13日の金曜日

『13日の金曜日』に出てくる殺人鬼「ジェイソン」のようにブッチャーも仮面をかぶって殺人をおこなっていた。
また、体が入れ替わる日も『13日の金曜日』となっている。

キャンディマン

ブッチャーが鉤爪のようなものを持って登場するシーンが、鉤爪を持つ殺人鬼「キャンディマン」をオマージュしている。
ブッチャーはこの鉤爪でフィルというミリーの同級生の目を背後から突いて殺害した。

おじさんが演じる女子高生の役作り

演技をするにあたってミリー役のキャスリン・ニュートンが演じたビデオをブッチャー役のヴィンス・ヴォーンが見て、彼女のクセやセリフの話し方を分析するところから始めた。その分析の結果、よりキャスリンが演じるミリーに似せることができ、本当に入れ替わっているかのような演技に仕上がっている。

『ザ・スイッチ』の主題歌・挿入歌

ED(エンディング):Haiku Hands「Suck My Cherry」

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