まおゆう魔王勇者の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『まおゆう魔王勇者』とは、橙乃ままれによるファンタジー小説、およびそれを原作としたアニメ、漫画、ドラマCDなどのメディアミックス作品。
人間と魔族が長く戦争を続ける異世界が舞台で、卓越した魔力と戦闘能力を持つ正義感の強い「勇者」が長引く戦争を憂い、単独で「魔王」を討ち取る為、魔王城へ乗り込み、魔王と対峙するところから物語は始まる。
本作は人間と魔族の対立を描いているだけでなく、様々な異なる立場の人間や魔族にも視点が当てられている為、考え方の違いから数々の名言が生まれている。

私だって勇者を裏切らない。正々堂々友達になろう

第五話から女騎士のセリフ。
勇者がかつての仲間の女魔法使いを探す為に魔界へ旅立ち不在の最中、女騎士は「人間の世界」と「魔族の世界」の境界線である凍結限界線に位置する極光島奪還の指揮官として召集される事になる。
魔王は女騎士が村を出る直前、命を落とすかもしれない彼女に、「紅の学士(くれないのがくし)」として人間のフリをしていた事を明かして謝罪する。しかし女騎士も、本来倒すべき相手である筈の魔王を守って欲しいと、勇者から土下座までされて頼まれていた事を打ち明ける。
女騎士は魔王を守る事を了承していた訳ではなかったが、魔王が自ら正体を明かして謝罪した事で許し、互いに秘め事を明かし合った二人は勇者を巡る恋敵として認め合う。その時に女騎士が発したセリフである。
女騎士が魔王にしたライバル宣言であり、ネットで男前と評価を受けている、一本気な女騎士の性格を表したセリフである。

戦争とは何なのか?なぜ起きるのか?なぜ終らないのですか?

第六話からメイド姉のセリフ。
戦争に使用する武器の説明をする魔王に問いかけたメイド姉の一言は、博識である魔王にも明確に答える事は出来なかった。
人間界と魔界の戦争終結の難しさを表した、象徴的なセリフである。

俺は眩しいよ、お前達の事がさ

第七話から勇者のセリフ。
魔界から帰還した勇者は、戦う事しか出来ない自分と相反し、村の人々の生活向上のために修道女として尽くす女騎士の姿と、魔界と人間界で暮らす者達の安寧を日々模索する魔王の姿を羨み、農作業すらまともに出来ない自身に落胆する。
人々の為に何かしたい自分と、戦う事以外は何やってもうまくいかない自分との板挟みに、勇者が自身に憤りを覚えている事を感じさせるセリフである。

騒いでないで、仲良く三人でどうぞ

第七話からメイド長のセリフ。
深夜に勇者とイチャイチャしようと画策する魔王は、深夜に勇者とお茶会をしようとした女騎士と、勇者の部屋の扉の前で鉢合わせする。
どちらが勇者と添い寝するか言い争う中、騒ぎを聞きつけたメイド長がやって来て、埒が明かない言い争いに業を煮やし、二人を勇者のベッドに放り込む。
魔王のメイドである筈のメイド長が見せた、メイドらしからぬ一面である。

一命を掛けて討たせていただきます

第八話からメイド長のセリフ。
荒ぶる歴代魔王達の霊を鎮める為、魔界にある冥府殿の奥へたった一人で向かう魔王。
しかしそれは歴代魔王達の霊に汚染され、意識を乗っ取られる危険もあった。
魔王は冥府殿の奥へと続く扉の前でメイド長に、儀式が終わって戻って来た時、自分が自分で無かった場合は切り伏せて欲しいと伝える。それに対しメイド長が応えたセリフ。
歴代魔王の計り知れない強大なチカラに対峙する魔王に対し、自身も命がけで盟約を護ると魔王に誓った、メイド長の決意の表れである。

この剣は勇者のモノ

第八話から女騎士のセリフ。
女騎士は自分の剣を誰にも捧げず主を定めなかったが、勇者と魔王が争いと飢えの無い世界の実現の為にそれぞれが今なすべき事を離れ離れで行い、離れていても互いを気遣い信頼している姿を見て、二人の間に自分が割り込める余地が無いと悟り、勇者に対して彼を主として仕える申し出をする。それは、せめて勇者のそばに仕えたいと言う女騎士の想いの表れであり、魔王との勇者を巡るライバル女性としての、敗北宣言と言えるセリフである。

望むこと、願うこと、考えること、働き続けることを止めてはいけません!もう虫には戻らない!

第九話から紅の学士に扮したメイド姉のセリフ。
魔界の冥府殿の奥で、たった一人で歴代魔王の魂と対峙する魔王。
魔王不在の冬越し村では、魔王の仮の姿である「紅の学士」に扮するメイド姉が、中央教会から異端者として公開処刑される事になる。
紅の学士として捕らえられるメイド姉。
集まる人々の前で、中央教会の使徒から異端者として鞭で打たれ続けるメイド姉であったが、集まる人々を前に自らが農奴であった事を告白し、人は前を向いて歩き続けなければいけない事を訴えた、ファンの間で人気の高い名言の一つである。

時代遅れのポンコツ魔王!世の中はオマエの物じゃない!

第十二話から勇者のセリフ。
冥府殿の奥から扉を開けて出て来たのは、歴代魔王の魂に汚染され、意識を乗っ取られた魔王であった。
盟約通りに立ち向かうメイド長であったが、圧倒的な力量差に片腕を失い、魔王を再び冥府殿の奥へ封じる事が精一杯であった。
そこへ駆けつけた勇者は、意識を乗っ取られた魔王と対峙する。
魔王と戦う事になった勇者が、魔王の意識を乗っ取る歴代魔王の魂に言ったセリフであり、魔王と共に未来を見据える勇者の想いが見える一言である。

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