まおゆう魔王勇者の名言・名セリフまとめ

Maoyu

『まおゆう魔王勇者』とは、橙乃ままれによるファンタジー小説、およびそれを原作としたアニメ、漫画、ドラマCDなどのメディアミックス作品。
人間と魔族が長く戦争を続ける異世界が舞台で、卓越した魔力と戦闘能力を持つ正義感の強い「勇者」が長引く戦争を憂い、単独で「魔王」を討ち取る為、魔王城へ乗り込み、魔王と対峙するところから物語は始まる。
本作は人間と魔族の対立を描いているだけでなく、様々な異なる立場の人間や魔族にも視点が当てられている為、考え方の違いから数々の名言が生まれている。

『まおゆう魔王勇者』概要

『まおゆう魔王勇者』とは原作者である橙乃ままれ(とうの ままれ)氏が、インターネット掲示板2ちゃんねるに長編小説『魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」』として、2009年より「ママレードサンド」名義で投稿していた作品である。
投稿されていた原作が、ゲーム作家の桝田省治(ますだしょうじ)氏の目に留まった事がきっかけで、2010年12月からエンターブレイン社より書籍化され、アニメ、漫画、ドラマCDなどメディアミックス展開されている。
アニメ『まおゆう魔王勇者』の監督とシリーズ構成は、人気テレビアニメ『狼と香辛料』と同じ高橋丈夫(たかはしたけお)氏と荒川稔久(あらわなるひさ)氏が手掛け、主要声優には『狼と香辛料』の主人公である「ロレンス」役の声を務めた福山潤(ふくやまじゅん)氏が「勇者」役で、そして『狼と香辛料』のもう一人の主人公である「ホロ」の声を務めた小清水亜美(こしみずあみ)氏が「魔王」役を務めるなど、制作に関して共通点の多い作品である。
人間と魔族が長く戦争を続ける異世界が舞台で、卓越した魔力と戦闘能力を持つ正義感の強い人間の「勇者」が長引く戦争を憂い、単独で魔族の王たる「魔王」を討ち取る為、魔王城へ乗り込み魔王と対峙する。しかし倒すべき魔王から語られたのは、共闘の申し出であった。一度は拒否する勇者であったが、魔王が語った争いや飢えのない「人間界」と「魔界」の実現の可能性に、共闘の申し出を受けいれる。
長引く戦争により様々な利益を得ている者達と、現状を打破しようと画策する魔王や勇者達の駆け引きの中からは、様々な名言が生まれている。

『まおゆう魔王勇者』の名言・名セリフ

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」 勇者「断る!」

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第一話から魔王と勇者のセリフ。
魔族の王である魔王を倒すために単身で魔王城に乗り込む人間の勇者。
勇者を待ち構えていたのは、人間と変わらない美しい女性の容姿をし、「紅玉の瞳(こうぎょくのひとみ)」の名を持つ、第43代目魔王であった。
魔王の美しさに見とれ、手に掛ける事を戸惑う勇者に対し、魔王は共闘を持ちかけるが、魔王を討ち取る事が人間世界の為になると信じる勇者は拒絶する。
しかし共闘の申し出の理由が服従ではなく、飢えと争いのない「人間界」と「魔界」の実現である事と、実現する為の方策を聞かされた勇者は共闘を受け入れる。
第一話冒頭からオーソドックスな魔王対勇者の物語の序章を展開していたが、話の途中で急転し、魔王と勇者共闘の物語へ変わった事に、ネット上には「驚いた」とのコメントが数多く書き込まれている。

戦争に良いところなんて、あるもんか!

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第一話から勇者のセリフ 。
長引く戦争を早期解決する為に単身魔王城に乗り込んだ勇者に対し、魔王は人間同士の結束が強まり、人間同士の交易が盛んになる等、戦争を長引かせる事で生じる数々のメリットを聞かせる。
しかし戦争で苦しむ人々の事を想う勇者は、魔王の説明を頭ごなしに否定する。
正義感が強く、真っ直ぐな性格をした勇者の心根が垣間見えたセリフである。

中央大陸に莫大な富をもたらす戦争に、乾杯!

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長引く魔族と人間の対立構造により、人間同士の結束は強まり、人間側の国々では国同士の交易が活発になった。
結果としてお金や食料、医薬品などが経済的弱者である小国へも渡る様になり、疫病と飢餓を減らす事が出来た。
交易を支えたのは商人であり、商人の組合である「同盟」である。
同盟の幹部である「青年商人」が商人達の集まった食事の席で語った一言が、商人の本質が善悪でなく、利益優先である事を物語っている象徴的なセリフである。

あの丘の向こうに何があるんだろうって、 思ったことはないかい?

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第一話から魔王のセリフ。
長引く戦争により利益を得ている者達がいる一方、戦争による弊害のシワ寄せが弱者に集まっている現状への憂いを勇者に語る魔王。勇者は、戦争で厳しい生活を余儀なくされている平民達がいるさなか、貴族達が毎夜豪華なパーティーを催していた事を思い出す。
戦争早期終結の為の解決策を見出せず閉塞感を抱く勇者に、魔王は魔法のランプを用い自身が夢見る平和で穏やかな光景を見せた。魔王の思いが勇者と同じである事を勇者に気付かせたセリフである。

自分の運命をつかめない存在は虫です。私は虫が嫌いです

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第二話からメイド長のセリフ。
新しい農法を広める事で国の自給率を上げる為、まずは貧しい田舎の村である「冬越し村」に屋敷を構える魔王と勇者。
新たな協力者として、魔王に似た種族の魔族であり、幼少期の魔王の世話をし、現在も側近として仕える「メイド長」を迎えて新しい農法の普及に努める。
しかし余所者の意見は受け入れられず、魔王と勇者が村長や村人達の説得に奮闘する中、両親と兄弟を村人達に焼かれた農奴の姉妹が、村の掟を破って主の下から逃走し、魔王の屋敷へ逃げ込んで来る。
メイド長は農奴の姉妹に迷惑を掛けた事に対する謝罪を要求すると共に、自分の運命は自らの手で掴み取る様に、あえて強い言葉で叱咤激励する。日頃から厳しい立ち振る舞いをするメイド長が見せた、優しさの裏返しのセリフである。

損得勘定。我々の共通の言葉にして、天と地の間で2番目に強い絆だ

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第四話から魔王のセリフ。
荒れ地でも収穫できるトウモロコシの栽培方法を教える魔王に、その見返りとして何を求めているのか尋ねる同盟の青年商人。
それに対し、魔王は「戦争の早期終結」と答える。
しかしそれは同盟が莫大な利益を得続ける機会を失う事に他ならず、青年商人は激高して交渉は決裂しかける。
この時、魔王が機転を利かせ、魔王側も利益を追求する立場は同盟と変わらない事を、商人が受け入れやすい言い回しで伝えたセリフである。
この一言を青年商人は「商人らしい考え方だ」と笑って納得し、魔王との交渉に応じた。
魔王達が同盟と言う強力な仲間を、新たに得た瞬間である。

私は人間になれたんでしょうか?

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第四話からメイド姉のセリフ。
人間同士の覇権争いによる南方諸国の戦乱が近づく中、戦に参加できるかも知れない事に浮足立つ女騎士の弟子達。
国の思惑に利用されている事に気付かない弟子達に「弱いまま参戦すれば犬死するだけだ」と、弟子達が納得しやすい言葉に言い換えて叱責する女騎士。
しかし招集がかかれば自身も参戦しない訳にはいかず、魔族との戦争早期終結を目指さなければならない最中、国の思惑に従い人間同士の戦争に加わらなければならない自分も弟子たちと変わらないと、メイド姉に愚痴をこぼす。慰めるメイド姉。
女騎士はメイド長に似て来たと成長を褒めるが、村の掟から逃げ回る事しかしなかった農奴の頃にメイド長から「虫」と言われた経緯を持つメイド姉は、メイド長からマナーなど様々な事を学んではいたものの自分の成長に自信が持てず、女騎士に訊ねたセリフ。
日頃から他人を気遣い、辛い時でも本音を見せずに明るく振る舞うメイド姉が垣間見せた、胸の内の不安である。

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