竈門炭治郎(鬼滅の刃)とは【徹底解説・考察まとめ】

竈門炭治郎(かまど たんじろう)とは、『鬼滅の刃』の主人公で、鬼を滅する組織『鬼殺隊』に所属する剣士である。『水の呼吸』と『ヒノカミ神楽(日の呼吸)』の使い手で、嗅覚に優れている。
炭治郎はある日、鬼の首魁である鬼舞辻無惨によって家族を惨殺される。唯一、生き残っていた妹の禰󠄀豆子は鬼にされていた。炭治郎は『鬼殺隊』へと入隊し、無惨の打倒と、禰󠄀豆子を人間に戻すべく戦いを繰り広げる。

意識を取り戻した炭治郎

柱や善逸たちが戦っている中、炭治郎は愈史郎による治療を受けていた。炭治郎は無惨の血を入れられてから時間が経っていた為に危険な状態で、何本もの薬を投与された。そんな中、鬼殺隊の隊員である村田は炭治郎が握っている日輪刀を取ろうとしていた。しかし、炭治郎は意識がないながらも日輪刀を握り締めて離さなかった。それを見た愈史郎は「戦いに向かう意思がコイツにはまだあるんだろ。」と言った。その時、炭治郎の脈拍が僅かに戻った。村田たちは必死に炭治郎に呼び掛けた。村田が「無惨が逃げちまうぞ!早く行かなきゃ!」と言うと「ギシ!」という鈍い音が辺りに響いた。それは炭治郎が日輪刀を強く握りしめる音だった。そして炭治郎は意識を取り戻した。

柱や善逸たちは無惨に善戦していた。近くで戦いを見ていた隊員は無惨に勝てるかもしれないという希望を抱いた。その時、轟音が轟き、大きな揺れが起きた。次の瞬間、無惨と戦っていた柱や善逸たちは重傷を負わされて吹き飛ばされ、戦闘不能になっていた。どうやら先ほどの轟音と振動は無惨の攻撃らしかった。唯一カナヲだけが意識を保っていたが、重傷を負わされた上に日輪刀を折られており、戦うことができなかった。無惨はそんなカナヲに歩み寄って攻撃を仕掛ける。その時、炭治郎が現れ『ヒノカミ神楽 輝輝恩光』を放って無惨の腕を斬り落とした。
炭治郎はカナヲを近くにいた隊員に託し、無惨の方を振り返った。
無惨は、顔の右半分の細胞が変貌した炭治郎を見て「何という醜い姿だ。これではどちらが鬼かわからないな。竈門炭治郎。」と言った。炭治郎は「終わりにしよう。無惨。」と告げた。

日の呼吸の真髄と十三個めの型

炭吉の記憶の中で、縁壱はすやこから「剣の型が見たい」とせがまれて『日の呼吸』の型を全て見せた。炭治郎の動きは縁壱の無駄のない動きを見た事で洗練されていた。
炭吉はその縁壱の動きをひとつも取りこぼさずに瞳に焼き付けた。縁壱の呼吸の型は息を忘れるほどに綺麗だった。剣を振るう時、縁壱は人ではなく精霊のように見えた。炭治郎は『日の呼吸』が『神楽』として伝わっていた理由を理解した。縁壱の型を見て、すやこや子供達は喜んではしゃいだ。縁壱はそれを見て照れ臭そうにうつむいた。炭吉は家を去ろうとする縁壱に「また遊びに来てください。」と声をかけた。すると縁壱は自身の耳飾りを炭吉に渡した。炭吉は縁壱がもうここへ来ない事を悟った。炭吉は遠ざかっていく縁壱に「縁壱さん!後に繋ぎます!貴方に守られた命で…俺たちが!貴方は価値のない人なんかじゃない!何も為せなかったなんて思わないでください!そんなこと絶対誰にも言わせない!俺がこの耳飾りも、日の呼吸も、後世に伝える!約束します!」と叫んだ。縁壱は笑顔を浮かべて「ありがとう。」と言い、炭吉たちに手を振った。
炭治郎は「縁壱さん。俺の方こそ、俺たちの祖先を助けてくれてありがとう。貴方がいなければ俺たちは生まれていません。貴方が信じて逃がした珠世さんの協力で無惨を追いつめることができました。貴方が見せてくれた日の呼吸で俺は戦うことができます。」と心の中で縁壱に礼を述べた。

縁壱が炭吉たちに見せた型は全部で十二個だった。炭治郎は十三個めの型について気になっていた事があった。それは、日の呼吸に『円舞』と『炎舞』という同じ音の技がある事、炭治郎の父が「正しい呼吸ができれば炭治郎もずっと舞える」と言った事、父が夜明けまでずっとヒノカミ神楽を踊っていた事、だった。炭治郎は複数の脳と心臓を持つ無惨の身体を見てその答えを知った。日の呼吸は十二の型が繋がっており、それを繰り返す事で円環を成して十三個めの型になるのだった。
炭治郎は「無惨の攻撃をくぐり抜け、脳と心臓を斬り続けるんだ。夜明けまで。十二の型は円舞と炎舞で全て繋がる。途方も無い。きっと俺は地獄を見るだろう。縁壱さんや父さんのような才覚が俺にはない。それどころか命が夜明けまでもつかどうかわからない。さらに無惨の逃亡をどう阻止するか。自信を失う理由がよくわかる(かつての炎柱の姿を思い浮かべている)。縁壱さんすらできなかったことが自分にできるのだろうか?それでも俺は今自分にできることを精一杯やる。心を燃やせ。負けるな。折れるな。」という思いを胸に無惨に斬りかかった。

無惨との死闘

無惨は炭治郎が縁壱と重なって見え、「亡霊が…!」と言って憤怒の形相を浮かべた。無惨は柱たちを倒した時と同じく轟音と大きな振動を起こした。その瞬間に炭治郎は出血した。炭治郎は無惨の攻撃が見えていた。無惨は、背中の九本の管や両腕よりも速度が上回る管を腿から八本出して攻撃していた。
炭治郎は『円舞』『烈日紅鏡』『火車』を続けて繰り出した。「やっぱり繋がる。そういうふうにできてる。そうですよね?縁壱さん。繋ぎます。次は十二の型全てを。」と心の中で告げた。炭治郎の日輪刀は赫刀へと変わっていた。

炭治郎が強くなっていたのは、死の淵まで行ったことでこれまで不必要だった感覚や力の扉を開いたからだった。炭治郎は六つの日の呼吸の型を繋げることができた。しかし炭治郎の肺や心臓、四肢は悲鳴を上げており、動きが鈍り始めていた。炭治郎は「集中しろ。今この瞬間の一秒以外、考えるな。剣が鈍る。手足が鈍る。一秒だ。一秒を繋げ。夜明けまでの一秒を繰り返せ。」という思いで刀を振るった。
普通であれば動きが鈍った炭治郎は無惨の攻撃を受けてもおかしくなかった。炭治郎が生きながらえることができたのは、しのぶと珠世が無惨に投与した薬が作用して無惨を老化させていたからだった(一分で五十年老化する。無惨を九千年分も老化させていた)。その時、鎹烏が「夜明ケマデ五十九分!」と告げた。炭治郎は全ての日の呼吸の方を繋げる事に成功する。

正確に無惨の心臓と脳を斬るために、集中して透き通る世界に入ろうとした炭治郎だが、突然視界が狭まってしまう。炭治郎は酸欠に陥っていたのだった。匂いを嗅ぎ分けて攻撃を避けようとした炭治郎が足を滑らせてしまったその時、彼は伊黒に助けられる。伊黒の顔を見た炭治郎は衝撃を受けた。伊黒は顔を斬り裂かれ両目を潰されていたのだった。炭治郎が「伊黒さん両目が…!俺を庇ったせいで!」と言うと、伊黒は「違う!もっと前にやられた!お前は人のことばかりうるさい!」と返す。炭治郎は伊黒をサポートしようとしたが、伊黒は「お前の介添えなど必要ない。俺には鏑丸(伊黒が連れている蛇)がついてる。」と断った。伊黒は鏑丸のサポートにより無惨の攻撃を避けていた。
炭治郎は伊黒と一緒に無惨を攻め立てるが、それでもまだ劣勢だった。「みんなの攻撃が無惨を弱らせているはずなんだ。無惨の匂いは段々変化してる。それなのにまだこの強さ…!酸欠を免れるのが精一杯で透明な世界に入れない。二対一でもまだきつい!なんとか現状を打破しないと。伊黒さんに何度も助けてもらった。俺も伊黒さんを助けなきゃ…。」と炭治郎は思った。その時、炭治郎は無惨の身体に無数の傷が浮かび上がるのを目にする。炭治郎は「傷…?古傷だ。そうかあれは縁壱さんがつけた傷だ。治癒しなかったんだ。何百年もの間、無惨の細胞を灼き続けた。あの傷はそのまま無惨の脆い所なんだ!縁壱さんが俺たちを導いてくれる…!」と理解した。

無惨の身体に浮かび上がった傷は動いており、炭治郎はその傷の場所に心臓と脳がある事を確信した。それにより、『透明な世界』が感知できなくても的確に急所を狙うことが可能となっていた。炭治郎は「伊黒さんの目をどうにかしなきゃ!鏑丸の手助けだって限界がある。」と考え、愈史郎の札を貼って鏑丸と伊黒の視界を共有させる事を思いつく。その時、鎹烏が「夜明ケマデ四十分!」と叫んだ。それを聞いた無惨は一目散に逃走を始める。無惨は誇りを持った侍でも、感情で行動する人間でもなく、生きることだけに固執している生命体であるため、逃走する事に一切の抵抗もなかった。
死亡した隊士たちを踏みつけにして逃げる無惨を見た炭治郎は怒りを抱き、周辺に転がっていた日輪刀を投げて無惨の足を止め、その隙をついた伊黒は無惨の喉元を突き刺す。さらに愈史郎の札を持った炭治郎も無惨に追いつき、反撃を受けながらもなんとかその札を伊黒と鏑丸に渡して視覚を共有させることに成功する。炭治郎と伊黒は無惨を挟み込んで逃さないように戦いを続けた。無惨は体力の限界が近づき、息切れをするようになっていた。

無惨は突如動きを止めた。炭治郎は珠世の薬が効いている事を確信した。炭治郎は「いける!勝てる!夜明けまでもう少し!」という思いを抱く。しかし、次の瞬間、無惨から強烈な衝撃波が放たれ、炭治郎と伊黒は倒れた。無惨の身体には巨大な口が出現していた。炭治郎は無惨の血鬼術により痙攣が止まらず、立ち上がることができないでいた。無惨は炭治郎たちを置いて逃走しようとするが、それを伊之助が阻んだ。伊之助は「よくもやってくれたなぁ。許さねぇ。俺たちを庇って数珠のオッサンの足と、半々羽織りの腕が千切れた。あっちこっちに転がっている死体は一緒に飯を食った仲間だ。返せよ、足も手も命も全部返せ。それができないなら百万回死んで償え!」と涙ながらに話し、無惨に斬りかかった。炭治郎はその言葉を聞いて涙を浮かべていた。
伊之助は無惨の腕に大きく食いつかれる。炭治郎は伊之助を助けようとするが、伊之助よりも先に死にそうだった。その時、善逸が伊之助を救った。善逸は「炭治郎、生きることだけ考えろ!聞こえるか!お前は死なない!絶対死なない!禰豆子ちゃんと帰るんだ!人間に戻った禰豆子ちゃんと!生まれ育った家に帰るんだ!家族みんな待ってる!二人が帰ってくるのを!」と炭治郎を元気づけた。

炭治郎は血鬼術で神経系を狂わされているならば日輪刀で治せるのではないかと考え、自身の身体に日輪刀を突き刺した。それにより復活した炭治郎は善逸と伊之助に加勢し、攻撃を止めないように無惨を攻め立てる。炭治郎は『日の呼吸 陽華突』を繰り出して無惨を壁に押し当て、一秒でも長くそこに無惨を縫い止めようとした。無惨が炭治郎に攻撃を仕掛けようとする中、甘露寺が現れ無惨の左腕を引きちぎる。さらに実弥も現れ、無惨の右腕と触手を斬り落とした。次の瞬間、無惨の顔が割れ、巨大な口が出現して炭治郎に喰いつこうとすると、伊黒が間に入って炭治郎を守った。その時、遂に夜が明けた。

夜明けの到来を知った無惨は強力な衝撃波を放った。伊黒や実弥は吹き飛ばされ、炭治郎は左腕を失ってしまう。だが、炭治郎は踏みとどまり「放すな。手を放すな。赤く、刃を赤くするんだ。心を燃やせ。赤くなれ。頼む。」という思いで日輪刀を握りしめていた。その時、背後に現れた義勇が共に炭治郎の日輪刀を握り、赫刀を顕現させた。無惨は吐血し、更に日光で顔を灼かれた。次の瞬間、無惨は日光から自身の肉体を守るために肉の鎧によって瞬時に膨れ上がり、巨大な赤ん坊の姿になった。炭治郎は義勇を突き飛ばし、赤ん坊の肉に呑まれてしまう。
その後、赤ん坊は日に灼かれながらも逃走しようとする。生き残っていた鬼殺隊の隊士たちや、義勇、実弥、伊黒、悲鳴嶼たちは赤ん坊を逃さないように攻撃を仕掛けた。それでも赤ん坊は地中に潜って逃げ出そうとする。柱や周囲の隊士たちは力が残っておらず、諦めの心を抱いた。その時、赤ん坊に呑まれていた炭治郎が日輪刀を握った。すると赤ん坊は血を吐き、絶叫した。そして太陽に灼かれた赤ん坊は消滅していった。

無惨の消滅に鬼殺隊の面々は歓喜の声をあげた。そしてすぐに負傷者の治療が行われた。
悲鳴嶼、甘露寺、伊黒は命を落としてしまった。義勇は重傷でありながらも、炭治郎を探して彷徨っていた。そんな義勇の前に鬼殺隊の隊士が「…とっ、とりあえず手当てを!」と立ちはだかる。義勇はその奥に血だらけで座り込む炭治郎の姿を見た。炭治郎は息も脈もなく、死亡していた。義勇は炭治郎の手を握り「また守れなかった。俺は人に守られてばかりだ…。許してくれ。すまない禰豆子。すまない…。」と呟いた。

義勇や隠(戦闘ではなくサポートを行う鬼殺隊の隊員)達が涙を流す中、炭治郎は目を見開いた。そして近くの隠に攻撃を行った。義勇は咄嗟に隠を救う。無惨は消滅の間際に全ての血と力を注ぎ込み、炭治郎を鬼にしていた。無惨は、太陽を克服した禰豆子の血縁であり、縁壱以外で唯一『日の呼吸』を使えた炭治郎が鬼の王になると信じ、炭治郎に鬼殺隊を滅ぼさせようとしていた。

炭治郎が隠に襲いかかろうとすると義勇が瞬時にその隠を救い、炭治郎は次の瞬間太陽に灼かれて悶えた。義勇は「動ける者ーっ!武器を取って集まれーっ!炭治郎が鬼にされた!太陽の下に固定して焼き殺す!人を殺す前に炭治郎を殺せ!」と叫んだ。炭治郎が日影に逃げ込もうとすると義勇がそれを防ぐ。義勇はそのまま炭治郎を太陽で灼き殺そうとしたが、炭治郎は太陽を克服し、陽光灼けを止めた。そして炭治郎は義勇を殺害しようとするが、伊之助がそこに割って入る。伊之助や善逸は炭治郎に声をかけるも、炭治郎は止まることなく伊之助に攻撃を仕掛けた。その時、人間に戻った禰豆子が炭治郎に抱きついて止めに入った。

炭治郎の前に現れた禰豆子

禰豆子は肩を噛まれつつ「お兄ちゃん。ごめんね。ずっと私何もわからなくなっててごめんなさい。お兄ちゃん独りに全部背負わせたね。どうしていつもお兄ちゃんばっかり苦しいめにあうのかなあ。どうして一生懸命生きてる優しい人達がいつもいつも踏みつけにされるのかなあ。悔しいよ。お兄ちゃん負けないで。あともう少しだよ。鬼になんてなっちゃだめ。帰ろう、ね、家に帰ろう。」と語りかける。しかし、炭治郎は雄叫びを上げ、止まらずに攻撃を続けようとする。その時、善逸が「炭治郎やめろーっ!禰豆子ちゃんだぞ!元に戻ってる!人間に戻ってる!こんなことしたら死んじゃうよ!お兄ちゃんて呼んでるだろ!」と言って炭治郎にしがみついた。伊之助も「やめろーっ!ガーガー言うな!禰豆子に怪我とかさせんじゃねえ!お前そんな…そんな奴じゃないだろ!あんなに優しかったのに…!元の炭治郎に戻れよォオオオ!」と言いながら炭治郎をはたいた。しかし、炭治郎は強力な衝撃波を放ち、善逸と伊之助を吹き飛ばす。

炭治郎は背中から長く伸びた骨と黒い荊棘のような物を出現させ、善逸たちに攻撃を仕掛ける。義勇がそれを防ぐと、炭治郎は口から光の玉を作り出して更なる攻撃を加えようとする。禰豆子は「誰も殺さないで!お兄ちゃんお願い!やめて!」と叫び、炭治郎の口に左手をかざした。すると禰豆子の左手の爪が剥がれ、血塗れになりつつも炭治郎の攻撃は逸れた。炭治郎が暴走を続ける中、禰豆子が殺されていない事、炭治郎の攻撃が逸れている事から、義勇は炭治郎自身も鬼化に必死で抗っていると考えていた。その時、カナヲが炭治郎に向かって日輪刀も持たずに走り出す。そして炭治郎の攻撃を受けながらも、カナヲは鬼を人間に戻す薬を炭治郎に投与する。

暗闇の中、「お兄ちゃん、帰ろう。家に帰ろう。」という禰豆子の声を聞いた炭治郎は、「帰りたい。俺も家に帰りたいよ禰豆子。本当にもう疲れたんだ。お願いします神様。家に帰してください。俺は妹と家に帰りたいだけなんです。どうか…。」と願って手を伸ばした。これまでに死んでいった仲間達が炭治郎を光の射す方へ押し上げる中、無惨の細胞は「帰ってどうなる。家族は皆死んだ。死骸が埋まっているだけの家に帰ってどうなる。」「血の匂いがするだろう。仲間達の。お前がやったのだ。恨まれているぞ。誰もお前が戻ることを望んでいない。」「謝っても許されない。」と語りかける。炭治郎が「思い出が残ってる。あの幸せな日々は俺と禰豆子がいる限り消えない。だから帰る。」「謝りたい。みんなを傷つけてしまったこと。戻って謝りたい。」「みんなが俺を心配してくれてる。匂いでわかる。」と答えると、無惨は「黙れ。お前は私の意志を継ぐ者。前を向くな。人を信じるな。希望を見出すな。鬼でなくなれば数年の内に死ぬのだぞ。痣の代償を払わねばならぬ。自分のことだけを考えろ。目の前にある無限の命を掴み取れ。」と話した。炭治郎はそれに対し「嫌だ。俺は人間として死ぬんだ。無限の命なんか少しも欲しくない。いらない。みんなの所に帰りたい。」と答える。すると無惨は「屑め。お前だけ生き残るのか?大勢の者が死んだというのに。お前だけが何も失わずのうのうと生き残るのか?」と話し、それを聞いた炭治郎は涙を流した。その時、炭治郎の背中がさらに上へと押し上げられる。それは煉獄、玄弥、悲鳴嶼、しのぶ、時透、伊黒、甘露寺の手によるものだった。炭治郎の目の前には藤の花が広がり、その中から出た禰豆子の腕が炭治郎を掴む。無惨は「手を放せ!こっちに戻れ!太陽すら克服したというのに!お前は類稀なる生物なのだ!そっちに行くな炭治郎!死んだ者達の憎しみの声が聞こえないのか!何故お前だけが生き残るんだと叫んでいるぞ!何故自分たちは失ったのにお前だけが…。」と声を荒げる。だが、炭治郎はそれが嘘だと分かっており、「そんな人いない。自分ではない誰かのために命を懸けられる人たちなんだ。自分たちがした、苦しい思いや、悲しい思いを、他の人にはして欲しくなかった人たちだから。」と返した。そして義勇、善逸、伊之助に加え、多数の仲間達の手が炭治郎を引き上げる。無惨は「炭治郎!炭治郎行くな!私を置いて行くなアアアア!」と叫んだ。

炭治郎が意識を取り戻すと周りには仲間達が集まっていた。炭治郎は涙を流す禰豆子を見て「…ごめん、怪我、大丈夫…か…。」と話し、周囲の者達は炭治郎が人間に戻った事に歓喜の声をあげる。義勇、善逸、伊之助、カナヲは重傷を負いつつも生きており、炭治郎たちは涙を流して喜びを分かち合った。

戦いの後

無惨との戦いから三ヶ月後、炭治郎達は蝶屋敷にいた。鬼となった時に再生した左腕は老人のようにシワシワになって動かす事ができず、無惨の細胞に侵食されていた右目も見かけは普段通りだが、見えなくなっていた。「俺なんかより禰豆子は大丈夫なのか?傷が残るだろうなあ…。みんなにも申し訳ないよ。」と言う炭治郎に対し、禰豆子は「そんなこと気にする人いると思う?もう謝るのはなし。次謝ったらおでこはじくからね。…お兄ちゃんが人間に戻れて良かった。」と返す。炭治郎は愈史郎が「しのぶの薬があった事と、炭治郎が最初に噛んだのが禰豆子だった事が僥倖だった」と言っていたことを思い出しながら禰豆子に語った。愈史郎曰く、鬼から人間に戻った禰豆子は抗体を持っており、無惨の細胞に対して免疫があったらしく、しのぶの薬と禰豆子、そのどちらか欠けていたら炭治郎は人間に戻れなかったとのことだった。

愈史郎は「お前の鬼としての素質、ずば抜けてるよ。一瞬で太陽を克服してるし、無惨より、禰豆子より、お前には鬼の素質があったんだ。ギリギリまで自我が消えずにいられたのも凄いことだ。本当によく頑張ったな。えらいよお前は。」と炭治郎に話していた。それを聞いた炭治郎が、涙を流しながら言葉に詰まっていると、愈史郎は「冗談で言っているんだ。真に受けるな馬鹿が。」と言い、その場を立ち去ろうとする。炭治郎はそんな愈史郎に「愈史郎さん、死なないでくださいね。珠世さんのこと、ずっと覚えていられるのは愈史郎さんだけです。」と話した。愈史郎はハッとした顔をしていたが、そのまま振り返る事なく去って行った。

炭治郎の病室には宇髄とその妻たち、煉獄杏寿郎の弟・千寿郎と父親・槇寿郎、義勇と鱗滝、日輪刀の刀鍛冶や隠の面々など、多くの人々が見舞いに訪れる。宇髄達は元気になったら自身の屋敷を訪ねるように言い、槇寿郎は炭治郎が息子・杏寿郎の鍔をつけて戦った事に感謝を述べた。
その後、炭治郎は庭で桜を見つめるカナヲの元へ歩み寄る。炭治郎が目と傷の具合を尋ねると、カナヲは「全然見えないわけじゃないんだよ。傷も全然痛くないよ。」と答え、実弥から伊黒の友達の蛇の鏑丸を譲り受けた事を明かした。
無惨を倒した事で、鬼殺隊は解散となった。傷が完治した炭治郎は禰豆子、善逸、伊之助と共にこれまでに戦死した仲間達、全ての墓に花を添えて実家へと戻る。そして4人は炭治郎達家族の墓に手を合わせ、家を掃除して風呂に入り、皆で笑いながらご飯を食べた。

その後、炭治郎はカナヲと結婚したようで、最終回で描かれた現代には炭治郎とカナヲの子孫である竈門炭彦、竈門カナタが登場している。

竈門炭治郎の関連人物・キャラクター

竈門禰豆子(かまど ねずこ)

炭治郎の妹。炭治郎が不在のある晩に無惨の襲撃を受け、家族は惨殺。自身も無惨に血を流し込まれて鬼にされてしまう。強靭な精神力と鱗滝に施された暗示で人喰いの衝動はほぼ抑え込んでいるが、その反動か情動が幼子のような状態にまで退行している。突発的に誰かに噛みつくことを避けるため口には竹製の枷をくわえさせられているためほとんどしゃべらないが、本来は炭治郎に似て非常に家族思いで優しい性格の持ち主である。
「妹を人間に戻す」ことを目的に旅を続ける炭治郎に同行し、時に鬼としての力を振るって兄を助ける。鬼は日光に弱いため、昼間は炭治郎の背負う箱の中に体を縮めて身を潜めている。

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我妻善逸(あがつま ぜんいつ)

鬼殺隊の新人剣士。炭治郎とは同期である。
超高速の居合斬りを得手としているが、極端に小心かつ臆病な性格で、普段は悲鳴と泣き言ばかりでまったく役に立たない。自分が強いことも理解しておらず、彼がその技を万全に振るうのは恐怖で前後不覚になっている時だけである。
一方で卑怯や卑劣といった言葉とは程遠い少年で、自分のためにはまるで勇気を出せないが、弱者を守らなければならない場面で逃げ出すようなことは決してしない。女の子が大好きで、禰豆子と出会ってからは彼女に一途にアプローチを続ける。

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嘴平伊之助(はしびら いのすけ)

鬼殺隊の新人剣士。炭治郎とは同期である。
山奥でイノシシに育てられ、縄張りに入ってきた鬼殺隊の剣士を殴り倒して武器を奪い、独学で戦い方を編み出しながら鬼と戦い続けていたというデタラメな少年。頭に被っているのは育ての親であるイノシシの毛皮で、素顔は女性化と見紛うほどの美形である。
言葉を教えてもらう以外に人と接してこなかったため、一般的な常識をほとんど知らない。鬼と戦っていたのも「自分の方が強いことを教えてやるため」という理由からだったが、炭治郎や善逸との交流を経て人として戦士として成長していく。

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栗花落カナヲ(つゆり かなを)

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『鬼滅の刃 無限列車編』とは、とは、吾峠呼世晴の漫画作品『鬼滅の刃』の54話から66話に渡って描かれた物語である。ufotableによって劇場版アニメが制作され、400億円を超える脅威的な興行収入を記録した。 大正時代。人食いの怪物・鬼に家族を殺された少年竈門炭治郎は、鬼を狩る組織「鬼殺隊」の一員となる。幾多の戦いを経て成長した炭治郎は、新たな任務を与えられ、同期の戦友の我妻善逸、嘴平伊之助、さらに鬼殺隊最強の剣士の1人である煉獄杏寿郎と共に、鬼が潜むと噂される列車へと乗り込む。

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鬼滅の刃 鼓屋敷編とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼滅の刃 鼓屋敷編とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼滅の刃 鼓屋敷編』とは、吾峠呼世晴原作『鬼滅の刃』のアニメ第1期シリーズの内容を編集した特別番組である。2021年9月25日にTV初放送となる『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に先駆けて放送されることとなった。 鬼殺隊の新人剣士・竈門炭治郎と我妻善逸は、鬼に拉致された子供を追って不可思議な屋敷へと踏み込む。屋敷内を徘徊する鬼を倒し、子供の救出に成功するも、先んじて屋敷に乗り込んでいた同輩・嘴平伊之助とのトラブルもあり、三人はそれぞれに負傷。その治療のため、しばしの共同生活を送ることとなる。

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鬼滅の刃 柱合会議・蝶屋敷編とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼滅の刃 柱合会議・蝶屋敷編とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼滅の刃 柱合会議・蝶屋敷編』とは、吾峠呼世晴原作『鬼滅の刃』のアニメ第1期シリーズの内容を編集した特別番組である。2021年9月25日にTV初放送となる『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に先駆けて放送されることとなった。 鬼殺隊の新人剣士竈門炭治郎は、鬼にされてしまった妹の禰豆子を人間に戻すために戦い続けていた。しかしその禰豆子の存在が問題視され、鬼殺隊最高位の剣士“柱”が集う場へと連行される。鬼なら例外なく殺すべきと迫る柱の剣士たちに炭治郎が抗う中、彼に予想外の救いの手が差し伸べられる。

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鬼滅の刃 那田蜘蛛山編とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼滅の刃 那田蜘蛛山編とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼滅の刃 那田蜘蛛山編』とは、吾峠呼世晴原作『鬼滅の刃』のアニメ第1期シリーズの内容を編集した特別番組である。2021年9月25日にTV初放送となる『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に先駆けて放送されることとなった。 鬼殺隊の新人剣士である竈門炭治郎は、同輩である我妻善逸、嘴平伊之助と共に、那田蜘蛛山に潜む鬼の討伐に向かう。そこには今まで以上に強大な鬼が待ち構えており、先遣隊はすでに壊滅。炭治郎たちも個々に窮地に追い込まれる。万策尽きた刹那、炭治郎は父の教えを思い出し、かつてない力を発揮する。

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鬼滅の刃 兄妹の絆とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼滅の刃 兄妹の絆とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼滅の刃 兄妹の絆』とは、吾峠呼世晴原作『鬼滅の刃』のアニメ第1期シリーズの内容を編集した特別番組である。2021年9月25日にTV初放送となる『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に先駆けて放送されることとなった。 炭焼きの家に生まれた少年・竈門炭治郎。彼の不在中に一家は人食いの怪物・鬼に襲われ、妹の禰豆子を残して全滅。その禰豆子もむりやり鬼に変えられてしまっていた。妹を守るため、彼女を人間に戻す術を探すため、鬼を狩る組織・鬼殺隊への入隊を目指して炭治郎の修行の日々が始まる。

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鬼滅の刃の呼吸法と必殺技まとめ

鬼滅の刃の呼吸法と必殺技まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 竈門炭治郎が炭を売って家へ戻ると家族は惨殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する『鬼殺隊』へと入隊し、妹を人間に戻すため、そして諸悪の根源である『鬼舞辻無惨』を倒すための戦いを始める。 鬼殺隊士が、人間とはかけ離れた身体能力と『血鬼術』と呼ばれる特殊能力を持つ鬼と戦うために使用する操身術が『呼吸』である。鬼殺隊士それぞれに適した呼吸があり、作中では様々な呼吸法と必殺技が登場する。

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鬼滅の刃の十二鬼月と血鬼術まとめ

鬼滅の刃の十二鬼月と血鬼術まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 竈門炭治郎は鬼舞辻無惨により家族を惨殺され、唯一生き残った妹・禰豆子を鬼へと変えられた。炭治郎は鬼を退治する組織『鬼殺隊』に入り、禰豆子を人間に戻し、無惨を討つ旅に出る。 『十二鬼月』とは、無惨直属の配下であり、圧倒的な力を持つ鬼である。それぞれが持つ力と複雑な過去は、敵でありながらも魅力的であり、ファンからも人気が高い。

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鬼滅の刃の大正コソコソ噂話・小ネタ・エピソードまとめ

鬼滅の刃の大正コソコソ噂話・小ネタ・エピソードまとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家に生まれた少年・竈門炭治郎が炭を売って家へ戻ると、家族が惨殺されており、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へと入隊し、妹を人間に戻すため、そして諸悪の根源である「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 『鬼滅の刃』では、本編では語られなかった裏話や細かい設定が「大正コソコソ噂話」として紹介されている。本記事ではそれらの情報をまとめていく。

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鬼滅の刃の表紙・カバー下イラスト・扉絵・挿絵まとめ

鬼滅の刃の表紙・カバー下イラスト・扉絵・挿絵まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家の少年・竈門炭治郎は家族を殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へと入隊し、妹を人間に戻すため、そして鬼の始祖「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 『鬼滅の刃』の原作コミックスには、表紙のイラストの他、カバー裏や扉絵、話の合間など多くのイラスト・挿絵が描かれている。この記事ではそれらの絵をまとめていく。

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鬼滅の刃の柱まとめ

鬼滅の刃の柱まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品である。2019年にはアニメ化された。 町に炭を売りに行った炭治郎が家に戻ると、家族が惨殺されていた。唯一息があった妹の禰󠄀豆子を連れて炭治郎が山を下っていると、禰󠄀豆子が突然暴れ出す。禰󠄀豆子は人を喰う鬼になっていた。炭治郎は禰󠄀豆子を鬼にした鬼舞辻無惨を倒すべく刀を取る。 鬼殺隊の中で最高位の剣士が『柱』である。変人が多いが、過酷な過去を背負いつつも他人を守ろうとする柱は非常に人気が高い。

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【最終回】鬼滅の刃の子孫・転生者まとめ【現代・未来】

【最終回】鬼滅の刃の子孫・転生者まとめ【現代・未来】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家の少年・竈門炭治郎は家族を殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へと入隊し、妹を人間に戻すため、そして鬼の始祖「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 鬼滅の刃の原作最終回では平和になった現代の様子が描かれているが、そこでは登場人物たちの子孫や生まれ変わりと思われる人物が多数登場している。本記事では、それらのキャラクターについてをまとめていく。

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鬼滅の刃の日輪刀まとめ

鬼滅の刃の日輪刀まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家の少年・竈門炭治郎は鬼に家族を殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へ入隊し、妹を人間に戻すため、鬼の始祖「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 鬼と戦う剣士たちは、特殊な刀「日輪刀」を用いて戦うが、この日輪刀には持ち主の才能によって違う色に変わるなどの特徴がある。本記事では、その日輪刀についてまとめていく。

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鬼滅の刃の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

鬼滅の刃の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『鬼滅の刃』(きめつのやいば)とは、 吾峠呼世晴原作の少年漫画及びアニメである。日本の大正時代を舞台に、竈門炭治郎(かまどたんじろう)が鬼になってしまった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、鬼たちとの戦いを繰り広げる和風の剣戟奇譚である。登場人物・キャラクターのほとんどが若いため、厳しい環境の中でも生まれた淡い恋心や青春が詰まったカップリングが多い。最終話では現代編が描かれ、夫婦になったカップルや命を落としてしまったけれど生まれ変わって結ばれたカップルなどが分かる。

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鬼滅の刃の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

鬼滅の刃の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『鬼滅の刃』とは吾峠呼世晴による和風バトル漫画とそれを原作にしたアニメ・映画・ゲームなどのメディアミックス作品。アニメはufotable制作で2019年4月から放送開始され、社会現象となるほどのブームを巻き起こした。主題歌も大きな注目を集め、大ヒット曲を数多く生み出した。この記事では『鬼滅の刃』のアニメと劇場版で使用されたオープニング・エンディング主題歌、挿入歌を紹介する。

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鬼滅の刃の「双六大好き善逸の今日の一振り!」まとめ

鬼滅の刃の「双六大好き善逸の今日の一振り!」まとめ

「双六大好き善逸の今日の一振り!」とは、テレビアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』の本編開始前に流れるオリジナルアバン作品。 『鬼滅の刃』のキャラクターの中でも特に人気の高い我妻善逸が、双六を進めていきながら止まったマス目に書いてあるお題についてあれこれと夢想するというもの。1話15秒で、本編とは無関係に話が進む。「刀鍛冶の里編」では出番の無い善逸にむりやり出番を作るための演出であり、フジテレビ系列の放送局でのみ公開されている。

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鬼滅の刃の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

鬼滅の刃の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

2016年に『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートした、吾峠呼世晴の『鬼滅の刃』。作中には非常にリアルで美味しそうな食事やお菓子が多数登場している。さらにアニメや映画の作画が非常に良かったため、ファンの間では「飯テロアニメ」として話題となった。本記事では『鬼滅の刃』に登場した料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物をまとめて紹介している。

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鬼滅の刃キャラクターの誕生日・年齢まとめ

鬼滅の刃キャラクターの誕生日・年齢まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画。人を食う鬼と、鬼を狩ることを役目とする鬼殺隊の壮絶な戦いの中で、鬼にされてしまった妹を救うために命を賭して剣を振るう少年の活躍を描いている。 物語の舞台は大正時代の日本で、主要なキャラクターは個別のプロフィールがかなりしっかり設定されている。物語の中では第1話から最終決戦までで2〜3年が経過しており、それと同じ分キャラクターも加齢している。ここでは、『鬼滅の刃』に登場する主要キャラクターの誕生日と年齢を紹介する。

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鬼滅の刃の鬼は伝染病・疫病が由来!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼滅の刃の鬼は伝染病・疫病が由来!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。大正時代を舞台に、主人公竈門炭治郎及びその妹禰豆子と、人食い鬼達との戦いを描く。作中には様々な鬼が登場し、圧倒的な力で炭治郎と彼の所属する鬼殺隊を追い詰める。その中でも特に強力とされるのが、鬼の首魁鬼舞辻無惨直属の「十二鬼月」である。「十二鬼月」でも別格の強さを誇る「上弦」について、その名前の由来が大正時代に流行した疫病・伝染病であるという説がある。

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鬼滅の刃の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

鬼滅の刃の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。連載は人気絶頂の内に終了したが、中には回収されていない伏線もあり、多くの謎が残ったままである。現段階で明らかになっている伏線と、いまだに謎のままの伏線、また、一応の解説がされているものの謎の多い描写について解説する。

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鬼滅の刃の名前の由来まとめ【登場人物・キャラクター】

鬼滅の刃の名前の由来まとめ【登場人物・キャラクター】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。時は大正時代、竈門炭治郎は家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った禰豆子も鬼と化してしまう。炭治郎は家族の仇を討ち、禰豆子を人間に戻すため、「鬼殺隊」に入隊して鬼との戦いを繰り広げていく。アニメ化・映画化し社会現象にまでなった本作のキャラクターの由来について様々な観点から解説していく。

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鬼滅の刃の鬼殺隊は十二支が由来!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼滅の刃の鬼殺隊は十二支が由来!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。時は大正時代、竈門炭治郎は家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った禰豆子も鬼と化してしまう。炭治郎は家族の仇を討ち、禰豆子を人間に戻すため、「鬼殺隊」に入隊して鬼との戦いを繰り広げていく。最高位である「柱」を始めとした鬼殺隊に所属する剣士について、そのモチーフが十二支ではないかという説が広まっている。

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ジャンプの歴代ヒロインまとめ

ジャンプの歴代ヒロインまとめ

日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

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鬼滅の刃の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

鬼滅の刃の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

人食いの怪物「鬼」と、それを狩る「鬼殺隊」の壮絶極まる死闘を描いた『鬼滅の刃』には、“命を懸ける戦い”に赴く理由として十分過ぎる凄惨な過去を持つキャラクターが多く登場する。 鬼に家族を殺された竈門炭治郎。鬼とは無関係に辛酸を味わわされてきた栗花落カナヲ。自業自得気味に苦難を背負ってきた我妻善逸。一方、周囲の悪意によって追い詰められた妓夫太郎、望まずして鬼となった猗窩座など、もともとは人間である鬼たちも多様な過去を持つ。ここでは、特に壮絶な過去を持つ『鬼滅の刃』のキャラクターたちを紹介する。

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鬼滅の刃のネタバレあらすじ・ストーリーまとめ

鬼滅の刃のネタバレあらすじ・ストーリーまとめ

『鬼滅の刃』とは、2016年から2020年まで吾峠呼世晴が『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。舞台は鬼と鬼狩りの剣士が存在する大正時代の日本。鬼に家族を惨殺された炭焼きの少年・竈門炭治郎が、鬼に変えられた妹の禰豆子を人に戻すため、鬼を滅する組織「鬼殺隊」の隊士となり、仲間たちと共に鬼の脅威から人々を守る戦いを描く。

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鬼滅の刃の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

鬼滅の刃の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品である。2019年にはアニメ化され、その高いクオリティから世界的に人気となり、一大ブームを巻き起こした。 炭治郎は鬼舞辻無惨という鬼によって、家族を惨殺された上に妹の禰󠄀豆子を鬼にされた。禰󠄀豆子は強靭な精神力で人間を襲おうとしなかった。炭治郎は『鬼殺隊』という鬼を滅する組織へ入り、禰󠄀豆子を人間にする方法を探す。 この作品の特徴は、人間だけではなく敵である鬼も悲しみを抱えている所である。愛憎渦巻く名言が多数存在している。

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上弦の陸・妓夫太郎と堕姫(鬼滅の刃)とは【徹底解説・考察まとめ】

上弦の陸・妓夫太郎と堕姫(鬼滅の刃)とは【徹底解説・考察まとめ】

妓夫太郎・堕姫とは、『鬼滅の刃』に登場する鬼である。 鬼舞辻無惨直属の十二人の鬼『十二鬼月』の一体であり、上弦の陸に位している。 兄の妓夫太郎、妹の堕姫の二人で一体の鬼であり、妓夫太郎と堕姫の頸を同時に落とさなければ倒すことができない。遊郭に巣喰い、多数の人間を喰らっていた。

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鬼舞辻無惨(鬼滅の刃)とは【徹底解説・考察まとめ】

鬼舞辻無惨(鬼滅の刃)とは【徹底解説・考察まとめ】

鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)とは、『鬼滅の刃』における最大の敵である。 人間を鬼に変えることができる唯一の鬼であり、鬼たちの首魁である無惨を倒す事こそが『鬼殺隊』の宿願となっている。禰󠄀豆子を鬼にし、炭治郎の家族を殺害したのも無惨である。 残虐非道で自己中心的な考えを持ち、自身の願いの為に人間を鬼にして回っている。自分の意に背く者であれば、鬼であっても容赦なく殺害する。 自身が鬼となった原因である『青い彼岸花』と、太陽を克服する方法を探している。

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