お姉ちゃんが来た(アニメ・漫画)のネタバレ解説まとめ

『お姉ちゃんが来た』とは安西理晃による漫画作品。2014年にはアニメ化もされている。父親の再婚によって新しく出来た姉の過剰な愛情に振り回される主人公、水原朋也の日常を描いた作品である。日本ではまだ理解の浅いステップファミリー(子連れ再婚家庭)が題材となっており、新しい家族と壁を作っていた朋也が徐々に心を許し打ち解けていく反面、これまで見ず知らずの他人だった人間と「家族」になる難しさも描いており、テーマの深さも垣間見える作品となっている。

作者のキャラ作り

作者である安西理晃のキャラの作り方は、まず初めにキャラの設定を書いた「キャラ表」を作る事から始まる。

初期の設定がそのまま採用されたキャラも勿論いるが、設定が大きく変わったキャラもおり、二次元に生きるオタクのイケメン大学生として強烈な個性を放つ藤総一郎は、当初はオタクではなくお笑い芸人を目指す大学生(オタクに設定が変わったためボツになったが、当初は「なんでやねーん!!」という口癖まで用意されていた)という設定だった。

どのような経緯で総一郎の設定が変わったかまでは書かれていないが、読者からの人気を得て長く連載されたお陰で連載前から書いていたキャラを全員登場させる事が出来、他ならぬ作者も自分のキャラに対して「まるで我が子のよう」と強い愛情と思い入れを持っている。

早坂家の家庭内ヒエラルキー

個性の強い姉弟を持つ早坂家だが、彼女達の父親は警察官で、ルリと孝喜の正義感の強い性格は父親の教育によって形成されたものである。

見た目も性格も厳格な父親だが、そんな父親も母親には逆らえない(いわゆる恐妻家である)ようで、ルリも孝喜も父親同様早坂家の家庭内ヒエラルキーの頂点に君臨している母親には素直に従っている。

「サザエさん時空」と複数雑誌連載による強み

作者が別の作品を連載していた関係で不定期連載ではあるが、当作品は『まんがライフ』と『まんがライフMOMO』という二つの雑誌に掲載されている。

また、この作品は登場人物が記憶を引き継いで季節をループする「サザエさん時空」を採用しているため、ネタも掲載時期に合わせた季節ネタが多い。

後書きで作者が書いていた話だが、作者が同時進行で別の作品を描いていた時、肝心の『お姉ちゃんが来た』では毎年恒例のクリスマスネタを描けず(スケジュールの都合と思われるが詳しい内容は語られていない)次の号だと正月になってしまうという問題に直面していた。

だが、幸いな事に同時進行で別の雑誌にも連載していたためクリスマス回はもう片方の雑誌に回して何とかクリスマス回消滅の危機を乗り越えたと語っている。

複数の雑誌で連載されている作品は少なくないが、季節ネタを大事にしている作品から見ると、ネタと掲載時期が合わずボツになる寸前だったネタを救う救世主のような役割を果たす「強み」にもなっている。

『お姉ちゃんが来た』の主題歌・挿入歌

主題歌: 富樫美鈴 『Piece』

作曲・編曲 - 羽鳥風画 / 作詞・歌 - 富樫美鈴 / ピアノアレンジ&演奏 - 水月陵

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