うちのメイドがウザすぎる!(ウザメイド)のネタバレ解説・考察まとめ

『うちのメイドがウザすぎる!』とは中村カンコによる漫画作品。2018年10月にはアニメ化された。
2016年に『ピュア百合アンソロジー ひらり、』で『つばくま!』というタイトルで連載が始まったが、雑誌の休刊によって『月刊アクション』に移籍し、現在のタイトルに改名された。
母親を亡くしたロシア人小学生・高梨ミーシャと、彼女の家にやって来た家政婦・鴨居つばめの日常を描いており、ストーキングなどつばめの奇行に辟易しながらも、母親の死を乗り越えて明るい性格になるミーシャの成長が見どころである。

『うちのメイドがウザすぎる!』の概要

『うちのメイドがウザすぎる!』は中村カンコによる漫画作品。

元々は新書館から発行されていた雑誌『ピュア百合アンソロジー ひらり、』において『つばくま!』というタイトルで連載されていたが、雑誌が休刊したため『月刊アクション』に移籍し、タイトルも『うちのメイドがウザすぎる!』に改められた。
2018年10月にはアニメ化され、新たなファンの開拓に成功している。

母親を亡くし、血の繋がりがない父親と暮らす高梨ミーシャと、彼女のところに家政婦としてやって来た鴨居つばめの日常を描いた作品である。
但し、主人公の一人であるつばめは重度のロリコンであり、ストーキングや盗撮などの行為をミーシャに対して平気で行うだけでなく、前職である自衛官として鍛えられた肉体を活かした常人離れした身体能力を見せ付けるシーンが多々あるので、日常ものというよりは「日常ものという名の皮を被ったギャグ漫画」と表現する方が適切である。

また、作者である中村カンコのプロフィールには「幼女と筋肉とかわいい動物をこよなく愛する。」と書いてあり、この作品には金髪の美少女(幼女)、筋肉ムキムキのメイド、人間の言葉を理解するかわいいながらも異常に知能の高い動物が登場するため、作者の好きな要素が全て入っている。

余談だが、原作のサブタイトルは『一戦目!』『二戦目!』と話数を漢数字にしたサブタイトルになっているが、2018年10月に放送されたアニメでは『うちのメイドがいない家』『うちの元メイドはお嬢様』と、基本的に『うちのメイド』という言葉が入っている。

『うちのメイドがウザすぎる!』のあらすじ・ストーリー

『うちのメイドがウザすぎる!』 - やって来た変態家政婦

職探しをしていたつばめだが、彼女の希望する職種はなかなか見付からなかった。

仕事を辞めて地元の東京に戻って来た鴨居つばめは、職探しのためハローワークに赴くが、彼女が希望する「白人美幼女に私の作ったフリフリのお洋服をとっかえひっかえ着せてキャッキャッウフフする仕事」など紹介して貰えるはずもなく、敢えなくハローワークの職員から追い返されてしまう。

自分の希望する仕事が見付からずに嘆くつばめだが、目の前に飛び込んで来た「家政婦さん急募」という貼り紙に足を止める。

その家は以前帰省した時に発見した、つばめの好みを体現したロシア人の金髪幼女が暮らす家だった。

例の金髪幼女の元で働けると一瞬喜ぶが、もしかしたら引っ越して別の家族が暮らしているかもしれない、とつばめは電柱に登って部屋を覗き、部屋の窓から件の金髪幼女が部屋にいる事を確認すると、喜び勇んで家の呼び鈴を押す。

求人を出していた高梨康弘からつばめは仕事に関する詳しい話を聞く。

つばめを出迎えたのは高梨康弘という人の良さそうな男性だった。

仕事内容として説明された「炊事、洗濯、子守り」の「子守り」が気になりつばめは康弘に疑問をぶつけるが、康弘に「ちょっとだけお転婆なんです」と表現される彼の娘が、家政婦に対してバナナの皮を仕掛けたり洗濯物に火を放ったりするといったイタズラ(後者は犯罪)を仕掛けて追い出していたことを聞かされる。

そのため康弘は娘と家政婦の関係にも悩んでいたが、つばめは康弘が雇用の条件として挙げていた頑丈さとタフさには自信があると胸を張る。
そんなつばめに対して、密かにリビングに入って来た例の金髪幼女がいきなりつばめに泥水を浴びせる。

ミーシャから泥水を浴びせられるなど早速嫌がらせを受けるつばめだが、元自衛官として鍛えられた肉体はミーシャに恐怖を与えるのに十分すぎた。

「ミーシャ!」と、娘の行動に驚く康弘だが、ミーシャはつばめに対して「この家に…家政婦なんかいらない!!」と叫ぶ。
手の負えないミーシャのやんちゃぶりに、普通なら家から出て行くところだが、つばめはそれに動じる事なく、自身が元自衛官である事を明かし、過去に偶然通り掛かった高梨家の庭を覗いた時からずっと会いたかったミーシャを抱き締めて喜ぶ。

ミーシャにとってつばめは電柱によじ登って自分の部屋を覗く不審者であり、どんな手を使ってでも追い出すつもりだった。
だが、つばめはミーシャが風呂に入る前にバスタブの中で待ち構える(一緒に入りたかったので先回りしていた)などの奇行を続け、ミーシャはつばめに対して恐怖を抱く。
風呂場で見た鍛え抜かれたつばめの腹筋に「勝てない!むり!」と怯えながらも、亡くなった母親の思い出が詰まったこの家を守るために改めてつばめを追い出す決意を固めていた。

無事に康弘から採用されたつばめだが、メイド服で出勤して早くも近所の噂になってしまう。

翌日からつばめの仕事が始まるが、早朝からメイド服で街中を歩くつばめは非常に目立っており「日の高いうちからデリヘル」と近所の住人から噂されていた。
つばめに悪気がない事は理解しつつも、根も葉もない噂で盛り上がるご近所さんの冷たい視線に康弘は頭を抱えながら出勤する。

仕事に向かった康弘を見送るとつばめは洗濯を始めるが、一方のミーシャは偵察のためフェレットのクマゴローにスマホを持たせ、クマゴローの撮影する映像からつばめの行動を監視していた。

何か怪しい事をしたら康弘に見せてクビにさせるとミーシャはつばめの行動に目を光らせるが、つばめは自分を監視するクマゴローと、カメラの先で映像を見ているミーシャに気付いており、クマゴローを捕まえるとカメラ越しのミーシャに笑顔で挨拶する。

元々つばめに恐怖心を抱いていたミーシャを震え上がらせるにはこの挨拶だけでも十分だったが、つばめは恐がるミーシャに追い打ちを掛けるかのように、洗濯した時に気付いた下着の染みから「トイレの後はもうちょっと丁寧に拭いた方がいい」という余計な事まで言ったため、ミーシャのつばめに対する恐怖心は更に増していた。

つばめの事は全力で拒絶しつつも、ミーシャは空腹と食欲には勝てなかった。

お昼時になり、つばめがミーシャの部屋に昼食を持って来た。

ミーシャはつばめが入って来ないよう部屋に鍵を掛けており、徹底的につばめを拒否する姿勢を見せていたが、つばめが作ったカレーの匂いが部屋に入って来ると、食欲と空腹には抗えず「あの女は嫌いだがカレーに罪はない…!」と部屋の前に置いておくよう告げる。

ミーシャと一緒にカレーを食べたかったものの、最後まで自分と会いたがらないミーシャに根負けしたつばめは料理を置いて部屋の前から立ち去る。

クマゴローを外に出してつばめがいない事を確認させると、ミーシャは部屋から出て料理を受け取ろうとするが、鍛え抜かれた肉体を活かして天井にしがみつくという人間離れしたパフォーマンスで自分達の行動の一部始終を見ていたつばめに捕まってしまう。

食事中も電柱からつばめに監視されるなど、ミーシャに気の休まる時間はなかった。

「かわいいから仲良くなりたい」という実にシンプルな理由でミーシャに過剰なアプローチを仕掛けるつばめだが、外国人故に目立つ外見だけを見られる事が嫌いなミーシャは「こいつも自分の外見を見て興味を持った」とつばめを拒絶する。

しかし、筋金入りの幼女好きであるつばめはミーシャの拒絶にめげず、幼女への愛を気持ち悪いくらいに熱く語るが、ミーシャはつばめの幼女語りに夢中である隙にカレーを持って部屋に入る。
邪魔する者がいなくなったところでカレーを食べるが、つばめの作ったカレーの味は絶品で「あいつ頭おかしいけど料理うまいな!」と、初めてつばめを褒める。

そのつばめは電柱によじ登ってミーシャの食事を見ており、家の中であろうと外であろうと四六時中つばめに付き纏われてミーシャの気が休まる時間はなかった。

つばめに付き纏われてミーシャは疲れ果てていた。

その夜、つばめからの終業報告でミーシャと打ち解ける事が出来たというメールを受けて喜んで帰宅した康弘だが、彼を出迎えたミーシャの顔は疲れ切っており「明日なんて…こなければいいのに…」と暗い顔で部屋に戻った。

翌日、体操服にブルマ、おまけにランドセルという前日のメイド服以上に目立つ姿で出勤してきたつばめに康弘は言葉を失う。
「お嬢様に必要なのは同年代のお友達だと思うんですよ!」というつばめだが、ミーシャと同年代の友達=小学生のコスプレでミーシャに接するという謎の理論で康弘に理解と突っ込む余裕を与えないままミーシャの部屋に向かう。

そして、小学生のコスプレをした不審者がドアを破壊して部屋に入って来るという小学生から見ればトラウマにしかならない常軌を逸した行動で更にミーシャに恐怖心を与えていた。

『うちのメイドが忍び寄る』 - つばめの説得とミーシャの不登校克服

康弘からミーシャが不登校である事を聞いたつばめは、説得のためミーシャの部屋に向かう。

夏休みが過ぎて9月に入った。
普通なら二学期が始まるところだが、ミーシャは学校に行こうとせず、部屋にこもってゲーム三昧の日々を送っていた。

それが一週間も続くとつばめもミーシャが不登校である事に気付き、康弘から詳しい事情を聞く事にする。

康弘によると、日本語に支障がないので公立の学校に入れたものの、外国人で目立つ外見のため周囲と馴染む事が出来なかった。
それでも、母親が生きていた頃は「いい子にしたらママは治る」という康弘の言葉を信じて通っていたが、母親が亡くなってからはショックで部屋に閉じこもるようになってしまった。

学校に行きたくないと登校拒否するミーシャを見てつばめは「仲良くなる前は外見で判断するしかありません 内面を知ってもらうには時間が掛かります」と正論を説く。

康弘の話を聞いて大体の事情を把握したつばめは、ミーシャを説得するため早速部屋に向かう。

とはいえ、学校に行きましょうと言って簡単に不登校が解消出来るはずもなく、ミーシャは「絶対に行かない」と即答する。

不登校の原因は母親の死よりも、目立つ自分の外見を見て噂する周囲の視線を苦痛に感じていたからで「わたしの外見しか見ないから…」と、これまでの学校生活がいかに苦痛だったかを訴える。

それを理解しつつもつばめは「仲良くなる前は外見で判断するしかありません 内面を知ってもらうには時間が掛かります」と、お互いを理解し合う事の難しさを説き、ミーシャも、相手に対して自分の見た目以外を知ってもらう前に逃げていた事を反省する。

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