運命の元カレ(What's Your Number?)のネタバレ解説・考察まとめ

『運命の元カレ』とは2011年公開のアメリカのコメディ映画。日本では劇場未公開である。人気コメディ女優のアンナ・ファリスが主役を務めている。主人公のアリーはある日、20人以上とセックスした女性は結婚できる確率がガクンと下がるという雑誌の記事を見てしまう。実はもうすぐ元カレの人数が20人に到達してしまうため、焦るアリー。そこで彼女が思いついたのは、元カレの中から運命の人を見つけるという方法だった。
『運命の元カレ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
”10.5 holy shit!(10.5人!?マジで!?)”

電車の中で女性の結婚前にセックスする人数は全国平均10.5人という衝撃の結果を知ったときの、アリーの叫び。この時点で彼女は19人の元カレがいて彼らと寝たことがあり、かなりオーバー。この記事のすぐあとに20人以上とセックスすると結婚できる可能性が減るという記事を読んでしまい、ここから彼女の迷走は始まった。
”I am not gonna sleep with one more guy until I am sure he’s the one.(私はこの人っていう人が分かるまで、もう誰とも寝ないぞ)”

デイジーの婚約パーティで、アリーがバーにいるみんなの前で宣言した言葉。男運がないため彼氏がとっかえひっかえになっているアリーは結婚願望が強いらしく、力強く自らの決意を宣言した。しかしこの夜、さっそく酒の勢いで上司と寝てしまった。この宣言した場面はパーティ参加者のだれかが動画を撮影しており、YouTubeに流れてしまった。
”That’s my favorite thing about you.(そこが君の好きなところさ)”

コリンがアリーの初体験エピソードを聞いて言った台詞。彼の予想以上にアリーの行動は面白かったらしく、彼女の今までの言動や過去を聞いて段々とコリンはアリーに惹かれていっている。ちなみにここでコリンがバカうけしている初体験エピソードは、アリーが「キモイ」と嫌がっていたジェリー・ペリーがよりにもよって初体験の相手だったという話。
”Yeah your once, twice, three times a lady, I love you.(あなたは1倍、2倍、3倍の淑女だよ、愛してる)”

コリンが、アリーが元カレに逢いに行った結果落ち込んで帰ってきたときに歌ってくれた歌。元の歌の意味とは違う解釈で、「ひとりと寝た女よりも3倍いい女」という意味をこめて歌ってくれたことでアリーは少し気が楽になった。同じ歌を妹の結婚式でも音楽隊が演奏していたため、アリーはそれを聞いてコリンを思い出し、コリンのことを愛しているという自分の気持ちが決まった。
”Thank you for teaching me that being in love means being yourself.(私に恋するってことは自分らしくいることだって教えてくれてありがとう)”
デイジーの結婚式でアリーがスピーチで言った台詞。アリーは自分の本性を隠して彼氏と付き合ってばかりいたが、恋をするということは自分らしくいる、ということを妹から学んだ。自分を抑え込んで彼氏とつきあってきたのことも、アリーの恋愛が長続きしない原因のひとつ。
”I think I love you, 21.(愛してるわ21人目さん)””I love you too, three hundred and...(僕も愛してるよさんびゃく…)”

アリーとコリンがお互いの気持ちを確かめ合ったときの台詞。アリーは21人目(ラストで20人目と判明するが)だが、コリンは300台にのるくらい遊んでいるとここで判明。数を最後まで聞きたくないアリーは途中で彼の言葉を遮った。コリンはプレイボーイだが自分も遊び尽くしているからこそ、アリーのとっかえひっかえぶりも気にせずにアリー個人の人間性を見てくれた。
『運命の元カレ』の用語
マリ・クレール
フランスで創刊され、現在では各国語で出版されている女性ファッション雑誌。ファッション以外の特集も組まれており、アリーはこの特集のひとつを読んで「20人以上とセックスした女性は結婚できる確率が下がる」という事実を知った。英語のつづりだと"Marie Claire"。日本では中央公論新社により"Marie Claire Style"の名前で出版されている。
ブライズメイド
主に欧米圏での結婚式のとき、花嫁のサポート役を務める女性のこと。花嫁の親友や姉妹がこの役につくことが多い。人数は2~5人くらいで、日本ではウェディングプランナーの人が行うような作業もブライズメイドが行っていくので重要な役どころ。アリーたちのように、ブライズメイドはおそろいのドレスを着て花嫁のサポートに当たることが多い。
『運命の元カレ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
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目次 - Contents
- 『運命の元カレ』の概要
- 『運命の元カレ』のあらすじ・ストーリー
- 『運命の元カレ』の登場人物・キャラクター
- アリー・ダーリング(演:アンナ・ファリス)
- コリン・シー(演:クリス・エヴァンス)
- デイジー・ダーリング(演:アリ・グレイナー)
- エヴァ・ダーリング(演:ブライス・ダナー)
- ダーリング氏(演:エド・ベグリー・ジュニア)
- エディ・ヴォーゲル(演:オリヴァー・ジャクソン=コーエン)
- アイリーン(演:ヘザー・バーンズ)
- シェイラ(演:エリザ・クーペ)
- ケイティ(演:ケイト・シムシズ)
- ジェイミー(演:ティカ・サンプター)
- ロジャー(演:ジョエル・マクヘイル)
- ドナルド(演:クリス・プラット)
- カーラ(演:デニース・バシ)
- リック(演:ザカリー・クイント)
- デイヴ・ハンセン(演:マイク・ヴォーゲル)
- サイモン(演:マーティン・フリーマン)
- ジェリー・ペリー(演:アンディ・サムバーグ)
- バレット・インゴールド(演:トーマス・レノン)
- トム・パイパー(演:アンソニー・マッキー)
- ジャシンダ(演:イワナ・ミルセヴィッチ)
- ジェイク・アダムス4世(演:デイヴ・アナブル)
- ジェイ(演:アジズ・アンサリ)
- 『運命の元カレ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ”10.5 holy shit!(10.5人!?マジで!?)”
- ”I am not gonna sleep with one more guy until I am sure he’s the one.(私はこの人っていう人が分かるまで、もう誰とも寝ないぞ)”
- ”That’s my favorite thing about you.(そこが君の好きなところさ)”
- ”Yeah your once, twice, three times a lady, I love you.(あなたは1倍、2倍、3倍の淑女だよ、愛してる)”
- ”Thank you for teaching me that being in love means being yourself.(私に恋するってことは自分らしくいることだって教えてくれてありがとう)”
- ”I think I love you, 21.(愛してるわ21人目さん)””I love you too, three hundred and...(僕も愛してるよさんびゃく…)”
- 『運命の元カレ』の用語
- マリ・クレール
- ブライズメイド
- 『運命の元カレ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 主演のアンナ・ファリスと彼氏役のひとりは夫婦
- 実はマーベル映画の俳優が出演
- 『運命の元カレ』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:Little Jackie『Take Back The World』
- 挿入歌:Lionel Richie『Three Times a Lady』