色づく世界の明日から(第11話『欠けていく月』)のあらすじと感想・考察まとめ

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魔法写真美術部の部員たちが文化祭の準備に奔走する中、瞳美が少しの間だけ消失する事件が起きる。琥珀が調べた所、瞳美が未来に帰らなければいけない時が近づいており、早く未来へ戻らなければ瞳美は時のあわいに閉じ込められてしまうことが分かった。
瞳美は残された時間が少ないことを知り、葵に自分のある想いを打ち明けた。
今回は「色づく世界の明日から」第11話『欠けていく月』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「色づく世界の明日から」第11話『欠けていく月』のあらすじ・ストーリー

時間魔法の綻び

1

瞳美が手にしていた展示用の写真。

2

葵がイベント用の絵に書き足したペンギン。

文化祭が近づき、部活に所属している生徒たちは準備に大忙しだった。
琥珀は先生たちに、魔法写真美術部の企画の内容を説明した。
琥珀「魔法写真美術部は、写真と作品集の展示と、イベントをやります!」
教師「イベントというのは?」
琥珀「今までにない、芸術体験型アトラクションです!名付けて…、マジカルアートイリュージョン!魔法を使って作品の中に入るんです!すっごく面白そうでしょ?先生!絶対みんな喜んでくれますよー!」
琥珀は目を輝かせながら、教師に力説する。
教師「あんまり無茶しないように、よろしくお願いしますね。」
教師が言った言葉に琥珀は喜び、「はい!よろしくお願いします!」と言って急いで部室へと走って行った。琥珀の背中を見送る教師は、「月白さんが自信満々な時ほど、不安になるのは何故でしょうねぇ…。」と呟いたが、琥珀には全く聞こえていなかった。

魔法写真美術の部室では、葵がイベント用の絵について相談していた。
葵「これ、細かい所手を加えてみたんだけど…、どう思う?」
あさぎ「先輩が絵のこと相談してくれるなんて、初めてじゃないですか?」
葵「え…。」
胡桃「確かに、人に絵を見せるの、あんまり好きじゃないとか言ってたのに…。」
葵「これはイベント用だから…。来てくれた人に楽しんでもらわないと、意味ないし…。それに…、絵をやってくって決めたから。」
将「変わったな、唯翔も。」
葵は将の方を見て苦笑し、「そうかな…。」と呟いた。そんな葵の後ろで、部員たちはイベントの話で盛り上がっている。
将「このイベント、絶対成功するね!」
あさぎ「きっと、大行列になっちゃいますよ!」
千草「待ってる間は、展示とか作品集見て楽しんでもらえばいいじゃん。」
将「そうだ!そこで一緒に、あさぎのポストカードも販売したら?」
あさぎ「えっ…。無理…、じゃなくて!私も頑張ります!せっかくの文化祭ですし!」
将の提案にあさぎはいつもの様に無理だと答えようとしたが、挑戦してみようと思い直し、笑顔を見せた。
みんなの後ろでは、琥珀が「私たちも一緒に、魔法の練習しておかなくちゃね。瞳美。」と言い、瞳美も「うん、頑張ろう。」と返事をしていた。
その後、部員たちは部室の設備を移動させたり、展示用の写真を現像したりして文化祭の準備に取り組んだ。
葵は瞳美が現像した写真を見て、「それ、展示用の写真?」と聞いた。瞳美が手にしていたのは、1匹のペンギンが写されたモノクロ写真だった。
瞳美「はい…。何か、この子のこと気に入っちゃって。」
ふと瞳美が葵の手元にあるタブレットを見ると、イベント用の絵に2匹のペンギンが書き足されており、瞳美は思わず「あっ…!可愛い!」と声を上げた。
葵「じゃあ、このままにしとく。」
瞳美「綺麗な青色ですね。私、この絵もすごく好きです!」

5

琥珀の前に立つ男性が一柳終生。

部活動の時間も終わりに近いた。瞳美は雑巾とバケツを持ち、掃除道具入れに直すために暗室に入った。あさぎは瞳美が雑巾を1枚持って行くのを忘れていることに気づき、「あっ…。瞳美ちゃん!これも!」と瞳美に呼びかけながら、瞳美が入った直後に暗室へ入った。しかし暗室の中に瞳美の姿が見当たらず、あさぎは「…あれ?」と呟きながら首を傾げる。
あさぎは不思議そうな表情のまま暗室を出た時に、「どうしたのー?あさぎ。」と通りかかった胡桃に話しかけられた。
あさぎ「瞳美ちゃんが…。」
胡桃「何々ー?」
琥珀も2人の元に来て、「瞳美がどうかしたの?」とあさぎに聞いた。
あさぎ「突然、いなくなっちゃったんです!」
琥珀「えっ…?」
胡桃は「見間違いじゃないの?」と言って暗室の中を覗いた。そこには先ほどはいなかったはずの瞳美が1人で立ち尽くす姿があり、胡桃はあさぎに「ほれ。いるじゃん。」と言った。
あさぎ「え…?ホントだ…。おかしいな。」
琥珀は何かに気づいた表情を浮かべると、瞳美の名前を呼びながら瞳美の元へ駆け寄った。瞳美は琥珀の右手を肩に乗せられると、呆然としていた表情からハッとした顔になり、琥珀の顔を見た。
瞳美「あれ…?私、何してたんだっけ…。」
その頃には下校の支度を済ませた部員たちが全員暗室の入り口に集まっており、瞳美の言葉を聞いていた。
千草「何言ってんの、瞳美先輩!」
あさぎ「びっくりした、ずっとここにいたんですか?瞳美ちゃん。」
瞳美は入り口に集まった面々に「多分…。一瞬、時間が飛んじゃったみたい。変なの。」と言いながら笑いかけた。しかし、琥珀だけは瞳美が一瞬だけ消えた謎に引っかかる物があった。
下校途中、瞳美や他の部員たちは楽しく会話をしながら歩いていたが、琥珀は珍しく黙り込んで、スマホで誰かとのやり取りを熱心にしていた。スマホに届いたメールは全て英語で書かれており、それを読んだ琥珀は「時の…あわい…?」という言葉を胸の中で呟いた。
急に立ち止まった琥珀を瞳美は振り返り、「琥珀?」と声をかけた。琥珀は瞳美に「ちょっと出かけてくる!」とだけ告げると、暗くなる道を走り出した。
琥珀が向かったのは柳堂魔法古書店だった。店を閉めようとしていた店主の青年・一柳終生は、息を切らした琥珀を見て、「どうしたの?そんなに慌てて。」と不思議そうに尋ねた。
終生「星砂時計なら、頼まれた通りトネリコ工房の職人さんに頼んで、今作ってもらってるよ。」
琥珀「出来るだけ…、早くいただけませんか!?」
琥珀のお願いに終生は戸惑ったが、「え…、分かった。交渉してみるよ。」と返事をした。
終生「だけど、何か急ぐ理由でもあるの?」
終生は琥珀を店の中に入れて座らせ、琥珀の話を聞いた。
琥珀「ロンドンの特殊時空魔法学のアドリー先生に、時間魔法のことを尋ねてみたんです…。時間魔法には永続的な拘束力はなく、必ず歴史修正力の影響を受ける。それは、対象となる人や物を、旅先から時のあわい(過去でも現在でも未来でもない、時間という概念が存在しない曖昧な世界のこと)に引き込もうとする形で現れる。兆しが見え始めたら、早く手を打たないと。時のあわいに、閉じ込められてしまうんだそうです。家族に今、その兆しがあって…。」
終生「出来るだけ早く、元の時間に帰してあげたいんだね。」
琥珀「でも私…、大きな時間魔法なんて、使ったことないんです!私がやらなきゃいけない…。瞳美を、助けてあげたいのに…。出来るかどうか、不安で…。」
終生「やり方が分かってるなら、後は魔法力の問題だと思うよ。君の魔法力が足りないなら、他の魔法使いと協力し合うとか…。」
終生は何か良いアドバイスがないかと本をめくりながら、「うん。それと、時間魔法を成功させるためには、できるだけ純度の高い星砂を使った方がいいよ。」とも言った。
琥珀「分かりました…!」
琥珀は解決策を見つけると、家に帰った。

6

琥珀は瞳美に、未来に帰らないと瞳美の身が危ないことを言い聞かせる。

その日のうちに琥珀は瞳美の部屋に行き、瞳美が未来に帰らなければならない時が近づいていることを説明した。
琥珀「そういうわけだから…。未来に帰る気持ちの準備をしておいてほしいんだ。」
瞳美は突然のことに困惑しながら、「帰るって、いつ?」と琥珀に確認する。
琥珀「出来れば、早い方がいいって。」
瞳美は悲しそうな表情を浮かべ、顔を俯けた。
瞳美「そんな、急に…。みんなとお別れだなんて。」
琥珀「気持ちは分かるよ。でも、早くしないと、瞳美がどうなるか…。」
瞳美「戻ったら、もう…、色を見られることもないのかな。」
琥珀「ねぇ、瞳美!私の話、聞いてた?このままだと瞳美が危ないの!時のあわいから戻れなくなって…、消えちゃうかもしれないんだよ!私は、絶対そんなのイヤだから!絶対に…!」
琥珀は心配するポイントが違う瞳美に、思わず口調を荒げて言い聞かせた。
瞳美は1人になると、部屋の窓から星空を見上げながら、「やっと友達もできて、唯翔さんの絵に色も見えて。それに…。」と考え込んでしまう。

星砂集め

7

星砂を集める弦と琥珀。

8

葵の目の前で、瞳美の姿は突然消えた。

その頃、琥珀は海岸に行き、瞳美を未来に戻すための時間魔法に必要な星砂を集めていた。
琥珀が「とすたつひ。星の真砂よ、密かに語れ。汝が蓄えし、明かりぞいかに。」と唱えると、星砂に使うことが出来る砂が青く光り、琥珀の父・弦が星砂を集めて琥珀の元へ持ってきた。
弦「見つけたよ。ほら。」
琥珀「ありがとう!これと…、これがいいみたい。光が強い方がいいの。」
弦「へぇー、そうなんだ。」
琥珀が使えそうな星砂を選別し、弦は琥珀が選ばなかった砂を砂浜に戻した。しかし集められる星砂の量は微々たるもので、「これじゃあ…全然足りない。」と琥珀の気持ちは焦る。
次の日、台風が近づいているため酷い雨が降り、魔法写真美術部のメンバーは部活を早めに切り上げて家に帰ることにした。
瞳美は葵と並んで学校の前の坂道を下っている時に自分が差している傘を見て、以前、葵が雨の中瞳美の傘を持って瞳美を追いかけて来てくれた時のことを思い出し、懐かしく感じた。「この傘見ると…。」と瞳美は呟き、葵は「え?」と聞き返した。
瞳美「思い出すんです。あの雨の日。」
葵「ああ…。」
瞳美「これから、雨が降るたびに思い出すんだろうな。私。忘れない。唯翔さんのこ…。」
その時、瞳美の姿が突然葵の目の前で消え、瞳美の傘だけが残された。葵は驚き、「なぁ!ちょっと!」と大きな声で瞳美に呼びかけたが、近くから瞳美が出てくる気配はない。
葵は急遽、魔法写真美術部の部員たちに連絡を取り、校舎に集まってもらって瞳美が突然消えた経緯を説明した。
将「瞳美が消えた?」
胡桃「どういうこと?葵…。」
葵「よく分からないんだけど…。そうとしか言いようがなくて。いきなり…。」
あさぎ「私も、昨日そんな感じでした!」
千草「でも…、いたよね?」
葵「俺もさっき、そのへん見てみたんだけど…。どこにもいなくて。」
将「おかしいだろ、そんなの。」
それまで黙って話を聞いていた琥珀は、「ごめん、みんな。」と言葉を発し、みんなは琥珀の方を振り返った。
胡桃「何か知ってるの?琥珀。」
琥珀「瞳美にかけられた時間魔法は、綻び始めてる…。早くしないと、瞳美が時のあわいに引き込まれて、二度と戻ってこれなくなるかもしれない!」
琥珀は『時のあわい』とは何かを説明し、琥珀の話を聞いたみんなは大慌てで瞳美を探した。瞳美が校舎前の道で消えたことから校舎の中も外も探したが、瞳美を見つけることは出来ない。瞳美のことを知ってる生徒に遭遇した時にも瞳美の姿を見ていないか聞いて回るが、瞳美の居場所に関する情報は全く得られない。
一旦校舎の渡り廊下に集まった部員たちは、「警察に届けたほうがいいんじゃないか…?」と考え込んだ。その時、葵はあることに気づいた。
葵「昨日瞳美が消えた時は、同じ場所にまた立ってたんだよな?もしかしたら…。」
それを聞いたみんなは慌てて瞳美が消えた場所に向かった。そこには、意識を失った瞳美が倒れていた。琥珀と葵は慌てて瞳美の側に駆け寄り、「大丈夫。眠ってるだけみたい。」と琥珀が安心したように言った。

10

柚葉は琥珀を安心させるように、優しい言葉を紡ぐ。

瞳美は琥珀の家に運ばれ、部屋のベッドで眠り続けた。柚葉は「瞳美はまだ起きない?」とリビングで思い詰めた表情をして座り込む琥珀に聞いた。
琥珀「うん…。」
柚葉は琥珀の横に座り、「琥珀も少し休みなさい。」と優しく声をかけた。
琥珀「また瞳美がいなくなったらと思うと…、私…。」
柚葉「だけど、あなたまで倒れてしまったら、一体誰が瞳美を未来に帰すの?あなたがやるのよ、琥珀。未来の琥珀があなたに任せたってことは、必ず何か確信があるはずよ。大魔法使いからのご指名なんて、光栄じゃない。」
柚葉は琥珀の肩を抱き、安心させるように言い聞かせる。
柚葉「大丈夫よ、みんなの力を借りればいい。瞳美を助けたい人たちと協力すれば、大きな魔法をきっと成し遂げられる。あなたならできるわ、琥珀。そこそこすごい魔法使いの私が言うんだから、間違いないわ。ね?」
柚葉は茶目っ気たっぷりにウィンクをしてみせ、琥珀は少しだけ気が軽くなった。琥珀は「おばあちゃん…。」と呟きながら柚葉の肩に頭を乗せ、寄りかかった。

11

瞳美以外の魔法写真美術部のメンバーは、海岸で星砂を集めている。

次の日の朝、目覚めた瞳美は自分が時のあわいに引き込まれ、行方不明になっていたことを何も覚えていなかった。
琥珀は学校で瞳美以外の魔法写真美術部のメンバーを屋上の出入り口に集め、今の瞳美の状況を説明することにした。
将「瞳美…、大丈夫だった?」
琥珀「うん…。今朝目を覚ましたけど、なんともないみたい。今日は大事を取って、休ませることにした。」
あさぎ「目を離したら、また消えちゃうんじゃないですか?」
琥珀「もちろん心配だけど…。とにかく今は、瞳美を帰すまで消えないことを祈ってる。いつ消えるかも分からないから、私にもどうしようもないの…。ごめんね、心配かけて。」
あさぎ「そんなの、全然です…。」
将「とにかく、無事でよかったよ。」
琥珀「昨日おばあちゃんたちとも相談したんだけど、瞳美を未来に帰す時が来たんだと思う。こんなことが続いたら、危なすぎるでしょ?瞳美にも話したけど、まだ気持ちの整理がつかないみたい…。」
胡桃「でも、帰すってどうやって?」
琥珀「時間魔法。できるかどうかは、やってみないと分からない。」
千草「そんなんで大丈夫なの?」
胡桃「ちょっと千草!」
千草「だって心配じゃん!」
琥珀「千草の言うとおりだよ…。私だって、できるかどうか不安でたまらないの。でも、瞳美が時のあわいに消えちゃうのは絶対にイヤ。私がやるしかない…。」
将「俺たちにできることは?」
琥珀「先輩…。」
将「瞳美のためだろ?手伝うよ。」
胡桃「うん、そうだよね。」
琥珀「みんなにお願いがあるの。瞳美を元の所へ戻すためには、60年分の光を浴びた星砂が必要なの。集めるの手伝ってくれる?」
将「分かった。」
琥珀「星砂の力を最大限に生かせるのは、新月の夜らしいんだ。魔法のほころびはどんどん広がってしまうから、次の新月に間に合わせないといけないの。」
胡桃「それって、いつ?」
琥珀「明後日。後夜祭の夜。」
急展開した瞳美の事情にみんなは気持ちの整理が着いて行かず、困惑の表情を浮かべた。あさぎは既に涙ぐんでおり、葵は浮かない表情をしている。

その日の夜、瞳美以外の魔法写真美術部と琥珀は海辺へ行き、星砂を集めていた。
琥珀「この辺りは人が来ないから、満月の光を浴び続けた天然の星砂が、今でもたくさん眠ってるの!」
将「結構あるもんだなぁ…。」
琥珀「ううん、この前は全然!もしかしたら、台風の波で砂がさらわれたのかもしれない。これなら充分足りると思う…。」
その時、1人だけまだ来ていなかったあさぎが走ってきた。あさぎはその日の部活の時にも瞳美の状況の変化に着いていけず、みんなと喧嘩別れになっていたのだ。
千草「あさぎ先輩?」
あさぎ「お母さんに送ってもらって!あの…、さっきは変なこと言ってごめんなさい!みんなも瞳美ちゃんのことが大好きだから、無事に帰したいんですよね!私も頑張ります!明日は絶対に泣かないように…。最高の文化祭になるように!」
将「みんなでいい思い出を作ろう。」
胡桃「楽しくなるよ!絶対!」
琥珀「ありがとう…、みんな…!」
瞳美は建物の影から魔法写真美術部のみんなのやり取りを聞きながら、「分からない…。まだ…、どうしたらいいのか…。みんなが笑ってくれても、私…。まだ全然…。」と自分の気持ちに整理がつけられず、困惑していた。そして瞳美は「新月が…、来なければいいのに…。」と願ってしまうのだった。

紙飛行機

12

瞳美と葵はお互いに会いたい気持ちが募り、抱きしめあった。

瞳美は魔法屋に戻り、電気もつけずに自室のベッドの上に座り込んでいた。ふと瞳美が窓から外を見ると、葵の部屋の灯りがついているのに気づいた。瞳美は紙飛行機を作って窓を開けると、「かのかめと…、紙の型代よ、かの人へ…。唯翔さんの所へ…。」と呪文を唱えて紙飛行機を飛ばした。
葵は自室のベッドで物思いに耽りながら横になっていたが、何かが窓に当たる音を聞いて窓を開けた。葵の頭に瞳美が飛ばした紙飛行機がぶつかり、ふと葵が瞳美の部屋の方を見ると、瞳美の部屋の電気がついているのに気づいた。瞳美は紙飛行機を飛ばした後、葵に自分が部屋にいることを伝えたくて灯りをつけたのだ。
瞳美はもう一度紙飛行機を飛ばしたが、今度は上手く飛ばすことが出来ずに途中で落ちてしまいそうになった。それを見た瞳美は、葵が瞳美の家に向かって来ていることに気づき、夢中で外に出て紙飛行機を追いかけた。
一方、葵は瞳美の家の方へと走っていた。途中で瞳美が追いかけている紙飛行機を葵が捕まえ、後から走ってきていた瞳美はそのまま葵に飛びついた。
瞳美「唯翔くん…!」
葵「俺も…、会いたかった。」
葵は瞳美に語りかけ、瞳美を優しく抱きしめた。瞳美が葵に飛ばした紙飛行機には、「会いたい。」という文字が書かれていた。

「色づく世界の明日から」第11話『欠けていく月』の感想・考察

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