Shall we ダンス?(Shall We Dance?)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Shall we ダンス?』とは、周防正行監督・脚本による1996年製作の日本映画。社交ダンス教室を舞台としたハートフルコメディ。日本アカデミー賞独占をはじめとして数々の映画賞に輝き、海外においても19ヵ国で公開され高い評価を得た。平凡な中年サラリーマンの男性が、電車のホームから見かけた社交ダンス教室の美女に魅せられダンスを習い始め、ダンスをきっかけに見失っていた自分自身や生きる情熱を取り戻していく姿を描く。

『Shall we ダンス?』の概要

『Shall we ダンス?』とは、1996年に大映(現・KADOKAWA)が製作した日本映画。社交ダンス教室を舞台としたハートフルコメディ。
平凡な中年サラリーマンの男性が、電車のホームから見かけた社交ダンス教室の美女に魅せられてダンスを習い始め、ダンスをきっかけに見失っていた自分自身や生きる情熱を取り戻していく姿を描く。
1996年の邦画第2位となる配給収入16億円を記録し、第20回日本アカデミー賞では実に13部門で最優秀賞を独占。96年度キネマ旬報ベストテン第1位、同読者選出ベストテン第1位など、数々の映画賞に輝いた。また、海外でも高い評価を得ており19ヵ国で公開された。米国においては200万人を動員し、約950万ドルというアニメを除く当時の米国での日本映画の興行収入記録を作った。文部省選定作品。日本公開は1996年1月27日でアメリカ公開は1997年7月11日。

原案及び監督・脚本は『ファンシイダンス』『シコふんじゃった。』の周防正行。撮影は『シコふんじゃった。』で周防監督と組んだ栢野直樹。音楽は、監督の従兄弟で作曲家の周防義和が『シコふんじゃった。』に続いて担当している。
主演のサラリーマンには『オーロラの下で』『KAMIKAZE TAXI』で注目され、今や日本を代表する俳優・役所広司。ダンス教室の美女には日本バレエ界を代表するプリマドンナであり、映画初出演にして初主演の草刈民代。他には、竹中直人、田口浩正、徳井優、渡辺えり子、草村礼子といった脇役陣がそれぞれの役に乗じたダンスを披露している。また、本作公開直後の1996年3月9日に、周防正行監督と主演の草刈民代が電撃結婚したことで話題を呼んだ。

アメリカでの大ヒットを受けて、8年後の2004年にはハリウッドが映画化。ピーター・チェルソム監督、リチャード・ギアとジェニファー・ロペスの主演によるリメイク版『Shall We Dance?』が製作・公開された。

『Shall we ダンス?』のあらすじ・ストーリー

ボタンメーカーの経理課長・杉山正平は、真面目な中年サラリーマン。40歳で購入したマイホームのローンを払いながら妻・昌子と中学生の娘・千景と共に幸せな人生を送っていた。だが、あまりに平凡な毎日の繰り返しに、彼は満ち足りない何かを感じていた。
そんなある日、会社帰りの通勤電車の窓から何気無しに外を眺めていた正平は、途中停車駅近くのビルにある岸川ダンス教室で物憂げに佇んでいる美女を目撃する。それ以来、毎日帰宅途中にその女性のことが気になっていた正平は、数日後に意を決して途中下車すると、恐る恐る岸川ダンス教室を訪れた。初めて見る社交ダンスの練習場に見学だけのつもりだった正平だが、例の美女が声を掛けて来た。彼女は岸川ダンス教室の経営者の娘・岸川舞。正平は彼女から初心者用のグループレッスンを勧められると、あっさりそのレッスンを申し込んでしまうのだった。

早速、練習用のダンスシューズを買い込んだ正平。初めてのグループレッスンの日、教えるのは舞ではなく、中年の女性・田村たま子(たま子先生)だった。グループのメンバーは、妻をあっと言わせたいために秘密特訓をする中年男性・服部藤吉と、肥満気味で健康のため医者に勧められて始めた若い男性・田中正浩。正平・服部・田中の3人はたま子先生に基礎を教わり始め、ダンス教室に通う日々が続いた。正平はたま子先生に教わりながらも、内心は舞の存在が気になって仕方がなかった。

ダンス教室の生徒には、未亡人の口うるさいオバサン・高橋豊子や、正平の会社の同僚で偶然にも同教室でレッスンを受けていた青木富夫がいた。青木からは彼が所属するサークルのダンスパーティーにも誘われるなど、正平は徐々にダンス教室に馴染んでいった。
その頃、正平の妻・昌子は、残業と言って帰ってくる水曜にシャツから毎回同じ香水の香りがすることや、時々変なステップを踏んでいること、何よりも正平が妙に明るくなったような気がして夫の身辺の変化を怪しんでいた。浮気ではないかと思い悩んだ昌子は、探偵事務所を訪れ亭主の素行調査を依頼。探偵の三輪は翌日から正平を尾行し始める。

そんなある日のこと、その日はたま子先生がお休みで代わりに舞から直接レッスンを受けた正平は、帰り道に舞を待ち伏せして彼女を食事に誘おうとする。だが、あっさり断られた上に、「不純な気持ちでレッスンを受けて欲しくない!」と釘を刺され、ショックを受ける正平。その現場を陰で見ていた探偵の三輪は、後日「ご主人はダンス教室に通っているがそれ以外は何事もなく、浮気もない。奥さんに言わなかったのは単に恥ずかしいからで、ダンスもすぐに飽きるだろう」という探偵の感と男としての感を交えた報告を昌子にした。

しかし、正平は飽きるどころかますますダンスに熱中していった。一方で、若い女性パートナーから「踊りが気持ち悪い」と言われて落ち込む青木や、仕事とダンスの両方に張り切り過ぎて過労で倒れる豊子を励ましながら、ダンスもみるみる上達していく正平の姿に、舞は徐々に彼への信頼の眼差しを送るようになった。そんな折、たま子先生から正平に「3か月後の東関東アマチュアスポーツダンス大会に豊子さんとペアを組んで出場してみたら?」と提案があった。種目はワルツ・クイックステップ・ルンバ・パソドブレの4種目があり、経験の浅い正平はワルツとクイックステップ、ルンバとパソドブレは派手な動きが得意な青木が踊ることで決定。正平のレッスンは週1回から3回に増え、舞が特訓を担当した。

東関東アマチュアスポーツダンス大会の当日がやって来た。正平のひたむきな姿に刺激を受けた服部と田中もそれぞれパートナーを見つけて出場する。正平は人の声も聞こえないぐらいに緊張していた。最初の種目はルンバ。豊子と青木のペアは見事に勝ち抜き、次のパソドブレも気合の入った激しい踊りで突破する。そしていよいよ豊子と正平のペアでワルツが始まる。ちょうどその時、会場に昌子と娘の千景が現れた。実は探偵の三輪が報告後も正平の行動が気になり、夫婦のヨリを戻そうと、頼まれもしないのに勝手に情報を昌子に伝えていたのだった。豊子・正平ペアのワルツは見事な踊りで、会場の舞もたま子も大喜びだった。そのワルツの最中、正平に向かって「お父さん頑張って」という声が聞こえたと言う豊子に、正平はそんなはずはないと思いながらも会場を見回し動揺する。ラストはクイックステップ。滑り出しは上々、ステップも順調だった。だが今度は正平の耳に娘の応援する声がハッキリと聞こえた。踊りながらも思わず会場を見回す正平。そして妻と娘の顔を発見した途端、他のペアと衝突。バランスを崩した正平は、豊子のスカートを踏んでしまいスカートが脱げてしまう大失態を犯してしまうのだった。

その夜、正平は昌子から、「かなり前からダンスをやっている事に気づいていたけど、怖くて言えなかった」と伝えられる。正平は「ダンスは本気だった」と言いつつも妻に謝罪し、もうダンスをやめると告げた。正平は意気消沈しダンス教室にも行かなくなり、再び会社と家を往復する平凡な日々が続いた。暫くして正平の家に青木と豊子が訪ねて来た。豊子は「大会の事は全く気にしていない」と言い、青木も「やめちゃうなんてもったいない」と正平を励ました。そして青木は舞が教室を辞めてイギリスへ渡るので、来週の金曜にさよならダンスパーティーを行うから来て欲しいと告げる。そして舞からの手紙を預かって来たと正平に渡した。

手紙は「ありがとうございました」との文面で始まっており、イギリスのブラックプールでの舞の過去の出来事について書かれていた。彼女はダンス・コンテストの最高峰といわれるブラックプールでの大会で、正平と同じように他のペアと衝突し転倒したが、庇いもしてくれなかったパートナーから一方的にペアを解消された。そんなパートナーに対する不信感から帰国し、それを見かねた父から無理やりダンス教室の講師をさせられていた。そして今回、正平と豊子の特訓を通してパートナーとの信頼感が大事だと理解し、再びブラックプールへ挑戦する決意をすることが出来た。それは正平が教室に来て一生懸命にダンスを学んでくれたおかげだと思っている。最後に直接お礼を言いたいのでぜひパーティに来て欲しいという。

さよならダンスパーティーの前日、昌子は「毎日つまらなそうに過ごしているあなたの姿を見るのがつらい」と正平にまたダンスを続けて欲しい、私にもダンスを教えて欲しいと懇願する。だが正平は頑なに「もうダンスはやめたんだ!」と拒否する。そこへギクシャクした両親の姿を見兼ねた千景が正平に「どうして踊ってあげないの?」と両親の手を取って庭へ連れて行く。「お父さんのダンス素敵だった。踊って!」と娘に言われた正平はそこで初めて妻とダンスを踊る。そしてステップを教えながら夫婦の絆を取り戻していくのだった。

翌日、会社が終わると青木よりも先に社を出た正平は、さよならダンスパーティーには行かずパチンコ店で時間を潰していた。パーティー会場では舞も青木も豊子も正平が来ることを信じて待っていた。正平は家に帰るつもりで電車に乗り、いつものように岸川ダンス教室を見上げると、窓には何と「Shall we ダンス?杉山さん」というメッセージが貼られていた。
パーティー会場ではもう終わりに近付き、最後の舞のラストダンスは舞が相手を決める事になった。会場の照明が落ち、来場者を照らしたスポットライトが相手を探し出すように回り始める。すると、入り口に駆けつけて来た男にスポットライトが止まった。そこに居たのはサラリーマンスーツ姿の正平だった。舞は笑顔で正平のもとへ歩いて行き「Shall we dance?」と尋ねた。正平は笑顔で返し舞の手を取った。そして2人は最後のダンスを踊り始めるのだった。

『Shall we ダンス?』の登場人物・キャラクター

杉山正平(すぎやま しょうへい/演:役所広司)

本作の主人公。
都内にあるボタンメーカーの経理課長をしている中年サラリーマン。所沢近郊にマイホームを購入し、妻と娘と住んでいる。
平凡な毎日に満ち足りなさを感じていたある日、通勤電車の窓から岸川ダンス教室の窓辺で物憂げに佇んでいる美女・舞を目撃。 意を決してダンス教室を訪れ
、家族や会社には内緒で社交ダンスの練習を始める。最初は舞への下心があったが、同じダンス教室に通う会社の同僚・青木の誘いでダンスサークルやダンスホールに行くようになると、本格的にダンスに打ち込み始める。やがて、たま子先生の勧めで同じダンス教室に通う豊子とペアを組み、コンテストに出場することになる。

岸川舞(きしかわ まい/演:草刈民代)

本作のヒロイン。
岸川ダンス教室で個人レッスンの講師をしている、社交ダンスの女性プロダンサー。
ダンス・コンテストの最高峰といわれるイギリスのブラックプールでの大会で、他のペアと衝突し転倒。庇ってくれなかった男性パートナーから一方的にペアを解消され彼への不信感から帰国するという過去を持つ。それ以来、見かねた父から無理やりダンス教室の講師をさせられている。
正平がダンス教室に入ってきた際には自分目当てのスケベ心を見抜いていた。やがて徐々にダンスに打ち込み始めコンテストに出場することになった正平とペアとなる豊子との特訓を担当。その特訓を通してパートナーとの信頼感が大事だと理解するようになり、再びブラックプールへ挑戦する決意をする。

青木富夫(あおき とみお/演:竹中直人)

正平が勤める会社の同僚。
社交ダンス界の大スター、ドニー・バーンズに憧れて岸川ダンス教室に通う独身の中年男性。
自分では気が付いていないが、会社でもどこでも常にダンスのような動きをして歩いている。5年のダンス歴があり、ラテンが得意で若い女の子としかペアを組みたがらない。ダンスホールで誘った女性に「踊りが気持ち悪い」と言われショックで落ち込んでいたが、彼女を見返すために正平と豊子と共にダンスコンテストへの出場を決める。

高橋豊子(たかはし とよこ/演:渡辺えり子)

岸川ダンス教室に通うベテランの生徒。
亭主に先立たれた中年のおばさん。働きながら教室に通い、大学生の一人娘と暮らしている。
口が悪く誰彼構わずすぐに憎まれ口を叩く。働き過ぎで過労で倒れ入院する。その際の娘の話では「死んだ夫に似ている中年の渋い男がダンス教室に入って来たけど奥さんも子供もいるのよね」と言い、正平を気に入っていたという。ダンスコンテスト出場の際には、正平に亡夫のタキシードを貸して、彼とペアで出場する。

杉山昌子(すぎやま まさこ/演:原日出子)

正平の妻。
正平と一人娘の千景と共に所沢近郊の一軒家に住んでいるサラリーマン家庭の主婦。
真面目な亭主ゆえに何不自由ない幸せな生活を送っていたが、ある日から正平が水曜日には決まって残業と言い、必ず香水の匂いを付けて帰ってくること浮気の疑いを持ち始め、飛び込みで三輪探偵事務所に彼の素行調査を依頼する。浮気ではなくダンス教室に通っていることが分かると、自分や娘にその事実を隠していた正平を責める反面、次第にダンスに興味を持ち始める。

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