聖戦士ダンバイン(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『聖戦士ダンバイン』は、1983年から富野由悠季が名古屋テレビと日本サンライズで放送・制作したロボットアニメである。
異世界と地上で起こる戦争に巻き込まれた人々がおのれの愛と憎しみ、エゴに翻弄され自滅していくさまを残酷なまで丁寧に描き切っている。 美しいファンタジー風の世界観と救いようのない人の業のコントラストが特色である。

CV:西城 美希
ドレイク配下の女騎士。21歳。名のしれた騎士の家の出身だが、父親が敵前逃亡をした罪でさげすまれてきたせいで人一倍名誉欲が強い。美しい容貌を武器にして取り入ることも辞さないが、その取り入った一人であるゼットとは本当に深い仲になっている。
利用するだけの関係だったゼットと相思相愛になったように根は優しい女性であり、地上で戦闘機を攻撃しようとして、そのパイロットの子供のオーラが見えたときには激しく動揺している。

エルフ城攻防戦でショウと交戦した際、互いのオーラ力の干渉からショウのダンバインと共に地上界に出てしまう。はじめての地上という世界に戸惑い、地上ではオーラ力がバイストン・ウェルよりも増大することも相まって、逃亡のために攻撃しただけで戦闘機や東京の住人合わせて30万人もの死者をだしてしまう。彼女の暴挙が、後にバイストン・ウェルの戦力が全て地上に排除された時の地上各国の対応への伏線となっていく。

逃亡生活中に観光客から食料を奪った際、スポーツドリンクは口に合わなかったようだが、おにぎりやお茶は問題なく口にしていたので、バイストン・ウェル人は地上の食べ物は何でも摂取できると判明する。ショウたち地上人もバイストン・ウェルでの生活に全く不自由しなかったこともあり、2つの世界はつながっていることの証明であろう。

異世界での逃亡生活に疲れ果てた頃にショウと再会、ショウの再三の説得に応じてショウと共に再びオーラ力の干渉を人為的に発生させバイストン・ウェルへの帰還を試みた。が、オーラ・ロードを抜ける寸前でゼットからもらった愛機バストールがオーラロードでの負荷に耐えきれず、ショウは無事だったがガラリアは爆死する。なぜ同じ条件でオーラロードを開いたのに行きは無事で帰りはダメだったのか、その理由は明らかにされていない。

ショット・ウェポン

CV:田中 正彦
アメリカ合衆国・カリフォルニア州出身の地上人。28歳。地上ではロボット工学の権威だった。

生まれはオーストラリアで、理由は不明だが強制労働をさせられた経験が将来は成り上がって頂点を極めるという野心を産んだ。渡米してからロボット工学の若き権威として名を馳せていた頃に、ドレイクによってバイストン・ウェルに召喚された地上人第一号となる。地上では認められなかった自分の研究を異世界で認めさせようという野心がオーラバトラーやオーラシップなどの兵器を生み出し、ドレイクのバイストン・ウェル統一の野心と合致して共にアの国の国王に反旗を翻した。

その後バイストン・ウェルにいたすべてのオーラ兵器とともに地上に強制送還されたときも帰郷の感慨など全く無いかのように、ドレイクをいつ裏切ろうかと虎視眈々と機会を伺っていた。オーストラリアもカリフォルニアも、ショットの帰る場所ではなかったのだ。 地上でもバイストン・ウェルでも誰も信用できないショットだったが、彼を慕っていたルフト家の音楽教師ミュージィ・ポーがいた。彼女を愛人とするも当初はただの手駒としてみていなかったが、やがて相思相愛の仲となる。

最終決戦でショウとマーベルのコンビネーションアタックによりミュージィとともに死亡する。
続編のOVA版では生霊となって本編終了から500年間バイストン・ウェルをさまよい続けているが、それはまた別の話である。

トッド・ギネス

CV:逢坂 秀実
アメリカボストンの出身で、空軍パイロット候補生。23歳。
ショウとともにドレイクによってバイストン・ウェルに召喚されるが、ショウが出奔しても自分はそのままドレイクのもとに居座っていた。ショウや後から召喚された空軍時代の先輩アレンの登場によって功を焦るようになり、何度もショウに猛攻を仕掛けるもことごとく敗北し続ける。

一時消息不明となるが、コモン界に流されていた元エ・フェラリオのニクス・ティタンに介抱され一命を取り留める。トッドの介抱をしているうちに彼に惹かれ始めていたニクスの思いを知ってか知らずか、彼女の制止を振り切りトッドは再び戦場に戻っていった。しかしドレイクの元へは戻らず、ドレイクの同盟相手クの国の国王ビショットの配下となる。

バイストン・ウェルの勢力が地上に出たあと一人で故郷ボストンに戻った時に唯一の肉親である母と再会し、息子の過ちを嘆いて叱咤する母をいなしながらも母の無事を内心安堵している。トッドなりの親孝行の一環として、ドレイクにボストンだけは攻撃しないでほしいと嘆願したり、ドレイクとアメリカ政府とのパイプを繋ぐ役割を果たした。

最終決戦直前では、ショウへの憎しみで膨れ上がったオーラ力によりハイパー化するが、自分の悪しきオーラを制御できないままショウのビルバインに討たれる。最期はショウに対して感謝の気持を伝えて死んでいったので、バーンとは違いショウのことを友達だと思う気持ちがあったようだ。

陽気なアメリカンを演じつつ一匹狼を気取っている。美女であるガラリアにはいいよっているが、命の恩人であるが醜かったニクスには最後までつれない態度を取るなど、女の好みにはうるさいようだ。
セレブ都市ボストンでの生活からドロップ・アウトし、親不孝ばかりしてきた負い目から、同じアメリカ人でもトッドからすれば田舎のテキサス出身で親との関係も良好なマーベルに対するコンプレックスがあり、彼女を田舎者だと戦場で罵ったこともある。

トカマク・ロブスキー

ミュージィ・ポー

CV:横尾 まり
初登場時はリムル付きの音楽教師だったが、地上人並みに高いオーラ力をショットに見込まれる。 騎士として、愛人として、ショットのために全身全霊をなげうつ。戦闘能力もさながら、オーラを制御して相手を騙したり心を読まれないようガードすることもできる。
父と弟二人の家庭で彼らは全員、脱走したリムル捜索の際ショウによって倒される。そのためショットの野望の障壁でもあり家族の仇でもあったショウを最後まで執拗に追っていき、ショットのためなら独断で本来の主人であるドレイクの暗殺も辞さないほど戦闘的な性格に変わっていった。

最終局面ではショウとマーベルの攻撃からショットをかばうが、爆発する機体から投げ出される。 その際ショットに助けられ手を取り合ったまま運命を共にする。

ゼット・ライト

CV:立木 文彦
アメリカ国籍の地上人。ショット・ウェポンの後に召喚され、ともにオーラマシンを開発したがショットの方が自分より厚遇されていることに不満を抱いている。自分と同じ成り上がりの匂いのするガラリアとは、初めは利用し合うだけだったがいつしか相思相愛になっていった。 しかしガラリアが死亡して以来彼女の名を口にすることは一切なかった。

常に技術者として裏方に徹していたが、バイストン・ウェル勢がジャコバによって地上に転移させられて以来、オーラバトラーに乗って戦うようになる。地上で黒騎士を名乗っていたバーンだけはぐれていたのを自ら助けに行ったりバーンと誼を通じるようになったのは、本人曰く「同じ職人気質だから」とのことだが本当の理由はわからない。そのバーンを助けた後の戦いであっけなく死亡する。

アレン・ブレディ

CV:若本紀昭(ナレーションも兼任)

トッドの空軍時代の先輩。 ショウたち反ドレイク軍の戦力に危惧を覚えたドレイクの命令で、バイストン・ウェルに召喚された。
トッドとは仲がいいわけでも悪いわけでもないがトッドの方はアレンにライバル心を持っており、アレンの登場によって自分の聖戦士としての立場が危うくなったと感じていた。

地上でもバイストン・ウェルでもエースパイロットとして活躍していたが、ビルバインの初陣で破れ、死亡。

ジェリル・クチビ

CV:大塚 智子
ショウやトッドらに続いて召喚された地上人。 22歳。 マーベルやエレからは「赤い髪の女」とよばれている。娼婦の母親からは養育放棄されるも今はロックシンガーとして独立しており、自分のことを「ダブリンの鼻つまみ」と蔑んでいる。
地上での恵まれない生い立ちからか、突如異世界に召喚されたにもかかわらず動揺することなく平気でオーラバトラーに乗り、殺戮を楽しむ様子だった。その悪意のオーラは地上界に戻ってから更に増大し、自分ひとりだけのオーラによってギリシャ空軍を洗脳できるほどである。

ビルバインとの戦闘中にオーラ力が暴走したことで乗機レプラカーンごとハイパー化した。圧倒的な破壊力でショウを追い詰めたものの機体がハイパー化に耐え切れず自壊し、ショウによって一刀両断された。この戦いを振り返ったショウは、ジェリルはショウがとどめを刺す前にすでに死んでいたと推測していた。

アの国

フラオン・エルフ

CV:山田 俊二
ルフト家やギブン家の所属するアの国の国王。政治は部下任せで遊んでばかりいる典型的な暗君。 そのため国民からの支持を全く受けられず、ドレイクの謀反に気づかないばかりか他国から援軍してもらわないと叛乱軍(ドレイク)を抑えることができない体たらくである。
ドレイクの反乱は暗君であるエルフ王から国を守るためだが、ギブン家や他国からすれば下剋上でしかないため、最後まで両陣営が相容れることはなかった。

バイストン・ウェルと地上世界をも巻き込んだ戦乱の元凶とも言うべき人物であるが、ドレイク軍との戦いの中家臣に戦わせて自分だけ逃亡しようとした途中、城壁から落ちてあっけない最期を遂げた。しかしエルフ王が死んでも、戦乱はとどまるどころかバイストン・ウェル全域に拡大され、憎しみのオーラを増大させるだけであった。

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(鉄オル)のモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ

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『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は『ガンダムシリーズ』のロボットアニメの1つで、第1期が2015年に、第2期が2017年に放送された。『機動戦士ガンダム』などの宇宙世紀作品とは別の世界観を舞台としており、少年兵の三日月・オーガスの活躍を描いている。 本作にも『ガンダムシリーズ』おなじみの兵器モビルスーツやモビルアーマー、大規模な戦いには欠かせない艦船や兵器が登場する。

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ラクス構文とは!?元ネタ・使い方・トリビア・反応など徹底解説!

ラクス構文とは!?元ネタ・使い方・トリビア・反応など徹底解説!

「ラクス構文」とは、アニメ映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』でヒロインのラクス・クラインが発したセリフを元にしたネットスラング。 敵であるアコードから主人公キラ・ヤマトへの愛情が必要から生じたものだと揶揄されたラクスは、「必要だから愛しているのではありません、愛しているから必要なのです」と反論。理路整然としながらも彼女の心情を適切に表した言葉として、作品を代表する名言・名セリフの1つとなった。ラクス構文とはこれを現実に持ち出して、「より正確な因果関係の順序」を訴えるものである。

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