東亰ザナドゥ(Tokyo Xanadu)のネタバレ解説まとめ

「東亰ザナドゥ(Tokyo Xanadu)」とは、日本ファルコムより発売されたPlayStation Vita専用のアクションRPGである。主人公の高校生・時坂洸が、ヒロインの同級生・柊明日香と出会い、謎の世界「異界」に挑んでいく物語を描いている。日本ファルコムを代表とする人気ファンタジーRPG「イース」「空の軌跡」とは一風変わって、現代の日本を舞台にしたストーリーと世界観が大きな特徴となっており、ファルコムの新たな時代展開を象徴する一作として注目を集めている。

『東亰ザナドゥ』の世界観・用語

杜宮市(もりみやし)

本作の主な舞台となる東亰郊外の地方都市で、人口はおよそ40万人。侍の格好をした木のゆるキャラである「モリマル」がマスコットキャラクターとして有名になっている。前述通り立川市がモチーフで、駅なども立川駅を参考としたものとなっている。

東亰震災(とうきょうしんさい)

本作の重要なキーワードのひとつで、2005年3月15日の午前11時38分に発生した未曾有の大災害。晴空が突如として赤く染まったその時、東亰全域でマグニチュード7.5の地震発生し、同時に火災や毒ガスなど多くの災害が東亰各地で発生した。死者は22000人、行方不明者7000人余りを出す大惨事となったが、2015年現在は復興が進み、震災の傷跡はほとんど見られなくなっている。

しかしその正体は神話級グリムグリード「夕闇ノ使徒」によって引き起こされた大災害であり、夕闇のように赤く冥(くら)く染まった空になぞらえて、ネメシスやゾディアックなどの異界関係者の間では「東亰冥災(とうきょうめいさい)」と呼ばれている。

サイフォン

2005年から普及しだしたスマートフォンタイプの携帯電話で、通話やメール、ゲームといった携帯ならではのアプリや機能の他にも、生体認識システムやそれを応用したものまでもが搭載されている。明日香が作中で使用するものは、その生体認識システムを応用した機能に魔術を用いたアレンジを施しており、催眠や記憶消去、開錠やゲート封印などが行える。

実はネメシスが基本システムを開発し、ゾディアックが民間向けに発売したもので、内部には両組織が持ち得る異界の技術が中枢に組み込まれている。そのため、明日香が魔術を用いたアレンジを使うことができ、さらにソウルデヴァイスの召喚システムもインストール可能となっている(作中では省かれているが、オープニングアニメでは召喚にあたって画面を指でなぞり、横に振りぬくというフリックの動作が描かれている)。

導力ネットワーク

20年前、ゾディアック主導により提唱された、米国と日本でテストされる形で瞬く間に広まっていった情報処理・ネットワークシステム。現在では全世界に普及されており、社会インフラとして不可欠な存在となった。その基本アーキテクチャには不可思議な部分もあり、ゾディアック以外にもネメシスなど他の組織が何らかの形で絡んでいるらしい。

異界化(イクリプス)

本作の重要なキーワードのひとつで、何らかの切っ掛けで「特異点」と呼ばれる因子になった人間や物体を起点に、異界に通じる「門(ゲート)」が出現することで現実世界と異界に通路ができ、迷宮が現れる現象。少なくとも何十年も前から発生しているものらしく、迷宮は一般人には触れることはおろか見ることすらもできないため、原因不明の現象や都市伝説として伝えられている。

ゲートが出現する際は、空中に血のような赤黒い亀裂が現れ、それがどんどん広がって、その名の通りの門の形となる。本来、このゲートは霊感や超能力などの霊的資質がないと見ることはできないが、グリードに目をつけられた者は異界へ引きずり込まれる際にその亀裂が見えるようになる。

そして、門の色は危険度に応じて、グリード自体が少ない場合は青色、多くいるが「ヌシ」と呼ばれる支配者(エルダーグリード)がいない場合は黄色、支配者が現れて活性化した赤色の三色にそれぞれ変化する。また、特殊な例として白色に輝くゲートも存在している。

怪異(グリード)

本作の重要なキーワードのひとつで、異界の迷宮を棲家とする異形の怪物。怒りや妬み、憎しみなどの強い負の感情に引き寄せられて現れることが多く、現実世界の存在に目をつけて干渉してくる場合もある。度々人間を襲うがその理由は一切不明で、まれに強い想いの籠った物品を奪っていくこともある。
刃物や銃火器など現実世界にある武器では一切ダメージを与えることができず、ソウルデヴァイス、もしくは魔術など霊的な力を持った武器によってダメージを与えられる。そして、オーク、植物、魔獣、ゴーレム、天使、ロボットなどその姿形はさまざまで、種類によってある程度習性に特徴がある。

Sグリード

迷宮を徘徊するグリードの中で、支配者であるエルダーグリードに次ぐ力を有する上位種・変異種の個体。いわゆる中ボス。このSグリードと遭遇すると強制的に部屋の出入口がすべてふさがれて脱出不可能となり、撃破する事で突破できる。また、この際複数の素材やアイテムが詰まった箱を戦利品として落とすことがある。

エルダーグリード

迷宮の支配者としての強大な力を持つグリード。本作のメインストーリーのボスとして登場することが多く、一度倒すと再登場しない。同種のグリードに比べると一際大きい体を有しており、さらに無属性でこれといった弱点もないという共通点を持っている。また、このランクまではモチーフとなる通常のグリードが存在する。

グリムグリード

エルダーグリードのさらに上のランクに相当するグリードの上位種で、メインストーリーの後半にボスとして登場し、こちらも一度倒すと再登場はしない。これまでのグリードとは違って何かしらの意思や考えを持っている個体も存在し、上位のグリムグリードともなると、神に準ずる力を持つものさえいるとされている。

特異点や門を介さずに現実世界に姿を現し、なおかつ侵食することで自分の迷宮を支配圏として作り上げることができるという非常に強大かつ危険な存在。さらに直属の部下「眷属」であるグリードは1体1体がエルダーグリード級の力を持っていて、これらの特徴から、事件や現象そのもの、ひいては災厄とさえ呼ばれるほどの甚大な被害を齎すことも可能とされている。また、グリムグリードが支配する迷宮の門は、より物質的なパーツが増えた特殊なものとなっている。

ジェム

グリードを倒すと落としていく宝石。宝石ではあるが現実世界で売買の取引をするほどの価値は皆無だが、異界のエネルギーを秘めているため、異界に関わる裏の世界では貴重な資源として重宝されており、一部の店舗において換金することが可能。

ソウルデヴァイス

本作の重要なキーワードで、異界やそれにまつわる力や技術に耐性を持つ「適格者」が、異界の素材と「霊子体」と呼ばれるエネルギーを用いて呼び出す武器。形状や性能は適格者の個性によって決まり、基本的に同じ種類のものは存在しない。異界、あるいは異界の影響を強く受けている場所でなければ使用はおろか、召喚することはできない。

ソウルデヴァイスの名称や使い方は、適格者として覚醒することにより知識として自分の中に取り入れられるため、コウやユウキやリオンのような戦いとは縁通い上に覚醒して間もない適格者であっても戦闘そのものは可能となっている。そして、覚醒時のみ自動的に召喚され、2度目以降の召喚はサイフォンでソウルデヴァイスを実態化させるアプリを起動するという流れになる。

適格者の魂と同化する形で存在し、適格者が死亡するとソウルデヴァイスも消滅するという仕組みになっている。そして、人為的に強化することも可能だが、この場合はソウルデヴァイスそのものではなく、ソウルデヴァイスの媒介となっている適格者のサイフォンに手を加えることになっている。

神様のいうとおり

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