東亰ザナドゥ(Tokyo Xanadu)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「東亰ザナドゥ(Tokyo Xanadu)」とは、日本ファルコムより発売されたPlayStation Vita専用のアクションRPGである。主人公の高校生・時坂洸が、ヒロインの同級生・柊明日香と出会い、謎の世界「異界」に挑んでいく物語を描いている。日本ファルコムを代表とする人気ファンタジーRPG「イース」「空の軌跡」とは一風変わって、現代の日本を舞台にしたストーリーと世界観が大きな特徴となっており、ファルコムの新たな時代展開を象徴する一作として注目を集めている。

CV:たかはし智秋

美月が信頼を置く彼女直属の秘書で、クールビューティーという言葉がよく似合う冷静沈着で知的な美女。台詞表記は「キョウカ」。
美月にとっては自分の心の内を晒すことができる数少ない相手の一人でもあり、彼女が弱っている時は姉のように優しく見守ることから、家族同然の存在と言っても過言ではない。

秘書としての能力は非常に高く、どんな難しい仕事でもそつなくこなし、杜宮市での美月の仕事を完璧にサポートしている。
また、かつてはゾディアックの実働部隊である「アングレカム」のメンバーの一員であり、征十郎と美月を護衛するためにかなりの戦闘訓練も積んでいて、その戦闘力も折り紙付きである。

北都征十郎(ホクト セイジュウロウ)

CV:掛川裕彦

美月の祖父で、北都グループ現会長。台詞表記は「セイジュウロウ」。
次期後継者として定めていた美月の実父にあたる長男の死後、後継者の座を巡って争い出した他の子供たちに頭を抱えている。しかし、孫娘である美月のことは信頼しており、杜宮における事業の一部を彼女に任せている。

普段はその大柄で威圧感のある見た目通りの、厳格な性格と振る舞いだが、一方で優しさと多少のユーモアを兼ね揃えた好々爺でもある。また、北都グループが開発に関わっているということでカードゲームも嗜んでおり、その腕前は他の追随を許さないと言っていいほどのトップクラスである。

御厨智明(ミクリヤ トモアキ)

CV:菅沼久義

ゾディアックの傘下にある中小企業「御厨グループ」の御曹司で、ゾディアック幹部候補生。台詞表記は「ミクリヤ」。
上品で贅沢さも感じさせるスーツを着こなし、性格や言葉遣いもかなり気取ったものとなっている。美月の政略結婚の相手と目されており、お互い下の名前で呼ぶ。

ゾディアックを束ねる「十二企業」に名を連ねられていないことを不満に思っており、美月の政略結婚についても、実家の御厨グループが十二企業の筆頭である北都グループの庇護と援助を受けるためだけのものだと理解し、「ただの茶番」と言い捨てている。そんな中、十二企業入りの一計としてグリードの制御というゾディアックの中で禁じ手とされている研究に手を出し、作中で「魔女」と「天使」とそれぞれ2度のグリムグリード事件を引き起こした。
しかし、制御に成功したかに見えたグリムグリードが洸たちに敗れたことで暴走してその野望はくじかれ、北都の監視下で厳しい査問を受けることになった。

戌井彰宏(イヌイ アキヒロ)

CV:蟹江俊介

BLAZEの「特攻隊長」として勇名を馳せた志緒の兄弟分で、赤く染めたトサカ状の髪型と異様な風貌が恐ろしげなBLAZE二代目リーダー。台詞表記は「アキヒロ」。

経緯は不明だが異界の植物を入手し、自らタブレット状に加工することで異界の力を限定的に引き出すドラッグ「HEAT」としてチームメンバーに与えており、さらに彼自身もそのHEATの力でゲートを強制的に生成できるようになっている。
一馬とも兄弟分の関係にあたり、特攻隊長として活躍していた頃には志緒と同じく親のように慕っていた。そんな彰宏もかつては二人に負けないくらいの男気溢れる性格だったが、CHAOSとの抗争で一馬が死んだことに愕然となり、深い悲しみに沈む中、志緒が失意の元でチームを解散させたことに憤慨。その後、一馬の弔い合戦を名目にCHAOSへの報復を決意するが、HEATのもたらす異界の力に溺れており、報復はおろか無関係の人間に対してまで暴虐を我が物顔で働くほど半ば暴走状態にある。

そんな中、志緒が暴走するBLAZEを止めに来た時は嘲り混じりの敵意を向け、一度目は躊躇することなく異界に落とし、二度目は一方的に叩き伏せて重傷を負わせた。そして最終的には三度も自分の邪魔をしに来た志緒を前に狂気と激情に駆り立てられ、大量のHEATを摂取して急激的なパワーアップを図るが、同時に材料の大元であるグリードを引き寄せ、逆に自らが異界に引きずり込まれ、グリードに囚われることになる。
事件後は憑き物が落ちたようにおとなしくなり、かつての髪型である坊主に頭を丸めて服役している。なお、ある程度サイフォンの使用は許可されているらしく、退屈しのぎとしてカードゲームをプレイしている。

梧桐 栄二(ゴトウ エイジ)

CV:竹本英史

広域指定暴力団・鷹羽組の若頭。台詞表記は「ゴトウ」。
精悍な顔つきと屈強な体躯、そして鋭い目つきをした男で、天才の空をして「隙がない」と評されるほどの気概と実力の持ち主。

さらに柔軟と言っていいほど頭の回転も早く、敵に回すと非常に厄介でもあるが、仁義を通す性格でもあり、無用な争いは好まない。異界に関する知識は一切ないが、裏の事情にはある程度精通しており、洸たちのやっていることについても多少なりとも把握している様子がある。

ユキノ

CV:たかはし智秋

レンガ小路にあるアンティーク店「ルクルト」の女店主。洸を「少年」と呼び、彼にさまざまなアルバイトを斡旋している。
美人だがやる気なさげな雰囲気を漂わせており、性格もマイペースで、人を食ったような接し方をする。さらに酒癖も良くなく、年中二日酔いに悩んでいるらしい。

実はネメシス、ゾディアック、刻印騎士団はもちろん、裏の世界のどの組織にも所属していない情報屋としてのもうひとつの顔を持っている。さらに異界やグリードについても豊富な知識があり、タロット型のソウルデヴァイス(名称は不明)も使いこなすなど、侮れない実力者でもある。

ヤマオカ老人

カフェ「壱七珈琲店」の店主である気さくな老紳士で、明日香に下宿先を提供しており、執行者としての任務に忠実であろうとする明日香の身を案じている。

その実態はネメシスの民間協力者だが、実は明日香の父親の上司で偉大な技術者で、サイフォンの基礎技術開発に携わった過去を持っている。そのため、明日香にとっては恩師的存在で、彼女が心を開く数少ない人物のひとりである。
さらに仕込み杖型のソウルデヴァイス(名称は不明)も使い戦闘をこなすこともでき、杜宮が異界化した際はユキノと共にグリードに立ち向かい、その実力の片鱗を見せつけた。

ミズハラ

駅前広場にある薬局「さくらドラッグ」のカウンターを預かる眼鏡と爽やかな風貌が特徴的な好青年。医師免許も持ち合わせており、簡単な診療ならお手の物である。また、とある異界関連の製薬会社から派遣されているらしく、異界についても通じているところがある。

アカネ

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@yuri_rryp5

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