気になるけど手を出しにくい……初心者向け、落語の入口

「落語は、お年寄り向けの文化」? 実は今、若い世代にも落語のファンが増えているのです。落語と聞くだけで「難しそう」「言葉がよく分からない」というイメージを持ってしまう人も多いかもしれません。しかし、落語の入口は色んな所にあるのです!
やっぱり寄席はハードルが高い!?

・浅草演芸ホール
・国立演芸場
・浅草木馬亭
などなど……都内にはいくつもの演芸場、寄席があり、落語以外にも漫才や漫談、マジックなど様々な演目が披露されています。
しかし、馴染みのない人は
「作法やマナーがあるのでは?」
「ひとりでふらりと行くには慣れない……」
と抵抗を感じてしまうかもしれません。
漫画から入る! 雲田はるこ「昭和元禄落語心中」

雲田はるこさんは「いとしの猫っ毛」シリーズなどで人気を博す女性漫画家。
どこかノスタルジックな画風と、現代的な感覚で読んでも違和感のないキャラクターのコントラストが魅力的です。

彼女が「昭和元禄落語心中」という作品内で描く落語の世界は、これまで落語に興味のなかった人も引きこむ力を持っていると話題になっています。

実際に落語を目の前で聞いているときのような緊張感を持って、ページを進められます。
声の調子、身振り手振りや表情……
細かな描写が必須となる落語をあえて漫画の画面に落とし込むことで、初心者にとってはハードルがぐっと下がります。

テレビアニメ化も決定し、ますます人気が高まる作品に注目。
「昭和元禄落語心中」OAD完成披露先行上映会 ライブ・ビューイング
落語の予習は自宅で出来る!

有名な演目は、CD化されているものも多数!
いきなり寄席に足を運ぶのは……とためらっている人は、まず耳を慣らしておきましょう。
三遊亭圓楽 目黒の秋刀魚
落語 桂歌丸 火焔太鼓
三遊亭楽太郎 「お化け長屋」
【落語協会】古今亭菊之丞「強飯の女郎買い」 Internet Rakugo Kai Archives
【落語協会】川柳つくし「十低の男」 Internet Rakugo Kai Archives
この人も落語をやっていた!
トーク番組の司会者としてのイメージが強い明石屋さんまさんの、落語家としての映像。
お笑いコンビ「千原兄弟」の千原ジュニアさんも、落語に挑戦しています。