転生したらスライムだった件(第1話『暴風竜ヴェルドラ』)のあらすじと感想・考察まとめ

Ten slime key web

何ということない普通の人生を送っていた三上悟は、後輩とその恋人と共に焼肉店に向かう途中、刃物を持った通り魔に殺害されてしまう。謎の声を聞きながら暗闇から目覚めると、いつの間にかスライムになっていた。探索する中、スキル「無限牢獄」により封印されている暴風竜ヴェルドラと遭遇する。ヴェルドラと言葉を交わしていると、自分はこの世界では非常に珍しい「転生者」であると聞く。
今回は「転生したらスライムだった件」第1話『暴風竜ヴェルドラ』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「転生したらスライムだった件」第1話『暴風竜ヴェルドラ』のあらすじ・ストーリー

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後輩との待ち合わせの場所に向かっている三上悟

平和な日々を過ごしていた三上悟。大学を出て、大手と言われているゼネコンに入社し、出世してそこそこの給料を貰っている。彼女が37年もいないことを嘆きながら、待ち合わせをしていた後輩の田村とその恋人、沢渡と合流する。

田村が自分の好きな焼肉を予約してくれていたことに「良い後輩だ」と関心しながら店に向かっていると、道の向こうから駆けてくる刃物を持った通り魔と遭遇する。標的にされた田村と沢渡を三上が庇い、そのまま腹部に突き刺されてしまう。痛みに苦しんでいる中、三上が脳内で思ったことに謎の声が反応して次々とスキルを習得していく。

三上「(な、なんだこれ...熱すぎる...勘弁してほしい...)」
???「確認しました。耐熱耐性獲得 成功しました」
三上「(刺されて死ぬとかないわ...)」
???「確認しました。刺突耐性獲得 成功しました。続けて物理攻撃耐性獲得 成功しました」
三上「(痛い...血が...)」
???「確認しました。痛覚無効獲得、血液が不要な身体を作成します。成功しました」

三上「(さっきからうるさいぞ田村...)」
田村「先輩!しっかり!」

三上「(寒い...)」
???「耐寒耐性獲得 成功しました。耐熱耐性、耐寒耐性を獲得したことにより熱変動耐性にスキルが変化しました」

田村が救急車を要請するが、間に合わないと確信したのか三上が「家のパソコンに入っているハードディスクを風呂に沈めて、データを消してくれ」と遺言を残す。その言葉にまたもや謎の声が反応する。

???「電流によりデータ消去 情報不足により失敗しました」
???「代行措置として電流耐性獲得。付属して麻痺耐性獲得 成功しました」

田村「俺...本当は沢渡のこと先輩に自慢したくて...」
三上「ったく...気にするな...」

田村の恋人(沢渡)を幸せにすること、パソコンのデータを消去することを再び伝える。

三上「(まさか童貞のまま死ぬなんて...生まれ変わったらガンガン攻めよう...食いまくって...)」
???「ユニークスキル捕食者を獲得 成功しました」
三上「(30最童貞で魔法使いなら40近い俺はもうすぐ賢者だったのに...大賢者も夢じゃないな...)」
???「エクストラスキル賢者を獲得 成功しました。続けて賢者をユニークスキル大賢者に進化させます。成功しました」

そして三上はそのまま息絶える。

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自分がどんな姿をしているのか確認している三上悟

三上悟は死後、記憶を保持したまま謎の空間へと放り込まれる。

三上「何も見えない...ここはどこだ?ってかどうなった?なんか賢者だ大賢者だとバカにされたような...」
三上「そうだ刺されて...よし覚えてる。大丈夫だ まだ慌てる時間じゃない。クールな俺が慌てたことなんて小学生のころウ〇コを漏らした時ぐらいのことだ」
三上「えっと刺されて...そして...どこも痛くない?」
三上「寒くない...目が開かない?何も見えない...」

体が動く感覚があるのを確認し、それを頼りに色々試す。口は動かないし声は出ない。体内に入れた植物が溶けたことに驚く。

三上「あぁ...身体の中に染み渡る...」
三上「俺どうなっているの?なんか変じゃね?普通人間て草溶かせなくね?」
三上「やっぱ死んじゃったのかな?田村と沢渡さんどうなった?ハードディスクは消去されたのか?俺一体どうなってんの?」
三上「弾むな。何か弾力がある。えっと体の外見は...」

外見を確かめ、状況を理解した三上は自分がスライムであることに気づく。

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効果が発動している大賢者と会話しているシーン

日にちが経ち、食事も睡眠も必要ないことを知り、自分の身体についてある程度理解した三上だが、ふと暇つぶしに溶かして吸収している植物がどうなっているのかを疑問に思う。
三上「でもこの食べた物どこへ吸収されているんだろう?ウ〇コしてないし...」

そう思考すると謎の声が聞こえてくる。

???「解、ユニークスキル捕食者の胃袋に収納されています」
三上「この声、確か刺された時にも聞こえた...誰?」
大賢者「解、ユニークスキル大賢者の効果です。能力が定着したため反応を速やかに行うことが可能となりました。
三上「大賢者...えっとスキルって能力のことか?捕食者って...」
大賢者「捕食して対象物を体内に取り込み解析 その対象物のスキルを習得できます。解析が完了すれば擬態化も可能です。胃袋は捕食対象を収納し、さらに解析の及ばない有害なものを隔離することも可能」

三上「す、すごい能力だな捕食者って。スライムが持ってていいものなのか?、まぁでもせっかくだから試しに食べた草解析してくれる?」
大賢者「解析が完了しました。ヒポクテ草、魔素の濃厚な場所にしか繁殖しない貴重な薬草。傷薬、回復薬の原材料」
三上「魔素?」
大賢者「魔物にとっては生命の元になる物質です」

魔素の作り方を知った三上は、周りにある貴重なヒポクテ草や魔鉱石を次々に捕食していった。

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新しくスキルを習得した三上スライム

魔素を吸収しながら探索していた三上は油断して深い湖に沈んでしまう。

三上「えーっともしかして水に落ちた...?湖...?スライムって浮かないのか?今度こそ死ぬのか?」

水を捕食することを思いついた三上は水を捕食し、スキル「水圧推進」を習得する。しかし、勢いが強すぎて崖から落下してしまう。「痛覚無効」と「自己再生」の能力のにより大したダメージにはならなかった。

三上「ダメージを受けた部分を修復した...のか?なんて便利な体なんだろう。しかしもっと慎重に行動しないとな」

三上がそう考えていた時、どこからか声が響き渡る。

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三上に話しかける謎の巨大な影

???「聞こえるか...小さき者よ...」
三上「お、俺のことだよな...?」
???「返事するがよい」
三上「って言われても口が無いから喋れないんだよ!」
???「おい!」
三上「もう!うっさいハゲ!」
???「ほほう...我をハゲ呼ばわりするか。いい度胸ではないか」

謎の影と口論していた三上だったが、口も目もないことを伝えると謎の影は三上に提案した。

???「ハハハハハ!我の姿を見ての発言かと思ったが目が見えないのか。よし見えるようにしてやろう」
???「ただし条件があるがな。どうする?」
三上「どんな条件ですか?」
???「簡単だ。見えるようになったらといって我に怯えるな。そしてまた話をしに来い、それだけだ。お前にとってはいい話だろう?」

謎の影は話を続け、この場所に300年前から封印されていると告白する。そして「魔力感知」というエクストラスキルの使い方を教え、景色がはっきり観えるようになる。三上は先程の謎の影の正体を見て驚く。

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影の正体はドラゴンだった

影の正体がドラゴンだったことに驚きを隠せない三上だったが、ドラゴンは淡々と自己紹介を始める。

ヴェルドラ「では改めて自己紹介しよう。我が名は暴風竜ヴェルドラ」
三上「暴風竜...!」
ヴェルドラ「この世に4体のみ存在する竜種が一体である」

竜の姿に恐怖した三上はその場を去ろうとするが、ヴェルドラは自我を持つスライムに興味を持ち、質問を問いかけて引き止める。

ヴェルドラ「実に珍しい...スライムは本来思考もしない低位モンスター。それなのに自我がある。ユニークスキルか?」
三上「ユニークと言いますと...?」
ヴェルドラ「異常な能力を持つ個体のことだ」
三上「ちょっとよく分からないっす...」

人間からスライムになった経緯を話すと、それは「転生者」だと伝えられる。

ヴェルドラ「お前、物凄く稀な生まれ方をしたな」
三上「え、稀?」
ヴェルドラ「異世界からやってくるものは偶にいるが転生者は我の知る限り初めてだ。魂だけで世界を渡ると普通は耐えられないからな」
三上「ってことは転生じゃなくて異世界からこっちにわたってきた人はいるんですね?」
ヴェルドラ「うむ、異世界人と呼ばれている。そういう者たちは世界を渡る際に特殊な能力を獲得するらしい」

もしかしたら自分と同じ日本人が他にもいるかもしれないと考えた三上は「ちょっとその異世界人を探して会ってみたいと思います」と言うが、ヴェルドラはもっと話がしたいらしくゆっくりしていくことを推奨する。三上が封印について問いかけると、ヴェルドラは昔の出来事を語りだす。

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うっかり街を1つ灰にしてしまったヴェルドラさん

ヴェルドラ「300年前のことだ…ちょっとうっかり待ちを1つ灰にしちゃってな...」
三上「しちゃってな、って…」

ヴェルドラ「そんな我を討伐に来た者がいた。ちょびっと相手をなめてたのは間違いない。それでも途中から本気を出したのだがな、負けてしまったな」
三上「ヴェルドラさんすごい強そうなのに相手はそんなに強かったのですか?」
ヴェルドラ「あぁ強かったよ。加護を受けた人間の勇者と言われる存在だ」

その後、ユニークスキル「絶対切断」で圧倒され、「無限牢獄」で封印されたと語る。ヴェルドラの周りで光っているのが無限牢獄で、それを行った勇者は自分を「召喚者」と言っていたのだという。

三上「召喚者...異世界人とは違うのですか?」
ヴェルドラ「30人以上の魔法使いで何日もかけて儀式を行い異世界から呼び出すのだ」
三上「おぉ!魔法使いがいる世界なのか!ますますゲームっぽい!」

召喚者は兵器として扱われ、召喚主に逆らえない魔法で魂に呪いを刻まれる。三上はそれに対し酷い話だと言うが、ヴェルドラは弱肉強食こそが絶対なる真理という。
長いこと封印されていたヴェルドラは非常に退屈だったらしく、37年恋人がいなかった三上はヴェルドラに同情し、友達にならないかと提案する。

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無事に友達となった三上とヴェルドラ

三上「じゃあ俺と友達にならないか!?」
ヴェルドラ「なんだと!?スライムの分際で暴風竜と恐れられるこの我と友達だと!?」

三上が「嫌ならいいんだけど...」というと「バ、バカっ!誰も嫌だと言っておらぬだろうが!」とツンデレ属性を見せつつ友人となることを許可した。

そんな話をしている中でも三上は、前世の後輩だった田村がしっかりHDD(ハードディスク)を処理したのかを気にしていた。

「転生したらスライムだった件」第1話『暴風竜ヴェルドラ』の感想・考察

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