ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』とは、2017年にスパイク・チュンソフトより発売されたPS4・PS Vita向けのゲーム。同年9月以降には、米国、欧州等でも発売している。ダンガンロンパシリーズにおいては4作目、ナンバリングタイトルとしては3作目となる。作品舞台が希望ヶ峰学園から、才囚学園に変更された。1、2との関連性は薄い。今作は才能あふれる「超高校級」という称号を持つ16人が才囚学園に監禁され、コロシアイの1番を競わされるストーリーとなっている。

テレビの画面に、死んだはずの天海が映っている。
天海は、映像を見ている人間に話しかけるように正面を見ている。
天海は「やあ、どうも。今更、名乗る必要はないっすよね?たぶん、この俺の姿を見て、ますます訳わからなくなってるはずっす」と話を始めた。
現状、超高校級達が強いられているコロシアイについて説明をしようとする天海だったが、説明している部分は音声が途切れていて聞き取れない。
更に天海は「ちなみに、モノクマからはとっくに説明を受けてると思うんすけど…この残酷なコロシアイは『最後の2人』になるまで続くっす」と続けた。
しかし、先程同様、所々音声が途切れていて、重要な部分は聞き取る事が出来ない。
そして最後に「あ、それと最後にこれだけは言っておきたいんすけど…これは君自身が望んだコロシアイっす。 だから、絶対に勝たないとダメっすよ。…絶対にね」と言って、天海の映像は切れた。

2人が殺され、真宮寺が処刑を受けた翌朝。
最原が食堂へ入ると、重たい空気がそこには流れていた。
一気に3人が死に、終わりの見えない学園生活とコロシアイ。
普通の精神では耐えられるはずもなく、生徒達には心身共に疲れが出てきていた。
重苦しい空気を破ったのは夢野で、「こらー、元気がないぞっ!もっと10代らしくシャキっとせんかーいっ!」と全員に喝を入れるように言った。
夢野が転子と最後に交わした約束である「前を向いて生きる」。
仲間達の死を無駄にしない為にも、何より転子と交わした約束を守る為にも、夢野は前を向いて生きていく事を決意していた。
食堂に明るさが戻ってきたとき、モノクマが現れた。
モノクマは謎のカードキーを出し、「この『謎のカードキー』って今回の動機なんだよね!」と言った。
動機になりそうな物には見えないが、今までの経験上、動機は本当にコロシアイを引き起こしてしまう。
今回は使わない方向で行こうと、意見が固まりかけた時、王馬がカードキーを奪いそのまま逃走してしまった。
ロクでもない事に、ロクでもない事が重なってしまった。
王馬は恐らく一人で動機の中身を確認し、コロシアイの場をまたひっかき回す気でカードキーを持ち去ったのだろう。
百田が王馬を追いかけて行った。
ひとまず王馬の事は百田に任せ、最原は新たに開放されたという学園の5階へと向かった。
5階には、撮影スタジオ風になっている白銀の研究教室、様々な薬品と本が並ぶ最原の研究教室があった。
他にも、中庭の入間の研究教室に隣接したキーボの研究教室にも行けるようになっていた。
一通り回った後、最原は食堂へ戻ってきた。
すると、百田がどこかから思い出しライトを見つけてきた。
とりあえず、使ってみようとなった所に王馬も食堂へ戻ってきた。
カードキーの使う場所が不明で、結局ここへ戻ってきたという事らしい。
気を取り直して、思い出しライトを使う生徒達。
見えた映像は、街に隕石が降り注ぐニュースの映像だった。
テレビのニュースの中では、隕石が降ってきたのと時を同じくして、「人類は地獄に落ちるべし」と書かれたビラを街中にバラまいている不気味な連中がいた。
自分達が居た世界で突如、隕石が降ってきた事を思い出した生徒達は、隕石から人類を守る為に世界各国が打ち出した打開策「ゴフェル計画」というものがあった事も思い出した。
しかし、「確か「ゴフェル計画」は失敗に終わったはず…」という白銀の言葉。
「ゴフェル計画」がどういう計画だったのか、何故隕石が降ってきたのか、それ以上を思い出す事は誰も出来ずに、思い出しライトの映像は終わった。

翌日、最原が食堂へ行くとまた揉め事が起きていた。
どうやらゴン太が「みんなの為にモノクマと命がけで戦う!」と言い出していたのだった。
「皆の役に立ちたい」という思いから、ゴン太は体を張ってこのコロシアイを止めると決意したようだ。
すると、それを聞いていた王馬が「なんでコロシアイを止めないといけないの?ようやく面白くなってきたのに」とゴン太を笑った。
そして「その点、オレは自信満々だけどね!オレは絶対このゲームに勝ってみせるから!クロになったって構わないし」と王馬は続けた。
次の瞬間、そんな王馬に百田の鉄拳が飛んだ。
「王馬…テメーは一体どうしちまったんだ?」と百田は王馬に問い掛けた。
今までも嘘の言動や飄々とした態度をしていた王馬だったが、今回の発言は今までのそれとは違うように百田には思えたのだろう。
百田の問い掛けに王馬は答えず、再び重い空気が食堂を包んだ。
そんな中、入間が「この天才発明家がなんとかしてやる!そうすれば、オレ様がオメーらをコロシアイのねー世界に連れてってやるよ!」と沈黙を破った。
今はまだ入間の言う物が何なのか分からず、そのまま解散となった。

王馬のおかしな言動に鉄拳を飛ばす百田

その日の夜。
最原、百田、春川は、いつものようにトレーニングの為に中庭に集まっていた。
すると百田が「今日はトレーニングじゃなくて、3人で話をしよう。ハルマキの話でもすっか!」と言い出した。
ハルマキというのは、百田がつけた春川のあだ名で、春川魔姫、略して「ハルマキ」だ。
最原は春川に、何故「超高校級の保育士」を名乗っていたのか尋ねた。
春川は「私は孤児院育ちなんだよ」と珍しく自分の事を話し始めた。
物心ついた時から孤児院に居て、孤児院で育った春川。
春川が居た孤児院では、年下の面倒は年上が見る事になっていて、春川も年齢を重ねるにつれて年下達の面倒を見るようになっていった。
そして、何故か春川は年下の子供達に好かれていた。
春川は本当の親など知らずとも、穏やかで平和な日々を送っていた。
しかし、春川が小学校中学年になる頃、知らないおじさん達が孤児院を訪れるようになっていた。
そのおじさん達は、何をするでもなく、子供達に話しかけるでもなく、ただニコニコとしながら子供達を見ているだけだった。
実は孤児院に来ていたおじさん達は暗殺者を育てるグループであり、孤児院の子供達を暗殺者として育てようとしていたのだった。
春川は、暗殺者の素質があると言われ、おじさん達に引き取られた。
暗殺者などには春川だってなりたくはなかったが、暗殺者になれば孤児院に多額の寄付をするという条件が提示されていた。
そうして春川は、暗殺者になるしかなかったのだ。
引き取られたその日から、暗殺者になる為の訓練が始まる。
春川にとって地獄の日々の始まりでもあった。
途中脱落すれば、孤児院への寄付はストップする。
そうなれば、何の為に自分が暗殺者になる訓練を受けていたのか分からなくなってしまう。
だから春川は吐いても、泣いても、訓練を続け、人を殺し続けた。
そんな生活を続けるうち、人を殺しても何も感じないようになってしまった。
「保育士」と名乗ったのは、春川が思い描いていた理想の自分だったのだった。

最原と百田が春川の話を聞いていた頃、学園の地下にあるゲームルームでは王馬とモノクマが話していた。
王馬はモノクマに「コロシアイが盛り上がるアイディアがあるんだよねー」と告げた。
他の生徒達の前では、カードキーを使う場所が分からないと言っていた王馬だったが、実際はカードキーを使い、今回の動機の内容を知っていた。
その動機を使って「コロシアイを盛り上げる」と王馬はモノクマに言っているようだ。
モノクマも、コロシアイが盛り上がるなら、と楽しんでいるようだった。

王馬と謎の会話をするモノクマ

翌日の夜時間、最原の部屋に入間が訪ねてきた。
昨日言っていた「オレ様が何とかしてやる」という言葉通り、「ここから脱出できる装置を発明してやった」と入間は言う。
いくら「超高校級の発明家」とはいえ、本当にそんな事が可能なのか、半信半疑のまま最原は入間についてコンピュータールームへ向かった。
そこには既に最原以外の全員が集まっていた。
そして入間は、全員を前に「脱出と言っても『異世界』に行くんだよ!コロシアイもなくてモノクマもいねー世界にな!」と突拍子もない事を言いだした。
コンピュータールームのど真ん中に構える巨大なコンピューター。
このコンピューターの中に異世界が広がっており、コンピューターと接続したヘルメットのような物を被ると意識がプログラム化され、プログラムの世界に行けるという仕組みらしかった。
つまりは意識の転送が可能な巨大なバーチャルリアリティー空間だ。
プログラムの世界に入っている間、リアルの体は眠った状態になる為、入間の言う「コロシアイもモノクマも居ない世界」に行けるらしい。
そんな話をしていると、どこからともなくモノクマが現れた。
そして「このコンピュータの中にあるプログラム世界は、ボクが『あるプログラム』を元にして作った…コロシアイシミュレーターが入ってるんだよね!」とモノクマは楽しそうに言った。
しかし、入間は「殺害に使えそうな物は排除したり、寝ずに安全なプログラムに書き換えた」と言う。
大本のプログラムを作ったのはモノクマという事で、プログラムの世界に行くか行かないか、生徒達の中で意見が割れてしまった。
そんな様子を見ていた王馬が一言「でも、モノクマが作った物なら…実はそこにとんでもない秘密が隠されてたりするんじゃない?」と言った。
モノクマは、その言葉に被せるように「そうそう、『外の世界の秘密』とかね…」と言った。
どうやら、プログラムの世界には外の世界の秘密が隠されており、見つけられれば今外の世界がどうなっているか知る事が出来るという事のようだった。
王馬とモノクマに乗せられる形となったが、そんな事を言われたら行かない訳に行かないと、全員でプログラムの世界に行く事になった。
全員用意されていた椅子に座り、ヘルメットのような装置を被る。
ヘルメットの裏側には2本の端子があり、意識を繋ぐ赤いコードと記憶を繋ぐ青いコードを端子に差し込む。
色を間違えて接続すると、意識が戻らず植物人間となってしまったり、他の人間と記憶が入れ替わる等のバグが起こるから「慎重に差し込め」と入間は言った。
無事に全員がコードを差し込み、プログラムの世界へ入った。
RPGのような見た目の世界だが、五感は電気信号によってリアルの世界と同様に感じる事が出来るようになっていた。
入間は全員がプログラムの世界に入ったのを確認すると、この世界の注意事項について説明した。
・この世界では、「物が壊れる」という概念はなく、どんな物でも絶対に壊れない
・物同様、アバターにも傷がつかない
・アバターの身体能力は平均化されている為、個々の差はない
・この世界からログアウトするには、入ってきた部屋にある電話の受話器に向かって自分の名前を言う
続いて、入間はこの世界の地図があるという廊下に連れ出し、全員に地図を確認させた。
先程まで全員が集まっていたのは1階と屋上で構成されている「館」の「サロン」だ。
館の外には川が流れており、館と教会がある。
地図だけを見ると、プログラムの世界の割に広い印象だった。
また、四方は黒い壁に囲まれており、通り抜けは出来ないとの事だ。
一通りの説明を聞くと、王馬は一人楽しそうにしながら館を出て行った。
この世界でも、王馬は何をするか分からない。
王馬の監視はゴン太が名乗り出て、他の生徒達はこの世界の探索を始めた。
最原は館の探索をした後、外の探索へ出た。
地図通りに館から少し進むと川がある。
しかし、橋は掛かっておらず渡る事が出来ない。
入間は「どこかに看板が落ちてるから、それを橋代わりにしろ」と最原に看板探しを命令した。
館と橋から少し離れた場所に看板はあり、川へ戻り橋とした。
これで渡れるようにはなったが、橋の代わりとなるのはこの看板のみであり、もし万が一看板を川に落として流してしまうと、もう川を渡る事は出来なくなってしまうらしい。
ひとまず渡る事が出来るようになったので、手分けして教会と館を探索する事になった。
最原は百田、王馬、ゴン太、白銀と館の探索をしようと橋を再び渡った。
すると、見送りに来たと思われていた入間がいきなり橋を川に流した。
先程、一度橋を流してしまうと渡る事は不可能と言っていた張本人が橋を流して去って行ってしまった。
戸惑う館探索組だったが、それ以上どうする事も出来ず、探索に向かうほかなかった。
館内でも手分けして探索をしたが、最原は「外の世界の秘密」に関して目ぼしい物を見つける事は出来なかった。
その内、別の場所を探索していた白銀と合流するが、白銀も最原同様、何も見つけられなかったという。
しかし、白銀は最原と合流する10分位前に窓の外に入間の姿を見かけたらしい。
橋を流したのは入間であり、橋がなければ教会と館を行き来する事は不可能。
「見間違いだったのかなぁ…」と白銀が言った瞬間、館の外から突然「ドッガーン!!」という爆音が鳴り響いた。
その直後にキーボの声で「た…大変です!」と聞こえた。
キーボは、最原達と一緒ではなく、教会の探索をしていたはず。
分からない事だらけの中、白銀と一緒に外へ出た最原。
外でゴン太と合流すると、「物音は聞こえたけど、何も起きてないんだよ」とゴン太も不思議そうにしていた。
とりあえず、教会方面へ行ってはみたが、やはり橋は入間が流したまま、戻っていない。
川の向こう側には、教会の探索をしていたキーボ、春川、夢野が驚いた様子で佇んでいた。
そこへ王馬も合流し、入間が流した看板を見つけたという情報を持ってきた。
最原が急いで探しに行くと、看板は運よく岩に引っかかっていて、見つける事が出来た。
教会探索チームの面々は、慌てた様子で「早くログアウトしないと!」と言った。
どうやら、探索をしているうちに入間のアバターが突然動かなくなってしまったのだという。
アバターが動かなくなったという事は、リアルの世界の入間に何かがあったという事。
それを確かめる為にも全員でログアウトをしようと、館のサロンへ戻った。
1人ずつ順番にログアウトをしていき、あとは最原と王馬だけという状況になった。
その時、王馬は「キミって使えるよね。だから馬鹿な百田ちゃんなんかと絡んでないで、俺の友達になりなよ。君がみんなを救えるように俺が力を貸してあげる。ほら、みんなを救いたいんでしょ?」と最原に話し掛けた。
悪魔の囁きのようにも聞こえ、嘘か本当かどうかも分からない王馬の話に、最原は応えず無言でログアウトした。
現実世界へと戻ってきた最原が目にしたのは、苦しそうな表情を浮かべ、息絶えた入間の姿だった。

現実世界で死んでいた入間

死体発見アナウンスが鳴り響いた。
3度目の事件でも、何が起きているのか状況を掴めないのは同じだった。
すると、死体発見アナウンスの後に百田だけが遅れてコンピュータルームにやってきた。
百田いわく、何の前触れもなく、強制的にログアウトさせられ、リアルの世界に戻ってきてしまった為に、別室でみんなが戻ってくるのを待っていたという。
しかし、百田以外の全員はプログラムの世界に居た。
現時点で、アリバイがない百田は最重要人物だ。
ひとまず、捜査をしない事には何も始まらない為、最原は百田と捜査を始めようとする。
そこへ王馬が割って入って「超高校級の探偵を、容疑者であるキミと組ませられると思う?」と王馬は百田に言う。
また、王馬は百田がクロだった場合、仲の良い最原は百田を庇う可能性も危惧していた。
今回は王馬に押し切られる形で、最原は王馬と捜査をする事となった。
まずは、いつものモノクマファイルを確認する。
入間の死亡時刻は朝の6時半頃、死体に外傷はない。
入間は苦しみの表情を浮かべているが、死体に外傷がないとなると、捜査は難航する。
入間の死体の傍には、プログラムの世界に入る為に被る装置が置かれていた。
死体発見時は、入間は装置を被っていたらしいが、最原よりも先にログアウトしていたキーボと春川で装置を外したようだ。
他にコンピュータの中にあるプログラムについて。
モノクマが言っていた「あるプログラム」とは、「新世界プログラム」という物であり、このプログラムの最大の特徴は「物が壊れない」という事だと王馬が最原に説明する。
「新世界プログラム」という名前は最原も聞いた事があるような気がしたが、実態については分からなかった。
何故王馬がそんな事を知っているのか、もう最原は気にしない事にした。
そして、「物が壊れない」というのは、アバターも含んだ話である。
プログラムの世界では、アバターが傷つく事はない。
ただし、リアルの世界とアバターは五感の共有を電気信号で行っている。
という事は、プログラムの世界でアバターが受けたダメージは、リアルの世界で受けたダメージと錯覚を起こしてしまうという事。
もしも、プログラムの世界でアバターが致命傷を負った際には、リアルの世界の本体もそのダメージを受け、死に至ってしまうのだ。
それから、コンピュータには全員のログイン・ログアウトの記録が残されている。
入間以外は、全員ログアウトは一回ずつの記録だ。
他に現場で気になる物と言えば、王馬が座っていた椅子の上に置かれた小瓶だ。
それは最原の研究教室にあった、毒薬が入った小瓶だった。
何の為に置かれているのか、もしかすると入間が誰かにこれを飲まされ死に至ったのか、まだ分からない事だらけの小瓶の存在。
一通り現場の捜査を終え、最原は教会側を探索していたキーボに話を聞いた。
キーボは最初に教会に全員で集まった際、教会の横で入間と王馬が何やら話をしていたのを見たと言う。
詳しい会話の内容までは聞き取れなかったが、何かしらの約束をしていたらしい。
それから、強制ログアウトされたという百田。
百田はいきなりリアルの世界に戻らされて、もう一度プログラムの世界に入ってもいいものか分からなかった為に、別室でみんなが戻ってくるのを待っていた。
リアルの世界に戻った時に入間が死んでいたかどうかは確認しておらず、不明との事だった。
リアルの世界で捜査を行い、今度はプログラムの世界にも何か手掛かりがあるのではないかという事で、最原達は再びログインした。
館の外には、先程までは無かったトイレットペーパーが転がっていた。
それから最原はもう一度当時の状況を思い返してみると、入間が流した看板に違和感を覚えた。
川の流れを考えると、教会側に看板が流れていないとおかしい。
しかし実際は館側の岩に引っ掛かっていたのだ。
いくらプログラムの世界とは言え、川が逆流する可能性は低いだろう。
このプログラム世界に謎はまだ多い。
それから、教会へ行き、倒れて動かなくなっている入間のアバターを見つけた。
その傍にはハンマーが落ちている。
しかし、プログラムの世界に入る前、入間は凶器になりそうな物は排除したと言っていた。
ハンマーは立派な凶器となり得る。
入間が実は排除し忘れたのか、それとも実は「排除した」というのが入間の嘘だったのか。
真相は今となっては闇の中だ。
入間のアバターの傍には、ハンマーの他に携帯電話も落ちている。
携帯電話も電話である以上、ログアウトに使える可能性は高い。
最原は試しに携帯電話に向かって「百田 解斗」と言うと、百田の足元が光り、ログアウトさせる事が出来た。
百田が強制ログアウトされた絡繰りはこんな所にあったのだ。
事件前に百田をログアウトさせたのは、入間なのだろうか。
他にも入間のアバター付近にはスノコも落ちていた。
先程のトイレットペーパー同様、謎の存在だ。

リアルの世界に戻ってきた一同を迎えたのはモノタロウだった。
どうやら、捜査開始直後から入間が書き換えたプログラムの解析を行っていたようだ。
そこで分かったのは、やはり入間はプログラムの世界からハンマーを除く凶器になりそうな物を排除したらしい。
そして、入間の死体の傍にあった携帯電話は元々プログラムの世界にあった物だった事、全員が見せられた地図は入間が追加した物だという事が分かった。
書き換えられたプログラムの中で重要となるのはプログラムの世界の属性だ。
プログラムの世界は「人」と「物」の2つの属性に分けられる。
当然、アバターは「人」の属性となるが、入間のアバターだけは「物」属性になっていた。
それから、プログラムの世界の四方にあった黒い壁の左右どちらかは入間が追加したものだった。
更に、入間が追加した壁は「物」属性であれば通り抜けが出来る仕様になっていた。
それから、入間に触られると王馬のアバターだけ行動不能になる仕様にもなっていたようだ。
この様々な仕様の変更は、今回の事件に大きく関わっていそうだと最原は思った。
そして最後に分かったのは、一番最初のログイン時、誰かにエラーが起きていたようだ。
誰にどんなエラーが出ていたかまでは分からないまま、学級裁判の時間となった。

入間のアバターの傍に落ちていた、ハンマーやスノコ

4度目の学級裁判が始まった。
議論がなされる中で、今回のプログラムの世界について入間が書き換えたプログラムの謎に迫った。
「凶器に使える物は排除した」と言っていた入間だったが、実際にはハンマーというあからさまな凶器が置いてあった事。
入間のアバター属性が「物」に変更されており、「物」属性のみが通れる壁を作っていた事。
王馬のアバターは入間のアバターに触られると行動不能になる仕様になっていた事。
そして、プログラムの世界で致命的なダメージを受けるとリアルの世界でも死んでしまう事。
この事から、入間は恐らくプログラムの世界で王馬を殺す計画を立てていたのではないか、と満場一致で推理された。
プログラムを理解している入間だからこその犯行計画だった。
入間の犯行計画はこうだ。
全員がログインした後、王馬の席近くに毒殺の入ったビンを置く。
そして、何食わぬ顔でプログラムの世界に入り、全員にプログラム世界についての説明をした。
それから全員で教会に渡った際、館と教会の探索メンバーの割り振りをする。
自分は教会、王馬は館の探索にする為だった。
館探索メンバーが戻る前に、王馬と館の屋上で会う約束をし、そのまま別れて館探索メンバーは橋へと向かった。
館探索メンバーが渡り切ったのを確認した入間は、唯一の橋となる看板を川に流した。
これにより、「移動出来る手段がなくなった」と他の全員に思わせ、自分を含む教会探索メンバーを容疑者から外す事に成功した。
その後、入間が追加した「物」属性のみが通れる左右の壁を通り、入間は館側へ移動。
移動後、入間は館の屋上を探索していた百田を、携帯電話を使い強制ログアウトさせた。
王馬殺害後、百田に罪を被せ、容疑者として疑われるようにする為だった。
百田を強制ログアウトさせた後、入間は屋上で王馬を待った。
入間は「自分の発明で世界を変える」という発明家としての使命を持っており、それが外に出る為の理由だった。
しばらくして、約束通り王馬がハンマーを隠し持っている入間の元へとやってきた。
王馬には、入間に触られると行動不能になる仕様が追加されていた。
入間の計画では、王馬のアバターに触り、無抵抗のまま殺害出来るはずだった。
しかし、入間が王馬のアバターに触ろうとした瞬間、入間のアバターは背後から首を絞められた。
そのまま、入間のアバターは動かなくなった。
これが致命的ダメージとなり、リアルの世界の入間も死に至った。
そして、入間の殺害を行ったのは、王馬ではない。
王馬は、プログラムの世界の説明を聞いた時に、確証はないものの、入間が自分を狙っている事を勘づいていた。
当然、王馬の性格からしてそのままみすみすやられるハズがない。
自分を狙っている入間を返り討ちにする計画を王馬は逆に思いついた。
ただし、どんなプログラムを入間が入れているのか分からない以上、自分が実行するのも危ないと考えた王馬は、実行犯は別に用意するべきだとした。
その実行犯は、「超高校級の昆虫博士」である獄原ゴン太だった。
屋上に潜んでいて、入間が王馬を殺そうとした正にその瞬間、入間の首を絞め、殺害したのはゴン太だったのだ。
凶器にしたのはトイレットペーパー。
リアルの世界ならば、トイレットペーパーで人を絞め殺そうとしても破れてしまう。
しかし、プログラムの世界では物が壊れる事はなく、トイレットペーパーですら紐状の凶器となってしまった。
殺害後、屋上に用意していたスノコに入間を乗せて「物」属性になっていた入間のアバターを壁に向かって滑らせた。
入間のアバターは、そのまま壁をすり抜け、教会に激突し、止まった。
最原達が聞いた、大きな物音は、入間のアバターが教会にぶつかった時に聞こえたものだった。
入間のアバターを滑らせた後、ゴン太は再度トイレットペーパーを屋上にあった望遠鏡に括りつけ屋上から下りていった。
「オレが殺人計画を考えて、ゴン太がそれを実行する役割分担だったんだ」と王馬は全てを話し終えた後、付け足した。
ゴン太のような優しく、常にみんなを守る事を考えていた人間がなぜ、犯行に及んでしまったのか。
その場にいるほとんどの人間が、ゴン太がクロなど信じられないという様子だった。
動機はモノクマが持ってきた「カードキー」だった。
あのカードキーには、外の世界の情報や状況が見られるデータが入っていた。
モノクマからカードキーを奪い、逃走した王馬はその中身を見た。
そして、王馬は夜中モノクマをゲームルームに呼び出し、動機を再利用出来る細工を頼んだ。
コロシアイを盛り上げる為ならと、モノクマも王馬の策略に一役買った。
モノクマは、外の世界の記憶を思い出しライトに作り替え、プログラムの世界に送った。
モノクマから思い出しライトの場所を聞いた王馬は、まるで初めて一緒に見つけたかのようにゴン太とライトを発見する。
「みんなの役に立ちたいんだ」と悩んでいた、純粋なゴン太を焚きつけるのは王馬にとっては容易な事だった。
王馬は「体を張って思い出しライトの内容を、みんなより先に確認して、みんなの役に立とう」とゴン太に言った。
ゴン太は、王馬のその言葉を受け、思い出しライトを使う事を決意した。
そうして思い出した「外の記憶」は、ただひたすらな絶望だった。
コロシアイをさせるこの学園なんて生ぬるいと思う程の絶望が外の世界には広がっている。
学園に居ても、仮に出られても、行き着く先は、どちらも地獄。
外の世界を知る事で、今まで犠牲になったり処刑をされた仲間たちが一体何の為に生きようとあがいていたのか、ゴン太には生きる意味すら分からなくなってしまった。
そこでゴン太は、「地獄から救うのなら、何も知らない今のうちに楽にしてあげるほかない」と決心を固めたのだ。
絶望しているゴン太に、王馬は自分が入間に殺されるかもしれないという話を持ち掛けた。
それにより、ゴン太は地獄から開放する一番最初に入間を選んだのだった。
それは明確な悪意からくる殺意ではなく、「みんなを守りたい」というゴン太らしい優しい殺意だった。
コロシアイを誰よりも嫌い、みんなの役に立ち、みんなを守りたいと願ったゴン太ですら、学級裁判に勝ち、仲間を全滅させた方がマシだと思った外の世界。
しかし、それも今となってはどんな光景だったのか最原達は知る由もない。
実は、計画や実行については、全て王馬から語られたものであり、ゴン太はプログラムの世界からログアウトした際に記憶を失っていた。
プログラムの世界で起こった、王馬との計画、入間殺害、外の世界の記憶、全てをリアルの世界に戻ってきた時には忘れていたのだ。
学級裁判が始まる前、モノタロウが言っていた「誰かにエラーが起きていた」というのはゴン太を指していたのだ。
プログラムの世界にログインする際、記憶と意識を繋ぐコードをゴン太だけが左右逆の端子に差し込んでしまった。
それによりエラーが起き、ログアウトし、装置を外した後は、プログラムの世界で起こった事全てを忘れてしまっていたのだ。
しかし、学級裁判で裁かれるのは実行犯。
どんな理由があろうとも、等しくおしおきは下される。
磔にされたゴン太に大量の虫が襲いかかり、最後は大きなカマキリに貫かれ、息絶えた。

ゴン太の処刑が終わり、優しいゴン太を学級裁判で裁かなければならず、絶望しかない外の世界を思い、全員で泣いていた。
しかし、王馬だけは違った。
「ま、待ってくれ!やっぱり嫌だよぉ!ゴン太、行かないでよぉ!」とみんなと一緒に泣いていたかと思った矢先、王馬は「嘘だよー!バーカ!あんな嘘泣きなんかを本気で信じちゃったの!?バカだなー!俺がゴン太のためなんかに泣くわけないだろ!」と言った。
結局、王馬にとってはコロシアイを盛り上げる為に、ゴン太を利用しただけ。
ゴン太のように「みんなを助ける」などという意思は、王馬には少しもなかった。
最後には「俺は純粋に心の底から、この疑心暗鬼のゲームを楽しみたいんだよ。おまえらが苦しめば苦しむほど、俺にとっては面白くて仕方ないんだよ!」と王馬は吐き捨てて裁判場を後にした。
その後、百田と最原の間に微妙な空気が流れていた。
百田が吐血したという事もあったが、それだけではない。
百田は、最原の探偵の力を信じ、背中を押した助手であり、親友だった。
最原も今回の事件については、本当にクロを指摘していいものか、悩みに悩んだ。
疑いたくない相手を疑う辛さを、赤松の時に感じた最原。
それと同じ思いを今回の裁判でも嫌と言う程、感じていた。
しかし、百田は「ゴン太は人殺しするようなヤツじゃない」と信じていた。
その為、ゴン太を疑った最原に対し、憤りを感じてしまった。
ゴン太が犯人だったことは真実だったが、百田の中で最原は「裏切り者」という位置付けになってしまったのだ。
これまでは「終一」と呼んでいた百田だったが、最後には「最原」と呼び、その場から去って行ってしまった。
それまで最原に協力し、仲が良かった春川ですら、最原を置いて百田を追いかけて行った。

ゴン太のおしおきタイム

昨日の裁判から一夜明け、いつも通り食堂に集まった超高校級達。
王馬だけは姿を見せなかった。
そして、表面上いつも通りとは言え、やはり百田と最原の間には確執が残っている。
百田は、最原と目も合わせようとしない。
最原はただ、赤松に励まされ、みんなで無事にここを出るという約束を果たそうとしただけ。
最後まで自分自身と戦い、他のみんなを生かす道を選んだのだが、その思いは百田には届いていないようだった。
そこへ、いつものようにモノクマが登場した。
「事実上最後の鍵」と「本当に最後の鍵」という胡散臭いアイテムを持ってきたのだ。
これでまた、行ける場所が増えたらしい。
ひとまず探索を始めた超高校級達。
今回行けるようになったのは、百田の研究教室、天海の研究教室、エグイサルが格納されている格納庫だった。
百田の研究教室は宇宙をイメージして作られており、宇宙船のコックピットのようなものもあった。
そこで最原達が発見したのは「ゴフェル計画」の資料。
以前話題となった、隕石から人間を守る世界各国が打ち出した打開策だ。
話題となった時には、それ以上の詳細は思い出す事が出来なかったが、目の前には詳細が書かれている資料がある。
全員で目を通してみると、そこには「ゴフェル計画とは、宇宙より降り注ぐ災難から『優れた才能を持つ少年少女たち』を未来の希望の種として、新たな地へ向かわせること」と書かれていた。
計画書には続きがあったようだが、黒く塗りつぶされていてそれ以上読む事は出来なかった。
「優れた才能を持つ少年少女たち」とは、即ち最原達「超高校級」の生徒達だろう。
しかし、結局のところ計画書が塗りつぶされてしまっている為、ゴフェル計画の全容を掴む事は叶わなかった。
その後は、最原の研究教室の近くにある赤く不気味な扉が姿を現していた。
しかし、鍵が掛かっており、モノクマから渡された鍵では開ける事が出来なかった。
するとモノクマが現れ、この扉は既に犠牲となってしまった天海の研究教室だった事を説明する。
基本的に、研究教室が開放される前に死んだ生徒の研究教室には、それ以降入る事は出来ないらしい。
ここまで来ても、天海の能力は分からずじまいだった。
続いて、中庭にある大きな扉。
モノクマにもらった鍵を使い、中に入ると大きなシャッターがあり、シャッターの前にはセンサー感知する警報機があった。
モノクマがまたどこからか現れ、シャッターのロックを解除し、中に入る超高校級達。
そこにはエグイサル全5体が格納されていた。
また、格納庫には大きなプレス機とトイレも設置されていた。
プレス機はエグイサルを処分する時に使われる物らしく、生体反応センサーがついており、人間がプレス機の間に挟まると安全上、自動で停止するようだ。
一通り探索したが、最原はこの学園の核心に迫れるような物は何も見つけられなかった。

その日の夜。
今までは最原、百田、春川の3人で集まっていたが、この状況で集まる事はないだろうと最原は思っていた。
その時、最原の部屋のチャイムが鳴る。
ドアを開けた先には春川が立っていた。
春川は「さっき…百田に頼まれたんだ。私の研究教室を見せて欲しいんだって。あんたも来なよ」と、最原を誘いに来たのだった。
今の百田との関係を考えると、最原はあまり行きたくはなかった。
しかし、春川に押され結局行く事になった。
予想通り、春川の研究教室で最原と目が合った百田は「お前も来たのかよ…」と呟いた。
百田はここにある武器に興味を持ったようで、春川に色々聞きながら武器のパーツを組み上げていく。
最原はそんな二人の間に入る事が出来ず、ただただ時間が過ぎるのを待つしかなかった。
百田が帰った後、春川と2人になった最原。
春川は、百田と話す機会を作る為に最原も呼んだようだが、結局は険悪な空気のまま、春川の気遣いは裏目に出てしまったようだ。
最後に春川は最原に「百田は不器用だから、最原を嫌いになったんじゃなくて、ただ意地になってるだけだよ」と言った。
最原は自分の信じる道を、苦しみながらも進んだだけ。
それ以上、やはりどうする事も出来ないまま、自分の部屋へと戻った。

翌日、全員が集まる食堂でやはり王馬の姿はない。
百田はそんな事は気にせず「俺がオマエラをここから脱出させてやる。でも…その為にはテメーらの力が必要だ。俺と一緒にモノクマと戦ってくれ」と言った。
百田には、それを実行出来る何かしらの計画がありそうだった。
百田の言葉を聞き、モノクマと戦う決意をした超高校級達。
今夜にでも決戦となる。
夜時間に体育館へ集合だと声をかけ、その場は解散となった。

モノクマと戦おうと提案する百田

夜になり、朝に百田が提案した作戦を決行するべく、超高校級達は体育館に集まっていた。
春川の研究教室にあった多くの武器を手にしようとしていた、その瞬間。
しばらく姿を現さなかった王馬が体育館に姿を現した。
王馬の手には爆弾のような物が握られている。
王馬は「オレも、そろそろこのコロシアイゲームを終わらせたいと思ってたんだよ。そこで、誰かオレと生き残りたい人はいない?」とその場に居る超高校級達に問い掛ける。
学園生活のルール上、生き残りが2人になればその時点でこのゲームは終わる。
殺害する人数についての上限は記載されていなかった。
王馬は、自分と生き残りたい人間を残し、手に持った爆弾でそれ以外の人間を殺そうという計画を明かしたのだ。
そうすれば確かに、このコロシアイゲームは終わる。
それでも、そこまでして生き残りたいと思う人間は、もう今この場には居なかった。
誰も手を挙げず、「そんな生き残り方をするくらいなら死んだ方がマシだ」と全員が言った。
すると、王馬は笑顔を浮かべ「あははっ、皆殺しなんて嘘だよ!オレはみんなの覚悟を見たかっただけなんだ!」と言った。
今まで散々嘘をつき、引っ掻き回してきた王馬の言葉をどこまで信用していいものか、超高校級達は戸惑うばかりだった。
王馬はそんな事お構いなしに、先程の爆弾を見せ「これは、入間ちゃんが作ったエレクトボムって言って、電波を妨害する粒子をばらまいて、あらゆる通信を妨害してくれるものなんだ」と言った。
更に、王馬はハンマーのような物も持ち出し「これはエレクトハンマーって言って、これも入間ちゃんにお願いして作ってもらった物なんだ」と続けた。
エレクトハンマーは、叩いた電子機器を停止させる事が出来る発明品だった。
ロボットである以上、モノクマもエレクトハンマーで叩けば機能停止させる事は可能だろう。
しかし、エレクトハンマーは電力消費が激しく、1度使い切ってしまうと24時間の再充電が必要だという弱点も備えている。
王馬は2つの武器を「使うか使わないかは、みんなの自由だし、オレは干渉しないから」と言って置いて行った。
王馬の去り際、コロコロ変わる態度で嘘か本当か分からない対応をする王馬にキレた春川は王馬の首を掴んだ。
そして「ねぇ、本当の事を言いなよ。あんたは何を企んでるの」と、「超高校級の暗殺者」らしい殺気を春川は王馬に向けた。
王馬は、春川に首を絞められながらも「オレは、みんなを仲間だと思ってる。だからコロシアイを止めたいだけ」と答えた。
嘘か本当か、この局面になっても王馬の真意は誰にも分からなかった。
春川が手を放すと、王馬はそのまま体育館から出て行った。
王馬が去った後の体育館では、エレクトハンマーやエレクトボムをどうするか全員が悩んでいた。
使ってみてもいいかもしれないが、王馬が持ってきた物である以上、説明された機能が本当かどうか怪しい。
悩んでいる所に、意外にも百田が「使ってみてもいーんじゃねーか?」と言い出した。
百田も当然、王馬が持ってきた物という事で怪しんではいた。
しかし、「もし王馬の言う事が嘘じゃなかったら、外に出られるチャンスかもしれない」と百田は言う。
そして話を進めていくうちに、エレクトハンマーを使えば、以前何度も失敗した地下道から外に出られる可能性もあるのではないかという事になった。
一同は早速エレクトハンマーを持って地下道へ移動した。
初めてこの場所へ来た時には、何度も失敗し、傷つき、疲弊だけが残った。
しかし、今回はエレクトハンマーがある。
前回とは比べ物にならない程、容易に道を進む事が出来た。
長い地下道だったが、何とか走り抜け、大きな扉の前まで辿り着く事が出来た。
この扉の先には、ずっと望んでいた外の世界がある。
誰もがそう信じて疑わなかった。
大きな扉にはロックが掛かっていたが、これもエレクトハンマーで解除する事が出来た。
しかし、扉を開いた先に待っていたのは希望ではなく、絶望だった。
真っ赤に染まり、廃墟群と化している街。
扉を開けた瞬間に襲う汚染された空気。
「ここから出たい」と願っていた超高校級達が思っていた世界とはかけ離れた光景が目の前に広がっていたのだ。
ゴン太や王馬が先に知っていた外の世界の光景は、この事だったのだろう。
大気汚染により、呼吸すらままならなくなり、全員の意識が朦朧とする中、「おめでとう!これでコロシアイゲームは終わりだよ!」の声と共に現れたのは王馬だった。
フラフラな仲間達を前に、王馬は外の世界の真実を語り始めた。
外の世界が滅亡した始まりは、地球に向かって無数の隕石が降り注ぎ始めた事。
規模が大きく、衝突も避けられず、このままでは地球は滅亡してしまう。
そう思った各国政府は、地球の滅亡は防げずとも、人類の滅亡だけは防ごうと動いた。
それが「ゴフェル計画」だった。
『優れた才能を持つ少年少女たち』を宇宙へと旅立たせ、人間が生存可能な星に着陸させ、人類の種の保存を目的とした計画だった。
そこで選ばれたのが「超高校級」と呼ばれる高校生16人だった。
しかし、当の超高校級16人は全員、ゴフェル計画を辞退した。
家族や友人、大切な人達を残し、自分達だけが生き残るという地獄を味わいたくなかったからだ。
終末思想を掲げる過激なカルト集団が現れ始めたのも、ゴフェル計画が動き始めたのと同時期の事。
カルト集団は、隕石の墜落による地球・人類滅亡は、人類が受け入れるべき罰であるという理念を持っていた。
その為、ゴフェル計画を知ったカルト集団は計画阻止に乗り出たのだ。
今まで超高校級達の記憶の断片にあった「超高校級狩り」が始まった時期だ。
「人類は例外なく滅びるべきである」という考えのカルト集団にとって、ゴフェル計画により生き残る人間が存在する事が有り得ない出来事だったのだ。
そこで各国政府は、カルト集団に対抗すべく、「16人は不慮の事故により全員死亡」という嘘の情報を世間に流した。
思い出しライトで最原達が見た、葬式の光景はこの時の物だったのだ。
カルト集団の「超高校級狩り」を掻い潜り、ゴフェル計画は実行され、16人は宇宙へと放たれた。
そのゴフェル号こそが、今居る才囚学園の真の姿であり、集められた超高校級16人の為の宇宙船コロニーだった。
選ばれた16人は、コールドスリープの状態で宇宙船に乗り込み、生活していくのに相応しい星に着陸した後、コールドスリープが解除されるという計画だった。
しかし、宇宙へと逃がしたはずの16人の間でなぜ、コロシアイが起きてしまったのか。
そこには、政府の見落としが潜んでいた。
生き残りとして選んだ16人の中に、ゴフェル計画を阻止しようとしていたカルト集団のリーダーが、高性能ロボットと共に宇宙船に乗ってしまっていたのだ。
高性能ロボットは、つまりモノクマ。
カルト集団のリーダーが持ち込んだモノクマは、当然コールドスリープになどされておらず、全員が眠っている間にゴフェル号を操作し、地球へと戻してしまった。
本来ならば、地球ではない別の星で目覚める予定だった16人は、知らない間に地球に戻され、そこで目覚め現在に至る。
先程見たのは現在の地球のありのままの姿だった。
隕石により滅び、汚染された空気の中、酸素も生物もない地球。
全員が「生きてここを出たい」と願っていた外の世界の真実だった。
地球の人類は、現在ここに居る7人の生徒達のみ。
そして話の締めくくりに王馬は「という訳で、素直に告白するけど、さっき言ったカルト集団のリーダーってオレなんだよね」と衝撃の告白をした。
王馬は「超高校級の総統」として、「カルト集団のリーダー」として、ゴフェル計画を一番最悪な形で潰す為にこの宇宙船に乗り込んだ。
だからこそ、人類最後の希望である16人でモノクマを使い、コロシアイをさせたかった。
そして、自分が本当に首謀者であると言わんばかりにどこからともなくリモコンを取り出し、エグイサルを呼び出した。
確かに首謀者であれば、エグイサルもモノクマも操る事は簡単なのだろう。
全てを聞き終え、我慢の限界を迎えた百田はたまらず王馬にとびかかる。
しかし、今やエグイサルは王馬が自在に扱える存在。
子供をあしらうように容赦なく百田を捕らえ、攻撃を仕掛ける。
そんな百田を助けようと、春川もエグイサルに向かっていこうとするが、いくら超高校級の暗殺者と言えど、相手はロボットだ。
生身の人間では、百田の二の舞になるのがオチだ。
最原は必死で春川を止める。
しばらく暴れていた春川が落ち着いた頃、王馬は「もうコロシアイゲームは飽きちゃったから好きにしていいよ」と鼻で笑った。
続けて「みんなで仲良く自殺するのもいいし、念願の外に出て死ぬのもいいし…この学園に居たいならそれでもいい」と言い、捕まえた百田を連れて、王馬はエグイサルと共に格納庫へ去って行った。
残った全員にめちゃくちゃな絶望だけを残して。

ゴフェル計画を潰そうとしたカルト集団のリーダーであると告白した王馬

夜が明け、朝はいつも通りにやってくる。
そんな中で、最原はただ絶望していた。
この学園に訳が分からないまま閉じ込められ、「生きて無事に出たい」と何度も願った外の世界。
現実は、隕石にまみれ、人類の生き残りは自分達以外誰も居ない、呼吸する事さえ出来ない汚染された空気が漂う絶望の世界。
この学園に来てから唯一の希望だった外の世界は、これまでコロシアイで精神を疲弊してきた超高校級達にとって、あまりにも無慈悲な現実だった。
赤松との約束だって、もう最原に守る事は出来ない。
出たいと願っていた外の世界は、既に到底人類が住める状態ではない。
「もういっそ、死んでもいい」と最原が思い始めた時、部屋のチャイムが鳴った。
ドアを開けた先には春川が立っていて、最原の顔を確認すると「酷い顔だね…。とりあえず、みんなが食堂で待ってるから…早く来なよ」と短く言って去って行った。
仕方なく食堂へ向かう最原。
王馬と百田を除き、全員が揃っていた。
全員とは言え、今となっては食堂に集まっているのは5人しか居なかった。
そして、5人はそれぞれやはり生きる希望を失い、「死にたい」と口々に言っていた。
そんな中、春川は思い出しライトを差し出した。
朝、春川が食堂へやってきた時には既にテーブルの上に置いてあったのだとか。
そして「楽に死なせてあげるよ。…ただし、思い出しライトを確認してからだけど。どうせ死ぬなら、出来る事をやってから死んだ方がいい。死んでから後悔は出来ないから…」と春川は全員に向かって言った。
春川の言葉に納得した他の生徒達は、ひとまず思い出しライトを使う事を決めた。
思い出しライトを使い、最原達はこれまで失っていた記憶の全てを思い出した。

全ては『希望ヶ峰学園』から始まっていた。
希望ヶ峰学園は、あらゆる分野において才能のある高校生を集めた政府公認の一流高校。
所属する生徒は、何かしらの才能を持っており「超高校級」と呼ばれた。
将来への希望に満ち、果ては世の中の希望そのものであった希望ヶ峰学園の生徒達。
そんな希望ヶ峰学園で起こった『人類史上最大最悪の絶望的事件』。
『人類史上最大最悪の絶望的事件』とは、「超高校級の絶望」と呼ばれた江ノ島盾子という1人の女子生徒によって引き起こされた世界を滅亡させる程の大事件だ。
江ノ島盾子は、手始めに希望ヶ峰学園に通っていた一部の生徒を絶望に落とした。
絶望に染まった生徒達を、世界各地に送り込み、同時多発テロを敢行。
この事件により、世界の犯罪率が急激に跳ね上がり、戦争等も頻発した。
江ノ島盾子は、ただ世界を絶望に染め上げる為だけに絶望の伝染をしていった。
「絶望は伝染する」という江ノ島盾子の言葉通り、学園から始まり、終いには絶望で世界は染まっていった。
人類にとって、本当に絶望としか言い表しようがない事件であり、今となっても語り継がれている大事件となった。
その最中、希望ヶ峰学園78期生による今回と似たようなコロシアイゲームも行われた。
江ノ島盾子と同期だった彼ら超高校級が、同じように希望ヶ峰学園内に閉じ込められ、コロシアイをさせられた事があった。
しかし、78期生によるコロシアイの果てに江ノ島盾子は自らにおしおきを下し、死亡した。
その後、78期生の生き残り達を含めた人類が力を合わせ、事件の収束を図り、復興に向けた活動をしていた。
それでも、江ノ島盾子を崇拝する「絶望の残党」と呼ばれる集団により、絶望が途絶える事はなかった。
絶望の残党に立ち向かうべく結成された「未来機関」という復興を目指す組織と、絶望の残党との戦いはその後も続いた。
そんな中、突然その戦いは終焉を迎える事となる。
その原因となったのは地球に降り注いできた無数の隕石だ。
その隕石からは、未知のウイルスが発生し、瞬く間に地球を滅亡へと追い込んでいった。
絶望の残党達は、カルト集団へと姿を変え、究極の絶望である「人類の滅亡」を促進していた。
そのカルト集団に対抗すべくゴフェル計画を立てたのが未来機関だった。
未来機関には、江ノ島盾子にコロシアイを強要された希望ヶ峰学園78期生の生き残りとされている、苗木誠や十神白夜等が所属していた。
絶望に勝つ為に希望をぶつける。
未来機関は、そんな思いを希望ヶ峰学園の生徒16人に託した。
それが、才囚学園に集められた最原達だった。
元々最原達は、未来機関が再建した希望ヶ峰学園に通う生徒だったのだ。
最原達がゴフェル計画に参加する事となったのは、選ばれた訳ではなく、ただ隕石による未知のウイルスにより16人を残して全員死亡してしまったからだった。
何の因果か、最原達16人には未知のウイルスに対する免疫が体内に存在していた。
ウイルスが蔓延する中で、唯一の免疫を持ち、生き残った生徒達に希望を託す事を未来機関は決めたのだった。

自分達が希望ヶ峰学園の生徒であった事、人類の希望の象徴であった事、これまで起こった事を全て思い出した最原達。
ただ、王馬だけは違う。
彼は絶望の残党であるカルト集団を率いる人間だった。
王馬もまた、絶望の残党であり、超高校級の絶望に近い人間だったのだ。
今回の才囚学園での事も、王馬が絶望の残党であるならば頷ける状況だった。
学級裁判やモノクマ、希望ヶ峰学園の生徒同士のコロシアイ等、全てにおいて超高校級の絶望である江ノ島盾子が立てた計画と同じだった。
全てを思い出した最原達は、絶望に沈んでいた表情とは打って変わって、「自分達が人類の希望になってみせる」という表情を浮かべていた。
最後まで戦い、様々な人間が繋げた未来、希望を無駄にしない為に、最原達は再び絶望に立ち向かう事を決めた。

再び絶望と戦う為にはまず、王馬に捕まった百田を救出しなければならない。
その後、王馬との決戦となる。
王馬は百田を連れて、エグイサルの格納庫に向かったはずだった。
格納庫のシャッターにはロックが掛かっており、センサー感知で警報も鳴る。
どうしたものかと最原達は頭を抱えていた。
すると、春川が「突破する方法ならあるよ」と呟いた。
最初にエレクトハンマーでシャッターのロックを解除する。
次にエレクトボムで遠隔的に警報を止める。
また、エレクトボムがあれば王馬が手にしているエグイサルを操るリモコンも無効化できる。
春川の案により、格納庫突破の光が見えた。
「この案で行こう!」と全員やる気になったようだ。
最後に春川は最原に「…頑張ろうね。また…3人でトレーニングしないと」と言った。

絶望の残党であり、今回のコロシアイを仕組んだと思われる王馬

エレクトハンマーは、地下道を進むときに使ってから充電をしていなかった。
その為、結局のところ24時間後までは行動が出来ない。
百田の救出と王馬との決戦は明日の朝行う事とし、その日は解散となった。
解散後、最原は落ち着かず、1人で格納庫まで下見に来ていた。
格納庫の周辺にはエグイサルが見張りをしていたが、何故か中央には動かないモノクマが置かれ、その周りにエグイサルがモノクマを守るように配置されている。
しかし、ここにエグイサルがあるという事は格納庫自体は今、あまり危険ではないという事。
ただし、結局のところ格納庫のシャッターは閉まっており、センサー感知は働いている。
最原は格納庫の裏側に回り込み、トイレの窓から偵察を試みた。
すると、最原はトイレの中で百田を発見した。
王馬に連れ去られた後、百田は格納庫のトイレに閉じ込められていたようだ。
百田によると、王馬は隣の部屋でエグイサルと一緒に居るらしい。
最原と少し話した後、百田はまだ諦めていない事を最原に告げる。
「俺がなんとかしてやる!テメーらが頑張ってるのに何もしねーわけにはいかねーからな!」と百田は笑った。
相変わらずの百田の反応に最原はホっとし、ゴン太の裁判での事を謝ろうとする。
その時、百田は最原の話を遮るように「みんなを頼むぜ!終一!」と、以前のように最原を下の名前で呼んだのだった。
お互いに謝る事はしなかったが、百田なりにまた最原を信じて出た言葉を聞き、最原も安心した。

翌朝、最原、春川、白銀、夢野、キーボは食堂へ集まり、エレクトハンマーを手に決戦の場である格納庫へ向かった。
道すがら、最原は昨日見た見回りや、モノクマを守っているエグイサルについて説明をした。
トイレに閉じ込められていた百田と話をした事も話した。
すると、キーボが「昨日の夜に忍び込んだ時と状況が違いますね」と言った。
実は昨日夜、キーボも格納庫を訪れていたようだ。
状況からして、最原が去った後の事だろうか。
キーボは、戦わずとも、話し合いで解決が出来ないかと考え、王馬を訪ねたようだ。
しかし、王馬からの反応はまるでなく、諦めて帰ろうとした時だった。
モノクマを守っていたはずの緑色のエグイサルが格納庫に入って行くのをキーボは見た。
その際、エグイサルには警報センサーもシャッターのバリアも反応を示さなかったという。
エグイサルの行動や、格納庫についてはまだ謎が多かったが、ひとまず全員で格納庫へ向かった。
途中見かけたエグイサルは停止しており、中央のモノクマもなくなっていた。
キーボの話通り、緑色のエグイサルは確かにそこから居なくなっていた。
格納庫前に着き、エレクトボムとエレクトハンマーを使い、シャッターのロックを無事解除した最原達。
いざ中に入ろうとしたとき、最原はロック解除するタッチパネルが、傷だらけになっているのに気付いた。
不思議に思ったが、今はそれどころではない。
コロシアイを、この絶望を終わらせる為に、格納庫へ入った全員の目に飛び込んできたのは血だまり。
プレス機からは百田が着ていた服の袖がはみ出ており、大量の血が飛び散った跡。
再び希望を持つ事を決意した5人を絶望に叩き落すかのような光景。
そこへ聞こえてきたのは「アーッハッハッハッハ!!まだまだコロシアイは続くよー!」という久しぶりに聞くモノクマの非情な声だった。

プレス機からはみ出る大量の血と、百田の服の袖

久しぶりに聞いたモノクマの声と死体発見アナウンス。
全ての感情が「無」となったまま、5人は立ち尽くしていた。
仲間がまた犠牲になっている。
プレス機に圧迫され、一体誰が殺されたのか判別はもはや不可能だった。
唯一の手掛かりとなりそうなのは、プレス機からはみ出している、百田の服の袖。
それから袖口には不自然な穴が開いているという事だけだ。
絶望に立ち尽くしていた最原だったが、昨日会った百田の「テメーなら真実だけじゃなくて、その向こうにあるものまで手が届くはずだ」という言葉を思い出した。
自分を信じた百田が最後に託したかもしれない言葉。
親友の為にも、超高校級の探偵としても、真実を解き明かさなければならない。
最原は、自分を奮い立たせモノクマファイルを確認した。
死体の身元は「不明」となっている。
他に死亡時刻等の詳細情報も今回は提示されていなかった。
ひとまず、プレス機の調査を始めた最原。
巨大なプレス機だが、機能としては昇降ボタンと緊急停止ボタンだけのシンプルな物だった。
近くには「安善に関する注意事項」という紙が貼られている。
その中には、初めてここを訪れた際に確認した、「プレス機には安全装置がついており、赤外線センサーで生体反応を感知すると自動で停止する」という物が書かれている。
要は、仮に動いているプレス機に人が横たわる、もしくは人が横たわった状態でプレス機を作動させた場合、生体反応を感知し、そのままプレスされるという事はないはずだ。
続いて、死体を確認する為、最原はプレス機を上げようとする。
しかし、いくらボタンを押してもプレス機は上がらない。
よく見ると、プレス機の電源コードが意図的に切られていた。
また、プレス機からトイレに向かって伸びる血痕も発見した。
続いて、最原はトイレの調査を始めた。
昨夜、百田が閉じ込められていた場所だ。
現在は誰も居ない。
トイレには、以前春川の研究教室に行った時に見かけた黒いケースが置かれていた。
その傍には、春川に教わりながら百田が組み立てたクロスボウもあった。
更に血痕がついているクロスボウの矢も3本落ちている。
トイレの中にも点々とした血痕があり、状況から被害者はトイレ内で殺害され、プレス機まで運ばれたと考えるのが自然だ。
そうすれば、プレス機からトイレに伸びていた血痕にも説明がつく。
トイレ内には、他に謎のビンも落ちている。
ラベル部分は血が付着しており、はっきりとは読めないがかろうじて「毒」という文字が見える。
入間の事件の時のような毒ビンで、これも最原の研究教室から持ち出されたものだろう。
トイレの窓は人は通れないが、物であれば余裕で通るだろう。
誰かがクロスボウや毒ビン等を百田に渡した可能性もある。
一通り格納庫内を調査し、外へ出た最原。
先程、格納庫へ入る際に気づいたタッチパネルの傷。
刃物のようなもので付けられた細かい傷がいくつもついている。
パネルに近づけばセンサーに感知され、警報が鳴るはずだ。
誰がどうやってこのパネルを傷つけたのは、謎のままだ。
それから、モノクマを守っていたエグイサル。
キーボが見た緑色のエグイサルは格納庫へ戻り、今は3体の動かないエグイサルがあるだけだ。
そこへモノクマが現れ、「あの時のエグイサルは自動操縦で、ボクの動向だけに注目するように指示されていたからね」とわざわざ説明するだけして居なくなった。
中央にモノクマを置き、その周りに居たエグイサルはモノクマを見守っていたわけではなく、監視していたのだろうか。
そして、モノクマを監視するようにエグイサルを自動操縦に変えたのは、恐らくリモコンを所持していた王馬だろう。
しかし、何の為に自動操縦に切り替え、モノクマの動向を見させていたのか、その目的はやはり謎だった。
他にもエグイサルの近くにはエレクトハンマーが落ちていた。
その後、エグイサルが格納庫に入って行くのを見たと言っていたキーボに話を聞いた。
すると、実はその時エグイサル以外にも見かけた物があったとキーボは話した。
その人物は夢野だった。
その時の夢野は、黒い袋を抱えて格納庫へ向かっていき、しばらくして戻ってきたが、持っていた黒い袋はなくなっていたという事だった。
もしかすると、百田へクロスボウや毒薬のビンを渡したのは夢野だったのだろうか。
その話を終えると、キーボは先程トイレである物を発見したと最原をトイレに連れて行った。
キーボが見つけたのは王馬の服だった。
トイレに詰まっていたところ、キーボが引っ張り出したらしい。
トイレに詰まっていた物という事で、調べるのを躊躇していた最原だったが、調べないわけにもいかず、意を決してびしょ濡れの王馬の服を調べた。
王馬の服の背中と袖口には小さな穴が開いていて、そこから血が滴った跡が残っていた。
先程の血痕がついたクロスボウの矢の本数から考えると、1本は百田の袖口に、2本は王馬の背中と袖口に刺さったのではないかと最原は推理した。
そうすると、プレス機で殺害された死体は王馬の可能性もある。
まだ謎は残ったままだったが、時間は過ぎ、学級裁判の開始を知らせるアナウンスが鳴った。

プレス機で殺害された被害者は、王馬か、百田か?

被害者が特定されないまま学級裁判が始まったのは初めての事だった。
また、百田も王馬も不在で5人のまま開廷されたのだ。
モノクマは「あぁ、心配しなくても大丈夫だよ。生きている方には裏でスタンバイしてもらってるからさ」と言った。
「生きている方」とはつまり、今回のクロの事だろう。
今回の裁判は、予想で進めていく他なかった。
状況証拠しか残っておらず、被害者も分からないままだからだ。
議論を進めていくと、モノクマが先程言っていた「生きている方」を呼んだ。
出てきたのは1体のエグイサルだ。
中からは、王馬の声がした。
「あははっ、本気でオレが死んだと思った!?オレが死ぬ訳ないじゃーん!」と、その口調や声は王馬そのものだった。
しかし、エグイサルで隠されている為に、王馬の姿は確認出来ない。
すると今度は百田の声で「いや、生きているのは俺だ」とエグイサルが言う。
どちらかは恐らく被害者となっているだろうが、どちらの声も口調も本人そのものであり、現場は混乱した。
しかし、最原は冷静に推理をし、答えを導き出したのだった。
まず、王馬によって格納庫のトイレに閉じ込められていた百田は、夢野にクロスボウを持ってくるように何かのタイミングで依頼。
最原と話した後の百田は、約束通り、みんなの為に自分も動きたかったのだろう。
首謀者であるとされている王馬と戦うためには武器が必要であり、話し合うにしても王馬を無力化しないとならない。
しかしもちろん、百田は最初から王馬を殺す気はなかった。
夢野に持ってきてもらった1本の矢で王馬を無力化し、話し合いをする目的だったのだろう。
百田が夢野から受け取ったクロスボウを組み立てている間、実は春川も王馬を殺す為に格納庫へ向かっていた。
百田を救出する為、首謀者である王馬を殺し、このコロシアイを終わらせる為に、春川は百田が受け取ったのとは別のクロスボウを手に一人部屋を出た。
持ち出した2本の矢には毒薬を塗り付けて。
格納庫付近へ着いた春川は、エレクトハンマーを使い、エグイサルの1体を無力化し、乗り込んだ。
エグイサルを操縦し格納庫へ入る。
キーボが見た緑色のエグイサルの中には、春川が乗っていたのだろう。
春川がエグイサルに乗り込み、王馬と百田の元へ向かっている最中、格納庫の中では王馬が百田の様子を見にトイレへ行っていた。
王馬が入ってきた瞬間、百田は持っていたクロスボウで王馬の腕を撃った。
痛みによろめく王馬に百田は飛び掛かり、トイレを出て格納庫でもみ合いとなった。
春川は丁度その場面に出くわし、エグイサルのコックピットから顔を出した。
王馬はすかさず、持っていたリモコンで春川の乗るエグイサルを操作しようとしたが、それよりも早く、春川がクロスボウを撃ち、王馬の背中に命中した。
毒薬は王馬の体を巡ったが、即効性の物ではなかった為にまだ王馬の息はあった。
春川は、絶望の残党である王馬から最後に真意を聞く為に遅効性の毒薬を選んでいた。
しかし、王馬は死を目前に迎えてもいつも通りの態度だった。
「…なんの事?そもそも…絶望の残党って何?そ、それよりなんで…終わったはずのコロシアイをまた始めちゃうの?」と王馬は言った。
最期まで真実を語ろうとしない王馬に苛立ちを覚え、春川は持っていたもう1本の矢を王馬に放った。
するとその瞬間、百田が王馬を庇い、毒薬が塗られた矢を受けてしまう。
当然、百田に矢を当てる気など全くなかった春川は慌てて、解毒剤を取りに格納庫を飛び出した。
その間、王馬は入口のシャッターを閉め、再び格納庫を誰も入れないようにした。
戻ってきた春川も当然正面から格納庫に入る事は出来ず、トイレの窓から百田に解毒剤を渡した。
しかし、百田に渡した解毒剤は王馬に奪われ、更にはその解毒剤を王馬が飲み干してしまう。
春川は再び正面シャッターに回り、必死にタッチパネルにナイフを突き立てたがシャッターが開く事はなかった。
その後、春川は再度トイレの窓に戻ったが、既に百田と王馬の姿はなかった。
春川は「自分が百田を殺してしまった…」という絶望を抱えながら、その場から立ち去る事しか出来なかった。
そこまで最原が話すと、エグイサルに乗っていた百田が姿を現した。
エグイサルにはボイスチェンジャー機能が搭載されており、王馬の声を出す事が可能だった。
そして、百田は、春川が去った後、王馬と話した事を説明しだした。
春川が立ち去った後の格納庫で王馬は、隠し持っていたエレクトボムを使い、全ての電子機器センサーを無効化した後、飲んだように見せかけた解毒剤を百田に渡した。
百田が解毒剤を飲んだを確認すると、王馬は全ての真相を話し始めた。
その内容は「お願い」というよりも命を使った「命令」に近いものだった。
まず、王馬は「自分が首謀者ではなく、真の首謀者は他に居る」と言った。
ちなみに、エグイサルを操るリモコンは、生前入間に作らせた物だった。
そして、このコロシアイには「娯楽」程度にしか見ていない見物客が居るという事。
このコロシアイを「娯楽」にする為に、モノクマはルールは絶対だとし、盛り上げているという事。
「大抵のデスゲームってのはさ、『誰かに見せている』からこそ、成立するものなんだよ」と王馬は言っていた。
百田にとっては、とても信じられない話だったが、逆に突拍子もない話だからこそ、信じるに足るのではないかと百田は思った。
そして王馬は世界が滅亡している事と、自分が首謀者であると言った理由については、みんなを絶望させる事で逆にコロシアイをやめさせる目的があったのだという。
王馬はこの学園に来た当初から、モノクマを操る首謀者と、コロシアイを娯楽として見ている奴らに一泡吹かせてやろうと、機会をずっと窺っていた。
今回の事件での王馬の目的は、被害者は百田であると首謀者に誤認させる所にあった。
学級裁判でモノクマに間違った判決をさせ、そこへ百田が登場し、間違った判決を指摘する事が王馬の命を懸けた嘘だった。
見物客が居る事については、王馬も確信があったわけではない。
しかし、モノクマが異常なまでにルールに拘る姿勢を見て、誰かに見せる意図があるからではないかと、王馬は考えていた。
ルールがある事で、コロシアイを盛り上げる狙いだったのではないかと。
だからこそ、モノクマに誤判決をさせ、言い逃れ出来ない状況を見物客に見せようとしていたのだ。
そこで、モノクマに被害者の誤認をさせる為には各所に設置された監視カメラを停止させ、モノクマの動きも封じる必要があった。
王馬はエレクトボムを使ってモノクマの動きを封じ、エグイサルを自動操縦に切り替え、モノクマを見張らせていた。
同時にエレクトボムの効果で監視カメラの動きも封じた。
そして、プレス機のすぐ傍に設置したカメラで百田がプレス機で殺害される動画を作り出す事を思いついた。
それもこれも、首謀者に死んだのは百田だと思わせる為だった。
まずは、プレス機に百田を横たわらせ、王馬がギリギリまでプレス機を下げる所を撮影する。
そこで緊急停止ボタンでプレス機を止め、カメラの動画も一時停止。
百田と王馬が入れ替わり、今度は百田がカメラと一緒にプレス機を作動させ、王馬を殺害。
本来ならば、安全装置が働くプレス機も、エレクトボムの効果によりセンサーは無効化されており、そのまま王馬はプレス機に潰された。
その後、百田はプレス機の電源コードを切り、王馬の服をトイレに流し、格納庫に収納されていたエグイサルに乗り込み今まで隠れていた。
「これがこの事件の真相だ…」と百田は言った。
しかし、いつもコロシアイについて反対していた百田が、王馬の計画を聞いたからと言って人を殺したのか。
それは、春川の為だった。
春川が王馬に放った矢には毒が塗られていた。
そのまま放置していれば、王馬は毒により死亡する。
そうなった場合、結果として王馬を殺したのは春川という事になってしまう。
百田はそれを危惧し、避けなければならない事態だと考えた。
百田は春川との交流の中で、本当は春川が人殺しである自分を嫌っている事、これから変わりたいと思っている事などを知っていた。
だからこそ、もうこれ以上春川に人を殺させる事をしたくなかった。
そして、真の首謀者は思い出しライトによって、コロシアイを継続させようとしていた。
春川は、まんまとそれに引掛り王馬を殺そうとしていた。
そう気付いた時に、「それならば自分がやろう」と決意し、百田は王馬の計画に乗ったのだった。
王馬も、コロシアイを終わらせる為に、動いていた仲間の一人だった。
百田に計画を話している最中、王馬は「コロシアイが最高に楽しい?嘘に…決まってんだろ。オレはどんな手を使おうと、絶対に…このゲームを終わらせてみせるんだ!」と言っていた。
本当に全ての真実を語り終えた後、百田は激しく吐血した。
このコロシアイが始まってからずっと、百田の体を蝕んでいた病が末期症状になっていたのだ。
最原達16人は隕石から出た未知のウイルスに対する抗体を持っていたからゴフェル計画に選ばれたはずだった。
しかし、百田は検査の時に発症していなかっただけで、実はウイルスに侵されていたのだ。
最後に百田は最原に対し「正直に言うとよ…俺はテメーに嫉妬してたんだ。テメーの探偵としての能力が、俺らを生き延びさせてくれた…。そんなテメーがカッコいいから俺は悔しかったんだ…。悪かったな…」と言った。
春川は、百田の言葉を聞きながら泣いていた。
誰かを守りたいと思ったのも、ハルマキというあだ名で呼んでくれたのも、人を好きになったのも、初めての感情は全て百田からもらった物だった。
百田は、春川の言葉を受け「こんな俺を好きになってくれたんだ!きっと、テメー自身の事も好きになれるはずだぜ!」と言って笑った。
そして最後に百田は全員に向かって「テメーら後は任せたぜ!このくだらないコロシアイを終わらせてくれよ!」と叫んだ。
直後に始まる、百田へのおしおき。
宇宙船に乗せられ、宇宙へ辿り着いたのち、船は地面へ真っ逆さま。
百田はおしおきの直前に病で既に息絶えていた。
処刑はあったけれども、仲間に希望を託し、モノクマのくだらないおしおきにさえ勝利したのだ。
モノクマは最後に「コロシアイは絶対に終わらないんだ!絶対に絶対に!まだまだ終わらないんだッ!」と言って、学級裁判は幕を閉じた。

学級裁判の後、中庭にやってきた最原。
百田の為にも、今居る仲間や死んでいった仲間達の為にも、絶望に屈する訳にいかない。
そう改めて決意した最原だった。

一方その頃、キーボは百田のおしおきの最中落ちてきた宇宙船が落ちてきた時、みんなを庇い、頭のアンテナが壊れていた。
キーボには、この学園に来る前からずっと内なる声が聞こえていた。
キーボはその声を道しるべとして、歩いてきた。
いわば、キーボの希望だった。
しかし、アンテナが壊れた事により、内なる声が聞こえなくなってしまっていた。
希望が消えてしまった事で一時は落ち込んでいたキーボだったが、百田や王馬の話を聞き、このコロシアイを自分も終わらせると決意。
遂にキーボのロボットとしての才能が覚醒し、コロシアイを終わらせる為に攻撃を始めたのだ。
キーボはこの学園を壊す事で、無理やりにでもコロシアイを終わらせようとしていた。

百田のおしおきタイム

キーボの攻撃により、校内は崩壊していた。
今となっては、この学園を真実を暴き、やはり外に出るしかない。
瓦礫の山となっている校内を最原は仲間達の力を借りながら探索する事にした。
最原が向かったのは一番気になっていた、天海の研究教室。
現在も鍵は掛かっているが、キーボの攻撃により扉はいとも簡単に吹っ飛んでいった。
中には様々なゲームが置いてあり、大きな金庫のような物があった。
金庫の中には、映像データが入っているというデータチップが出てきた。
映像には天海が映し出され、見ている人間に話し掛けるような口調で話している。
所々聞き取る事が出来ないが、最後に天海は「これはキミ自身が望んだコロシアイっす」と言っていた。
最原達には理解が出来ない内容だった。
そこへモノクマが現れ、「ここは『超高校級の生存者』の研究教室だよ」と言うだけ言って去って行った。
死ぬまで超高校級の才能が何だったのか、分からずじまいだった天海は「超高校級の生存者」だった。
一体、何から生存したというのか。
最原はひとまず研究教室を出て、寄宿舎にある天海の部屋へ向かった。
天海の部屋には、全員が渡されていたモノパッドとは別にもう一つモノパッドが置かれていた。
モノパッドを起動すると「生存者特典」と表示された。
生存者特典の一つは、先程見た天海の映像。
もう一つは、才囚学園全体のマップだった。
この才囚学園全体のマップには、解放される前から全ての部屋が記載されており、更には図書室の隠し部屋の見取り図までもが記載されていた。
そして、図書室の隠し部屋は1階の女子トイレとダクトのような物で繋がっている。
最原は早速、図書室へ向かった。
今までカードリーダーがなく、入る事が出来なかった場所だったが、モノクマが開放したのか、扉は開いていた。
中へ入るとテーブルとイス、それから部屋の中央には巨大なモノクマを模したオブジェが置かれている。
オブジェにはボタン等もついており、どうやらモノクマのスペアを作り出す機械のようだった。
他に図書室では、ゴミ箱の中にピンク色の繊維がついている砲丸を発見した。
それから、部屋の隅には隠し通路のような物があり、進んでいくと天海のモノパッドに書かれていたように1階の女子トイレに出た。
そこで最後の学級裁判を知らせるアナウンスが鳴った。
真の首謀者を暴く、最後の学級裁判。
最原は生き残った仲間達と一緒に裁判場へと向かった。

学級裁判が始まり、まずは何を議論していくかとなった時に最原は「天海くんの事件を再度やり直そう」と提案する。
「何故わざわざ?」という疑問が仲間達の中に走ったが、最原は「赤松さんが犯人ではないのかもしれない」と言った。
最原は、先程見つけた図書室の隠し部屋でのピンク色の繊維がついた砲丸、隠し部屋が1階の女子トイレに繋がっていたという所から疑問を抱いたのだ。
あの砲丸についていたピンク色の繊維は、恐らく赤松が着ていたピンク色のベストの繊維だ。
しかし、天海の死体発見時の捜査では、転がっていた砲丸にピンク色の繊維など付いていなかった。
それが隠し部屋に捨てられているという事は、もしかすると実際に天海を殺したのは別の人間であり、黒幕なのではないかと推理していたのだ。
また、隠し部屋が女子トイレに繋がっていた事を考えると、誰かに見つかっても不思議がられない女子生徒である可能性が高い。
そして、キーボが「そういえば、食堂で集まっていた時に、事件の起こるちょっと前にトイレに立った人が居ましたね…」と最原の推理に確証を持たせる発言をした。
その人物は、事件の起こる少し前にトイレからあの隠し部屋へ行き、赤松の砲丸が落ちてきたのを見計らい、天海を殺害した。
そのまま隠し部屋に戻り、赤松の砲丸をゴミ箱に放り、何食わぬ顔でトイレから出て食堂に戻った。
そもそも、道を作ったからと言って、砲丸が上手い事天海の頭上に落ち、殺害するなど奇跡的な確率であり、不可能にも近い事だった。
赤松は、実際に天海を殺してなど居なかったのだ。
最後のクロ投票で赤松を正解とした、モノクマの背後に居る黒幕は赤松に罪をなすりつけたのだ。
このコロシアイを仕組み、赤松に罪をなすりつけた黒幕。
それは、白銀つむぎだった。

モノクマを操り、コロシアイをさせていた黒幕の白銀つむぎ

mzk_9119v1
mzk_9119v1
@mzk_9119v1

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『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の被害者・生存者まとめ【ダンロン】

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『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』では、超高校級の才能を持つ高校生たちが「コロシアイ」生活を強制されたことで、多くの殺人事件が起こってしまう。ここでは『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』で他の生徒に殺害された、または「学級裁判」にて殺人が暴かれて「おしおき」された登場人物・キャラクターを被害者として、無事に学園を脱出できたキャラクターを生存者としてまとめた。

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ダンロンの名言・名セリフ集【ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】

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『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』はハイスピード推理アクションゲームである。「超高校級」と呼ばれる類稀なる才能を持つ生徒たちが「コロシアイ」生活に巻き込まれ、事件後に開廷される「学級裁判」にて殺人犯を特定する。作品名の通り相手の言葉の矛盾などを「論破」していくことに焦点が当てられており、各登場人物・キャラクターのセリフが重要な意味を持つ。

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