ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』とは、2017年にスパイク・チュンソフトより発売されたPS4・PS Vita向けのゲーム。同年9月以降には、米国、欧州等でも発売している。ダンガンロンパシリーズにおいては4作目、ナンバリングタイトルとしては3作目となる。作品舞台が希望ヶ峰学園から、才囚学園に変更された。1、2との関連性は薄い。今作は才能あふれる「超高校級」という称号を持つ16人が才囚学園に監禁され、コロシアイの1番を競わされるストーリーとなっている。

赤松が教室に着いた時には、既に最原が待っていた。
入間が徹夜で作業をしてくれていたお陰で、カメラはきちんと完成していた。
使い捨てカメラだったが、フィルムの巻き上げが自動だったり、巻き上げ音やシャッター音も消してある代物だ。
毒舌で何だかんだと言っていた入間だったが、その仕事ぶりはさすが「超高校級の発明家」という物だった。
最原は「じゃあ、これを図書室に仕掛ける前に、この教室の説明もしておくね」と話を切り出し、「カメラを仕掛けた後の見張り場所なんだけど、僕はここがいいと思っているんだ」と続けた。
地下へ続く階段の横にあるこの教室ならば、扉を少し開けておけば地下に行く人間が見張れる。
更には、この教室には、他の教室にはない図書室と繋がった通気口が存在している。
通気口からは本の匂いが漂ってくる。
だからこそ、最原はこの教室を見張り場所に選んだのだ。
一通り、教室の説明について話し終わった最原は「そろそろカメラを図書室に仕掛けに行こう」と言い、教室を出た。

図書室に着き、動く本棚、正面の扉、奥の廊下に面している裏口扉にカメラを設置した。
「通気口の部分にはカメラつけなくていいの?」と聞く赤松に、最原は「僕たちがあの教室を見張ってるから大丈夫だとは思うけど…」と微妙な返事を返す。
「見るだけ見ておこうよ」と言って、赤松は置いてあった脚立を動かし、通気口を調べてみる事にした。
脚立の一番上まで登ったところで、ようやく通気口に辿り着いた。
意外に高さがあり、少々怖い印象を受ける。
通気口を調べると、フタは簡単に外れた。
通気口自体は人間が通るには厳しいようだった。
また、通気口の周りにも本が山積みにされている為、仮に通気口を通ってきたとしても身動きは取れない。
念の為、赤松は更に人が通りにくくなるように、通気口付近に本を重ねて置いた。
脚立から下りてきた赤松は「この計画なら、きっとみんなを守れるよ!」と目を輝かせた。
そして、ようやくカメラの設置を手分けして取り掛かる2人。
赤松は、「途中で取れたら困るから念入りに固定した方がいいよね」と、ガムテープでしっかりと固定した。
最後に、カメラのセンサーの電源を入れ、二人は図書室を後にした。

二人がカメラとセンサーを取り付けた見取り図

教室まで戻ってきた赤松と最原。
あとは、タイムリミットと首謀者が現れるのを待つだけとなった。
「受信機は僕なんかより、赤松さんが持っていてくれない?」と言う最原だったが、赤松は「キミの計画なんだし、私は最原くんを信じてるから」と断る。
そして赤松は「ちょっと時間があって良かったかも。最原くんとは話をしておきたかったんだ」と切り出した。
赤松は「余計なお世話かもしれないけどさ、最原くんは「僕なんか」とか言わないでもっと自信を持っていいんじゃない?」と言った。
続けて「だって、キミはあの『ギフテッド制度』に選ばれた『超高校級の探偵』さんなんだよ?」と赤松は言った。
しかし、最原は「ううん、僕は『超高校級の探偵』には相応しくない。だって…探偵ですらないんだから」と目線を落とした。
そして「僕は別に…探偵になりたかった訳でもないんだ」と続けた。
伯父が探偵事務所をやっていた関係で、たまに助手として手伝っていた最原。
普段は浮気調査や素行調査がメインで、大きい案件はなかった。
そんな中、最原がたまたま殺人事件に遭遇した際、たまたま警察よりも先に事件を解決した事があった。
そこで警察から表彰を受け、「少年探偵」として話題になり、ギフテッド制度に選ばれ、「超高校級の探偵」となったのだ。
たった1度、たまたま事件解決しただけで「超高校級の探偵」となってしまった事に、最原は納得が行っていない様子だった。
赤松はそう言う最原に対し「でも、殺人事件を解決させちゃうなんて凄いよ。普通は出来る事じゃないもん」と言った。
しかし、それでも最原は「未だに本当にあの事件を解決して良かったのかって」と後悔を抱いていた。
最原が解決したその事件の犯人は、家族の復讐の為に殺人を犯したという経緯があった。
被害者は、犯人の家族を騙して自殺に追い込んだ最低の人間だったのだ。
その犯人を最原は暴いてしまい、結果的に被害者の味方をしてしまった。
警察に連れられて行く時に、犯人が最原に向けた目は、激しい憎しみが込められていた。
「その目は、今でも忘れられない」と最原は言った。
その事件から、最原は「超高校級の探偵」でありながら「真実を暴く」事が怖くなってしまっている。
また、犯人のあの憎しみのこもった目を忘れられない事から、今でも人の目をあまり見る事も出来ない。
最原は小刻みに手を震わせながら、自分の過去をそう話した。
赤松は震える最原の手を握り「ここにピアノでもあれば、キミを励ます曲が弾けたんだけどね」と言った。
最原は赤松の手も震えている事に気付く。
赤松は「あ、わかっちゃった?私も実は震えてるんだよね。でも、最原くんがいなかったら、もっと震えてたと思う」と笑った。
続けて「…私は最原くんがいてくれて良かったよ。最原くんがいなかったら、何も出来なかった。私はキミを信じてるからさ、キミも自分を信じてあげてよ」と励ました。
最原は「出来るかわからないけど…やってみる」と、先程までよりは自信が持てた様子だった。

最原の手を握り励ます赤松

それからしばらく他愛もない会話を続けていた赤松と最原。
タイムリミットの夜時間が近づいた頃、学園中のモニターから不気味な音楽と、殺人を助長させるような映像が流れ始めた。
さっさとコロシアイをしろという、モノクマからのメッセージだろう。
例のごとく、怒りを露にする赤松に、「待って、赤松さん…廊下から話し声がする」と最原は言った。
二人は耳を澄ませ、ドアに近付き廊下の様子を窺った。
そこには百田、ゴン太、春川、転子、アンジー、夢野、天海の姿があった。
揃って地下への階段を下りているところだ。
予想外の人数の移動に驚く最原。
もしも、あの大人数で図書室に行くつもりならば、首謀者が隠し部屋に入るのを断念する可能性が出てくる。
最原は地下に行って様子を見に行く事にし、赤松にこの教室を見張っているよう頼み、教室を飛び出した。
1人になった途端、緊張感や恐怖が一気に押し寄せ、気が気じゃなくなる赤松。
じっとしていられず、赤松は教室の片隅にあったホウキで意味もなく掃き掃除をし、最原が戻ってくるのを待った。
戻ってきた最原は、掃除をしている赤松を不思議そうに見ていた。
そして、地下に行った人々はゲームルームに入って行ったらしく、図書室は問題なかったようだ。
モニターには相変わらず不気味な映像と音楽が流れていて、「皆殺しまであと1時間」という文字も加わっていた。
少々焦りが出てきた二人。
すると突然、最原の持っていた受信機が音を立てた。
誰かが本棚を動かした合図が鳴り、最原は「行こう、赤松さん!」と一目散に教室を飛び出した。
赤松は、慌てて手に持っていた物を放り投げると、最原の後を追った。

地下に下り、図書室の扉を開けようとすると、百田と転子に声を掛けられた。
先程地下に下り、ゲームルームに入って行ったメンバーで作戦会議をしていたようだ。
しかし、今は一刻も早く図書室に入らなければならない。
赤松は「そ、それより2人とも一緒に来て!図書室の中に「コロシアイの首謀者」がいるんだよ!」と百田と転子に言った。
状況は掴めていないようだったが、百田と転子も協力し、図書室の扉を開けた。
勢いよく中へ入り、動く本棚を目指した4人。
するとそこには、首謀者ではなく、血を流して倒れている天海の姿があった。

動く本棚の横で死んでいる天海

天海の変わり果てた姿を前に、状況が受け入れられない4人。
転子が悲鳴を上げると、何事かとゲームルームに居た4人が図書室に集まった。
最原が、天海の脈を確認し、死んでいる事を告げる。
いつの間にか、モニターに映っていた不気味な映像と音楽は止まっていた。
春川は「これって…コロシアイが始まったって事だよね?」と冷静に言った。
それに対し赤松は「待って、もしかしたらコロシアイには…ならないかもしれない。これで、終わりかもしれない」と不安げに言った。
赤松と最原は、タイムリミット直前首謀者がこの図書室に来ると踏んでいた。
なぜ天海が死んでいるのかは分からないが、このタイミングで図書室に来ていたという事は天海が首謀者の可能性が高い。
仮に天海が首謀者だったなら、コロシアイは続かない事になる。
と、最原と赤松が説明していると、校内放送が流れた。
モノクマが「死体が発見されました!オマエラ、死体発見現場の図書室まで急いで集合してください!」とだけ言い、映像は切れた。
すると、今度は図書室で「あー、良かった。タイムリミットギリギリで殺人が起きたね!」とどこからともなくモノクマが現れた。
モノクマを操っていた首謀者は天海だと思っていた赤松は驚いた。
それを聞いたモノクマは「ボクを操ってる黒幕が天海クンだって?あーあ、何を妄想っちまってるんだか!そんな訳ないじゃん!」と高笑いした。
首謀者でないなら、なぜ天海はこのタイミングで図書室に来たのか。
なぜ最原が持っていたブザーが鳴ったのか。
なぜ天海は殺されているのか。
突然の出来事に分からない事だらけで最原も赤松も、頭を抱えるしかなかった。
ひとまず、仕掛けておいたカメラの画像を見てみようと思い立ったその時、居なかったメンバーが図書室に集まり、全員集合となった。
東条は「それで、一体どういう事なの?誰か説明してくれない?」と冷静に言った。
するとモノクマは「初回特典を忘れたの?学級裁判は行われないから、説明も考えるのも無駄だよ」と言った。
そしてモノクマーズも現れ「早速、天海クンを殺したクロに名乗り出てもらいましょーか!」とモノクマが言った。
しかし、誰も手を上げない。
今回のクロは、このまま卒業が確定しているが、それでも誰も手を上げず、沈黙だけが流れる。
するとモノクマが「うぷぷ…そういう事か。どうやら、クロは初回特典なんていらないみたいだね。むしろ、学級裁判がやりたいんだね」と笑った。
結局、学級裁判の開催が決定され、自分達で捜査し、自分達で事件を解決しなければならなくなった。
また生徒達の中に疑心暗鬼の空気が流れ、疑い合いが始まった。
そんな中、最原は「たった1人の犯人の為にみんなが疑い合うなんて…そんなのバカらしいよ。そうじゃなくって、みんながお互いを信じ合う為に捜査しようよ」と全員に言う。
その場に居たほとんどが最原の意見に賛成し、それぞれで捜査を開始した。

学級裁判の為に意気込む最原

捜査に動き出した生徒達に、モノクマは「モノクマファイル」という、モノパッドとは別のタブレット端末を渡した。
モノクマファイルの中には、死体に関する情報が正確に書かれているらしい。
モノクマファイルを確認すると被害者の情報、死因等の情報が出てきた。

・被害者は天海蘭太郎。超高校級の才能は明かされていなかった
・死体発見現場は本校舎地下1階にある図書室
・死亡時刻は夜9時10分頃
・死因は後頭部の外傷で頭蓋骨の陥没骨折による即死。他にこれといった外傷はない

ここまでがモノクマファイルに書かれていた内容であり、当然の事ながら天海が首謀者だったかの記述はない。
そして、天海の横には砲丸投げに使う砲丸が転がっていた。
恐らく、これが頭蓋骨陥没骨折を引き起こしたのだろう。
ひとまず、最原と赤松はこれまでの計画をその場に居る全員に説明した。
16人の中に首謀者が混じっている可能性がある事、首謀者を見つけ出す為に図書室に罠を仕掛けた事など、一部始終を全て話した。
内緒で動いていた事には「水臭い」と百田は言っていたが、結局はそれも誰が首謀者か分からない為に取った手段である事を言ったら納得していた。
そして、カメラに映った映像を現像しようという話になり、東条が現像を買って出た。
すると、モノファニーが現れ「現像はアタイがやるから、キサマラは捜査に集中して」と言い出したのだ。
当然、モノクマーズの一員であるモノファニーの言う事なので、怪しんでカメラを渡さずにいた最原。
しかし、モノファニーは素早い動作で最原からカメラを奪って行った。
そして「心配しなくても大丈夫。アタイ達は絶対にルールを守らなくちゃいけないから、不正なんてしないの」と言った。
「現像が終わったら教えるわねー」と最後に言ってモノファニーは去って行った。
カメラを取られた事に「油断していた」と落ち込む最原。
キーボやゴン太は「ルールは守るって言ってたし、きっと現像して返してくれる」と最原を励ます。
ひとまず捜査を始めなければ、何も始まらない。
単独行動は控えるようにし、生徒達はそれぞれ捜査を開始した。

捜査時の単独行動を控えるように提案する東条

捜査をしながら、生徒達のアリバイ等も確認していた赤松と最原。
しばらくしてから、校内放送でカメラの現像が終わったとモノクマーズからお知らせが入った。
「倉庫に集合」と言われ、赤松は一目散に倉庫へ向かった。
最原も慌てて赤松を追いかけた。
二人が倉庫に到着すると、モノクマーズも現れ、いつもの茶番を繰り広げ、写真を置いて居なくなってしまった。
その後、全員が倉庫へ集合し、早速写真を見てみようという事になった。
封筒はいくつかに分かれており、まずは「正面扉」と書かれた封筒の中にあった4枚の写真を見た。
1枚目は、赤松、最原、百田、転子が図書室に入った時の写真。
2枚目は、その後に駆けつけたゴン太、アンジー、春川、夢野が入ってきた写真。
3枚目は、死体発見アナウンスを聞いて駆けつけた他全員の写真。
4枚目は、カメラを取り外す最原のアップの写真。
正面扉のカメラには、決定的な証拠は残念ながら写っていなかった。

次に「裏口」と書かれた封筒に入っていた2枚の写真を見た一同。
1枚目は、モノパッドを片手に図書室に入ってきた天海の写真。
2枚目は、1枚目同様カメラを取り外す最原のアップの写真。
ここまで見て、正面扉にも、裏口にも、首謀者が入ってきた様子は写っていなかった。

そして最後に、「隠し扉」の封筒を開け2枚の写真を確認した。
すると、1枚目に写っていたのは隠し扉のある本棚を動かしている天海の姿だった。
そして、2枚目はカメラに向かって手を伸ばす天海の姿が写っていた。
いずれにしても、犯人の姿や手がかりは一切写っていない。
どういう事なのか、訳がわからず、混乱する赤松。
そんな中、校内放送が流れモノクマが「学級裁判を始めるから中庭の『裁きの祠』まで来てくださーい」とアナウンスした。
仕方なく、全員は中庭の裁きの祠へ移動した。

隠し扉を開けている天海の写真

裁きの祠の真ん中には噴水が設置されており、その中央にはマッチョなモノクマの像が置かれている。
調べると、モノクマ像が動き出し、噴水の水が引き、扉が出現した。
中はエレベータになっているようだ。
全員が乗り込むと、エレベータは動き出し、地下へと向かった。
深くまで潜った後、ようやく止まったエレベータが開くと、そこは裁判場のような装いの部屋だった。
そこにはモノクマとモノクマーズが控えていて、モノクマは「オマエラの名前が書かれた席があるから、まずはそこに着席してもらえるかな?」と言った。
円状に設置されている席に全員が着席し、いよいよ学級裁判が幕を開けた。
クロを探し出す議論をしていかなければならないが、何から話せばいいか戸惑う面々。
そんな中、真宮寺が「僕から議題を提供しようか?」と話を切り出した。
続けて「ずっと疑問に思ってるんだけどサ…犯人は初回特典で外に出られたにも関わらず、なぜそれをしなかったんだろうネ?」と言った。
よっぽど学級裁判がしたかったのか、それともモノクマを操っている首謀者が犯人だからなのか。
いずれにしても、すぐに答えが出る問い掛けではなかった。
そこで最原は「とりあえず事件の状況を整理するところから始めない?」と提案した。
天海が死んだ状況を振り返り、まずは何が問題かを考えていく方法だ。
図書室で死んでいた天海。
なぜ天海は一人で図書室に行ったのか、やはり天海が首謀者だったのか。
議論がされる中で、赤松は「やっぱり天海くんは首謀者じゃないと思う!」と言った。
赤松がそう言う理由は、天海が隠し扉を開けるカードキーを所持していなかったから。
首謀者ならば、隠し扉を開けるカードキーを持っているはずという事だった。
天海を殺した後、犯人が持ち去ったという線も考えられたが、写真を見る限りでは、天海はカードキーを持っていなかった。
そして、天海が首謀者ならばコロシアイが終わるはず。
現在も続いているという事は、やはり天海は首謀者ではないのだろうという結論に至った。
しかし、次に問題になってくるのは、なぜ天海が隠し扉の存在を知っていたかという事。
星は「首謀者にこっそり教えてもらったんじゃねーか?図書室に天海をおびき寄せて殺す為に」と推測する。
それに続いて真宮寺が「そう考えると辻褄があうネ…そして、首謀者なら赤松さん達の罠の事を知っていても、不自然じゃないからネ」と言った。
驚く赤松に、真宮寺は「ほら、今回の事件が完全犯罪みたいになってるのは、君らの隠しカメラのせいとも言えるでしょ?つまり、首謀者はキミらの罠を知った上で犯行に利用したんじゃない?」と説明した。
完全犯罪となると、この学級裁判は解決出来ないのではないかという空気が場に流れる。
赤松は「ちょっと、諦めるのが早いって!みんなで協力して首謀者を見つけようよ!そうすればコロシアイだって終わるんだよ!」と訴えた。
それに対し、王馬は「でもさ…みんなで協力って割には、オレらの中に首謀者がいるって疑ってるんだね…?」と赤松にとって痛い質問を投げかける。
赤松は視線を落とし「わかってるよ…酷いってことくらい。だからこそ、終わりにしたいんだよ!こんな酷い事はさ!」と再度全員に訴えかけた。
すると王馬は笑って「たとえ『残酷な真実』が待ってても立ち向かう覚悟はできてるみたいだね。だったら、さっそくその『残酷な真実』を叩き付けちゃおうかなー!」と言った。
王馬は「実はオレ、分かっちゃったんだよねー。天海ちゃんを殺した犯人がさ」と続けて言う。

犯人がわかったと言う王馬

赤松達の罠を知っていたのは、すなわちカメラの存在を知っていた人物。
王馬が犯人として名指ししたのは入間だった。
カメラを作った入間ならば、カメラの死角も当然分かっていた。
だからこそ、カメラに写らず天海を殺す事が可能だと王馬は推測していた。
しかし、入間は頼まれた物を作っただけであり、図書室に仕掛ける事も知らなかった。
それでも王馬は「そんな怪しいカメラを作ってって言われたら何に使うか確認すると思うけどなー?」と追い打ちをかける。
だんだんと入間が犯人なのではないかという疑いが広がる。
赤松はその空気を覆そうと、「入間さんは図書室に行ってないよ!」と言った。
それに同意するように真宮寺が「殺人が起きた時間帯、入間さんはずっと食堂にいたからネ。僕は食堂で最後の晩餐をしていた時、それを見ているんだ」と言った。
入間のアリバイは、真宮寺の証言により保証されたのだ。
そして「ついでに言っておくと、食堂には他に白銀さんと東条さんもいたヨ」と真宮寺は付け足した。
ずっと一緒ではなく、白銀は途中でトイレに立ったらしいが長い時間ではなかったらしい。
これにて食堂にいた真宮寺、入間、白銀、東条のアリバイは立証された。
次に容疑者として浮上するのが、事件直前地下に向かっていった百田、ゴン太、春川、転子、夢野、アンジーだ。
しかし、それぞれが容疑のなすりつけ合いで「自分は違う」と言い張っている。
作戦会議の途中で抜けたのは天海だけではなく、ゴン太も抜けたという話になった。
ゲームルームの奥にはAVルームがあり、ゴン太はそこで鍵を掛けて虫の映像を見ていたらしい。
アリバイが無ければ容疑者にされてしまう。
おまけに、AVルームには廊下に面している引き戸があり、そこから出ると図書室の裏口にすぐ行けてしまう。
ゴン太が容疑者にされそうになっているところを、赤松は矛盾をつく。
「捜査の時に分かったんだけど、AVルームの引き戸は建て付けが悪くて、少ししか開かなかったんだ」と説明した。
続けて最原が「それと、引き戸を無理矢理こじ開けた形跡もなかったよ。レールには埃が溜まってたからね」と付け足す。
引き戸が使えないとなると、ゴン太が図書室に行く為には、他のメンバーがいたゲームルームを通る事が必須になる。
しかし、ゲームルームに居た面々はAVルームから出て来るゴン太を見かけていない。
となると、やはりゴン太は犯人ではないという事になる。

作戦会議をしていたゲームルーム、ゴン太が居たAVルーム、天海の殺された図書室の位置関係

そして結局のところ、殺害方法と容疑者が分からない、ふりだしに戻ってしまった。
お手上げムードが漂う中、赤松は再度色々な状況を思い出そうと提案する。
仮に天海が首謀者に騙されて図書室に行ったのならば、天海と首謀者が会話しているのを見た人間が居るかもしれない。
他にも首謀者が、赤松と最原の計画を知っていたのならば、どうやってそれを知ったのか。
小さな事でもなんでもいい、首謀者に辿り着く手がかりを思い出せば、真実が分かるかもしれない。
するとアンジーが「でもでもー、本当に犯人って首謀者なの?」と質問を投げかける。
「なんで?」と聞き返す赤松に、アンジーは「だったら、犯人が図書室に入った方法は、さっき神さまが言った方法で間違いないね」と得意げに言った。
続けて「アンジーが代弁してあげる。犯人が首謀者なら、カメラに写らないで図書室に入る方法があるって」と言った。
アンジーは、天海が来る前に隠し扉の中に隠れていたと主張する。
しかし、赤松と最原はカードリーダーに埃を挟む仕掛けをしていた。
事件後確認した際には、埃は残っていたのだ。
つまり、事件当時誰も隠し扉を開けていないという事だと説明した。
しかし、今度は星が「いや、カメラが仕掛けられる前から、犯人が図書室に隠れていた可能性はまだ残ってるぜ…」と反論する。
星は、犯人は図書室に最初から居て、天海を殺した後、再度図書室に潜み、他のメンバーと合流したと考えていた。
ただし、その推理は現像された写真を見れば一目瞭然だ。
全員が駆けつけた写真が、証拠としてきちんと残っている。
結果、やはり犯人がどうやって図書室に入ったのか分からない状況が続いた。
すると突然入間が「閃いちまったぞ!犯人は図書室の扉から出入りしたんじゃねーか?」と今まで散々否定されてきた事を言い出した。
キーボが「あの…今までの話は聞いていましたか?扉から入ったら、写真に写ってしまうんですよ?」という当然の否定をした。
しかし、入間は「んなモン、『カメラのインターバル』を狙えば、カメラに写らねーで出入りできんだろーが!」と意気揚々と言った。
「カメラのインターバル」という初耳の情報に、赤松は「何の事?」と聞く。
入間は、当然知っているだろうという体で「あのカメラは1度シャッターが下りると次に撮影できるようになるまで30秒かかるんだ」と言った。
赤松は「初耳だよ!もっと早く言ってよ!」と怒った。
すると入間は「なんだよぉ…改造カメラを渡す時に言ったっつーの。そこの帽子を被った童貞にな…」と、最原には伝えていた事を明かした。
最原は「あ…ごめん…言い忘れてたみたいだ…」と曖昧な返事をした。
「言い忘れていた」という言葉に「嘘くさいよね?」と王馬や真宮寺は疑いの目を向けた。
しかし、ひとまず、最原が言わなかった事が故意かミスかは後回しにし、「インターバルの話をしよう」と星が話を進める。
シャッターが下りた後、次にシャッターが切られるのは30秒後。
30秒あれば、図書室に入るどころか、天海を殺し、逃げる事も可能になってくる。
それならば、犯人は、インターバルの事を知っていた人物ではないかと話が進む。
入間は、先程の真宮寺の証言からアリバイが成立している。
となると、他にカメラのインターバルを知っていたのは最原のみだ。

議論の中で、犯人が最原なのではないかという疑問が全員に浮かぶ

赤松は「最原くん…違うよね…?」と問い掛けるが、最原は沈黙し何も答えない。
ますます、みんなの疑いは最原へ向いて行く。
赤松はそれでも「最原くんは、私と一緒にずっと教室で見張りをしてたんだよ?その最原くんが、いつ天海くんを殺したって言うの?」と、最原の犯人説を否定する。
しかし、春川の「本当にずっと一緒だったの?見張りの最中ずっと一緒に離れなかったの?」という鋭い質問が赤松に刺さる。
7人が地下に向かっていくのを見かけた時、確かに最原は一人で地下に下りて行った。
赤松に見張りを頼んで。
ますます深まる最原への疑惑。
しかし、赤松はめげずに「でも、防犯センサーのブザーが鳴ったのは最原くんが教室に戻ってきた後なんだよ?その時、まだ天海くんは生きていたのが写真に写ってるじゃん!」と反論する。
そこへ王馬が「ねぇ、赤松ちゃんに確認なんだけどさ…その防犯センサーを動く本棚に取り付けたのって最原ちゃんだったりしない?」と怪しく笑った。
確かに、王馬の言う通り動く本棚にセンサーを取り付けたのは最原だった。
そして、赤松も最原がしっかりとセンサーを付けている所を見たわけではない。
王馬は、その防犯センサーを取り付けたという言葉自体が最原の嘘なのではないかと主張する。
最原は相変わらず黙ったままだ。
しかし、動く本棚を開けている天海の写真が撮れている事から、防犯センサーは取り付けられている事が証明されている。
王馬はあっさりと間違いを認めた。
それでも、やはりみんなの疑いの目は最原に向いている。
防犯センサーを持っていたのが最原ならば、自分のタイミングでオンオフの切り替えが出来たのではないか、という新しい疑惑が持ち上がっていた。
赤松は必死に「違う」と言い続けるが、当の最原が何も言わない限り、疑いが晴れる事はない。
赤松は、最原が何も言わないのであれば、自分が「嘘をついてでも何とかしなければならない」と考えていた。
そこで、「実は…私なんだよね。防犯センサーの受信機を持っていたのって…」と嘘の証言をした。
今までの推理を根本から覆す赤松の発言に戸惑いを隠せない面々。
そんな中、王馬は「なーんか、赤松ちゃんの発言嘘っぽいんだよねぇ。ほら、オレって嘘つきだから、嘘をついてるヤツの事がわかっちゃうんだよ」と言った。
最原が犯人だというメンバーと、まだ最原が犯人だと決めつけるには早いというメンバーで、意見は真っ二つに割れた。
それでも赤松は、最原は犯人ではないという主張を続け、ゴン太や百田もそれに同意した。
そして、赤松は最原が黙っているのは、犯人だからではなく、何かに気付いたからではないかと指摘する。
「真実を暴くのを怖がらないで言ってよ。キミや私だけじゃなくて…みんなの為にさ…」と赤松は最原に訴えかける。
最原は、赤松の言葉を受け、ようやく口を開いた。
最原がずっと気になっていたのは、隠し扉を狙ったカメラで撮影された、天海が殺される直前の写真だった。

最原が気になっていた天海の写真

写真を見る限りでは、天海がカメラの存在に気付き、カメラを取り外そうとしているようだった。
最原の推理では、隠し扉を出現させていた写真の時点で「なんらかの理由」があり、天海はカメラの存在に気付いたのだろうという事だ。
そして、最原が無口だったのは、その「なんらかの理由」を考えていた為だった。
その答えは、写真にも写っている通り、カメラのフラッシュが光ったからだろう。
最原がカメラを取り外す際に写ってしまった写真とは、人物の光の当たり方が明らかに違っていた。
なぜフラッシュの機能が残っていたのか。
赤松はその問いに答えるように「本棚を動かした人物をあのカメラがある位置までおびき寄せる為…だよね」と言った。
続けて「その為に、カメラのフラッシュを入れておいて、あえてカメラに気付かせたんだよ。そして、実際その通りになったよね」と話した。
その様子を見て、百田は「赤松…お前なんかさっきから変じゃねーか?」と疑問を持っていた。
続いて真宮寺が「今の君の発言には、何やら確信めいたものを感じるヨ…」と言い、転子が「もしかして、犯人がわかったんじゃないですか?」と言った。
赤松は困ったように笑って「…うん、わかったよ。ていうか、本当はずっと前からわかってたんだよね」と言った。
天海を写したカメラのフラッシュを入れられるのは1人しかいない。
そう、あの場所のカメラの設置をした赤松だけだ。
最原がずっと黙っていたのは、途中からその事実に気づいてしまったから。
そして、天海をあの場所におびき寄せ、殺した犯人が赤松だとわかってしまったから。
赤松は自分で首謀者を暴く事は叶わなかったが、「みんなで脱出する」という想いを心の中で最原に託し、最原もそれをわかっていた。

「みんなを守り、学園から脱出する」という想いを最原に託した赤松

赤松からの悲しくも残酷な想いを受け取った最原は、犯人として赤松を名指しする。
「そんな訳ないじゃないですか!ねぇ、赤松さん!」と言う転子に、赤松は何も答えない。
まさか、本当に赤松が犯人なのか、という空気が流れだした時、赤松は「あははっ!冗談だって!」と明るく言った。
「え?もしかして、本当に私が犯人だと思っちゃった?嫌だなー、そんな訳ないじゃん」と続けた。
天海が殺された時、赤松は最原と教室で見張りをしていた。
「その後、図書室に行って初めて死体を確認した」という主張をする赤松。
そして「あんな重い砲丸で人を殴れる腕力が私にあると思うー?犯人っていうのは、最原くんの冗談だよ」と赤松は笑った。
それでも、真実を暴く事を怖がるのを止めた最原は「いや、冗談なんかじゃないよ。天海くんを殺したのは間違いなく赤松さんだ」と言い切った。
赤松は「だったら、教えてくれる?私があの砲丸で天海くんを殺した方法をさ」と、最原に真実を暴かせるように促した。
最原の推理としては、赤松が砲丸を使ったのは図書室ではなく、見張りをしていた教室。
1階の教室から地下の図書室へ砲丸を投げられる場所がある。
1階の教室に設置されていた通気口だ。
あの通気口は、図書室と繋がっている。
そして、通気口から出てきた砲丸は本棚の上を転がり、天海の頭上に落ちた。
赤松と最原が図書室を調べた時、赤松は脚立に上り通気口を調べていた。
その際、本を整理すると言っていたのだ。
砲丸を、任意の位置まで転がす為に。
そこで、入間が操作中、「自作のドローンで現場の見取り図を撮っていた」事が分かり、早速全員で確認した。
すると、通気口から一直線で天海の頭上まで本が並べられていた。

入間が撮った現場の見取り図

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