ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』とは、2017年にスパイク・チュンソフトより発売されたPS4・PS Vita向けのゲーム。同年9月以降には、米国、欧州等でも発売している。ダンガンロンパシリーズにおいては4作目、ナンバリングタイトルとしては3作目となる。作品舞台が希望ヶ峰学園から、才囚学園に変更された。1、2との関連性は薄い。今作は才能あふれる「超高校級」という称号を持つ16人が才囚学園に監禁され、コロシアイの1番を競わされるストーリーとなっている。

『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』の概要

『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』とは、2017年1月12日にスパイク・チュンソフトより発売されたPS4・PS Vita向けのゲームである。
同年9月26日には、『Danganronpa V3: Killing Harmony』としてアメリカで発売、Steamでも日本を含む世界にWindows版の配信もされた。
その後はヨーロッパやオーストラリアでPS4・Vita版が発売された。
限定版『超高校級の限定BOX』も発売され、オリジナルデザインの「描きおろし限定BOX」、オリジナルアニメBlu-ray「スーパーダンガンロンパ2.5 狛枝凪斗と世界の破壊者」、「ニューモノクマストラップ」、資料集「ニューダンガンロンパV3 才囚学園調査書」、「ダンガンロンパカレンダー2017」、「厳選サウンドトラック&キャストコメントCD」、「オリジナルカスタムテーマダウンロードカード」が付属している。
ダンガンロンパシリーズにおいては4作目であり、ナンバリングタイトルとしては3作目にあたる。
1作目の「サイコポップ」、2作目の「サイコロトピカル」に続き、本作のテーマは「サイコクール」。
今作の舞台は過去作の「希望ヶ峰学園」ではなく、「才囚学園」となっており、世界設定、登場人物等が一新されている為、過去作のキャラクターもほぼ登場せず、関連は薄い。ただし、2016年12月20日に配信された体験版では過去作のキャラクターがゲスト登場し、製品版とは異なるストーリーが展開されている。「希望ヶ峰学園」を舞台とした続編は、同じ「3」のナンバリングになっているアニメ作品『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-』が製作されている。
今作では才能あふれる「超高校級」という称号を持つ16人が才囚学園というおかしな学校に監禁され、コロシアイをさせられるというストーリーになっている。

『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』のあらすじ・ストーリー

どこかのロッカーから出てきた少女・赤松楓

赤松楓は暗闇の中で目覚めた。
手を伸ばすと、光が差し込み、扉のような物が開いた。
どうやら今まで赤松が居たのは、どこかのロッカーだった。
ロッカーから出て、何故か意識が朦朧としている赤松が最初に取った行動は床に倒れる事だった。
それから額を強打し、ひどい痛みが走るが、そのお陰で赤松の意識ははっきりとした。
周囲を見渡した赤松の目に飛び込んできたのはどこかの教室のようだった。
しかし、教室と呼ぶには異様な光景が広がっている。
有刺鉄線で塞がれている窓、パソコンのモニターのように光っている黒板、やたらスピーカーのついたテレビ。
少なくとも、赤松が知っている学校の教室ではなかった。
「ここ…どこ?なんで私…こんな所にいるの?」と混乱する頭で必死に考える赤松。
その時、赤松が入っていたロッカーの隣のロッカーから突然「ガタン!」という物音がした。
赤松がロッカーに目をやると、ゆっくりと扉が開いた。
そのロッカーから出てきたのは少年だった。
赤松が見る限りでは、赤松と同じ高校生くらいの少年だった。
少年は、顔を上げ赤松を見ると「うわぁぁぁぁ!」と言って後ずさった。
そして「キ、キミは誰!?”あいつら”の仲間?」と赤松に言った。
「あいつら…?」と聞く赤松に対し少年は「僕を…さらった連中だ!」と言った。
少年は、どこかでさらわれてここに来たらしく、赤松の事をさらった人物だと勘違いしているようだった。
混乱し続ける少年に赤松は名前を聞くと、少年は「最原終一」と名乗った。

「最原終一」と名乗った少年

赤松は自分も名乗り、更に「最原くん、静かにしてっ!混乱してるのはキミだけじゃないんだからねっ!」と怒った。
素直に謝る最原。
最原の「僕をさらった」という言葉から、赤松も記憶を辿る。
すると、「いつもの通学路を、いつものように登校してたら、いきなり車の中に押し込められて…『助けてー』って必死に叫んだけど、誰も助けに来てくれなくて…いつの間にか気を失ってたんだ…」と、赤松も最原同様にさらわれた事を思い出した。
さらわれた時の状況は最原も同じだった。
二人はお互いに「何の特徴も、取り得もない普通の高校生」と言い、何故さらわれたのか、結局分からなかった。
何も分からない状況だったが、ひとまずは教室の外に出て逃げようと赤松は最原に提案した。
二人が教室のドアを開けた先に待っていたのは、バケモノのようなロボットだった。
訳の分からない状況だったが、二人は全力で逃げた。
逃げ回った先で見つけたドアを思いっきり開いて中に飛び込んだ赤松と最原。
その先には、またもや信じられない光景が広がっていた。
体育館らしき場所には、自分達と同じような高校生達が何人も居たのだ。
同じように先程のバケモノに追われてこの体育館に逃げ込んできたらしい。
すると、高校生達の中の一人が「これで16人っすね。しかも、みんな高校生って…これ、どういう事っすかね?」と意味深な発言をした。
意味深な発言をした少年は「天海蘭太郎」と名乗った。
他の高校生が「つーか、16人がどうしたんだよ?これからまだ増えるかもしれねーだろ?」と言ったが、天海は「いや、多分これで揃ったんじゃないっすか。これが”俺の想像通りの事態”ならね」とまた意味深な発言をした。
天海以外の人物は、赤松と同じ様に状況が分からず、天海が言っている意味も分からなかった。
その時、体育館内に「はーい、静かにしてー!静粛にー!静粛にー!」という声が響いた。
声が響いた後、先程赤松達を追いかけまわしたバケモノのようなロボットが5体現れ高校生達を囲んだ。
高校生の一人が「すっかりバケモノ共に囲まれてんじゃねーか!」と言うと、1体のロボットから声がして「バケモノじゃないよ。こいつらは”エグイサル”って言うんだ」と言った。
続けて、別の「エグイサル」が「高機動人型殺人兵器なんやでー」と説明を足した。
すると、エグイサル同士が「エグイサルの出番はまだ」とか「段取りをミスった」とか「台本を確認しないのが悪い」等と訳のわからない会話を始めた。
最終的に「じゃあ、今からでも降りようか」と言うと、エグイサルの頭部が開き、そこからは5体のクマが出てきた。
5体とも、右半身は白、左半身にはそれぞれ違う色がついていた。
赤色のモノタロウ、黄色のモノスケ、ピンクのモノファニー、緑のモノダム、青のモノキッド、5人合わせて「モノクマーズ」と名乗った。
どう見てもクマのヌイグルミのようだったが、モノクマーズは動いて喋っている。
高校生達は呆然とするしかなかったが、天海だけは「これってやっぱり…俺の”想像通りの事態”だったみたいっす。誰の仕業なんすか?」と一人冷静だった。
しかし、天海の質問には答えず、モノキッドは「ゴチャゴチャうるせーな!オメーら普通過ぎてツマンネーよ!」と言い、続いてモノタロウが「って言うか…よく見ると、格好も普通だね?」と言った。
そしてモノクマーズの間で「最初の記憶がまだだったんじゃないか」という話になっていた。
モノスケは「せっかくの才能を忘れて、モブキャラ高校生になってもうたんやな」と言った。
続けてモノタロウが「あのね、設定では…『超高校級狩り』のせいなんだよ。キサマラは『超高校級狩り』のせいで記憶を失って、まったくの別人になっちゃったんだ」と付け足した。
更には「とりあえず、キサマラにはさっさと『本当の自分』を思い出して貰わないとね」とモノタロウが言い、「そうよ!記憶を取り戻して、『封印されし才能』をその手に掴むのよ!」とモノファニーが続いた。
高校生達の質問や話には、まったく耳を傾けず、モノクマーズの意味不明な会話は続いていた。
最終的にモノキッドが「まずはその地味な見た目から、おキャワたんにしてやるぜ!」と言うと何着もの服がエグイサルから飛び出し、赤松を含む16人の高校生達はいつの間にか着替えさせられていた。
その直後には「今度は記憶だ」と言うモノクマーズ。
懐中電灯のような見た目のライトを高校生達に当てると、頭の中に多くの情報が飛び込んできたと同時に気を失ってしまった。

高校生達の前に現れた5体のクマ「モノクマーズ」

次に赤松が目覚めた時には、教室のロッカーにいた。
「ここ…どこ?」と、同じ状況を繰り返し、隣のロッカーからの物音に振り返るとそこからは、最原が出てきた。
しかし、二人とも初対面のような会話を繰り返す。
そうこうしている内にモノクマーズが二人の前に現れた。
赤松も最原も、モノクマーズの登場に驚き、「何でヌイグルミが喋ってるの…?」と不思議がっている。
モノクマーズと名乗るクマ達に「え、モノクマーズ?」と聞く赤松。
モノファニーに「私達の事、知ってるの?」と聞かれたが、赤松は「知るわけないじゃん!そんな動いたり、喋ったりするヌイグルミなんてっ!」と言った。
すると、モノクマーズはお互いに顔を見合わせた後「やったー!大成功だー!」と喜んだ。
そして、モノタロウは「じゃあ、一個ずつ聞きたい事を説明してあげるよ」と赤松と最原に言った。
赤松はまず「ここって、どこなの?なんか…学校みたいだけど…」と場所について質問をした。
モノタロウは「ここは『才囚学園』だよ」と答えたが、赤松と最原は「そんな学校は聞いた事がない」と不思議がった。
モノファニーは「そりゃそうよ。キサマラ16人の為に作られた学校だもの」と補足説明をした。
続けてモノスケが「せや!この才囚学園には16人の『超高校級』がおるんや」と言い、更に「超高校級の事は知っとるやろ?政府が実施している特別な奨励制度…ご存知『ギフテッド制度』から派生した称号や」と説明した。
ギフテッド制度とは、国家的に天才を育成する為に設立された制度であり、政府が将来有望と見込んだ生徒に対し、様々な特権を与える制度である。
ギフテッド制度で選ばれた『超高校級』と呼ばれる生徒は、授業料免除を始め、高校生ながら選挙権、奨励金をもらう事が出来る。
「超高校級のピアニスト」である赤松にとってみれば、制度自体は知っている話だった。
一通り才囚学園や超高校級について話終わると、モノクマーズはこの才囚学園を調べて、学園内に居る他の超高校級に挨拶してリサーチをしておくように、赤松と最原を促した。
最後に他の超高校級について、モノスケが「あとで『アレ』する相手やからな」と意味深な言葉を残して、モノクマーズはどこかへ行ってしまった。
残された二人は、改めてお互いに自己紹介をした。
最原は、「超高校級の探偵」だった。
しかし、最原は「探偵」だと胸を張って言えるような実績はないらしく、「たまたま遭遇した事件を解決しただけ」だと言う。
一方、赤松は子供の頃から暇さえあれば、ピアノばかり弾いていて、ひたすら練習した結果、コンクールでも受賞するまでになった為に「超高校級のピアニスト」と呼ばれるようになった。
お互いの自己紹介が済んだ所で、最原は「自分がどうやってここに連れてこられたのか…さっぱり見当がつかないんだよ。覚えてないんだ。気付いたらあのロッカーにいたんだ。さらわれたような記憶もないし…」と切り出した。
その話を聞き、赤松も「それ、私も一緒だよ!」と激しく同意した。
どうにかして、連れて来られた時の記憶を思い出そうとする赤松だったが、突然の頭痛に襲われ、思い出す事が出来ない。
仕方がないので、二人は出口と他の超高校級を探す事にした。

出口を探す事にした赤松と最原

教室から出ると、廊下が広がっていたが、室内なのに草木が生い茂っていた。
教室から出た最原は、自分の制服の中に何か入っている事に気付く。
ポケットから出てきたのは、小型のタブレット端末だった。
それを聞き、赤松も自分が背負っているリュックの中を確かめ、同じタブレット端末が入っているのを確認した。
端末の裏側には「モノパッド」と書かれていた。
いつの間に入れられていたのか分からない二人。
最原が端末を起動させると、最原の名前が出てきた。
どうやら、このモノパッドは超高校級の生徒一人一人に割り当てられた生徒手帳のようだった。
何に使うかは現時点では不明だが、捨てる訳にもいかず、ひとまず赤松と最原はモノパッドをしまった。
その後、赤松はピアノの鍵盤が描かれたドアを発見する。
音楽室かと思い、ドアを開けようとしたが鍵が掛かっている。
「まさに、私の為って感じの教室なのに…」と赤松が言うと、どこからともなくモノクマーズが現れた。
モノクマーズが言うには、この教室は「超高校級の研究教室」らしかった。
モノタロウは「みんなの才能を伸ばして貰おうと思って、『超高校級』に関する教室を用意したんだー!ここはもちろん『超高校級のピアニスト』の教室だけど、他の超高校級の研究教室も用意してあるよ」と言った。
鍵が掛かっている理由に関してはモノファニーが「アタイ達の準備が遅れたせいなの…ゴメンね、急いで準備するわ」と説明した。
言いたい事だけ言うと、モノクマーズはどこかへ行ってしまった。
残された赤松と最原は、再び校内を探索する事にした。
そして、見つけたのは『超高校級のコスプレイヤー』である「白銀つむぎ」だった。
白銀はメガネを掛けて、地味な印象だが「コスプレイヤー」である事に驚く最原。
白銀本人も、本来は人に見られるのは好きではなく、キャラクターの衣装を再現するのが好きなだけで、「他に着てくれる人がいるならそれでもいい」と言っていた。
しかし、最近ではキャラクターになりきる事よりも、コスプレする自分を出してくるレイヤーも多く、白銀は「そういう人に利用されるくらいなら自分が愛を持ってコスプレした方がマシかな」と言う。
そうした活動をしている中で、白銀には企業のスポンサーがつくようになり『超高校級のコスプレイヤー』となった。
白銀がコスプレをした際には、初来日したパンダを見に来るくらいの人数が集まるらしい。
一通り話し終わると、白銀は近くにある「龍の銅像」が気になると言い出した。
意味ありげに置かれている龍の銅像は、学校に置かれるにしてはあまりにも不自然で唐突なオブジェだった。
しかし、結局のところ何に使って、どういう意味があるのかは三人とも分からずじまいだった。

白銀が「気になる」と言った龍の銅像

白銀と別れ、赤松と最原は再探索を始めた。
次に二人が会ったのは、天海蘭太郎と名乗る超高校級だった。
天海は「どうやってここに連れてこられたのか分からない」と言い、更には自分にどんな才能があって「超高校級」と呼ばれていたのかすら分からない状況だった。
自分の記憶がほとんどない状況でも天海は「逆にちょっと楽しみなんすよ。俺ってどんな『超高校級』なのかなーって」と明るく言っていた。
続けて「…というわけで、これから仲良くして欲しいっす。しばらくここから出られないかもしれないし」と意味深に言った。
「やめてよ!すぐ出られるかもしれないじゃん!」と言う赤松に対し、天海は先程までの笑顔ではなく、真顔で「そう上手く行くんすかね」と呟いた。
直後に天海は笑顔になり「深い意味はないっすよ。ただ単に思っただけっす」と言う。
赤松は「爽やかで話しやすそうだったけど、何を考えてるか分からない人…」と感じていた。

その後、学食のような場所へ辿り着いた赤松と最原。
そこで出会ったのは「超高校級の魔法使い」を自称する少女・夢野秘密子だった。
「魔法使い」という言葉に何とコメントしていいか分からず、赤松と最原が黙っていると夢野は「表向きは…『超高校級のマジシャン』という事になっとるがな」と付け足した。
ようやく納得した赤松は「あぁ、マジシャンなんだ。だったら最初から、そう言ってよ。魔法なんて存在する訳ないもんね」と夢野に言った。
それを聞いた夢野は、不機嫌そうに「んあー…魔法は存在するぞ。ウチは魔法使いじゃからな」と言った。
夢野は「表向きは陰謀でマジシャンを名乗らされてはおるが、ウチは魔法使いなんじゃ」と念押しした。
「陰謀って…大げさな」と言う赤松に、夢野は自分が「超高校級」となったきっかけを話し始めた。
夢野が「超高校級」となったのは、世界の手品愛好家が集まる「手品の殿堂」とも呼ばれる『マジシャンズキャッスル』という団体で、「マジシャン・オブ・ザ・イヤー」を歴代最年少で受賞した事がきっかけだった。
そして、「それを受賞した事こそが陰謀なのだ」と夢野は言った。
続けて夢野は「ウチの魔法を手品と称する事で、マジシャンズキャッスルの連中は魔法の存在を隠そうとしておるのじゃ」と肩を落とした。
そして、マジシャンズキャッスルの陰謀のお陰で夢野は「手品師」として有名になってしまい、世界中のマジックショー出演依頼が殺到した。
依頼は殺到したが、誰も「魔法使い」とは認めてくれない事に夢野は不満を持っているようだった。
夢野との話が一通り終わった後、赤松と最原は学食に居たもう一人の少女に話しかけた。
少女は、「超高校級の合気道家」の茶柱転子と名乗った。
赤松は「合気道って武道家っぽいイメージだけど、こんなに可愛い子もやってるんだ」と茶柱に言った。
「可愛い」と言われる事に慣れていないのか、茶柱は「や、やめてくださいよぉ。べ、べ、別に可愛くなんてないですって」と顔を赤くした。
「でも、本当に可愛いよ。ねぇ、最原くん」と赤松は最原にも話を振り、戸惑いながら最原も同意した。
すると、転子の顔が崩れ、凄い顔になっていた。
理由を聞く赤松に「転子、男死なんかに褒められても、嬉しくありませんので」と言い放った。
どうやら「男死」=「男子」の事らしく、転子は男に触れられそうになると条件反射で投げ、すかさず技を極めてしまうという程の男嫌いだった。

男に話しかけられたりすると、この顔になってしまう転子

食堂を後にした赤松と最原は、大きな倉庫に来ていた。
そこで出会ったのは、やたらと派手な見た目で下品な言葉遣いの少女だった。
散々下品な話をし、最後に最原に「帽子なんか被ってるヤツは全員変態だっ!」と言うと、最原は珍しく怒りの感情を露にした。
そして、「放っておいてくれ!どんな理由で帽子を被ろうが、僕の自由だろ!」と少女に怒鳴った。
先程まで勢い良く話していた少女だったが、いきなり怯えた様子になり「なんだよぉ…オレ様がショックでやる気を失くしたら世界規模の損失なんだぞぉ!」と言った。
赤松は間に割って入り、少女に「さっきから滅茶苦茶言ってるけど、あなたは何者なの?」と聞いた。
少女は「超高校級の発明家」入間美兎と名乗った。
「どういった発明をしているのか」と赤松が聞くと、入間は溜息混じりに「寝ながらキーボードを打てる便利グッズとか、寝ながらマンガを読める便利グッズとかだな」と言った。
「全部寝ながらの便利グッズなんだ…」と呆れ気味な赤松だったが、入間は「こっちは『いかに寝ながら過ごせるか』をテーマに発明に取り組んでんだよ」と言い切った。
続けて「ま、息抜きで作った「目薬型コンタクト」とか、くだらねーのもあるっちゃあるけどな…」と言った。
赤松の友達にも使っている子がいるらしく、そちらの方が発明品としては優秀な物のようだった。
しかし、入間的には「寝ながら楽できる訳でもねーし、失敗作だな!」と、権利ごと企業に渡してしまったらしい。
結局、入間との会話は訳が分からないまま終わった。
そして、赤松は帽子の事で怒った最原について心配していた。

その後、どこかの教室に入った赤松と最原。
そこでは、白い服の少年が、もう一人奇妙な格好をした少年を追いかけまわしていた。
白い服の少年は、「ちょっと、ボディを触らせてよー。オレはロボットと友達になりたいんだよー」と目を輝かせていた。
「ロボット」という言葉に驚く赤松に対し、奇妙な格好の少年は「…なんですか?キミ達もロボット差別ですか?」と言った。
赤松は「ていうか…キミってロボットなの!?本当に本当の…ロボットなの!?」と驚きを隠せなかった。
続けて最原も「まさかモノクマーズの仲間じゃ…」と驚いた様子だった。
ロボットの少年は、見た目通り「超高校級のロボット」であるキーボと名乗った。
すると、近くにいた白い服の少年が「あー、ずるいのー。勝手に1人で自己アピールしちゃってさー」と話に割って入ってきた。
そして、「自己紹介をする」と言って「超高校級の総統」である王馬小吉と名乗った。
「ロボット」に「総統」という、訳の分からない超高校級達に、赤松は頭を抱えた。
キーボはそれに応えるように「見た目はロボットかもしれませんが、キミ達と同じ高校生なんですよ?」と言った。
キーボはロボット工学の第一人者である飯田橋博士という人物に作られ、人間の脳と同じ様に「成長するAI」を搭載されていた。
その後、飯田橋博士はキーボを根気強く育て、高校に通わせた。
その結果、キーボは「超高校級」の称号を得たらしい。
対して、王馬は「オレは悪の秘密結社の総統なんだよー」と言った。
「それって本気で言ってるの?悪の秘密結社なんて…」と言う赤松に、王馬は「さぁね。オレって嘘つきだから」と笑った。
何の総統なのか、 王馬は教える気がないらしく、最原が組織の名前を聞いてはみたが、それも「秘密」だと言った。

自分には「成長するAI」が搭載されていて、人間とほぼ同じだと言うキーボ

教室を出た赤松と最原は、地下に続く階段を見つけた。
地下で最初に入ったのは、ゲームセンターのような場所だった。
そこで出会ったのは、小柄だがハードボイルドな雰囲気を出している「超高校級のテニス選手」である星竜馬だった。
しかし星は「高校生だったのは昔の話だ。テニス選手の成れの果てさ」と言った。
最原は「星竜馬」の名前に聞き覚えがあり、「海外の大会でも優勝している将来有望なテニス選手が、マフィア組織を1人で壊滅させた…というニュースを見た事がある」と言った。
そのニュースでは、特注の鋼鉄製テニスボールを使った「殺人テニス」で、マフィア連中の頭を次々に打ち抜いたと書かれていたらしい。
ニュースは事実のようで、星は「で、どうだ?自分の才能を殺人に使うようなクズを目の当たりにした感想はよ?」と冷静だった。
話の内容に戸惑う赤松だったが、「どうして、そんな自分の将来を棒に振るような真似を?」と星に尋ねた。
星は「フン、その『将来』ってヤツが、俺に必要なくなったからさ」と淡々と答えた。
「え?」と赤松は聞き返したが、星は「いや…なんでもねー。柄にもなく喋り過ぎちまったみたいだ」とそれ以上は教えてはくれなかった。
最後に「ともかく…忠告しておくぜ。俺みてーな殺人者には不用意に近付かねー事だ」と言って、星はどこかへ行ってしまった。

次に赤松達が入ったのは、本棚から溢れる程の本がある図書室だった。
そこで出会ったのは、髪を二つに結んだ無口な少女だった。
赤松と最原は、それぞれ自己紹介をし、赤松が「それで、あなたは?」と少女に聞くとようやく名乗った。
少女は「超高校級の保育士」である春川魔姫だと言う。
「保育士」と名乗っている割に、「子供は好きじゃない」と言う春川。
元々、孤児院で育った春川は、大きくなっても孤児院で手伝いをさせられていて、子供達が勝手に春川に寄ってくる為、いつの間にか「超高校級の保育士」になってしまったらしい。
モノクマーズや、出口について何か知ってる事はないか聞く最原達だったが、春川は「私が知る訳ないじゃん」と一蹴する。
「みんなで協力して出口を目指そう」と言う赤松だったが、春川は「見ず知らずの他人同士でそんな上手く行く訳ない」と言うだけ言って、どこかへ行ってしまった。
春川が去った後、最原は「なんか…感じ悪かったね。超高校級の保育士とは思えないよ」と赤松に漏らした。

その後、赤松達は地下から1階に戻り、玄関ホールに来ていた。
玄関ホールという事は、ドアを開ければ外に出られるのではないかと浮かれる赤松に「うかつに扉を開けるのは危険」と最原は制止した。
すると、「その憂慮は不要だヨ。扉に危険がない事は僕がすでに確認済みサ」と、どこからともなく不思議な格好をした少年が現れた。
彼は「超高校級の民俗学者」の真宮寺是清と名乗った。
「民俗学」にいまいちピンと来ない赤松に対し、真宮寺は「簡単に説明するヨ」と言った。
民俗学とは、伝統的な文化や習慣、伝説、民話や民謡等、古くから伝承されてきた民俗を解明・研究する学問だ。
真宮寺は、民俗学を「人間を観察する学問」だと言い、「僕は様々な土地で、様々な人間を見てきた…すべての人間は醜い面も含めて…とても美しいんだ…」と続けた。
そして、自分を含めた16人の高校生が閉じ込められているこの状況すらも「この困難な状況で、人間のどんな美しさが見られるか楽しみなんだ」と言っていた。
赤松は、真宮寺に対し「見た通り、不気味な人」という印象を持ちつつ、最原と共に探索を再開した。

玄関ホールのドア自体には危険はない事が分かった赤松達は、思い切ってドアを開けた。
ドアの先には中庭が広がっていたが、空を見上げると檻のような物が学校全体を覆うように存在していた。

中庭に出たものの、檻のような物に覆われていて愕然とする赤松と最原

目の前に広がる四方八方を塞ぐ檻のような物に愕然とするしかない赤松達。
そんな二人の前に、またどこからともなくモノクマーズが現れた。
あの檻のような物には、「果ての壁」という名前が付けられているらしい。
由来は「単純にこの世界の果てだから」という事らしいが、赤松達には理解が出来なかった。
「ちゃんと説明してよ!」とモノクマーズに詰め寄る赤松だったが、モノファニーは「説明も何もないわ。そういう事だから諦めて…としか言えないの。ここからは出られないのよ」と言い切った。
「果ての壁」に出入口は存在しておらず、よじ登ったり、壊そうとしたりする事も不可能らしい。
それでも諦めきれない赤松は、壁に向かって「誰かー!!助けてー!!」と大声で叫んだ。
赤松は何度か叫んでみたが、一向に反応は返ってこない。
モノキッドは「いくら叫んだところで、どうせ誰にも聞こえねーんだ!」と言った。
その言葉に最原が「どうして、誰にも聞こえないって言い切れるんだ?」と尋ねたが、モノダムを始め、モノクマーズは誰も答えようとしなかった。
そして「ここがどういう場所なのかは、キサマラ自身で調べるんだよ」とモノタロウが言うと、モノクマーズはどこかへ行ってしまった。
モノクマーズが去った後、一度は諦めかけた赤松だったが、自分自身で頬を叩き、気合を入れ直した。
赤松は「抜け道を探してみようよ!」と最原に提案したが、最原も「ここから出られない」という言葉に呆然として、赤松の話を聞ける状態ではなかった。
そんな最原に、赤松はチョップをお見舞いし「最原くん…人の事は言えないけど、こんな壁くらいで諦めちゃダメだよ」と言った。
赤松達がどこからか入ってきたのだから、出口は必ず存在している。今は出られないというだけで、みんなで協力すれば出られるようになるという思いを赤松は抱いていた。
するとそこへ、学ランを着崩した少年が、果ての壁を見上げ赤松達と同じ様に驚いていた。
最原は「これから…どうなっちゃうんだろうね。もし、このまま出られなかったら…」と言いかけたが、学ランの少年に「そいつは泣き言か?」と聞かれる。
少年は続けて「泣き言だの愚痴だのはやめておけ。クセになっちまうからな。それに、あんな壁なんてちっぽけなモンだ!宇宙のデカさに比べればな!」と熱く語った。
彼は「超高校級の宇宙飛行士」である百田解斗だった。
しかし、百田自身もまだ宇宙に行った事はなく、訓練中の身だ。
そんな百田が「超高校級」の称号を得られたのは、宇宙飛行士の試験に10代で史上初の合格を果たしたからだった。
本来、宇宙飛行士の試験を受けるには大学卒業の資格が必要だが、百田の知り合いに手先が器用な人物がおり、色々と偽造をしてもらった為に百田は高校生ながら受験をした。
最終的には高校生だという事がバレたが、宇宙飛行士の試験を行っている団体の上層部が、試験結果が良かった事もあり、面白がって採用となったのだ。
「越えられねー壁なんてないんだ!あの壁もそうなんだよ!」と熱く語った百田だったが、最原に「何か手があるのか?」と聞かれると黙ってしまった。

自分の思いを熱く語る百田

百田と別れた後、中庭の真ん中に建つ建物の中にやってきた赤松達。
建物内は円形のホールを囲むように、複数の扉が並んでいる。
そしてまたどこからともなくモノクマーズが現れ、「ここはキサマラのお家やないかーい!」と言った。
それから下らない話をするだけして、あっという間にモノクマーズはどこかへ行ってしまった。
「お家ってどういう意味だろ?」という赤松に対し、最原は「ここに泊まれって意味かもしれないね…ドアも16枚だし、多分それぞれの個室になってるんじゃないかな?」と推測した。
よく見ると、ドアの上には16人の高校生それぞれに似せたアイコンが描かれていた。
この宿舎で出会ったのは、メイド服を着た少女だ。
少女は、「自分達をさらった犯人の目的が分からない」と言って悩んでいた。
身代金目的の監禁にしては、土地が広大過ぎる、更に高校生達を痛め付ける事もなく、逆に丁重に扱っているようにも思える。
そのお陰で、高校生達をこの学校に連れてきた犯人の目的が分からなくなっているのだ。
一通り話したところで彼女は「超高校級のメイド」である東条斬美と名乗った。
最原は東条の名前を聞いた事があるようだった。
世間では、頭脳明晰、スポーツ万能である、スーパー高校生が個人でメイドをしていて、その仕事ぶりがあまりにも完璧であり、どんな依頼も完遂すると評判だったらしい。
東条は「どんな依頼でも…は言い過ぎだわ。前にも国家滅亡を依頼された事があるけど、さすがに無理だからお断りしたもの」と淡々と言った。
他に、各国首脳のメイドとしての依頼が来た事もあるようだった。
そして、東条は「ところで、あなた達はこれからどうするつもりなの?」と、赤松達に聞いた。
急に聞かれても「どうしようかな…」としか答えられなかった赤松は「逆に東条さんはどうするつもりなの?」と聞き返した。
しかし、スーパーメイドである東条は「みんなの望みを叶える事が私の望み…メイドってそういうものよ」と言った。

その後、再び中庭に出てきた赤松達。
そこには、やたらと体が大きく、筋肉ムキムキの人物がいた。
恐る恐る話しかけた赤松に、その人物はいきなり「ありがとう!」と言った。
どうやら、彼は見た目が恐い影響で初めての人からは話し掛けてもらえないらしい。
だから、話しかけてきた赤松にお礼を言ったのだ。
彼は「超高校級の昆虫博士」の獄原ゴン太と名乗った。
そして「ゴン太は紳士になりたいんだ!本当の紳士を目指しているんだよ!」と付け足した。
最初は見た目から「恐い」と思っていた赤松だったが、話していくうちに誤解が解け「なーんだ、本当にいい人なんだね。恐がって損しちゃったよ」と言った。
ゴン太は子供の頃から体が大きく、周りの子供達に怖がられていた。
その影響で、一人で遊ぶようになり、昆虫が好きになったらしい。
また、ゴン太は夢中になると周りが見えなくなるところがあり、以前虫を追いかけて森で迷子になった事もあるようだった。
「大変だったね…すぐに見つけてもらえた?」と聞く赤松に、ゴン太は「うん…10年掛かったけどね」と言った。
その間、山の狼の家族に育ててもらっていたらしく、「そのお陰でゴン太は動物や昆虫と話せるようになった」と明るく言った。
ゴン太が紳士を目指しているのは、立派な紳士になった姿を、感謝の意味も込めて山の家族達に見せたいからという理由であった。

山の中で10年間、狼の家族に育ててもらったというゴン太

ゴン太と別れた後、また中庭の探索を始めた赤松達は中庭の奥にあった建物に入った。
滝のように水が流れており、花壇で囲まれた白い建物だった。
そこには、やたらと元気な「超高校級の美術部」の夜長アンジーと名乗る少女が居た。
アンジーは「悪い方に考えても仕方ないからねー、明るく元気に楽しく生きないとー!…って、神さまも言ってるよー?」と言った。
続けて「アンジーは神さまの声が聞けるんだー。島の神さまがいつもアンジーの隣にいるからねー」と、信心深さを語った。
赤松が「そういえば、アンジーさんは何を専門にやってるの?絵画?彫刻?」と質問をした。
アンジーは「どっちもやるよー。絵も描くしー、彫刻も彫るしー。でもね、アンジーは体を貸してるだけなんだ。やってるのは神さまだから」と答えた。
そして「面白そう。今度、アンジーさんの作品見せてね」と赤松が言ったらアンジーは「良いけど、イケニエになってねー」と明るく返した。
嘘か本当か、アンジーの創作は神様が行っている為、大量の血をイケニエから取らないといけないらしい。
「かなりエキセントリックな子だ…」と若干引き気味になった赤松と最原は、何とかアンジーとの話を終えた。
その直後、校内に「キーンコーンカーンコーン」とチャイムのような音が響いた。
そして近くにあったモニターにモノクマーズの姿が映し出された。
16人の高校生全員に向けた放送のようであり、モノタロウは「キサマラは体育館にお集まりくださーい」と言った。
モノキッドは続いて「ようやく、始業式を始められるぜ!」と言っていた。
それだけ言うと、モニターの映像はプツリと切れた。
不安しかない赤松と最原だったが、行かないという訳にも行かず、仕方なく体育館へと向かった。

チャイムと共にモニターに現れたモノクマーズ

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