miwa(ミワ)とは【徹底解説まとめ】

miwaとは、日本で活躍するシンガーソングライターである。神奈川県出身で東京都育ちである。2010年、大学1年生の頃に「don't cry anymore」でメジャーデビュー。翌年にリリースされた自身のファーストアルバム「guitarissimo」は、平成生まれの女性アーティストとしては初の快挙となる、オリコンアルバムチャートで1位を獲得。さらに近年では音楽活動だけでなく、女優として映画やドラマなどに出演するなど、多才な才能を発揮している。今後の活躍が期待できる女性シンガーソングライターである。

miwaの概要

miwaとは、2010年にSony Recordsよりメジャーデビューをした日本のシンガーソングライターである。1990年6月15日で出身は神奈川県、東京都育ちである。音楽が好きな父親の影響で、いつも音楽が身近にある環境で過ごしていた。音楽活動は15歳から開始し、高校3年の頃には本格的に音楽活動に専念する。そして高校卒業後は、慶応義塾大学の商学部に入学。学業と音楽活動を両立させながら、2013年3月に大学を卒業。身長は149センチと、小柄なところが特徴的である。現在はシンガーソングライターだけでなく、ドラマや映画で女優として活躍するなど、幅広く才能を発揮している。

miwaの活動経歴

高校1年生の頃、アメリカの女性シンガーソングライターであるシェリル・クロウの影響を受けて、オリジナル曲「Wake Up, Break Out!」を制作。高校在学中に自宅で弾き語りしたデモテープを持ち、ライブハウスへ駆けつけ、ライブを行ったことが活動の発端となる。

音楽に入り浸った高校生活では、東京の下北沢ロフトを中心にライブ活動を行う。また夏休みには、父親の実家である沖縄県でもライブ活動を行うなど、自発的に音楽活動に専念していた。

ちなみに、miwaが通っていた高校は芸能活動が禁止だったため、友人にも内緒にして音楽活動を続けていた。

そして、高校在学中に制作した2枚のシングル「Song for you/TODAY」、「そばにいたいから」を数枚限定で発売する。

音楽と学業ともに打ち込んでいた高校生活のある日、いつもの下北沢ロフトのライブハウスで演奏するmiwaの姿が音楽関係者の目にとまり、デビューに向けて、高校3年生の冬から本格的に音楽活動をスタートさせた。

そして2010年3月3日、大学1年生の頃に「don't cry anymore」でメジャーデビューを果たす。「don't cry anymore」は、高校時代の頃やこれからデビューすることに対して、強がってでもいいから負けたくないといったmiwa自身の心の叫びが歌詞になっている。また、この曲はフジテレビ系ドラマの主題歌にも抜擢されている。

翌年2011年にリリースされたファーストアルバム「guitarissimo」は、平成生まれのシンガーソングライターとしては初の快挙となるオリコンアルバムチャート1位を獲得。

さらに、翌年2012年の8月15日にリリースされた9枚目のシングル「ヒカリへ」がヒット。音楽配信での売上では累計130万ダウンロードを突破した。
この年、日本武道館公演を成功させる。

2013年には第64回NHK紅白歌合戦に初出場し、同年8月にはアルバム「Delight」が第4回「ミュージック・ジャケット大賞2014」の大賞を受賞する。

2015年には「ギター1本弾き語り・日本武道館公演2DAYS」を成功させ、2016年には「NHK全国学校音楽コンクール課題曲」を担当する。

そして2018年には、デビューからの8年間を余すことなく収めたベストアルバムが発売される。

そんな、デビューから間もなく、今では10代や20代から絶大な支持を得ているシンガーソングライターである。

miwaの人物像

身長149センチと小柄な体型と、明るく元気なところが特徴的なmiwa。

ももいろクローバーZのファンであり、「miwaクロ」として、ライブや音楽番組でコラボをし、楽曲提供も行っている。

そんなmiwaが使用している楽器は主にギターとピアノである。ギターを始めたキッカケは、アメリカのシンガーソングライターであるシェリル・クロウを見て、ギターを一本で弾き語る彼女の姿がかっこいいと思ったからだという。
その他に好きなアーティストとしてアヴリル・ラヴィーン、aiko、YUKI、RADWIMPSなどを挙げている。

趣味は散歩やショッピングで、休日は友人とカフェや喫茶店めぐりをしている。
また、沖縄県に住んでいる祖母の影響で健康にも興味があり、自らを「健康オタク」と自称しているほどである。

miwaの人柄は、周りからは明るくて頼もしい性格だと言われているが、実際は辛いことや嫌なことがあるとすぐに泣いてしまう「泣き虫」な性格なのだという。

このような性格を持っているmiwaであるが、泣き虫な反面、人懐っこくて初対面の人とでもすぐに慣れ親しんでコミュニケーションを取ることができるという。それゆえ、これまでにお世話になった人たちへの感謝も忘れず、今でもデビュー前にお世話になったライブハウスの人たちにも、活動報告やCDを渡しに行くなどしているという。感謝を忘れずに、たくさんの人たちから受け取った言葉を糧にアーティストとして活動していくmiwaの座右の銘は「千里の道も一歩から」である。

出身大学は慶応義塾大学と勉学に励む才女であり、父親はエリート金融マン、祖父は大学の名誉教授と、恵まれた家庭で育ったため、本人の育ちの良さや人柄も人気の要因の一つである。デビューした当時から4年間大学に通い続け、学業と音楽活動を両立させながら、2013年3月27日に無事に大学を卒業したと発表した。
さらにシンガーソングライターだけでなく、テレビドラマや映画などに出演している。2015年にはNHKのドラマ「紅白が生まれた日」で女優として出演している。また同年に、テレビ朝日ドラマ「民王」でも女優として出演し、ドラマの主題歌も担当した。

このように、シンガーソングライターだけでなく女優としての才能も発揮しており、今後の活躍にますます期待したいところである。

miwaのディスコグラフィー

1stアルバム「guitarissimo」(2011年4月6日リリース)

収録曲
1.ありえない!!
2.don't cry anymore(フジテレビ系ドラマ「泣かないと決めた日」主題歌)
3.friend~君が笑えば~
4.春になったら(NTT DOCOMO「DOCOMO ガンバレ受験生 '10-'11」「ススメ!新生活」CMソング)
5.hys-
6.オトシモノ(TBS系ドラマ 日曜劇場「獣医ドリトル」挿入歌)
7.Dear days
8.醒めない夢
9.chAngE(テレビ東京系TVアニメ『BLEACH』オープニングテーマ)
10.めぐろ川<strings version>
11.ハツナツ(フジテレビTWO『恋愛観察バラエティー あいのり2』主題歌)
12.リトルガール(TBS系『COUNT DOWN TV』2010年6月度オープニングテーマ)
13.僕らの未来
14.つよくなりたい

自身のメジャーデビュー曲「don't cry anymore」をはじめ、シングル曲「リトルガール」「chAngE」「オトシモノ」「春になったら」の5曲を含む、全14曲入りのファーストアルバムである。2011年4月18日付けオリコン週間アルバムチャートで初登場1位を獲得し、平成生まれのソロアーティストのよる1stアルバムでの首位獲得は本作が初となる。

アルバム名である「guitarissimo」というタイトルは、「ギタリスト」と「小さい」という意味の「issimo」を掛け合わせた造語である。少しずつ大人へと成長していく、15歳から20歳まで、miwa自身が経験したりした悩みや、思い出の日々がアルバムに楽曲として込められている。まだまだ若い中高生の頃の鮮明でキラキラした記憶を忘れないうちに、音楽に残しておきたいという思いで楽曲制作を行ったという。それゆえ、miwa自身はファーストアルバムをある種の卒業アルバム的なものとして捉えているそう。

また、ファーストアルバムでありながら、今までのシングルにない新鮮な曲調の楽曲が含まれているのも、本作の魅力である。1曲目の「ありえない!!」は、miwaがビックリしたときによく使う口癖である「ありえない」から派生させて、お茶目でプンプン系女子をイメージして歌詞を書いていったという。
さらに5曲目の「hys-」はヒステリックの略で、こちらの楽曲も非常にファンキーでトガったメロディになっている。不満ばっかり言っている自分がイヤになり、それをエネルギーに変えた結果、アコースティックギターのジャカジャカした音を協調して、まるで音が転がっていくような、少し怒っているようなイメージを思い描いて作曲したという。
アルバムラストを飾る曲「つよくなりたい」は、デビュー前に書いた曲で、不安な日々や押しつぶされそうな毎日を過ごしていく中で、もっと頑張らなきゃ、強くならなきゃという覚悟を決めた思いを、そのままストレートに表現した楽曲である。ちなみに、こちらの楽曲はバラード曲となっている。

miwaのファーストアルバム「guitarissimo」は、メジャーデビューしてからの不安や希望を、音楽というかたちで具現化するようなアルバムになっている。メジャーデビューしてからのmiwa自身の変化や転機を経て、少しずつ前に進んでいく姿勢と決意がアルバムに込められている。

2ndアルバム「guitarium」(2012年3月14日リリース)

収録曲
1.いくつになっても(映画『桜蘭高校ホスト部』主題歌)
2.441
3.ふたりのサタディ(フジテレビ系『めざましどようび』テーマソング(2011年10月1日 - 2012年3月31日))
4.片想い
5.again×again (奈良テレビ放送『高校野球奈良県大会中継』2013年度オープニング・テーマ)
6.Jexxxa
7.またね
8.コットンの季節
9.Chasing hearts
10.メリーゴーランド
11.クレアデルネ
12.Take@chance
13.FRiDAY-MA-MAGiC
14.始まりは終わりじゃない

前作のアルバムから約11か月ぶりのアルバムである。シングル曲には「441」「FRiDAY-MA-MAGiC」「片想い」とカップリング曲が含まれる全14曲を収録している。アルバム名の「guitarium」は「ギター(guitar)」と「水族館(aquarium)」を掛け合わせた造語であり、水族館で泳ぐ魚のように多種多様な楽曲が収録されているという意味で名付けられた。

ファーストアルバム「guitarissimo」を制作し終わってから、もっとエレキを強調した楽曲を作りたいと思っていたという。フェスの合間に制作した楽曲が多く、アップテンポで明るいナンバーが多い。

スカ・ビートを絡めた陽気なオープニング・ナンバーでもある1曲目「いくつになっても」は、前作のアルバム「guitarissimo」の「ありえない!!」のアグレッシブさを彷彿とさせるナンバーからスタートする。

そして2曲目の「441」では、少しテンポが緩やかになる。タイトル「441」は、ギターのチューニングを合わせるときに基準となる周波数(441Hz)のことである。好きな人とすれ違ったときや、お互いの気持ちが違う方向に向いてしまったとき、それぞれのずれた愛のチューニングを合わせるように一つにしたいという思いから名づけられたという。

四季折々のナンバーが詰まっている本作のアルバム「guitarium」。ライブでともに演奏するサポートメンバーのみんなと息を合わせてレコーディングした楽曲「Jexxxa」(読み方はジェシカ)。
シンセサウンドを取り入れ、楽曲の隅々でオートチューンボイスも聴かせる「メリーゴーランド」など、miwaの新たな才能の扉が開かれたような楽曲が収録されている。

そして本編ラストの曲「はじまりは終わりじゃない」は、シングル曲「FRiDAY-MA-MAGiC」のカップリングのニューバージョンである。miwaいわく「はじまりは終わりじゃない」は、前作のアルバム「guitarissimo」をリリースして、第二章へと向かうにあたって決意表明を込めた楽曲であるという。

全体的に色とりどりな楽曲が詰まっている本作のアルバム。メジャーデビューから2枚目のアルバムで、たくさんライブをやっていくなかで、そこで刺激を受けた数々のインスピレーションが、アルバムを制作する上で大きな影響を与えたという。

3rdアルバム「Delight」(2013年5月22日リリース)

収録曲
1.Delight(フジテレビ系テレビドラマ『リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク』挿入歌)
2.ヒカリへ(フジテレビ系ドラマ「リッチマン、プアウーマン」主題歌)
3.321
4.サヨナラ
5.Sparrow
6.ホイッスル~君と過ごした日々~(第91回全国高等学校サッカー選手権大会の応援歌)
7.ミラクル(資生堂 SEA BREEZE CMソング)
8.My Best Friend
9.LOUD!~憂鬱をぶっとばせ~
10.Napa
11.ぬくもり

前作から約1年2か月ぶりのアルバムで、シングル曲は「ヒカリへ」「ホイッスル~君と過ごした日々~」「ミラクル」の3曲とカップリング曲を含む、全11曲が収録されている。週間オリコンチャートでは、ファーストアルバム「guitarissimo」以来2作目のオリコンチャート1位を記録している。また、本作のアルバムジャケットは「ミュージック・ジャケット大賞2014」の大賞を受賞している。

アルバムがリリースされた2013年はmiwaが大学を卒業した年。そのため、miwaにとっては改めて音楽の道でやっていくことに対して覚悟を決めた年でもあるという。
アルバムタイトル「Delight」は、「喜び」や「歓喜」を意味しており、アルバムを聞いた人に喜びや嬉しさを感じてもらえたら良いなという思いを込めて付けられた。
また本作では、今までの曲を作ってから歌詞を乗せていくといった、従来の楽曲の制作方法とは違い、より楽曲に寄り添ったテーマで歌詞を書いたり、曲やメロディからイメージする言葉を選んで制作に取り掛かったという。そのため、アルバム全体を通して、歌詞がメロディを凌駕するように、お互いに交錯し合って、新たなサウンドに仕上がっているという。

フジテレビ系テレビドラマ『リッチマン、プアウーマン」の主題歌である「ヒカリへ」はmiwaの代表曲として、多くの人に共感してもらえた楽曲である。「ヒカリへ」はドラマのために書き下ろされた楽曲である。ドラマがリアルな現代社会を映した内容で、人間として欠落した部分はあるものの、IT企業を立ち上げてわずか数年で富と名声を手に入れたIT企業社長と、将来困らないようにと勉強や資格取得に励んできたのにも関わらず、就職先が未だに見つからない東大生といった2人が対照的でとても印象的だったという。そのため、人間として一番本質的で温かい部分にフォーカスを当てて、それをヒカリとリンクさせたという。

また6曲目の「ホイッスル~君と過ごした日々~」は、第91回全国高等学校サッカーの応援歌として書かれた楽曲である。曲を制作する際は、実際に高校サッカーの予選を見て、そこで感じた思い、共に熱い戦いを繰り広げていく選手たちや、決して諦めない眼差しを持つ仲間の姿をリンクさせながら歌詞を書いていったという。

7曲目の先行でシングルリリースされた「ミラクル」は、資生堂SEA BREEZEのCMソングとして書き下ろされた楽曲である。CMを見て、制服で駆け巡る女の子が印象に残り、青春の甘酸っぱい日々やどこかへ走り出してしまいそうな「夏」をイメージして楽曲を制作していった。

そして8曲目の「My Best Friend」、本編ラストを飾る「ぬくもり」は、手紙のように一つ一つ言葉を丁寧に紡いだような歌詞が印象的だ。「My Best Friend」はmiwaの親友に向けて18歳の頃に書いた曲である。また、「ぬくもり」は元々、「お母さん」という仮タイトルが付けられており、母親に向けて書いた曲だという。

本作のアルバムは、サウンド的にもバラエティに富んだ作品となっており、miwa自身もデビュー当時と変わらないスタンスで、自分のやりたいことを素直に前面に出して制作していったという。

4thアルバム「ONENESS」(2015年4月8日リリース)

収録曲
1.ONENESS(ベネッセコーポレーション「進研ゼミ」進級・入学応援CMソング、TBS系『COUNT DOWN TV』2015年4月・5月度オープニングテーマ)
2.Faith(ユーキャンCMソング)
3.fighting-φ-girls(TBS系 火曜ドラマ『まっしろ』主題歌)
4.フィロソフィー
5.月食~winter moon~(TBS系 木曜ドラマ劇場『ママとパパが生きる理由。』主題歌。)
6.キットカナウ(キットカット受験生応援キャンペーンソング)
7.君に出会えたから(2014年 資生堂 SEA BREEZE CMソング)
8.ストレスフリー(テレビ朝日ドラマ『民王』主題歌)
9.Faraway
10.恋の予感(平成27年度「東京シティ競馬」イメージソング)
11.It's you!(ハウスウェルネスフーズ「C1000」テレビCMソング)
12.360°(映画『ドラえもん のび太の宇宙英雄記』主題歌。)
13.super heroine(日本テレビ『ウーマン・オン・ザ・プラネット』テーマソング。)
14.希望の環(WA)(OECD東北スクール 東北復幸祭〈環WA〉テーマソング。)

前作から約2年ぶりにリリースされたアルバム。シングル曲には「Faraway」「Faith」「君に出会えたから」「希望の環(WA)」「fighting-φ-girls」「360°」の6曲とカップリング曲を含む、全14曲が収録されている。多くのCMタイアップ曲が収録されており、聴きごたえのある一枚となっている。

自身初のロサンゼルスでレコーディングされた本作のアルバム。このアルバムではマイケル・ジャクソンのラストツアーでギタリストとして活躍したオリアンティが参加した楽曲が収録されている。

アルバムタイトル「ONENESS」は、一致や調和という意味。パリで東北復興イベントに参加したり、映画やドラマに出演したりと、シンガーソングライターだけでなく、多岐に割って活動の幅を広めているmiwa。そんな経験を通じて、彼女が感じたのは、人との繋がりで想いを世の中の人たちを一つにする音楽を作り出すということ。多くの人と繋がりたい、こんなmiwaの熱い思いがタイトルに込められている。

アルバムの1曲目は「ONENESS」は、リード曲であり、日本だけにとどまらない活動を通じて、より多くの人と繋がっていられるような音楽を制作していきたい、という彼女の意気込みと覚悟が詰まった歌詞になっている。そのため、メロディも重厚になっており、一方向ではなく双方向のコミュニケーションが取れるよう、ライブではみんなで声を揃えて歌うことができる構成になっている。
2曲目の「Faith」は、2014年の紅白歌合戦で演奏された曲である。こちらの曲はオリアンティにインスパイアされて誕生した楽曲である。miwaの歌声とオリアンティのギターが融合して、音楽で一つになるという本アルバムの大きなテーマを体現するような楽曲になっている。
デジタルサウンドに挑戦した楽曲「フィロソフィー」、命をテーマに言葉を丁寧に紡いで制作された「月食~winter moon~」、miwaらしさ前回のロックなアッパーチューン「ストレスフリー」、国民的アニメであるドラえもんの映画主題歌となった「360°」など、新境地のmiwaが垣間見える作品となっている。
本編のラストを飾る楽曲「希望の環(WA)」は、東北復興祭のテーマソングとして制作された楽曲である。いつも側にいられるわけじゃないけれど、音楽を通じて想いが、人と人を繋いでゆくというメッセージが込められた楽曲となっている。

このように本作のアルバムは一貫して「人と繋がる」がテーマとなっている。またCMタイアップ曲が多く収録されているため、耳馴染のある曲が多く収録されているのも特徴の一つである。

コンピレーションアルバム「miwa balled collection ~graduation~」( 2016年1月20日リリース)

収録曲
1.あなたがここにいて抱きしめることができるなら(TBS系テレビドラマ『コウノドリ』主題歌)
2.夜空。Feat.ハジ→
3.月食~winter moon~(TBS系テレビドラマ『ママとパパが生きる理由。』主題歌)
4.friend~君が笑えば~
5.つよくなりたい
6.HiKARiE English×piano version
7.オトシモノ(TBS系ドラマ 日曜劇場「獣医ドリトル」挿入歌)
8.めぐろ川<strings version>
9.片想い
10.ホイッスル~君と過ごした日々~(第91回全国高校サッカー選手権大会 応援歌)
11.またね
12.Delight feat. Orianthi

2010年のデビューから5周年記念として、5万枚の完全生産限定盤としてリリースされたmiwaとしては1枚目のコンピレーション・アルバム作品である。アルバムにはシングル曲として「夜空。feat.ハジ→」「あなたがここにいて抱きしめることができるなら」の2曲を含み、それに加えてこれまでにリリースされた楽曲の中で、出会いと別れの季節にぴったりな珠玉のバラードを集めた全12曲入りのアルバムである。バラードコレクションアルバムと言ってはいるが、実質的にはバラードベストアルバムに近い。また本作は、週間オリコンチャート1位を獲得している。

本作のアルバムのレコーディングにあたり、前作のアルバム「ONENESS」の収録時に訪れたロサンゼルスを再訪する。前作のレコーディングに参加した、マイケル・ジャクソンが認めたギタリストであるオリアンティと再会。そして、自身の代表曲「Delight」をmiwaとオリアンティだけの二人でスタジオセッションをし、その模様がラストの15曲目に収録されている。
さらに、本作のアルバムのマスタリングには、ハリウッドでローリング・ストーンズやKorn、アラニス・モリセット等を手掛ける世界的に著名なマスタリングエンジニアである、スティーブン・マーカソン氏に依頼した。レコーディングにはmiwaも立ち合い、バラードアルバムらしい芳醇できめ細かく壮大な音の仕上がりになっている。

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