怪盗グルーのミニオン大脱走(Despicable Me 3)のネタバレ解説まとめ

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『怪盗グルーのミニオン大脱走』とは、『怪盗グルーシリーズ』の第3作。東宝東和配給・イルミネーション・エンターテインメント制作、2015年公開『ミニオンズ』から共同監督を務めるピエール・コフィン監督とカイル・バルダ監督が手掛ける3Dアニメーションのコメディ映画。反悪党同盟に所属するグルーは念願の結婚を果たし、家族で幸せな毎日を送っていたのだが、組織が目標とする新たな敵を捕まえ損ねて組織をクビにされてしまう。相棒のミニオンたちもいなくなってしまう中、組織に戻るため生き別れた双子の兄弟と奮闘する。

『怪盗グルーのミニオン大脱走』の概要

『怪盗グルーのミニオン大脱走』とは、2017年に公開されたアメリカの作品。第1作目から監督を務め、自らもミニオンの声優として作品中に参加しているピエール・コフィン監督と、第1作目にアニメーターとして指揮を執っており、2012年より監督業に移行したカイル・バルダ監督の共同制作である。
本作の特徴はキャラクターそれぞれが表情豊かなことだが、録音中の様子を撮影し実際演じているキャストに即興で身振り手振り入れるよう指導して、キャラクターそれぞれもキャストに寄せていき、より生きた映像を作り出したらしい。こだわり抜かれた作品は大人気シリーズとなり『怪盗グルーのミニオン大脱走』は日本興行収入を73億円突破し、2017年の映画ランキングでは3位を記録した。その他にも2017年日本週末観客動員数1位の映画として君臨し、4週にわたり評価され続けていた。
ちなみに原題である『Despicable Me』は直訳すると『卑劣な私』という意味になり、あくまでもグルーについて示しているためミニオンを思わせる言葉は一度もタイトルに出てきていない。

今回のテーマは、長い間時を共に過ごした家族との別れ、生き別れた兄弟との再会、思春期盛りの子どもとの距離感、子どもが描く夢と大人が知る現実の葛藤。壮大な家族愛が描かれており、改めて家族のことを考えさせられる物語となっている。

声の出演はシリーズ通して変わらず、2014年に公開された『フォックスキャッチャー』にてアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされたスティーヴ・カレルがグルー役、第1作目からシリーズに参加し『サタデー・ナイト・ライブ』にて複数の役を演じたことでエミー賞助演女優賞にノミネートされ、ブレイクを果たしたクリステン・ウィグがルーシー役を演じており、今回から新たにアグネスの声をネヴ・シャレルが演じている。

『怪盗グルーのミニオン大脱走』のあらすじ・ストーリー

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新たな敵バルタザール・ブラッドを捕まえるべく水上バイクで現場に向かうグルーとルーシー

現在、世界中の犯罪と戦う秘密組織『反悪党同盟』で活動する元悪党のグルーは、妻兼仕事上でもパートナーであるルーシーと共に、潜水艦のような乗り物で本部より伝達のあったポイントに向かっていた。
目標は一隻の船に侵入した一人の男。1980年代に神童と言われテレビ番組を持つほどに人気を博したブラッドである。

音楽にノリながら船内を突き進むブラッドは、自然に膨らむガムを船内に撒き散らし、軽い身のこなしで船員の攻撃を避けて金庫がある部屋にたどり着くと、ヨーヨーやルービックキューブといったおもちゃのような悪党道具を駆使して世界最大のダイヤを手に入れる。
グルーたちは船に潜入すべく、潜水艦を水上バイクに変形させ全速力で船に向かうも、大きく膨らんだガムで船が浮き上がり始めて、あと少しのところでブラッドを逃してしまった。と思われたが、ルーシーが機転を利かせてグルーをバイクごと空に飛ばし、その勢いでグルーは浮かぶ船に乗ることができた。
しかし素早いブラッドをうまく捕まえられず、更には一方的に始められたダンスバトルでブラッドの動きに翻弄されたグルーは手も足も出ずにいるが、気分良く踊る顔面パンチをお見舞いし一発KO。
グルーは倒れたブラッドを確認し、落ちているダイヤを拾い上げ、近くで待機していた反悪党同盟の飛行部隊にダイヤを引き渡そうと無線越しに連絡をする。
しかしやられた演技をしていたというブラッドに攻撃され吹き飛ばされたグルーは、ガムが体に絡まり船から中吊りにされてしまう。
その隙にブラッドは空へと逃げ出し、ダイヤは守れたもののブラッドを捕まえ損ねてしまった。

作戦から戻ったグルーとルーシーは、反悪党同盟基地に帰還していた。
基地にはたくさんの人が集められている中、現リーダーのサイラスがリーダーを辞めること、本部より派遣されたヴァレリーが新リーダーとして今から指揮を執ると説明された。
紹介を受けたヴァレリーはサイラスを足早に退散させ、一息ついたかと思うと「グルーっていう使えない捜査官はどこ?!」と辺りを激しめに見渡し始める。
申し出たグルーにヴァレリーは、組織が今一番捕まえたいとするブラッドをなぜ逃がしたか問う。あと少しで捕まえることができたと話すグルーだったが、ヴァレリーは聞く耳を持たずクビを宣告する。
それに納得ができないルーシーは「グルーをクビにするなら私もクビにしないとね」と鋭くヴァレリーを睨みつけた。すると次の瞬間、空高くにある反悪党同盟基地からグルーとルーシーは放り出されていた。宣言通りクビにされ、不要物として処理されたのだった。

荷物を抱え家に向かうグルーとルーシーは、家の前につき仕事についての話を子供たちに話す覚悟を決め、家に入ろうとした時、扉が開いていることに気付く。
グルーが何者かが家に侵入したかもしれないとルーシーに合図を送る。身構えながら家に入ると突然後ろから目隠しをされてしまい、グルーたちはどこかに連れ出されてしまう。
行きついた先で目隠しを外すと、「ALOHA」と書かれた文字が眩しいツリーハウスがあり、一緒に住む3人の子どもたちが新婚旅行に行けていない2人を思い、グルーの悪党時代からの相棒であり、悪党に憧れるミニオンたちと協力し手作りのハワイアン旅行をプレゼントしてくれたのだ。
グルーたちは驚きのあまり言葉が出ず、手を引かれるままツリーハウスに上がり子どもたちからのおもてなしを受けていると「お仕事はどうだった?」と長女マーゴが話しかけてきた。
グルーとルーシーは、今後は仕事がないという現実に少し気まずそうにしながらクビになったことを伝える。すると子どもたちの陽気な様子は一転し、不安げな表情を浮かべる。
普段から真面目と無縁な存在のミニオンですらことの重大さを理解しているようで、雰囲気づくりをしていたジェリーとデイブも演奏の手を止めて会話を聞いていた。
今よりいい仕事を見つけると子どもたちに説明するも、いまいち納得してくれる様子はなく、少し落ち込むグルーの元に1本の電話が入り、モニターを確認するとミニオンのメルからだった。

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グルーが仕事をクビになり喜ぶメルと他ミニオンたち

グルーたちとは裏腹に、仕事がクビになった知らせを受けてグルーとまた悪事を働くことができると思い、嬉しさからお祭り騒ぎするミニオンたち。その中心には電話をかけてきた張本人のメルがいた。
電話を受けてミニオンの部屋に来たグルーは、悪党には戻らないと言い切り、ミニオンたちからのいくつもの説得にも聞く耳持たず意思を変えなかった。
希望を聞いてくれないグルーにミニオンたちは反抗的な態度を取り始め、その態度を改めるように話すもミニオンたちの気持ちは収まらず、遂には悪事を働くリーダーを求めて家を出ていくと話し大移動を始めてしまった。

一方で、グルーが持ち帰ったダイヤを保管している建物に、宝石に関して世界最高と言われる専門家が訪れ、警察本部長からの依頼でダイヤが偽物にすり替えられていないか確認をしに来たという。
専門家は、部屋に入ると慣れた手つきでダイヤを見て「これは、一杯食わされたようだね…俺にな!」と言い放ち、睡眠薬のついた矢でその場にいる人を残らず眠らせていく。
顔をはぎ取り、体をしぼませ現れたのはブラッドだった。敵なしのブラッドはミラーボールの明かりに照らされ、いつも通り音楽にノリながらダイヤを奪い外に逃げ出していった。

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母親から見せられた生まれたばかりの頃の家族写真

グルーがそのことに気づいたのは翌日の朝刊を読んだ時。目を疑い記事をじっくり読んでいると、一人の老人に声を掛けられる。
老人はフリッツと名乗り、グルーが幼いときに生き別れた双子の兄弟に仕える執事で、最近父親が他界してしまい兄弟が困っているため助けてほしいと言う。
グルーは兄弟がいるとは聞いたことがないため、信じていなかった。しかし、幼い頃のグルーが写る見覚えのない家族写真を見せられたグルーは、母に確認して見ることにした。
母の家を訪ね、兄弟がいることについて尋ねると母は明らかに動揺を見せ、生き別れの双子の兄弟がいること、別れた夫との約束で話すことができなかったと説明した。確信を得たグルーは兄弟に会いに行くことに決めた。

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遂に再会した双子の兄弟ドルー

グルー一家が飛行機で目的の地に着くと、たくさんの豚に出迎えられ、その先にはお城のように大きく綺麗な家が建っており、そこに兄弟が待つという。
フリッツに案内された室内は神聖な礼拝堂のようで、ルーシーが部屋中見渡していると、どこからともなく高らかな笑い声が響き、大きな扉が勢いよく開かれた。そこには真っ白な衣服に身を包んだ男がいた。彼こそ正真正銘グルーの生き別れの兄弟、ドルーだった。
ドルーはグルーを見つけると声高らかに「我が兄弟!」と足早に近づき、念願の兄弟の再会を果たし熱い抱擁を交わすが、まるでグルーと正反対だった。
社交的で陽気で笑顔も明るく、金色に輝くさらさらな髪は彼そのものを表しているよう。
自分にないものばかりを持っているドルーが気に入らず、既に帰りたいグルーだったが「せっかくだから兄弟らしいことをしたい」と話すドルー。
グルーと2人になりたいドルーは、用意していた車でルーシーと子どもたちに街に行くように提案する。サプライズもあると聞いた子どもたちは大喜びで車に乗り込み、親子の絆を築きたいと考えていたルーシーも意気揚々と出かけて行った。

見せたいものがある、とドルーはグルーをある部屋へ案内する。
そこは二人の父が生前本職として使用していた悪党道具が並ぶ秘密基地だった。
ここで父が指折りの大悪党だったこと、グルーの悪党時代に偉大な悪党だといつも褒めてくれていたことを知る。
それと同時にドルーが、父に悪党の才能がないと思われていたことに悩んでいたことも告げられたグルー。
そうじゃないと証明するために悪の手ほどきをしてほしいとドルーにお願いされるが、グルーは、もう悪事は働かないことに決めたと頑なに断る。
どうにかして気を引きたいドルーは近くにあったレバーを下げ、床がだんだんと変形していき大きな穴が開くと、下から姿を現したのは父が生前使っていたという悪党モービル。
金色のボディはキラキラと輝き、その迫力のある見た目にグルーはウズウズしていた。
ドルーは「これを乗り回しに行かないか?」と誘い掛け、悪党心をくすぐられたグルーは誘いに乗ってしまうのだった

悪党モービルの性能を確かめるかのようにスピードを出したり壁を走ったりと荒々しいドライブに出かけていたグルーとドルーも少し走った後にルーシーたちがいる街を訪れる。
ドルーは自分の実力を示すかのように、移動販売の車の鍵を無理に開けて飴を盗み出すが、車から防犯用のアラームが鳴り始め、異常に気付いた警察に追われてしまう。
慌てるドルーを気にも留めず、グルーは悪党モービルを慣れた手つきで扱い、地形を利用して海に落ちうまく警察から逃げ切る。
悪党的スリルを共に体験した2人は仲良く笑いあうのだった。
海に落ちたグルーとドルーはすっかり打ち解け、濡れた衣類を乾かしながら海を眺めていた。
手ほどきについて諦めきれていないドルーは、気乗りしていないグルーに悪の魅力について熱弁し「まだ盗み切れていないものがあるはず」と囁く。
グルーは少し考えた後、世界一大きなダイヤを盗みに行かないかと提案し、これにはドルーも大喜び。
さっそくお祝いをしようと張り切るのだった。

夜になり、先に戻ったルーシーたちが食事中、まるで見違える程に仲が良くなったドルーとグルーが帰宅する。
グルーたちは服を交換し合いお互いを演じてみたり、見ている側が取り残されているにも関わらず楽しそうに笑っていた。
ルーシーはそんな2人に何をしていたのか聞くが答えてもらえず、怪しみながら何か言いかけたとき、食事を食べ終えたアグネスが走り去り言葉を遮られてしまった。

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刑務所に捕まり悪を気取るミニオンたち

一方で、家を出たミニオンたちは空腹を満たすために宅配ピザのバイクを追いかけていると、とあるスタジオに侵入してしまい、侵入者として追われる身となる。
必死に逃げた先で行われていた芸能デビューのためのオーディションに参加することとなり、訳も分からず即興で歌や踊りをこなし観客と審査員共に沸かせるも、警備員に捕まってしまう。
その後、刑務所に送られたミニオンたちは、数にものを言わせて受刑者のトップに立ち、受刑者生活を満喫していた。
ある日、物思いに更けていたメルは、昔グルーに世話をされていた日々を思い出し、またグルーと暮らしたい一心でミニオンと一同結託し、グルーの元に帰る計画をする。
刑務所の中の設備や衣類などを集めミニオン総動員で作ったものは飛行機。これに乗ってグルーがいる街を目指し脱獄を果たしたのだった。

次の日、早速ダイヤを盗む作戦を考えるグルーとドルーは、ブラッドの基地の罠について予習すると共に役割を決めていた。
船の運転のみ命じられたドルーは、自分も現場に出たいと話すが、重要な役割と言われ渋々ながらも了承する。
父の悪党スーツに着替えたグルーたちは作戦を遂行すべく悪党モービルに乗り込み出発した。その姿をルーシーが見ているとも知らずに。

悪党モービルはブラッドの基地を一直線に目指していた。
ダイヤを盗み世界で一番の強盗として悪の名を広めたいドルーに対して、ダイヤを取り戻しルーシーと反悪党同盟に戻るという、ドルーの思いと反する計画しているグルーは後ろめたさを感じながらも目的地に向かう。
目的地に着き、ハンドルをドルーに任せて船から飛び出したグルーだったが、待機するはずのドルーもついてきてしまい一緒に行動することにした。
不慣れなドルーは、グルーの足を引っ張ってしまいながらも何とか無事基地内に侵入することができた。
グルーが悪党スーツの機能を使いダイヤの位置を割り出し、目標の部屋に向かう。そこはブラッドの寝室だった。
物音を立てて一度は起こしてしまうが、その後部屋を出たブラッドを追って巨大ロボで悪だくみをしていることを知る。

ブラッドは、大人気だった子役時代をハリウッドで過ごしていたが、体の成長と共にブラッドの人気が低迷してしまったことでハリウッドから追い出された過去を持っていた。
生活は一変し、全く人気のなくなったブラッドは、自分を追い出したハリウッドに復讐をするべく、過去にブラッド主演の番組の企画を真似て自分を象った巨大ロボットでハリウッドを襲おうと考えていたのだった。

様子をうかがっている途中、ドルーがブラッドのガムを食べてしまう。体内で膨らむガムに苦しんでいるところをグルーが助けるようとするが、その際に物音を立ててしまいブラッドに見つかってしまう。
近づいてきたブラッドに向けて、ドルーが食べたガムをグブラッドに当てガムの粘着力によりブラッドの身動きが取れなくなったところで、作戦通りダイヤを奪い返すことに成功した。
しかしブラッドは諦めることなく、悪党道具であるブラッドモチーフの小さなロボットの大群にグルーたちを襲わせる。
出口に向かって夢中で走るグルーたちは、閉まる寸前の扉から外に出て脱出に成功し、ロボットの大群からも逃げ切ることができたのだが、扉が閉まり外に締め出されてしまう。
そして、グルーたちが立っている足場がブラッドの策略により徐々に壁に潜ってしまう。
悪党スーツの機能を使おうと準備を始めたグルーだったが、罠である針山に落ちてしまうかもしれないという恐怖心でパニックに陥るドルーに邪魔されてしまい、結局何もできないまま足場がなくなり、グルーたちは針山に向かい落ちていき絶体絶命のピンチ。その時、間一髪で追いかけてきたルーシーがヘリコプターにて助け出してくれたため、グルーたちは無事命を落とすことなくダイヤを取り戻すことができたのだった。
ヘリコプターに乗り込み、グルーがダイヤを盗んだ目的を話すとルーシーは大喜びするが、何も知らなかったドルーは黙ってしかめ面を浮かべていた。

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ダイヤの行方について言い争うグルーとドルー

ドルーの家に戻ったルーシーは、仕事の件について子どもたちと話をすべくヘリコプターから駆け出した。
何とか気持ちを分かってほしいと思ったグルーはドルーを説得しようと声をかけるが、ドルーは反悪党同盟にダイヤを返すことは自分の思惑と違うため納得できないと言い、グルーが持っていたダイヤを奪おうとする。
ダイヤを取られないように力強く抱きしめながら話すグルーだったが、ドルーの頭に血が上り一向に話を聞こうとしないため、グルーはドルーが手を掛けたダイヤを力づくで引き離すとそのままダイヤを持ち去ろうとした。
「ダイヤを持ち去る権利はないぞ!僕も一緒に盗んだんだから!」とドルーは主張するものの、グルーはドルーの主張を否定して足手まといで邪魔だったと話した。
それに深く傷ついたドルーは「兄弟でも何でもない!」と言い放ち、グルーも兄弟じゃなくても構わないと話して怒りに顔を歪ませながら部屋を去ってしまう。

グルーは怒りに任せて唸りをあげながら部屋を移動すると、既に帰宅用意を済ませた子どもたちがいた。
後からルーシーも気分良く歌いながら合流し、ダイヤをグルーから取ると荷物持ちを任せて子どもたちと先に外へ出てしまう。
グルーはルーシーの様子に違和感を感じながら歩いていると、扉から物音を聞く。
不審に思ったグルーが扉を開けた先はクローゼット。そこには縛り付けられたルーシーの姿があった。
子どもたちを連れ出したのはルーシーに変装したブラッドだった。ルーシーからブラッドがハリウッドに向かったと聞いたグルーは、子どもたちとダイヤを取り戻すためドルーの元に戻った。
最初は冷たい態度を取るドルーだったが、グルーからブラッドに子どもたちがさらわれたと聞くと顔色が変わり、助けに行くことに力を貸してくれることに。
子どもたちとダイヤを取り戻すべく、グルーとドルーとルーシーは悪党モービルに乗り込んだ。

グルーたちが悪党モービルで移動中、先程の言い合いについてお互いに謝り仲直りをしていると、前方から妙な飛行機が飛んできた。
ギリギリのところで交わした時、すれ違い様に見えたのは刑務所から脱獄してきたメルたちだった。
メルもグルーに気付き、舵を切って悪党モービルを追うのであった。

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復讐を果たし、ハリウッドを眺める巨大ロボ

ダイヤを奪ったブラッドは、復讐を行うため巨大ロボを使ってハリウッドに乗り込んでいた。
自然に膨らむ巨大ガムを撒き、人々を混乱させて喜びながら、連れ去った子どもたちを特等席という名の高いビルに取り残し去ってしまう。
駆け付けたグルーたちはガムで囲われている街の有様を見て驚きを隠せずにいた。
アグネスの叫び声に反応したルーシーは悪党モービルを抜け出し、子どもたちを助けに向かう。
グルーたちは巨大ロボを倒すべくミサイルを撃ち込む.巨大ロボは攻撃を受けて倒れ込むが、すぐに起き上がってしまう。
攻撃対象をハリウッドからグルーたちに移したブラッドにグルーたちも応戦しようとするが、ブラッドの攻撃により悪党モービルが破壊されてしまい、グルーも衝撃により気絶してしまう。
邪魔がいなくなったブラッドは再び街を襲い始めるも、道に倒れているグルーに気づき、止めを刺すべくグルーに向けて攻撃の用意を始めた。
それに気づいたドルーは、巨大ロボの中に潜り込み、心臓部の回線を破壊し攻撃の手を止めることに成功し、グルーも助かったのだが、制御不能となった巨大ロボは崩れ落ちてしまう。
ぼろぼろの体を起こしたグルーは、倒れた巨大ロボを駆け上り必死にドルーを探すが、先に姿を現したのはブラッドだった。
計画を台無しにされたブラッドは激怒していたが、グルーからダンスバトルを持ち掛けられ調子よく踊りだし、グルーが一方的に攻撃を許す展開となってしまう。
グルーも負けじと踊りながら交戦するが攻撃は当たらず、鋭い蹴りを入れられ勝負がつき「ゲームオーバーだ」と言い放たれると悪党道具で再び吹き飛ばされる展開に。
しかしブラッドが背中に持っていた道具はなくなっており、辺りを探しているとグルーの手の中に。グルーがダンスバトルを持ち掛けた目的は初めから悪党道具を奪うことだった。
状況を察したブラッドだったが既に遅く、グルーが奪った悪党道具でブラッドを吹き飛ばし、ブラッドは以前のグルー同様にガムを体に絡ませ空中に中吊りにされ飛ばされてしまう。その後方にはブラッドを捕まえるべく出動した反悪党同盟の飛行機が構えていた。

グルーは巨大ロボの破片をどかしながらドルー捜索を再開する。その時、無事に脱出していたドルーが後ろから抱きついてきた。
ルーシーによって救出された子どもたちもグルーたちと合流し、みんなで抱きしめ合いながら再会を喜んでいると、離れたところで爆発音が聞こえた。
音をした方を見ると、今度は何かが落ちてきたことに気づく。
先程ハリウッドに向かう際にすれ違ったミニオンたちが、グルーたちに追いかけハリウッドについた際に膨らんだガムの撤去作業をしてくれていたのだった。
膨らんだガムに穴が開き、風の勢いで飛んできたミニオンたちはガムでベトベトになりながらもグルーとの再会に大喜びし、グルーもまた嬉しそうに笑みを浮かべるのであった。

家に戻ったミニオンたちは、グルーとドルーと枕投げをしており、ルーシーがもう寝るようにと促すとみんなベッドに戻った。
明日から仕事だと話すグルーは釘を刺すように「今夜は悪いこと無しや」と話すと、ドルーがベッドに入りながら「約束はできないけどな。愛してるよー」と返し、仲睦まじい様子にミニオンたちもうっとりしながら眠りについた。と思われたが、ドルーの合図でミニオンたちはベッドから飛びおりた。
庭が2つに割れ、怪しい光と共に姿を現したのはグルーの悪党道具と、それを使いこなすドルーとミニオンたち。
外の騒がしい音に駆け付けたグルーとルーシーは飛び立つドルーに声を掛けるも、ドルーは悪びれる様子なく立ち去ってしまう。
ドルーを捕まえるため気合いを入れるルーシーを止めたグルーは「5分だけ猶予をくれてやる。」と怪しく笑ったのだった。

『怪盗グルーのミニオン大脱走』の登場人物・キャラクター

グルー一家

フェロニアス・グルー (声:スティーヴ・カレル 日本語吹替:笑福亭鶴瓶)

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関西弁でお馴染みの元悪党。以前は月を盗むなど大胆な作戦を成功させるかなりのやり手だったが、現在は完全に足を洗い反悪党同盟の工作員として活動している。
公私ともにパートナーになったルーシーと娘たちとの幸せの日々のため悪党を捕まえる活動していくが、新たな敵ブラッドを捕まえ損ねることで反悪党同盟を追い出されてしまう。
悪党時代の相棒ミニオンたちにも愛想を尽かされ、途方に暮れる中、生き別れの兄弟と出会う。
ドルーから悪の手ほどきをしてほしいと頼まれた際、二度と悪事を働かないと話していたものの、ブラッドに盗まれたダイヤで仕事を取り戻すためにドルーと協力して再び悪事を働く。

ルーシー・ワイルド (声:クリステン・ウィグ 日本語吹替:中島美嘉)

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