からくりサーカス(アニメ全話)のネタバレ解説まとめ

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『からくりサーカス』とは、藤田和日郎による漫画作品およびそれを原作としたアニメ作品である。
莫大な遺産を相続したばかりに親族から命を狙われ不気味な人形たちから逃げていた少年・才賀勝。生来のお節介から縁もゆかりもない勝と関わり、己自身のために戦うことを決意する拳法家・加藤鳴海。勝を守ることを使命とする美しい人形使い・しろがね。彼らに迫る不気味な人形・自動人形、勝の親族に雇われた敵の人形使いとその人形。繰り広げられる人形同士の戦い。偶然と必然から出会った三人の数奇な運命のサーカスが幕を上げる。

『からくりサーカス』の概要

『からくりサーカス』とは、藤田和日郎による漫画作品およびそれを原作としたアニメ作品である。原作漫画は『週間少年サンデー』(小学館)の人気作品として1997年〜2006年にかけて長期連載された。
アニメでは監督を西村聡、制作をスタジオヴォルンが担当した。

大富豪才賀家の跡取りとして遺産を相続したばかりに親族から命を狙われる勝。ちょっとした成り行きで勝を守って戦うゾナハ病(人を笑わせないと呼吸困難発作に陥る奇病)持ちの拳法家・加藤 鳴海。勝を守ることを使命とし、懸糸傀儡(けんしくぐつ)『あるるかん』を駆使して戦う美しい人形使い・しろがね。
『からくりサーカス』は奇妙な糸で繋がれた彼ら三人を軸に、自動人形(オートマータ)、敵人形使いと戦いながら繰り広げられる長く広大な物語である。

作品はサーカスの体裁をとって綴られ、そこではサーカス=物語、観客=読者(視聴者)となる。
構造的には悪=自動人形(オートマータ)/善=人形使いとなるのだが、登場人物のほとんどは敵も味方も善も悪も己の意思とは異なる何かに縛られて動く『人形』であり、その様は操り人形が誰かの指先に操られて演じる人形劇にも似ている。
そうした生き方から脱却しようと足掻く者、人間であろうとする者。それぞれの戦いとその結末が壮大なスケールで描かれているのが本作品なのだ。

もちろん心の葛藤という重いテーマだけでなく、サーカスという舞台を生かしたコメディタッチなシーン、鳴海としろがねの不器用で初々しい恋愛、そして個性的な人形を駆使した異形異能の熱い戦いと、『からくりサーカス』には少年漫画の王道とでも言うべき見どころがタップリと詰まっている。

『からくりサーカス』のあらすじ・ストーリー/感想・考察

第1話『開幕ベル』

父親の不審な事故死により莫大な遺産を相続したお坊ちゃま才賀勝。
父の死後、身辺に現れるようになった不気味な人形から逃げる勝と偶然出会った、奇妙な持病を持つ拳法家・加藤鳴海。
鳴海は人形にさらわれかけた勝を助けるも、戦闘力に優れ手段を選ばぬ人形たちに追い込まれて行く。
勝は『お前の一番近くのサーカスにいるしろがねを探せ』という祖父の言葉に従い、窮地の中で『しろがね』の名を叫ぶ。
それに応えて現れた、白銀色の目と髪を持つ美しい人形使いしろがね。彼女と彼女の操る『あるるかん』は造作もなく人形たちを撃破してのけるが、窓の外には新たなる追手が迫っていた。

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『からくりサーカス』の登場人物・キャラクター

才賀 勝 (さいが まさる)

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才賀 勝

CV.上田千尋

日本有数の巨大企業・サイガ社の跡取り息子。
父親が高速道路であからさまに不審な事故死を遂げてからというもの、気味の悪い人形に付け狙われる。
身の丈ほどもあるトランクを持って『最寄りのサーカス』にいる『しろがね』を探す途中で鳴海と出会う。

イイトコのお坊ちゃまらしく、泣き虫だが優しくオットリとして礼儀正しい小学5年生。

加藤 鳴海(かとう なるみ)

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加藤 鳴海

CV.小山力也

中国拳法の使い手で18歳。
人を笑わせないと呼吸困難に陥る奇病・ゾナハ病を患っている。
着ぐるみを着てサーカスのビラを配っている時に、偶然逃走中の勝と出会い、放置できずに助ける。気合と根性と身体能力に優れたお人好し。
人を笑わせるセンスはお世辞にも高いとは言い難い。変顔のレパートリーは極めて多い。

しろがね

K4

しろがね

CV.林原めぐみ

懸糸傀儡(マリオネット)『あるるかん』を操る美少女。
勝の祖父にフランスで恩義を受けたことから、勝を守ることを第一の使命として行動する。普段は普通にサーカスの団員をしている模様。
表情に乏しく笑顔がないが、勝に対しては姉のように優しく振る舞う。
第1話の鳴海とのファーストコンタクトは互いに不審者扱いからの攻撃、挙句止めに入った勝に怪我をさせてしまうと最悪であった。
レオタード姿で街を歩きタクシーを止めようとするなど、一般常識に疎い部分がある。

『からくりサーカス』の用語

才賀家

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勝の祖父の部屋

日本有数の大企業を経営する超資産家一族。
この家の男たちは何故か人形、特にカラクリ人形を好み、皆ドール・ハウスどころではない一部屋まるまるのドール・ルームを持つ。
人形で埋め尽くされた部屋は軽くホラー。

あるるかん

K5

圧倒的な強さを見せつけた

しろがねが駆使する道化師型人形。
その戦闘力は鳴海が苦戦した人形を秒殺するレベル。
しろがねがフランスにいた頃、人形操りの練習に用いていた人形であり、第1話では勝が身の丈ほどもあるトランクに入れて持ち運んでいた。

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