ライブ・ア・ライブ(Live A Live)のネタバレ解説まとめ

『ライブ・ア・ライブ(Live A Live)』とは、株式会社スクウェアから発売されたRPGである。原始人の少年が生贄とされる別部族の美少女を救う原始編、要人救出の密命を受けて単身敵地へ侵入する幕末編、心山拳師範の老師が後継者を探す功夫編、放浪のガンマンがギャング集団を迎え撃つ西部編、最強の格闘家を目指す現代編、超能力に目覚めた青年が巨大ロボットで悪に立ち向かう近未来編、宇宙船という閉鎖空間でのサバイバルホラーのSF編の7つのメインシナリオで構成される。

壽商会の地下に隠されていた巨大ロボット「ブリキ大王」

壽商会からちびっこハウスへ帰った所、クルセイダーズによってちびっこハウスの子供がさらわれるという事件が起きる。アキラと無法松は子供をさらったクルセイダーズを追い詰め倒し、アキラが心を読む事でクルセイダーズが2000人の人間をさらい、筑波の研究所へ連れて行こうとしている事に加え、陸軍総帥が事件に関与している事を知る。その事を無法松に伝えると、この一件に心当たりがあるのか無法松は単身筑波の研究所へ行く事を決める。一度ちびっこハウスへ帰ったアキラは、妹カオリの心を読むことで無法松が筑波の研究所へ行った事、そしてもう生きて帰って来る事ができないかもしれない事を知る。アキラは無法松を追って筑波の研究所へ向かうのだった。

妹カオリの心を読み、無法松の行き先と覚悟を知るアキラ

筑波の研究所へ乗り込んだアキラは、内部で無法松と合流する。研究所の探索を進めるアキラ達は、恐ろしい光景を目にする。それはクルセイダーズによってさらわれた人々が実験によって液化還元され、「液体人間」となって試験管の中に漂っているのであった。

試験管に漂う「液体人間」達、アキラの超能力で心を読む事ができる

研究所の最奥であるVIPルームに突入したアキラ達、中には3人の人物が居た。陸軍総帥「ヤマザキ」、天才科学者「シンデルマン」、日暮里の御出居寺住職「雲龍」であった。シンデルマンは自身の研究に反対した研究者とさらって来た人々を液体人間にし、液体人間を動力に動くロボットの開発研究を行っていたのだった。さらに雲龍が2000人の液体人間を御出居寺の隠呼(インコ)大仏像に捧げ、御出居様を降臨させ世界を救済するという怪しい計画を明かす。ヤマザキはアキラ達を消すため、ちびっこハウスの孤児であるワタナベの父親であり、行方不明となっていた研究者の「ワタナベ コウゾウ」を液体人間として作り上げた戦闘ロボットを起動するのだった。

ちびっこハウスの孤児ワタナベの父親は液体人間にされてしまっていた

戦闘ロボットを撃破したアキラ達であったが、陸軍を相手に分が悪いと無法松の判断で一旦ちびっこハウスへ退却する。迫る陸軍へ対抗するには、ブリキ大王の力を使うしかないと藤兵衛は考えるが、超能力を持つアキラを持ってしても動かせない事実をちびっこハウスの面々に伝える。アキラの妹であるカオリは自身の病気が治らない事から自分が液体人間になりブリキ大王を動かそうと提案するが、無法松が却下し自分が無理を通して動かすと啖呵を切るのであった。無法松がブリキ大王の元へ向かったと思いアキラは壽商会へ行くと、藤兵衛が無法松はブリキ大王を動かせず酒を飲みに行ったと告げる。酒場で無法松を見つけたアキラは、無法松が大見え切ったものの自分自身の不甲斐なさに打ちひしがれている事と、精神力を増幅させる方法を模索している事を知るのだった。無法松を酒場に残し、ちびっこハウスへ帰ろうと思ったアキラが目にしたのはクルセイダーズによって放火されたちびっこハウスの姿であった。

クルセイダーズによって放火されたちびっこハウス

燃えるちびっこハウスの中には、アキラが世話になっている妙子や妹のカオリがまだ取り残されていた。アキラは彼女達を救出するため燃えるちびっこハウスに飛び込んでいく。カオリを助けようとしていた妙子を見つけたアキラは、妙子に外に出るよう言い自身がカオリ救出に向かう。アキラはカオリを見つける事ができたが、ちびっこハウスが崩れ始めてしまう。一方、無法松は服用するとトリップ状態になる「マタンゴ」を大量に摂取し、強制的に精神力を増大しブリキ大王を動かす事に成功する。しかしそれは命を落とすかもしれない危険な行為だった。無法松はアキラ達を救出するため、燃えるちびっこハウスへブリキ大王で急行するのだった。

マタンゴ大量摂取によって無法松はブリキ大王を動かす事に成功する

無法松はブリキ大王で燃えるちびっこハウスの壁を壊し、アキラとカオリの救出に成功する。さらに、ちびっこハウスの外に待ち受けていたクルセイダーズの攻撃をはじき返し撃退する事に成功したのだった。

アキラとカオリを救出するブリキ大王

しかし、無法松は限界を超え息も絶え絶えといった状態になる。そんな無法松の心を読んだアキラは、無法松がかつてクルセイダーズのリーダーであり陸軍に反抗していた事、機動部隊隊長であるアキラの父親を無法松が殺してしまった事を知る。

全面対決を避けたいアキラの父親は無法松に銃を向けるが、無法松の方が銃を撃つのが早かった

限界を超えた無法松は、それでも陸軍の野望を打ち砕くためにブリキ大王で日暮里の御出居寺を目指そうとするが、ついに力尽きて命を落としてしまう。アキラは無法松の意思を継ぎ、「無理を通して見せるッ!!」と言い放ちブリキ大王を動かす事に成功する。迫りくる陸軍を撃退しつつアキラはついに日暮里の御出居寺にブリキ大王で辿り着く。そこでアキラが目にした光景は、2000人の液体人間によって満たされ黄色くなった御出居寺の池と、その中心にそびえ立つ巨大な隠呼大仏であった。陸軍総帥ヤマザキ、シンデルマン、雲龍の三人はアキラとブリキ大王を前に御出居様なる存在を隠呼大仏像に降臨させようとする。

ブリキ大王の前に、2000人の液体人間で満たされた池と中心にそびえる隠呼大仏像がある

雲龍の怪しい念仏を皮切りに、寺の周りを飛んでいたインコ達が次々と隠呼大仏の中に突入していく。そしてついに隠呼大仏に御出居様が降臨したと雲龍は叫ぶ。アキラは「そんなカッコにならなくても一つになれんだよ、なあ、そうだろ 松ッ!!」と叫び、動き出した隠呼大仏像とブリキ大王の激しい戦いが始まるのであった。

隠呼大仏に降臨した御出居(おでお)とブリキ大王

アキラとブリキ大王は隠呼大仏像に降臨した御出居を破壊し、見事勝利する事ができた。すると、2000人の液体人間は陸軍総帥ヤマザキ、シンデルマン、雲龍を取り込んでしまう。アキラは3名の結末に自業自得だと感じるが、液体人間達はブリキ大王までも飲み込もうとする。焦るアキラは何とか脱出を試みる。

ブリキ大王ごと液体人間に取り込まれそうになり、焦るアキラ

幾ばくかの月日が流れ、そこには無法松のタイ焼き屋とハーレーを受け継いだアキラの姿があった。ちびっこハウスには、いつもの日常が戻ってきた。アキラは壽商会で藤兵衛と共にブリキ大王を動かす事を試すが、ブリキ大王が動く事は無かった。アキラは港の埠頭に立ち、物思いにふけるのであった。

無法松のタイ焼き屋とハーレーを受け継いだアキラ

近未来編の世界観は現代よりアンドロイド技術が進んだ少し先の未来といった感じ雰囲気である。ブリキ大王の存在や、その主題歌「GO!GO!ブリキ大王!!」からなる80年代ロボットアニメのテイストを色濃く映した本シナリオは熱いイメージが先行するが、「2000人の人間が人体実験で液体人間化」されるといったような非常にダークな展開もあり、大変印象に残るシナリオとなっている。シナリオ開始時に表示されるサブタイトルは「流動」だ。

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