絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』とは2014年にスパイク・チュンソフトより発売されたPSVita向けのゲーム。2017年6月にはPS4版、PC版も発売している。ダンガンロンパシリーズにおいては3作目であり、1、2の間を描いた外伝ストーリーとなっている。
今作は1年半にも及ぶ監禁生活を強いられていた苗木こまるが、「超高校級の文学少女」である腐川冬子と共に世界の異変に立ち向かうストーリーとなっている。

何とか入り込んできたモノクマは一掃したこまる達だったが、大量の犠牲が出てしまった。
「今まで、この秘密基地は絶対にバレないように注意してきたんだ。こうなったのはお前らのせいだ」と、灰慈はこまると腐川を責めた。
子供達は、未来機関と連絡を取ったこまる達に目をつけ、尾行されていたのだと灰慈は言い、更には「お前らはガキ共のスパイなんじゃないのか?」と言った。
弁解をした二人だが、灰慈の合図と共に大人達に連れられ、それぞれ別の独房に入れられてしまった。
こまるは独房で一人落ち込んでいた。
先程のモノクマ達の襲撃を受けた映像が頭から離れない。
「腐川さんの言う通りだ。言い訳ばかりして誰かに助けてもらう事しか考えていない弱虫…」とまた泣くしかなかった。
そこへ、どうやって入り込んだのか、希望の戦士である言子が現れた。
言子は扉を破壊し、こまるの独房へ入り込んできた。
言子はよく分からない話を散々した後にこまるをじっと見て「ホントはお姉さんを狩りに来たんですけどぉ…気が変わったので、逃がしてあげます」と唐突に言った。
拍子抜けな言葉にこまるは困惑する。
言子は「魔物への気持ちは変わっていません。本当に嫌いです。でも、お姉さんはキャワイイから見逃してあげます!私はキャワイイ物が大好きだから」と興奮した様子で言った。
しかし、「逃がしてあげるのはお姉さんだけです。あっちのメガネはキャワイくないのでいりません」と言子は冷たく言った。
しかし、こまるは腐川を置いて行くわけにはいかなかった。
言子に「ひとまず出ましょう」と言われ、こまるが独房を出ようとした瞬間、言子が持っていた「入れ歯発射ガン」から放った入れ歯が、こまるの首に噛みついた。
どうやら、その入れ歯には薬が塗られていて、こまるは体が動かない。
遠のく意識の中で、こまるは腐川を呼んだ。

一方、腐川はその頃誰かに呼ばれた気がして驚く。
そして、驚いた衝撃でクシャミをしてしまい、ジェノサイダー翔が出て来る。
ジェノサイダーは「こうしちゃいられん…さっさと白夜様んトコ行って手伝わねーと」と独り言を呟き、ハサミを使った力技で扉をぶち破り、独房を飛び出し、こまるの独房へ向かう。
しかし、そこにこまるの姿はなく、どこに行ったのかと考えるジェノサイダーの前にモノクマキッズが端末を持ってやってきた。
そこには、地図らしき画像と赤い点が映し出されている。
どうやら、こまるの居場所を示しているようだった。
モノクマキッズ達の意図は不明だったが、ジェノサイダーは端末を奪い取り、こまるの所まで走り出した。

モノクマキッズ達から端末を奪い取ろうとするジェノサイダー翔

こまるが気付いた時には、棺桶のようなオブジェに磔にされていた。
状況が何も分かっていないこまるに、言子は「それでは、さっそく『開発』を始めたいと思いまーす」と言った。
すると、手の形をした棒がこまるの体中を狙う。
こまるは必死に耐え、「どうしてこんな事するの…?」と言子に尋ねる。
言子は視線を落とし「そんなの、私だって聞きましたよ。何回も何回も聞きましたよ」と言った。
しかし、言子はすぐ笑顔になり「答えは…『カワイイから』ですって。私は自分がされた事を仕返ししてるだけだから、悪くありませんよ」と答えた。
そして、こまるへの「開発」が続いたその時、端末を手にこまるを探しに来たジェノサイダー翔が現れた。
迎撃する言子だったが、ジェノサイダーはものともせずに言子の服を切り刻んだ。
そして、ようやくこまるは磔から解放された。
「助けに…来てくれないと思った…あんなケンカした後だったし…」と涙目になり、ジェノサイダーに抱き着くこまる。
記憶を共有していないジェノサイダーは呆れ気味に「オメーってマジで間抜けだな…殺人鬼なんかを信じてんじゃねーよ…」とこまるに言う。
その直後、クシャミが出て、ジェノサイダーから腐川に人格が戻る。
今度は状況が分からないのは腐川の方だったが、こまるも説明が面倒でひとまずここから出ようと提案する。
しかし、出た先は希望の戦士のコロシアムだった。
洋服を新調した言子が待ち構えていたのだ。
腸が煮えくり返る程、怒っているらしい言子だが、そこは元天才子役、その怒りを表に出す事はなく、言子は笑顔を浮かべていた。
そして言子は「私だってみんなと同じ、普通の子で良かったんです。それなのに…コドモに自分の夢を負わせて、一緒に『営業』までさせられて。そんな醜い魔物の 言いなりになっていた過去の自分が恥ずかしいですよ」と言った。
更に「それに、私はちゃーんと『ジュンコお姉ちゃん』に助けてもらいましたし」と笑顔で言子は言った。
それに対し、腐川は「あんたは騙されてんのよ!あの女がどれだけあんたに優しくしたのか知らないけど…」と言いかけたところで、また言子はフラッシュバックを起こした。
言子はしばらく震えた後、「優しいのは……やめてください……優しくするくらいなら、ブッ殺してくださあぁぁぁい!!!」と言って、飛んできたコントローラーの起動ボタンを押した。
3度目となる、希望の戦士との対決。
こまるは、何とか立ち向かい、言子のロボを撃退。
大門、蛇太郎と同じく、言子にモノクマキッズ達の手が迫る。
その瞬間、いつの間にかスタンガンでジェノサイダーに入れ替わっていた腐川がモノクマキッズ達から言子を守った。
目的は、言子から十神の居場所を聞き出す為だった。
するとそこへ、「コドモ相手に…なんて事するんだよ」と渚が現れた。
そして渚は頑なに「魔物を一匹残らず殺さないと、コドモの楽園は出来ないんだ!」とこまると腐川に言う。
更に渚は「正直に言おうか…僕達はオトナが怖くて仕方ないんだよ。オトナがいる限り、僕達が安心して暮らすのは無理なんだ」と訴えた。
そして最後には「お前は僕達から、この街から逃げたいんだろ?だったら、逃がしてやる…もうそれでいいだろ?」と言った。
渚の訴えは「お前らが居なければ、子供達の楽園設立計画はもっと順調に進んでいた。もうこれ以上邪魔をして欲しくない。もう出てってくれ」と切実なものだった。

その頃、モナカは一人で嬉しそうに魔法陣を作っていた。
クロクマが「やけに上機嫌じゃねぇかよ」と声を掛けると、モナカは「そりゃそうだよーみんなが頑張ってくれてるから何もかも絶好調だよー」と嬉しそうに言った。
クロクマはその様子を見て「もうすぐ、あいつの遺志を継ぐ『2代目』が孵化するみてーだな。2代目『江ノ島盾子』か。面白くなってきやがったぜ…」と意味深な言葉を呟き笑った。

クロクマはモナカを2代目江ノ島盾子になると呟く

渚は必死にこまると腐川に「この街から出て行ってくれ」と土下座をしてまで頼み込み、こまるに付いていた腕輪も外した。
この渚の行動には言子も驚いていた。
渚は「こうするべきなんだ。モナカちゃんにも話せばわかってくれる」と言った。
そして、こまると腐川に「これから、『秘密の抜け道』に連れて行く。この街の外と繋がってる唯一のルートだ」と渚は案内を申し出る。
怪しんでいる腐川だったが、ひとまずこまると一緒に渚に付いていく事にした。
渚が一緒にいればモノクマは襲ってこないという話だったが、道の途中、いきなりモノクマが現れ、渚もろとも襲い掛かってきた。
「あんたの裏切りがバレたんじゃないの?」と言う腐川に、渚は「誰よりもコドモの楽園について考えてる僕が裏切り者なわけがない!」と必死に弁明する。
「モナカちゃんにもきちんと説明すれば分かってくれる…」そう呟きながら渚は道案内を続けた。
途中、大人達の死体の山を発見する三人。
渚は自分に言い聞かせるように「こいつらは魔物で、自分達の敵だ」と言う。
「どうしてそんなに…?」と、ずっと思っていた疑問をこまるは渚に投げる。
渚は希望の戦士になった経緯を話し始めた。
希望の戦士達は元々、希望ヶ峰学園付属小学校のクラスメイトだった。
そして、5人は学校の中でも「問題児」が集まるクラスに在籍していた。
しかし、希望の戦士達からしてみれば問題児になったのは彼らの親達が原因。
それは渚の親も例外ではなかった。
渚の両親は、渚を育てる事をまるでゲームのレベル上げのように思っていた。
渚は朝から晩まで勉強をさせられ、眠くなると滋養強壮剤を飲まされ、倒れると点滴を打たれ、3~4日の無茶な徹夜もさせられてきた。
更には、渚が少しでも反抗心を見せようものなら精神安定剤という名のアイテムを使って心を去勢させ、コツコツ経験値を積ませて期待通りのレベルアップを図ろうとしていた。
また、渚の父親が希望ヶ峰学園付属小学校の教師をしていた上に才能の研究をしている研究者でもあった。
渚への無茶なレベル上げは家だけに留まらず、学校でも期待は存在し、心休まる所は渚にはなく、父親は渚を使い「子供の才能の成長」の研究をしていた。
そして、モナカの足は実の両親にやられたものらしいという話も渚は付け加えた。
しかし、モナカについては渚も詳しい事情は知らず「父親や年の離れた兄が、モナカちゃんの才能に嫉妬して、あんな仕打ちをしたらしい」と曖昧な説明だった。
希望の戦士達はいずれも、才能があり、優秀なばかりに親からそんな仕打ちを受け続けてきたという事だった。
それでも、希望の戦士達は親を憎んだりはしなかった。
親が好きだからではなく、「親を憎んでいい」という事を知らなかったからだった。
だが、子供達が親のそんな仕打ちに耐えられるはずもなく、希望の戦士達は逃避という名の集団自殺を計画した。
その時に彼らの前に現れたのが、江ノ島盾子だった。
江ノ島盾子は「逃げる」のではなく、「立ち向かう」勇気を希望の戦士達に教え、希望の戦士達自身が捨てようとした命を自分にくれと言い出したのだ。
そして、江ノ島盾子は、彼女の所有物となった希望の戦士達に愛情を注ぎ、子供の楽園という夢を与えた。
それまで、最低の大人達にひどい仕打ちを受けてきた希望の戦士達にとって、江ノ島盾子は命を預けるに値する程の人物になった。
それからは、希望の戦士達の大人殺しが始まり、遂には「魔物のボス」である自分達の親を殺した。
そして、「希望の戦士の躍進がこれから始まるという矢先に、ジュンコお姉ちゃんは、どこかのバカに殺されたんだ」と渚は言った。

希望の戦士が誕生した経緯を話す渚

江ノ島盾子という所有者が居なくなり、どうしたらいいのか分からなかった希望の戦士達だったが、モナカだけは違った。
「ジュンコお姉ちゃんが与えてくれた希望をモナカ達で叶えればいいんだよ」と他の4人に向けて言ったのだという。
「あの時のモナカちゃんは、僕の目にはジュンコお姉ちゃんのように見えたよ」と渚は付け加えた。
その言葉を受け、「コドモの楽園」を作る為に希望の戦士達はまた立ち上がったのだ。
渚は「今回の舞台に塔和シティーを選んだのも、モノクマを用意したのも、モナカちゃんだ」と言う。
腐川は、モナカが黒幕であり、十神を助ける為にはモナカを何とかするしかないと確信した。
「そんな事はさせない、やっぱりお前らには出て行ってもらうのが正解だ」と渚は、秘密の抜け道への道案内を続けた。

途中、神社へ辿り着き、渚が「抜け道はもうすぐだ」と走り出した。
追いかけようとするこまるに、腐川は「ねぇ、おまる。あんた本当にこれでいいの?このまま逃げて…それで終わりでいいの?」と問い掛けた。
「これでいいっていうか…私はずっと逃げる為に頑張ってきたんだし…腐川さんはどうするの?やっぱり、この街に残るの?」と、こまるは逆に問い掛ける。
「十神を助ける為、この街から出て行く事は出来ない」と言う腐川に、こまるは「ねぇ、腐川さんはどう思う?私、この街に残った方がいいかな?腐川さんは、私に残ってほしい?」と質問を重ねる。
腐川は最後に「巻き込んで…悪かったわね…」と言い、「あいつの気が変わらないうちに、早くついてった方がいいわよ」とこまるを促した。
渚は、こまるが来たのを確認し、神社の境内に隠されている秘密の抜け道を出現させた。
やっと外への出口を目の前にしても、こまるは迷っていた。
腐川を本当に一人置いて行っていいのか、先程腐川に言われたように、このまま本当に終わりでいいのか。
そこへ召使いが「なんとか間に合ったみたいだね」といきなり登場した。
召使いは、こまるにゲームを続けさせる為にこの場所まで来たらしい。
そして「苗木こまるさん…いくらキミが未来機関でも超高校級でもない普通の女の子だからって…何度も助けてくれた友達を見捨てて、1人で逃げ出すのはどうかと思うな」と召使いはこまるに言った。
「本当にこのまま逃げていいの?」と、召使いは腐川と同じ事をこまるに問う。
こまるに街から出て行ってほしい渚は、召使いに「やめろよ!」と言うが、召使いはお構いなしにこまるの説得を続ける。
そして、召使いは渚にも「希望の戦士にとって、ゲームと楽園どっちが大事なのかな?」と問い掛ける。
当然、「楽園だ」と言い張る渚に、召使いは「キミは薄々勘付いていたんだよね…?キミの大好きな魔法使いさんは、楽園よりもゲームを選ぶって」と言った。
更に「それがわかった上で、自分勝手な目的の為に動く人間をなんて呼ぶか知ってるかい?…裏切り者」と畳みかけるように渚を追い詰める。
召使いにすっかり言いくるめられた渚はどこかへ走って行ってしまった。

希望の戦士に落書きされた顔で、渚を追い詰める召使い

召使いはゲームを投げて逃げようとしたこまるに落胆していたが、それ以上に腐川にも落胆しているようだった。
召使いは「ねぇ、約束したよね?彼女を子供達の本拠地までエスコートしてくれるって」と腐川に言う。
何の事だかさっぱり分からないこまるに、召使いはこれまでの流れを説明しだした。
どうやら、召使いと腐川は取引をしていたらしい。
取引の内容は、こまるを子供達の本拠地に連れて行けば、十神を釈放するという、こまると十神の人質交換だった。
今まで自分を助けてくれていた腐川は、全部十神の為だった。
こまるを子供達に引き渡そうとしていたという、信じられない真実にこまるは動揺するしかなかった。
「う、嘘だよね?今の…デタラメだよね?」と言うこまるだったが、腐川は何も答えない。
何も答えない腐川に代わって、召使いは「それが嘘じゃないって事は…キミ達の出会いを思い返してみればわかるはずだよ」と言った。
確かに腐川は、こまるが子供達に街へ放り出され、パラシュートで着地した病院の屋上で、モノクマに襲われていた所にタイミング良くジェノサイダー翔として現れた。
それは初めから召使いと取引をしていて、こまるの着地点を教えられていたからこそのタイミングだったのだ。
召使いが腐川に協力を頼んだのは、こまるにゲームをクリアしてもらう為であり、「こまるに成長してもらう為のゲーム」でもあると召使いは話し続ける。
何故こまるだったのか。
それは、「超高校級の希望」である苗木誠の妹でありながら、普通で平凡なこまるが成長をし、絶望から立ち上がる姿が人々に希望を与えるから。
苗木誠は、本来抽選で選ばれた一般生徒である「超高校級の幸運」だった。
誠は、コロシアイ学園生活で疲弊していき、江ノ島盾子を前に諦めそうになったクラスメイトを励まし「希望を捨てちゃダメだ!」と強く語り掛けた。
それにより、十神や腐川と言った生き残り達に希望を与えた事から、コロシアイ学園生活を終えた後は「超高校級の希望」と言われるようになった。
そして召使いは「さあ、この街を絶望から救ってくれよ!めくるめく絶望に打ち勝つ希望の光をボクに見せてよ!」と言った。
最後には「たとえどんなに大きな絶望が立ちはだかろうと、必ず最後には希望が勝つ…。だから、ボクは安心して絶望にもなれるんだ」とこまるに畳みかけた。
この街に来てから、訳の分からない事だらけで、トドメを刺された気分になり、愕然とするこまる。
一通り話が終わった召使いは「2人はこれからどうするの?腐川さんの嘘はすっかりバレちゃったわけだけどさ…」とこまると腐川に問う。
召使いが言っていた事を信じたくないこまるは「本当の事を教えてよ!」と腐川に言う。
しかし、腐川は「今まで…あんたを守ってやったのも…励ましてきたのも…全部、白夜様の為に決まってんじゃないの!」と言った。
そう言った腐川の目には涙が浮かんでいた。
今まで、二重人格で殺人鬼である異常な自分を信じた人間なんて存在しなかった。
信用される事などないと思っていたからこそ、こまるを騙す事も安心して出来ると思っていた。
しかし、こまるは腐川を信用し、そんなこまるを腐川は最初から「一緒に居るだけで苦痛だった」と言った。
もしかしたら、腐川もこまるの純粋さに心を動かされてしまっていたのかもしれない。
ただ、嘘がばれた以上、力ずくでもこまるを連れて行くと決意した腐川は、スタンガンでジェノサイダーに入れ替わる。
こまるとジェノサイダーは死闘を繰り広げたが、ハッキング銃でスタンガンを無効化した影響から、しばらくするとジェノサイダーは気絶した。
目を覚ました時には、腐川に戻っていた。
腐川は「負けたあたしは、もうあんたを止められない。さっさと…逃げればいいじゃない…」と俯きながらこまるに言う。
しかし、こまるは腐川に「わざとでしょ?私を逃がしてくれる為にわざと負けたんでしょ?」と問い掛ける。
ずっと一緒に居たこまるには、突き放すように冷たく言った言葉も、腐川が手加減をしてわざと負けた事も分かっていた。
全ては、こまるが逃げる時に腐川を置いて行く事を悩まないようにする為。
腐川だって、ずっとこまると一緒に居たから、背中を押してやらないと進めない事くらい分かっていたのだ。

冷たい言葉や勝負を仕掛け、こまるの背中を押そうとした腐川

こまると腐川のやり取りをずっと見ていた召使いは、「十神クンの命は危なくなるけどいいの…?」と言いつつコショウを取り出し、腐川に振りかける。
召使いは、コショウで腐川のクシャミを誘い、ジェノサイダー翔に入れ替わらせた。
てっきり、自分が攻撃されると思っていたこまるは目をつぶるが、ジェノサイダーが攻撃したのは召使いだった。
腐川とジェノサイダーは記憶の共有はしていないが、知識と感情は共有している。
腐川とジェノサイダーの感情は、召使いを殺してこまるを逃がせと言っている。
しかし、召使いを殺そうとするジェノサイダーをこまるは止めた。
こまるが初めて、腐川が未来機関の人間である事を知った時に聞いた「二度とジェノサイダーに人を殺させない。そうすれば正式に機関員になれるから」という言葉を尊重したのだ。
ただし、召使いを生かしておくと十神が危険に晒される為、ジェノサイダーはやはり召使いを殺しておくべきだと言う。
こまるはそれを聞き「それなら私が残るよ」と言い出した。
確かに腐川はこまるを騙していたかもしれない。
しかし、腐川は最終的には非情になり切れず、こまるを裏切る事が出来なかった。
普通な自分でも、困っている友達を助ける普通の事くらいなら出来ると、こまるはまた腐川と絶望に立ち向かう事を決めたのだった。
そして最後に「腐川さんは嫌かもしれないけどさ」と、こまるは付け足した。
ジェノサイダーは「本当にバカだな…それに、アタシのことを全然わかってねーよ。嫌がる訳ねーじゃねーか」と小さく呟いた。
その後、残っていたコショウでクシャミをしてジェノサイダーは腐川に戻った。
腐川にも先程のこまるとジェノサイダーのやり取りは何となく聞こえていた。
こまるが腐川を「友達」と言う事に嬉しそうにしていて、初めてこまるの事を「おまる」ではなく、ちゃんと「こまる」と呼んだ。
結果として、召使いの目的通りに事が進むようになった。
どうすれば十神を解放するのか、腐川は尋ねたが「ラスボスを倒すんだね」と、ゲームを進める事を勧めるしかしない召使い。
そして、こまるにゲームをクリアさせるという計画は、召使いのパートナーとの計画である事も明かした。
召使いにはパートナーとなる人物がいるらしいが、その人物は召使いにとっても「何を考えているかよく分からない」らしく、それ以上は語らず、何者なのか分からずじまいだった。
ひとまずは、子供達の暴動を止めるしかないと、こまるは珍しくやる気になっていた。
召使いは最後に「一つアドバイスしとくと、子供達の本拠地は『塔和ヒルズ』っていう所だけど…大量のモノクマがいるし、2人で乗り込むには自殺行為になっちゃうかもね」と言った。
それを聞いたこまるは、シロクマや灰慈達に協力してもらおうと提案し、腐川と一緒に再び秘密基地を目指すのだった。

一人神社に残された召使いの元には、自分のロボを連れた渚が怒りの表情で現れた。

ロボを引き連れ、召使いの所に現れた渚

子供達の本拠地に戻ってきた渚と召使い。
希望の戦士達の言いなりだったはずの召使いの裏切りに渚は怒っていた。
「最初からボクらを騙していたんだろう!」と言って、召使いに蹴りを入れる。
しかし、そんな渚を見て召使いは笑った。
頭に血が上っている渚は、その笑いすらも苛立ちの対象だった。
そこへモナカが現れ「苗木こまるさんをー、ここまで連れて来てって召使いさんに頼んだのはモナカだから、そんなに怒んないで」と渚に言った。
モナカの言葉に理解が追い付かない渚。
モナカは、最初から「コドモの楽園」には興味がなかった。
というよりも、渚達が目指す「楽園」とモナカが目指す「楽園」が違っていたらしい。
「『コドモ達が平和に暮らせる楽園』とか、モナカはなーんも興味ないのでしたー」とモナカは笑って言った。
モナカの思い描くのは、「ジュンコお姉ちゃん」の後を継ぐ2代目・江ノ島盾子の誕生だったらしい。
モナカからそんな話を聞かされ、愕然とするしかない渚。
「いいからさ…新月くんはこれからもモナカの為に頑張ってよ」とモナカは言い、渚にキスをした。
モナカは「新月くんって優秀だから、みんなに期待されて大変だよねー」と笑って言った。
しかし、その直後真顔で「でも、モナカは最初から新月くんなんかに期待してないよ。だって、新月くんは弱いコドモだもん。期待する価値なんかないよねー」と言った。
そんなモナカに渚は怯え「来るなぁぁ!」と言って、モナカに手をあげる。
渚に殴られながらもモナカは「最初から誰も期待してなかったんじゃない?新月くんが期待されてるって思ってただけでさ」と言った。
それでもモナカは続けて「女の子をぶつなんて…新月くんはカッコ悪いね。そんなカッコ悪くて誰にも期待されていない新月くんが、モナカは超絶大好きなんだよ」と言う。
そして最後に「モナカの為に…死ぬ気でオトナを殺しまくってね」とその場に崩れた渚に言った。

こまる達は再び秘密基地に戻ってきた。
またしても秘密基地にはモノクマが襲撃してきており、二人を見つけたシロクマに「助けて」とお願いされる。
ようやく秘密基地にいた全てのモノクマを撃退した二人の元にシロクマがやってきた。
「向こうは本気でここを潰す気だよ。そこでね、ボクからちょっと提案があるんだ」とシロクマは言った。
モノクマは、秘密基地の奥に開けられた穴から入り込んできている。
シロクマは、その穴をなんとかして塞ごうとしていた。
その方法は、シロクマの体の中に搭載されている大量の爆薬を爆発させるものだった。
シロクマは、自分が犠牲になってでも、その穴を塞ごうとしていた。
しかし、度重なる戦闘により、シロクマの自爆スイッチは壊れてしまっている。
シロクマを爆発させる方法は一つ。こまるの持つハッキング銃でシロクマを破壊する事だった。
当然「そんなのダメだよっ」と言うこまる達だったが、「みんなを守る為なら怖くない、大丈夫!」とシロクマは言う。
そんな話をしていると、またモノクマの襲撃があった。
「早くしないと」と、三人は穴の場所へ向かった。

モノクマが侵入してくる穴の前で「撃って」というシロクマ

「やっぱり出来ないよ」とシロクマを破壊する事を躊躇い続けるこまるに、「大事な物を失ってからじゃ遅いんだよ!」と必死に訴えるシロクマ。
「それでもまだ出来ないって言うなら…」と、シロクマはいつも着けていた左目の包帯を外し、モノクマのようにこまるに襲い掛かった。
こまるは、ハッキング銃でシロクマを破壊する。
「ア、アリ…ガ…トウ…」と言って、シロクマは爆発した。

爆風に飛ばされ、爆発の衝撃で気を失っていたこまると腐川。
何が起きたか混乱する二人に、大人達が「やっと起きたか」と状況を教えてくれた。
シロクマのお陰で穴は塞がっていた。
そこへ灰慈が現れる。
灰慈は今回の一件により、少なくとも二人がスパイではないという事は認めたようだった。
しかし、悠長に話をしている時間はない。
穴は確かにシロクマのお陰で塞がれ、そこからのモノクマの侵入はなくなった。
だが今度は、正面入口にモノクマが押し寄せてきているらしい。
このままでは本当に大人達の基地が壊滅してしまう、そんな時でも灰慈は歯切れが悪く、行動を起こそうとしない。
そんな灰慈にこまるは、シロクマに言われた「大事な物を失ってからじゃ遅い」という言葉を灰慈に投げかけ、大人達に呼び掛けた。
こまるらしいグダグダな演説だったが、突然こまるらしからぬ口調で「いつまで被害者ヅラしてんだよ!普通だからとか、弱いからとか…そんなのただの言い訳じゃねーか!逃げてばっかで、本当にそれでいーのかよ!」と叫んだ。
そして最後には「お願いします!私達に力を貸してください!一緒に…この絶望に立ち向かってください!」と泣きながら訴えた。
その言葉は、少なからず灰慈や他の大人達の心に響いたようだった。
灰慈は「準備をしてくる」と言って、どこかへ行った。
そして、一人の大人はシロクマの頭部を持っていた。
頭部だけになったものの、AIチップは無事であり、会話は出来るようで、何とかシロクマも生き延びていた。
すると、「準備が終わった」という灰慈が戻ってきた。
そして、灰慈はこれからこまると腐川を連れてある場所に行くという。
どうやら、灰慈には「奥の手」である「最後の希望」があるらしく、その場所に行けば分かるらしかった。
こまるの運転でバイクに三人で乗り、どこかの空き地に到着した。
何もないかと思いきや、いきなり三人が立っていた一角がエレベーターとなって地面に潜っていった。
灰慈と灰慈の父親しか動かせないエレベーターの行き先は、塔和グループの秘密工場だった。
灰慈の言う「最後の希望」は、この工場の最深部にある。
しかし、工場への侵入者排除の警備はモノクマがやっているという。
以前は、警備のモノクマを管理する管理室が存在していたが、暴動が始まってからは灰慈も連絡がついていない。
となると、管理されていない警備モノクマは制御を失い、地上のものと同様、暴走している可能性がある。
「何でモノクマがここの警備をしてんのよ!」と腐川は、灰慈の説明にツッコミを入れたが、それでも灰慈は「行けば分かる」としか言わなかった。
怪しさ満載で疑っていた腐川だったが、「ここまで来ちゃったら進むしかないよ」とこまるに言われ、渋々灰慈の後を付いて行った。

塔和グループの工場はモノクマに警備されていたと説明する灰慈

工場内を進む三人は途中、死体を見つける。
灰慈の予想通りに、警備室にいた大人は制御を失った警備モノクマに殺されていた。
この塔和グループの工場のラインを流れる部品はモノクマの一部のようだった。
何故、塔和グループの工場でモノクマが作られているのか、ますます灰慈に対しての疑いが強くなっていく二人。
そうこうしているうちに、最深部へ辿り着いた三人。
灰慈は「この扉の向こうに『奥の手』がある」と言って、扉を開けた。
すると、そこにあったのは超巨大なモノクマだった。
灰慈は「ただのモノクマじゃねーぞ、塔和グループがもしもの時の為に作り上げた、塔和シティー防衛の秘密兵器『ビッグバンモノクマ』だ」と声高に言った。
さすがに黙っていられなくなった腐川が灰慈を質問攻めにする。
「なんで…こんな物を塔和グループが作り上げてんのよ!それにこの工場も!塔和の工場でなんでモノクマが作られてんのよ!」と腐川は一気にまくしたてる。
腐川に黒幕かとも疑われた灰慈はようやく説明しだした。
本来、この工場で作られていたモノクマは、日常生活や危険な労働の補佐を目的とした「お手伝いロボット」として世に出るはずだった。
本当なら人を襲ったりする物ではなかったのだ。
しかし、現在はモノクマを子供達に乗っ取られてしまい、人を襲う殺戮ロボになってしまった。
モノクマのデザインは、開発責任者が勝手に灰慈の知らないうちに決めていた物らしい。
二人の会話を聞いていたこまるが、開発責任者について聞こうとした瞬間、工場が揺れ、上から渚が巨大ロボと共に降ってきた。
「ここにいたか…魔物ども…」と言う渚の顔は、生気がなく目は虚ろだった。
「まさか、あいつに聞いたのか?」と、灰慈は意味深な言葉を呟いている。
渚は「みんな…希望の戦士に…僕に期待してくれてるんだ…。みんなの期待に応えるためにも、楽園を完成させなくちゃいけないんだ!だから…もっと僕に期待してくれよ…僕を見捨てないでよ…。お父さんもお母さんも、ジュンコお姉ちゃんも、モナカちゃんも…!」と泣き叫んだ。
完全に精神が壊れてしまっている渚は、工場の中を暴れ回り、ロボで攻撃を仕掛けてきた。
「最後の希望」だというビッグバンモノクマを守る為に、ハッキング銃を手にこまるは、渚に立ち向かった。
しばらく闘い、ハッキング銃の攻撃で限界が来た渚の巨大ロボット。
必死に操作していた渚は、巨大ロボの部品が飛んできて潰されてしまった。
「期待を背負いたがって、最期は機体に潰されちまったってわけか…」と様子を見ていた灰慈は言った。
渚を助けようとするこまるを、灰慈は制止し、ビッグバンモノクマを見上げ「これに乗って、敵の本拠地に攻め込むぞ!」と声を上げた。

薄暗い部屋の中でモナカが鼻歌を歌っている。
「きっと新月くんは今頃、オトナ達の希望に潰されちゃってるんだろうなー…モナカの期待通りに」とモナカは上機嫌だった。
そして「こっちも仕上げに取り掛かりますか」と言って、血まみれの扉を開き誰かに話しかけるように言葉を発した。
「ねえ…こっちに来て、一緒に地獄の蓋を開けようよ。ほら、お父さんもお母さんもさ。もうすぐ、あなた達のコドモが『二代目江ノ島盾子』として孵化するクライマックスが始まるよ」

血まみれの部屋に向かって意味深な言葉を発するモナカ

灰慈が運転するビッグバンモノクマが、街の中を練り歩く。
途中無数のモノクマがビッグバンモノクマに襲い掛かるが、いとも簡単に一掃する。
その様子をビッグバンモノクマの操縦席から、灰慈は誇らしげに見下ろし、こまる達の事を「救世主」とまで言って称えた。
このビッグバンモノクマの様子は、モナカもモニターを通して見ていた。
そこへ召使いが「別れの挨拶をしに来た」と現れる。
ついでにモノクマキッズから、「塔和シティーに侵入者が入った報告があったから用心した方がいいかと…」とモナカに報告した。
そんな事よりも、今のモナカは「特撮みたいでわくわくするー」とビッグバンモノクマに夢中だった。
モノクマキッズ達が全滅してしまいそうな様子を見ても、モナカは上機嫌だった。
「ずいぶん上機嫌だね。計画が破綻しそうな時にさ」と召使いに言われると、近くにいたクロクマが「何言ってんだよ、モナカちゃんの計画は超順調だっつーの」と笑った。
「順調?これで?」と言う召使いにモナカは「手伝って貰って悪いんだけど、これは召使いさんにも内緒なのー」と言って、計画の詳細は教えようとしない。
仕方なく、召使いはそのまま去って行った。

一方、大人達は武器を手に塔和ヒルズ前に集まっていた。
そして灰慈は演説をし、「オレ達の手で、オレ達の街を取り戻すんだ!」と叫んだ。
その言葉に奮起した大人達は完全に戦う気になっている。
こまると腐川は、離れた場所でその様子を見ていた。
「なんだか大変な事になってるわね…」と言う腐川に、「もう少し冷静になった方がいいよね…」とこまるも返す。
頭部だけになったシロクマも二人と同じように不安を感じていた。
大人達はモノクマだけでなく、子供達の事も憎んでいる。
そんな状況の両者が激突してしまったら、大変な事になる。
シロクマは確かに灰慈に奮起してほしかったが、ビッグバンモノクマのような強大な力がある事は知らなかった。
誰かを守る為に奮起してほしかったのに、このままでは単なる殺し合いになってしまう。
シロクマは、こまると腐川にモノクマの機能停止を提案する。
街にいるモノクマは、シロクマと違い、自分で考えて行動しているわけではない。
モノクマを操る装置は恐らく、子供達の本拠地である塔和ヒルズにある。
その装置を停止させれば、この事態を収める事が出来るかもしれないとシロクマは考えていた。
危険な場所で、どこにあるかも分からない装置を探すとい危険な役目。
それでも、こまるは立ち向かおうとし、渋っていた腐川も結局は十神を助ける為に塔和ヒルズに行かなくてはならない。
二人は装置を止める事を決意し、ビッグバンモノクマがモノクマを引き付けている隙に塔和ヒルズへ入った。

塔和ヒルズにあっさり突入したこまると腐川

ヒルズ内の捜索を始めた二人。
ヒルズ内には、希望の戦士達それぞれの部屋があり、大門の部屋で日記を見つけた。
そこには「モナカちゃんにかかれば『せんのう』だって、ちょちょいのちょいだぜ!『ものくまへっど』をかぶせれば、みーんなオレっちたちのなかまなんだーい!」とモナカ、モノクマキッズの絵と共に書かれていた。
どうやら、モノクマキッズは頭に被っているモノクマのヘルメット・モノクマヘッドにより洗脳され、操られているようだった。
腐川は「全部仕組まれているようで、嫌な予感がする」と言ったが、こまるは「でも、自分を信じて進むしかないよね」と、成長を見せた。
二人は再度捜索を開始したが、途中開かない扉を見つける。
ロックが掛かっているようで、カードキーが必要ならば灰慈に聞かないといけない、と二人で困っていた所に丁度灰慈が現れる。
灰慈も二人と同じ様に、モノクマの制御装置を探しに来たようだった。
そして、扉のロックを確認すると「ここのロックは手動じゃねーと掛からねーはずだ。けど…オレが最後に見た時はロックされてなかったぞ…」と灰慈は言った。
「いいから、早く開けなさいよ」と言う腐川に対し、灰慈は首を横に振った。
続けて「このロックは網膜認証になってるんだ。ここのロックを解除できるのは『塔和グループ会長の網膜』だけだ」と言った。
塔和グループの会長、つまり灰慈の父親の網膜でなければロック解除が出来ない。
こまる達は、灰慈から「会長は行方不明」と聞かされていたが、実際はモノクマキッズ達に襲われ、死んでいるという。
灰慈はその事実を認めたくない為に「行方不明」と言っていたらしい。
「死んでいたらもうロックを解除する事は出来ないじゃない」と言う腐川に灰慈は「いや、網膜認証は親父の目があれば何とかなる…親父の死体をここに持ってくればいい」と言った。
しかも、灰慈の父親の死体は今、こまる達がいる階にあるらしい。
灰慈の目の前で、この階にある会長室でモノクマ達に殺された父親。
その時灰慈は、慌てて逃げてしまったが、きっとまだ死体は会長室にあるはず。
それだけ言うと、灰慈はどこかへ行ってしまった。
仕方なく、会長室に向かうこまる達。
血まみれの会長室で、会長の死体を発見し、こまるは意を決して首を紙袋に入れた。
先程までの扉の前まで戻り、何とかロックを解除したこまる。
すると、こまるを呼ぶ声が聞こえた。
しかし、腐川には聞こえない。
こまるの前に現れたのは、会長の霊だった。

こまるの前に現れた、塔和グループ会長の霊

会長の霊は、こまるの体を借りつつ、話を始めた。
会長は名を「塔和十九一」と名乗り、灰慈の事を知っているこまる達に驚いた。
そして続けて「では、妹の最中の事も知っているのか?」と言った。
唐突に知らされた、灰慈とモナカの兄妹という関係。
驚くこまるに会長は「やはり最中も知っていたか。頼む!手段は問わん!最中の暴走を止めてくれ!」と頼み込んだ。
その様子をずっと見ていた腐川は「マズイわね…こまるが完全に幻覚と喋ってるわ…なんとかして正気に戻さないと…」と不安げだった。
しかし、会長はお構いなしに話を続ける。
どうやら、灰慈とモナカは兄妹ではあるが、モナカの母親は元々会長の愛人だった。
だが、モナカの母親は育児放棄し、モナカを会長に押し付けたのだ。
「それも忘れて反旗を翻すとは、あの恩知らずめ!」と会長はモナカに対し、怒っていた。
更には「おのれ…全部『あの女』のせいだ!あの女が最中を狂わせたのだ!」と会長は言った。
「あの女って…?」と聞くこまるに答えようとした会長だったが、腐川のいい加減な読経が入り、会長の霊はこまるから退散してしまった。
「腐川さん、何するの!せっかく大事な話をしてたのに!」と言うこまるだったが、「あんないい加減な読経で消える霊なんているわけないじゃない!あんたの妄想よ!」と腐川に言われ腑に落ちなかったが、ひとまずはまた進む事にした。

しばらく進んだ時、モノクマに襲われ困っている言子を見つけたこまる達。
見捨てるわけにもいかず、ハッキング銃で言子を助ける。
何故モノクマ達に襲われていたのかと問うと「誠に残念ながら、私も裏切られてしまったようです」と言子は笑って言った。
言子は、「楽園になど興味がない」と言っていたモナカと渚の会話を聞いていた。
希望の戦士達がこまるに敗北した際、モノクマキッズ達が襲ってきたのもモナカの仕業だろうと言子は考えていた。
「あいつは『希望の戦士』を裏切っただけでなく、殺したんですよ…」と若干演技の崩れた顔で言子は言った。
しかし、すぐ元の笑顔に戻り「あいつは、手柄を独り占めして、『みんなの楽園』ではなく、2代目江ノ島盾子として『自分だけの王国』を作りたいんでしょう」と続けた。
とは言え、元・希望の戦士である言子の言う事を信用してもいいものか、こまる達は悩んでいた。
その会話を聞き、言子は「では、信じて貰えるように、耳寄りな情報をお教えしましょう」と真面目な顔をした。
「嘘つきモナカの居場所」を教えてくれると言子は言った。
モナカが居るのは、この塔和ヒルズの屋上ヘリポートに停泊中の「エクスカリバー号」。
一番最初にこまるが希望の戦士達から放り出された、あのヘリだった。
そして、モノクマを操っているのはモナカだから、制御装置もそこにあるだろうと付け加えた。
腐川は十神の居場所も教えろと詰め寄った。
十神は、ヒルズ最上階付近の倉庫に閉じ込められているが、その倉庫の鍵もモナカが持っているとの事。
それだけ言うと、言子はどこかへ行ってしまった。
いずれにしても、モナカの所へは行かなければならない。
二人は最上階のヘリポートを目指した。

モナカの居場所が分かり、ヘリポートを目指すこまる達

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