絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』とは2014年にスパイク・チュンソフトより発売されたPSVita向けのゲーム。2017年6月にはPS4版、PC版も発売している。ダンガンロンパシリーズにおいては3作目であり、1、2の間を描いた外伝ストーリーとなっている。
今作は1年半にも及ぶ監禁生活を強いられていた苗木こまるが、「超高校級の文学少女」である腐川冬子と共に世界の異変に立ち向かうストーリーとなっている。

何が起きたのか状況が掴めず「助けに行かなきゃ」と言うこまるに腐川は「本気で言ってんの?」と突き放す。
「今のを見て、あいつがまだ生きてるって、本気で思ってるの?いい?さっきまでピンピンしてた朝日奈悠太は、訳の分からない爆発に巻き込まれて…死んだのよ」と続けた。
現実を受け入れられないこまるは、その場でへたりこみ泣き出す。
腐川はこまるを放っておいたが、しばらくして「ほら…もういいでしょ?そろそろ行くわよ」と言った。
それでもこまるは「わたしは…何も出来ない平凡な人間だし…いくら頑張ったところで…簡単に死んじゃうんだよ…」とまだ泣いていた。
するとそれを聞いた腐川は「ふざけないでよ!」と怒り出した。
続けて腐川は「あんた…死にたいの?どうしてもって言うなら止めないけど…家族とか大事な人にも会えないまま死んで…本当にそれでいいの?」とこまるに言う。
それを聞いてもなお、こまるは「いいわけないけど、一年以上も離れ離れでどこにいるかもわからないし、どうせもう会えない」と泣き言を言う。
腐川は「それなら…せめて逃げなさいよ。死ぬ覚悟があるなら、死ぬ覚悟で逃げなさいよ」と腐川らしい言葉でこまるを励ました。
そう言われたこまるは「もう少し頑張ってみる…」と立ち上がった。
その時、腐川がこの街に地下鉄が通っていた事を思いだす。
電車は動いていないだろうが、そこから外へは出られるかもしれない、と二人は地下鉄への道を探し始めた。

ようやく地下鉄の入口を見つけたこまると腐川だったが、一つは瓦礫で塞がれていて、もう一つはシャッターが下りていた。
近くにモノクマに殺されたと思われる人物が横たわっていた。
どうやら、その人物は駅員だったらしく、先程閉まっていたシャッターの鍵を持っていた。
地下鉄の階段を下りた先は、真っ暗で何も見えない。
暗闇が苦手が腐川が「あーもうっ、誰か灯りを付けなさいよ!」と叫ぶと、いきなりスポットライトが二人を照らした。
地下鉄の通路を歩いていたはずの二人だったが、明かりがついた時にはフェンスに囲まれた円形の広間にいた。
来た道は鉄格子で塞がれ、閉じ込められてしまった二人。
フェンスの外にはモノクマキッズが大勢いた。

訳の分からない場所に着いてしまったこまると腐川

訳が分からないこまると腐川の前に、希望の戦士である大門が登場した。
どうやら、地下鉄の入口すら希望の戦士の罠だったようだ。
そして、ここは「コロシアム」であり、魔物を「コロス」為の場所だと大門は言った。
大門の話を聞いていた腐川が「魔物って何よ?」と言うと、こまるは「大人達の事じゃないかな?」と推測した。
そして大門は、「自分達は魔物になるくらいならコドモのまま死ぬ」と豪語する。
そして「魔物がいなくなれば、もう理不尽な暴力に怯えないで済むんだ」と言った途端様子がおかしくなった。
大門の右手は震え、それを見た大門は自分の腕を震えを止める為に何度も殴った。
震えを止めた大門は「お前らはまだなりかけのようだが、もうすぐ魔物になる。その前にオレっちが退治してやる!」と、どこからともなく飛んできたコントローラーを握り、スイッチを押した。
すると、地面から巨大なロボットが現れた。
狼狽えながらも、大門の操縦するロボットに立ち向かうこまる。
そしてハッキング銃を駆使し、なんとかロボットを機能停止させた。
すると、フェンスの外側で見ていたモノクマキッズ達が大門を取り囲み、大門の姿は見えなくなった。
最後には、大門の白いヘッドホンだけがその場に残されていた。
腐川が「仲間割れって雰囲気じゃないわね…負けた『おしおき』とか…?」と呟く。
そして「今のうちに逃げるわよ!」と腐川に言われ、こまるもそれに続く。

地下鉄の階段を上がってきた二人。
罠だと落ち込むこまるだったが、腐川に「もっと周りを観察しろ」と言われ、もう一つの地下鉄の入口を見た。
すると、先程まで瓦礫で塞がれていた入口が、何故か通れるようになっていたのだ。
キレイに撤去されている様子を見て、「また罠かもしれない」と思う二人だったが、もう進むしか道はない。
覚悟を決めて、再び地下鉄の入口を降りる事となった。

瓦礫が撤去された入口を降りるこまると腐川

仏壇に大門の遺影が置かれている。
モナカ、言子、蛇太郎が遺影に向かって手を合わせ、大門の死を悲しんだ。
渚はその様子を見ながら冷静に「何も死んだって、決まった訳じゃないんじゃないのか?」と言った。
というのも、モノクマキッズから希望の戦士達への報告は「「死んだ」とは言っておらず、ロボがやられた後で「オトナに捕まったが、その後安否不明」という内容だったと渚は続けた。
しかしモナカは「不明って事は…死んだって事でしょ?」と冷静に返した。
続けて「平和だった頃のワイドショーを思い出してよ~「安否不明」とか「意識不明」って文字を見て、『どうせ死んでんだろ』って思わなかった?」と真顔で渚に言った。
それでも、渚は「助けを向かわせるくらいは…」と言いかけたが、「大門は死んだ」と言い張り、駄々をこねはじめるモナカ。
モナカを怒らせたくはない渚は、仕方なく「大門は死んだ」という風に考えるとモナカに伝える。
通常の状態に戻ったモナカは、さっきまで泣いたり、駄々をこねたりしていたのとは別人のように、「そろそろゲームに戻るのじゃー」と笑った。
そこでも渚は「まだ続けるのか?それよりも、楽園の設立を急いだ方が良くないか?」とゲームの続きには反対の姿勢だった。
モナカは渚とのやり取りを経て、「ねぇ、新月君のそういう態度…ちょっと…オトナっぽいよ?」と言った。
その言葉に対し、渚は慌てて「僕は死ぬまでコドモだ。魔物になるくらいなら死んだ方がマシだ」と必死に返した。
モナカは納得したのか、「じゃあ、みんなで仲良くして、一緒に狩りを楽しもうよ、副リーダー!あ、今はリーダーか」と渚に言う。
リーダーである大門が死んだ事により、副リーダーだった渚がリーダーになったという事だった。
そして、モナカは「ちょっと用事があるの」と言って、一人部屋を出て行った。

渚の態度に「オトナっぽい」と釘を刺すように言うモナカ

地下鉄の通路に降りてきたこまると腐川。
電気は付いていたが、やはり電車は動いていないようだった。
瓦礫や死体を迂回しながら、二人は地下鉄のホームを進むが、瓦礫が完全に道をふさいでしまっていて先に進む事が出来なくなってしまっていた。
呆然とする二人を更に襲ったのは、天井の崩落だった。
こまる達の近くでは、モノクマキッズ達が大量のモノクマを引き連れて、こまる達が困惑する様子を見て笑っていた。
すると、あまりの絶望に気を失った腐川がジェノサイダーとなり、大量のモノクマを一掃する。
片付けた後にクシャミをするとまた腐川の人格に戻った。
そして、「もう脱出は無理かもしれない…」と落胆するこまる達の所にモノクマキッズがモニタを担いでやってきた。
モニタに映ったのは、希望の戦士である蛇太郎だった。
一人で色々な事をブツブツ言う蛇太郎に対し、「用は何なのか」と問うこまると腐川。
すると、蛇太郎はいきなりハッキリと「まことに残念ですが、腕輪のお姉ちゃんは、この街から出られませーん」と宣言した。
その言葉から、こまると腐川の脳には、海を泳いで脱出しようとした朝日奈悠太の事が浮かんだ。
蛇太郎はそれを裏付けるように「勝手に街を出ようとすると、腕輪が爆発するようになってる」と言った。
そして、蛇太郎は自分で「嫌われ星人だから、嫌われると安心するんだ。これを見たら、お姉ちゃんはもっとボクちんを嫌いになると思うよ」と言ってモニタの後ろを見せた。
そこに出てきたのは、巨大なモノクマと積み木のお城。お城の周りには人々が音楽に合わせ踊っていた。
しかしよく見ると、周りで踊っているように見えたのは、巨大なモノクマが操っている死体だった。
呆然とする二人をよそに蛇太郎は「んーと、こっちのは商店街で狩って…こっちのは、トイレに隠れてたのを狩ったんだっけ?」と目を輝かせている。
そして、最後には「ボクちんは汚物らしく汚物にまみれて生きてくよ!誰にも邪魔されないコドモだけの楽園でね!」と蛇太郎は言い、モニタの電源は切れ、モノクマキッズ達がまた担いでいった。

目を輝かせ自分の事を「汚物」だと言う蛇太郎

この街に来てから、何一つ救いがなく、絶望的な出来事しか起こらない。
先程の映像や蛇太郎の言葉にショックを受け、こまるはその場にへたりこみ、泣き出す。
そんな様子を見て、腐川は「逃げられないなら、戦うしかないじゃない。ハッキング銃があれば無理じゃないし…何の為にあたしがいると思ってんのよ」とこまるに言う。
腐川は少し照れながら「別に1人で何とかしろなんて言ってないじゃない…あたしが一緒なのを…忘れてんじゃないわよ」と言った。
その言葉に励まされ、こまるはまた立ち上がる事が出来た。
ひとまず地下鉄から出て、地上に向かったが、そこには大量のモノクマが集まっていた。
気付かれる前に来た道を戻り、別の出口を探し、地下の商店街に辿り着いたこまると腐川。
しばらく進むと、モノクマが集まり、白い布に覆われた何かを蹴ったり殴ったりしている光景を見つける。
こまるは、ハッキング銃でモノクマを撃退し、白い布を取った。
そこに居たのは、通常のモノクマとは違い、左半身も白いモノクマだった。
モノクマにも仲間割れがあるのか…と二人が思っていた矢先、白いモノクマは起き上がり「怖がらないで!ボクは怪しいクマじゃないから!」と言った。
左目と左腕に包帯を巻いている白いクマは、確かにいつも見かけるモノクマよりも優しい印象を受ける。
一番分かりやすい違いは、こまる達と会話が出来る所だった。
しかし、モノクマはモノクマ。
ハッキング銃で倒そうとするこまると腐川だったが、白いモノクマは「待ってー!話せばわかるから!」と必死に訴えた。
続けて白いモノクマは「ボクにはAIが搭載されているんだよ!だから…他のモノクマとは違うんだ」と言った。
白いモノクマは自分で「シロクマ」と名乗った。
こまるはシロクマの様子を見て、「なんかちょっと可愛いかも」と、信用し始めていた。
そして、こまるは現在自分達が置かれている状況をシロクマに説明した。
すると、シロクマは「二人を安全な場所まで連れてってあげる!」と言い出した。
それはどうやら、大人達が隠れている秘密基地らしかった。
こまるは行く気満々だったが、罠だと思っている腐川はあからさまに怪しんでいた。
ただし、モノクマが大勢いるこの環境下では行くしかなく、最後には腐川も仕方なくシロクマについて行く事となった。

大人達の秘密基地まで連れて行くというシロクマ

シロクマに連れられて、下水道まで降りた二人。
更に進むと、そこには巨大な貯水庫があった。
ここはどうやら、搭和シティーが出来た時からある古い施設で、子供達にも見つかっていない「大人の秘密基地」だった。
シロクマの言っていた通り、秘密基地には多くのオトナが身を寄せていた。
ここでの大人達のリーダーは、塔和灰慈(トウワ ハイジ)という右腕にギプスをはめた男だった。
「塔和」という名前の通り、灰慈は今こまる達がいる街である「塔和シティー」を統治している塔和グループの会長の息子だった。
ただし、灰慈は事業にはほとんど関わっていなかった為に、今この街で何が起きているのか、脱出ルートがあるのかも知らないようだった。
「何で戦おうとしないのよ」と灰慈に疑問を投げかける腐川だったが、「丸腰では到底モノクマ達に勝てないから、反撃の機会を窺っている」という灰慈。
それでも突っかかる腐川だったが、こまるには灰慈が「平凡」で「普通」だった頃の昔の自分と重なった気がして灰慈を庇った。
確かに今の時点で何の策もなく、脱出しようとしたり、こまるの腕輪を外そうとしたりは出来ない。
腐川が「腕輪ぐらい、未来機関なら一発で外せるわよ」と未来機関の名前を出し途端、灰慈はさっきまでと違い、急に不機嫌になった。
そして理由も言わず「早く出て行け」とこまると腐川に言って、どこかへ行ってしまった。
そう言われてしまったら、ここに留まる理由もない。
こまると腐川は秘密基地から出ようとするが、シロクマは二人に「一晩だけでも泊まっていけばいい」と言って出ていく二人を止めた。
そして、腐川が未来機関の人間だと知ったシロクマはいきなり無線機を出してきて「頼みたい事がある」と言った。
この無線機は、塔和グループが開発した最新機器であり、無線が飛ばせて、映像も送れるという素晴らしい機械だった。
それを使い、未来機関に助けを呼んで欲しいとシロクマは腐川に頼む。
しかし、基本的には塔和シティー全体を包んでいるジャミング電波の影響で通信は難しい。
電話やネットが通じていないのもその影響だった。
けれど、ジャミング電波を出しているという「塔和ヒルズ」という場所よりも高い場所に行けば通信が可能になるとシロクマは言う。
そして、今いる秘密基地から程近い場所にある「塔和タワー」であれば、塔和ヒルズよりも高い建物だった。
「モノクマと戦えるキミ達ならきっと出来る」とシロクマに言われ、こまると腐川は明日塔和タワーへ向かう事へした。

塔和グループが開発した無線機をこまる達に渡すシロクマ

夜が明け、こまると腐川は塔和タワーを目指して出発した。
サイケデリックでカラフルな街並みを抜け、塔和タワーの近くまで辿り着く二人。
塔和シティーのシンボルなだけあって、近くで見るとかなり大きい建物だった。
その時、突然二人を待ち構えていた蛇太郎と大量のモノクマが現れた。
二人は仕方なくモノクマを倒す事に専念し、何とかそこに現れたモノクマ達を一掃した。
しかし、その頃には蛇太郎はどこかへ行ってしまっていた。
気を取り直してタワーの中に入ろうとするこまるだったが、腐川はまだシロクマの罠である可能性を捨てていなかった。
それに、罠でなくともタワー内部には絶対に危険が潜んでいる。
「それでもあんたは行くの?」と腐川に聞かれるが、こまるは頷いた。
こまるがそう言うのなら、と腐川も渋々タワー内部へ入った。
通信をする為にタワーの一番上を目指す二人。
エレベーターがあったが、この街では当然のように起動していなかった。
腐川は渋っていたが、こまるに言われ、ここでも仕方なく階段を使って上を目指す事となった。
タワー内部でもモノクマの攻撃を受けながら、4階の踊り場まで着いた時、こまると腐川は一人の男性と出会った。
どうやらプログラマをしているようで、男性は「不二咲太一」と名乗った。
太一はこまると同じように腕輪をつけられた大人の一人で、プログラマの腕を活かし腕輪を外そうと試みていたと言う。
腕輪を外す事は叶わなかったが、こまる達がエレベーターに乗ろうとしている事を告げると、太一は「エレベーターなら動かせるかもしれない」と言い出した。
太一は、この街に来る以前、セキュリティ関係の仕事にも携わった事があるようで、その関係から、エレベーターなら動かせると言い出しだのだろう。
三人は早速エレベーターに向かい、太一が作業をし、ようやくエレベーターが起動した。
しかし、開いた扉の中にはモノクマキッズとモノクマが潜んでいた。
エレベーターから飛び出してきたモノクマは、太一に襲い掛かり、撃退したものの、太一は致命傷を負ってしまった。
最後に太一は「君たちはきっと助かるよ、最後に役に立てて良かった……。僕には子供がいるんだけれど、ちょうど、君たちと同じくらいの年なんだ。自分の子に会えなかったことが心残りだけれど…」と言うと、息絶えてしまった。
太一が持っていた手帳には、子供と撮ったであろう写真が挟まっていた。

モノクマに襲撃され、命を落としてしまった太一が持っていた手帳に挟まっていた写真

また絶望を味わう事となってしまったが、結局こまるや腐川は進むしかない。
太一が起動させてくれたエレベーターに乗り、上を目指す。
しかし、最上階に着く直前、いきなりエレベーターは停止した。
外の様子を確かめようと、扉をこじ開けた二人の目の前に広がったのは、大門の時と同じコロシアムだった。
今度は蛇太郎が二人を待ち構えていた。
タワーに入る前の腐川の嫌な予感通り、蛇太郎の策略にまんまと引っかかってしまった二人。
そして「どう、ボクちんの事嫌いになった?」という蛇太郎に腐川は「大嫌いよ!」と叫ぶ。
しかし、蛇太郎は「本当に嫌いなものを見る時のオトナの目は、そんなもんじゃないよ」と首を横に振った。
続けて蛇太郎は「ボクちんの顔を見たら、お姉ちゃんの目はドロドロに腐っちゃうんだよ。本当なんだよ! だって、そうじゃなきゃ、ボクちんは何の為にこんな息苦しい覆面を被せられてたの?」と言った。
蛇太郎が覆面を被り続けているのは、きっと大人達からそう言われ続けてきたからなのだろう。
それを聞きながら、こまるは怒りに震えていた。
「人を…殺してるんだよ…たくさんの人を…簡単に…そんなの…絶対に許せないよ!」とこまるは蛇太郎に言い放った。
しかし、蛇太郎には目を輝かせ「その目だよっ!ボクちんが憎くて気持ち悪くて仕方ないって目!でも、ボクらは平和をもたらそうとしてる。何も悪くないんだ!」と言った。
すると、観衆であり、希望の戦士達の支配下にあるはずのモノクマキッズ達が蛇太郎にブーイングを飛ばした。
それすらも蛇太郎にとっては「コドモ達からも嫌われてるんだ…えへっ、嬉しーなー」と言い、大門と同じようにどこかから飛んできたコントローラーを握り、巨大ロボを起動した。
「いくら嫌われても、いくら憎まれても、ボクらは絶対に正しいんだよ。だって、『ジュンコお姉ちゃん』がそう言ってたんだもん!」と言うと、蛇太郎はこまる達に巨大ロボで襲い掛かった。
苦戦の末、何とかこまる達は巨大ロボを撃退。
そして、大門の時と同じようにモノクマキッズ達が蛇太郎に群がり、いつもの覆面が剥がされた。
一瞬だけ見えたその顔は、蛇太郎自身が言うような醜さとは程遠い美少年だった。
しかし、そのすぐ後にモノクマキッズ達に埋もれ、その姿は見えなくなってしまった。
モノクマキッズ達が居なくなった後に残ったのは蛇太郎の覆面だけだった。

一瞬だけ見えた蛇太郎の素顔

大門に続いて、蛇太郎までもが謎の「おしおき」らしきものを受けさせられた。
仲間割れという可能性もあるが、結局のところ、先程こまる達が見た光景は何だったのか分からない。
蛇太郎に怒っていたこまるは「自業自得だよ…」と呟き、広間を出た。

再びエレベーターに乗り、コロシアムではなく、ちゃんとしたタワーの最上階まで辿り着いた。
シロクマに渡された無線機を繋ぎ、腐川は未来機関へ無線を繋ぐ。
無線機に何度も呼びかけるこまる。
するとノイズ混じりの画面が映し出され、「こちらは未来機関。未来機関、第十四支部……」という声が聞こえた。
安心し、更に無線機に向かって呼び掛けるこまる。
そんなこまるの前に現れた未来機関の人間は「未来機関第十四支部の――苗木誠です」と鮮明な画像と鮮明な声で確かにそう言った。
それは、こまるがずっと会いたいと思っていた、こまるの兄・苗木誠だった。
思いがけない兄妹の再会となったのだ。

無線機の画面に現れたこまるの兄・苗木誠

通信に出てきた兄にひたすら驚くこまる。
同じく画面の向こうでは誠も驚いていた。
「うわぁぁぁん!お兄ちゃあああん!生きてて良かったよぉぉぉ!」とこまるは兄の無事が確認出来た安心感から泣き出す。
それは当然、誠も同じで「もう2度と会えないかもって思ってた…でもこうやって、お前の無事が分かって良かった」と言った。
ただ、両親の行方は誠も分からないと言っていた。
しかし、「でも、どこかできっと生きてる。今は…希望を信じよう」と誠はこまるに言い聞かせる。
そして、ようやく冷静になったこまるは、誠が現在未来機関に所属している事や、腐川や十神とも知り合いだった事を聞いた。
兄と腐川が知り合いだった事を知らないこまるは、ひたすら驚き「聞いてないよ!」と腐川に言った。
腐川は白々しく「言ってなかった…っけ?」と誤魔化す。
誠の話によると、誠、腐川、十神は希望ヶ峰学園の同級生だった。
しかし、ただの同級生ではなく、「「人類史上最大最悪の絶望的事件」の最中に希望ヶ峰学園で同級生同士のコロシアイをさせられた」のだと誠は付け足した。
そして誠は「コロシアイ学園生活を仕組んだ『黒幕』は世界中に絶望を伝染させる為に『希望の象徴』である希望ヶ峰学園の生徒が絶望に染まって、コロシアイをさせる光景を世界に発信していたんだ」と言った。
希望ヶ峰学園は、それぞれ何らかの才能を持っている優秀な生徒が集まっている為、将来的に様々な分野で世間に貢献する「希望の象徴」だと一般的に言われていた。
誠、腐川、十神はそのコロシアイ学園生活の中で、黒幕を倒した生き残りだったのだ。
学園から脱出した後、未来機関に保護された事をきっかけに未来機関への所属を誠は決めたようだった。
あの事件が終わった今も、なお絶望を広めようとしている「絶望の残党」と戦うために。
こまるは「お兄ちゃんはすごいね、あたしなんかすぐ諦めちゃって…監禁されてた時と何も変わってない…」と、自分の不甲斐なさに落ち込む。
落ち込むこまるに誠は「それなんだけど…こまるに謝らなくちゃいけないんだ」と言った。
どうやら、コロシアイ学園生活の最中、黒幕は同級生達の関係者をこの塔和シティーに監禁していたらしい。
黒幕は、同級生達の大切な人同士の殺し合いを見せつけコロシアイの動機にするつもりだった。
結果的に大切な人同士の殺し合いは起きる事無く、黒幕は死んだ。
しかし、黒幕の意志を継ぐ「絶望の残党」と呼ばれる存在が監禁生活を続けていた為に、こまるも1年半監禁されていたのだ。
未来機関もなかなか情報を掴む事が出来ない状況が続いていたが、「数日前「コロシアイ学園生活の関係者が監禁されている」という匿名の通報が未来機関にあったんだ」と誠は言った。
それにより向かった十神にこまるは会い、監禁生活も突如終わり、希望の戦士の暴動が始まった。
十神も言っていたが「タイミングが良すぎる」のだ。
コロシアイ学園生活の関係者である「要救助民」は希望の戦士のゲームのターゲットとされている事から、通報自体も罠であり、未来機関への挑発ではないかと腐川は考えていた。
更に、蛇太郎が言っていた「ジュンコお姉ちゃん」という名前に腐川と誠は心当たりがあるようだった。
誠は腐川の話を聞き、「まさか…江ノ島盾子のこと?」と言った。
当然こまるは誰の事か分からなかったが、誠は「さっき言ったコロシアイ学園生活の…いや、『人類史上最大最悪の絶望的事件』の黒幕だ。ボク達のクラスメイトでもあったんだよ」と言った。

真の超高校級の絶望であり、人類史上最大最悪の絶望的事件の黒幕である、江ノ島盾子

江ノ島盾子は死んだ今もなお、絶望の残党達に影響を与え続けていて、「江ノ島盾子を中心とした宗教となっていて、唯一神として崇められている」と腐川は言った。
フィクションのような話で、まったく理解がおいついていかないこまる。
本来ならば、現状の「狂った子供達が街を支配し、大人達を惨殺し続けている」というフィクションのような状況は今も変わらないはずなのだが。
「お兄ちゃん!早く助けに来てよ!」と誠に泣きつくこまる。
しかし、腐川は「あのガキ共が白夜様を人質にしたのは未来機関を介入させない為よ。つまり…未来機関が塔和シティーに来たら、白夜様の命が危険にさらされるってことよ…」とこまるを牽制した。
そんなやり取りをこまると腐川がしていると、誠との通信が途切れ途切れになり、最終的には通信自体が途絶えてしまった。
その直後、窓のシャッターが次々に閉まっていき、更には停電もしてしまった。
暗闇を進み、何とかして二人は脱出に成功した。

一方、希望の戦士達はいつまで経っても戻ってこない蛇太郎を心配していた。
モナカは泣きながら「きっと無残に殺されちゃったんだね」と言った。
それを聞き、言子は「今回はお葬式はよろしいのですか?」とモナカに尋ねる。
するとモナカは「ああ、飽きちゃったからもういいかなーって。蛇ちゃんがいないと、お仏壇も作れないしね」と笑って言った。
「飽きちゃったのなら仕方ないですね」と言う言子だったが、先程まで仲間の死を思って泣いていたと思えば、葬式は「もう飽きた」と笑うモナカに若干引いている様子だった。
「しかし、蛇太郎くんは本当に殺されてしまったのでしょうか」と心配する言子に対し、モナカは「言子ちゃんは、他の子よりちょっとだけ『優しい』んだよね」と笑って言う。
言子は、その言葉に天才子役であった頃の記憶がフラッシュバックした。

天才子役であった頃、華やかなテレビの裏側では大人達の邪な思いが渦巻いていた。
とあるテレビ関係者の大人は、「また『営業』があるんだけど、行ってくれるよね?もちろん、お母さんも一緒だよ」と、幼い言子に枕営業をさせていた。
続けて「大丈夫、言子ちゃんは可愛いから、みんな優しくしてくれるよ」と大人は言った。

その記憶を思い出した言子は、「優しいのは…嫌だよぉ…」と言いながら、その場にへたりこみ泣き出した。
言子の様子を見てモナカは「もー、言子ちゃんをこんな風にしちゃうなんて、やっぱり魔物は最悪だなー」と言って言子を抱きしめた。
そこへ渚がやってきて「じゃれてる場合か!こっちは大忙しだったってのに!」と怒った。
どうやら、こまると腐川が塔和タワーに侵入した事は、モノクマやモノクマキッズ達によって希望の戦士に知られていたようだ。
それを知った渚は、妨害電波を流したらしい。
こまるが話している途中で、誠との通信が切れたのは、渚の妨害電波によるものだったのだ。
そして渚は「良い作戦を思いついたんだ。その2人組の魔物を利用して、逃げ隠れしている魔物達を全滅させる作戦だ」と悪い顔で笑った。
子供達の楽園を作る上で、やはり大人は不要。
渚はこまる達を利用し、秘密基地に隠れている大人達を炙り出し、一網打尽にする作戦を立てていた。
モナカは喜び、誰かに呼び掛けた。
返事がないとモナカは更に「ねー、聞いてたんでしょー?クロクマー?」と言った。
モナカ達の視線の先には、真っ黒で右目に眼帯をしたモノクマが座っていた。
シロクマとは正反対の黒い見た目で、クロクマという名前が付いているらしい。
クロクマはマナーモードにされていた為、今まで大人しくしていたが、マナーモードを解除した途端にマシンガントークを繰り広げる。
希望の戦士達は冷ややかな目で見つめていた。

ギャングを気取っているが、子供達からは冷ややかな視線を送られるクロクマ

塔和タワーから出られたこまると腐川だったが、「ガキ共に気付かれたから、もう未来機関には連絡出来なくなった」と腐川は言う。
それでもこまるは、誠が助けに来てくれないかと希望にすがる。
腐川はそれに対し、未来機関が来たら十神の命が危ないと言い、先程の堂々巡りを繰り返す二人。
こまるは腐川を信用し、友達だと思っていたが、腐川は「都合のいい事言ってんじゃないわよ」と、こまるとの認識の違いを指摘する。
様々な感情がごちゃ混ぜになり、こまるは単独行動をしようと、一人歩き出す。
腐川に行き先を聞かれるが、「腐川さんには関係ないでしょ」とこまるは腐川を突き放す。
「散々あたしを頼ってきて、何もしなかった癖によく言えるわね」と吐き捨てた腐川に対し、こまるは「あたしだって頑張ってきたよ!そんなんだから、腐川さんには友達がいないんだよ!」と叫び、シロクマの所に行くと言って歩き出した。
最後にこまるは「別に付いて来なくていいよ」と言ったが、腐川は「そういうわけにもいかないのよ…」と言い、結局二人で秘密基地へ戻った。
シロクマの出迎えを受けた二人だが、大人達は長い地下生活に疲れ果てているようだった。
「どうしたら良いか分からず、シロクマしか信用出来ない」と言うこまるに、シロクマは「実はちょうど今、灰慈クン達が今後についての会議をしてるところなんだ」と、灰慈達の元へ連れて行く。
しかし、会議での話し合いはあまり進んでいる様子ではなかった。
玉砕覚悟の特攻を支持する者、まだ隠れていた方がいいと言う者。
大人達のリーダーである灰慈は、モノクマへの反撃は考えているが、大人達を危険に晒す作戦には賛同出来ないと言った。
シロクマは子供達を説得する案を提示していたが、話し合いで解決するなら今こんな状況になっておらず、何よりも残酷な事をし続けていた子供達を許せるわけがないと大人達は反対する。
「ここでチャンスを窺うのが一番の得策なんだ」と灰慈は言った。
それを聞いた腐川は「チャンスっていつよ?『チャンスを窺う』だの『耐え忍ぶ時期』だの…何もしない事をそれっぽく言い換えてるだけじゃない。間違ってるのはアンタ達よ」と灰慈達に言う。
そして、また「出ていけ」と灰慈に言われ、こまると一緒に出て行こうとする腐川。
しかし、こまるはちょっと考えた末に「間違ってるのは、腐川さんの方だよ」と言い放った。
続けて「腐川さんはわかってない…弱い人達の気持ちが全然わかってない!腐川さんは強い人だからわかんないんだよ」と言った。
それに対し腐川は「ふざけるんじゃないわよ!あたしの…どこが強いのよ!こんな劣等感の塊みたいな…あたしが!」と逆にこまるに怒った。
腐川にだって、今でも自信はなく、自分で言うように劣等感の塊なのだ。
それでも、言い訳をしたところで何も変わらないから、必死に前に進もうとしているのだ。
こまると腐川の間に流れる空気が気まずさの極限に達した時、一人の大人達が会議の場にやってきて「モノクマが襲ってきたぞ!!」と叫んだ。
あっという間にモノクマ達は秘密基地に入り込み、容赦なく大人達に襲い掛かった。
「あたし達も逃げるわよ」と、こまると逃げようとした腐川だったが、シロクマは「キミ達の力を貸して!みんなを守って欲しいんだ」と言った。

時間稼ぎでもいいから、こまる達の力を貸して欲しいと言うシロクマ

2otatsutaagebento
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『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園(Danganronpa 2: Goodbye Despair)』とは、2012年7月にスパイク・チュンソフトから発売されたPSP向けのゲーム。 ダンガンロンパシリーズの第二作目。学級裁判での仕様変更や新要素が追加されており、前作よりも難易度が上がっている。 本作はジャバウォック島を舞台に、突如として現れたモノクマによる「コロシアイ修学旅行」が開催される。殺人事件が繰り返される異常事態の中、日向らは真実へと近づいていく。

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ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』(Danganronpa: Trigger Happy Havoc)とは、2010年11月スパイク(現スパイク・チュンソフト)から発売されたPSP向けのゲーム。ダンガンロンパシリーズの第1作目となる。 2013年にはアニメ化、2014年には舞台化されている。 今作は才能あふれる「超高校級」が集められる希望ヶ峰学園で16人の高校生が監禁され、コロシアイを強要されるストーリーとなっている。

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ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』とは、2017年にスパイク・チュンソフトより発売されたPS4・PS Vita向けのゲーム。同年9月以降には、米国、欧州等でも発売している。ダンガンロンパシリーズにおいては4作目、ナンバリングタイトルとしては3作目となる。作品舞台が希望ヶ峰学園から、才囚学園に変更された。1、2との関連性は薄い。今作は才能あふれる「超高校級」という称号を持つ16人が才囚学園に監禁され、コロシアイの1番を競わされるストーリーとなっている。

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ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation(ダンロン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation(ダンロン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation(ダンロン)』とは、2010年11月25日にスパイク(後のスパイク・チュンソフト)から発売されたPlayStation Portable用ゲームソフトを原作としたアニメ作品。「超高校級」と称される優れた能力を持つ高校生しか入学できない「希望ヶ峰学園」に入学した生徒達が、「卒業するためには仲間を殺すこと」というルールの元に次々と発生する殺人事件を「学級裁判」で解決していく。予測困難な展開が見どころのハイスピード推理アクションだ。

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ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-(未来編・絶望編・希望編)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-(未来編・絶望編・希望編)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-(未来編・絶望編・希望編)』とは、ゲーム第1作であり2013年にアニメ化もされた『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』、および第2作『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』の続編として制作されたアニメ作品。主人公の苗木誠を含む”希望”と呼ばれる15人が、”絶望”によるコロシアイゲームに強制参加させられる未来編、かつて希望だった者たちが絶望へと変貌する過去を描く絶望編、物語が終結する希望編の3つのストーリーで構成されている。

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ドラゴンクエストV(DQ5・ドラクエ5)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラゴンクエストV(DQ5・ドラクエ5)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』とは、1992年9月27日にエニックスより発売されたスーパーファミコン用RPGソフト。前作の『ドラゴンクエストIV』に続き、「天空シリーズ」の第二作目として知られている。今回の冒険は、親子二代に渡って探し続けていた「天空の勇者」を探し出し、魔界に鎮座する大魔王を倒すことが目的。本作から新しく仲間モンスターシステムが導入され、モンスターをパーティに組み込むことが可能である。

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ドラゴンクエストIII(DQ3・ドラクエ3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラゴンクエストIII(DQ3・ドラクエ3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』とは、1988年2月10日にエニックスより発売されたファミリーコンピュータ用RPGソフト。1作目や2作目の主人公の先祖である伝説の勇者ロトの物語。アリアハンの勇者オルテガは、魔王バラモスを倒す為に旅立ち、消息を絶った。オルテガの子供である主人公は、父のあとを継ぐために王に願い出て、魔王バラモスを倒す旅へと出発する。

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ドラゴンクエストIV(DQ4・ドラクエ4)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラゴンクエストIV(DQ4・ドラクエ4)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』とは、1990年2月にエニックスから発売されたファミコン用RPGソフト。前作までがロトシリーズと呼ばれているのに対し、今作は天空シリーズの第1弾となる。今回の冒険は、地獄の帝王を蘇らせようとしているデスピサロの企みを阻止し、地獄の帝王を倒すことが目的である。主要なプレイヤーキャラクターは「導かれし者たち」と言われる8人で、第1章から第4章までは仲間の旅立ちが描かれ、第5章で主人公のもとに導かれし者たちが集って魔王討伐に向かうことになる。

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ドラゴンクエストII(DQ2・ドラクエ2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラゴンクエストII(DQ2・ドラクエ2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』とは、1987年1月26日に株式会社エニックスより発売されたファミリーコンピュータ用RPG。『ドラゴンクエストⅠ』の続編で、ドラゴンクエスト1から100年後の世界を舞台としている。前作の主人公の子孫であるローレシアの王子は、同じく前作の主人公の子孫であるサマルトリアの王子、ムーンブルクの王女と共に、悪の大神官ハーゴンを倒す為に旅をする。

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ドラゴンクエストI(DQ1・ドラクエ1)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラゴンクエストI(DQ1・ドラクエ1)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラゴンクエストI』とは、国民的RPG「ドラゴンクエスト」の記念すべき第一作目である。発売日は1986年5月27日でエニックスよりファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された。ファミコン用ソフトとしては初のRPGゲームである。世界を支配していた魔王ゾーマが倒され、数百年後。アレフガルドは竜王によって再び支配され、ローラ姫がさらわれてしまう。王の命令で伝説の勇者ロトの子孫である主人公は、新たな勇者としてローラ姫を救出するために冒険へと出発する。

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かまいたちの夜(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

かまいたちの夜(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『かまいたちの夜』とは、大学生の透が、ガールフレンドの真理にスキー旅行に誘われ、彼女の叔父のペンションで滞在するところから物語が始まるサウンドノベルゲーム。 ある日の夕食後、宿泊客のOL3人組の部屋には殺人をほのめかす不気味なメモが入れられていた。外は猛吹雪で透を含めた宿泊客はペンションに閉じ込められ、実際に殺人事件が起きてしまう。透は真理を守る為、事件の真相に迫ることになる。

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弟切草(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

弟切草(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『弟切草』とはチュンソフトからスーパーファミコン用ソフトとして発売されたサウンドノベル・アドベンチャーゲーム。 深夜、男女2人がドライブ中に事故を起こし、森で立ち往生してしまうところから物語がはじまる。助けを求め森深く進むと異様な雰囲気の洋館を発見し2人はその洋館に迷い込む。 主人公とその恋人、奈美が館の中で様々な体験をするという内容で、選んだ選択肢によってストーリーの展開や登場人物の人物像が大きく変わっていくマルチシナリオが採用されている。

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ファンタジーの定番「エルフ」とは!?元ネタ・特徴・能力・有名キャラクターを徹底解説!

ファンタジーの定番「エルフ」とは!?元ネタ・特徴・能力・有名キャラクターを徹底解説!

エルフとは、ファンタジー風の異世界を舞台とする作品にたびたび登場する、人間に近い姿をした「亜人」と呼ばれる種族の1つである。もともとは北欧に伝わる妖精の一種で、『指輪物語』や『ロードス島物語』といった作品で取り上げられながら設定が整理されていった。 エルフは長い耳と人間の数倍以上の寿命を持ち、種族的に高い魔力を持つ。自然を崇拝し、森の中を主な生活圏にしており、他種族に対しては排他的な傾向が強い。ここでは、ファンタジー物の作品では定番のキャラクターであるエルフについて解説していく。

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希望の戦士の画像まとめ【絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode】

希望の戦士の画像まとめ【絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode】

希望の戦士は『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』に登場する5人の子供たちである。大人を魔物と称してモノクマで惨殺している。5人とも元は希望ヶ峰学園付属小学校のクラスメイトで、「超小学生級の○○の時間」という肩書を持っていた。彼らは大人に対して憎しみを持っており、子どもだけの楽園を作り出そうと画策する。

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絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episodeの解説まとめ

絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episodeの解説まとめ

『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』は『ダンガンロンパシリーズ』の作品で、1作目と2作目の外伝にあたるアクションゲームである。人類史上最大最悪の絶望的事件が起き、まるで世紀末のように荒れた世界で『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の主人公・苗木誠の妹である苗木こまるが、腐川冬子と共に絶望に立ち向かう姿が描かれている。

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狛枝凪斗との関係とは?苗木誠の情報まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

狛枝凪斗との関係とは?苗木誠の情報まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

苗木誠は『ダンガンロンパシリーズ』の登場人物・キャラクターの1人である。本作の主人公で、「超高校級の幸運」として「希望ヶ峰学園」に入学する。作中では、「超高校級の幸運」の称号を持った人物が他にもいる。それが狛枝凪斗である。ここでは狛枝凪斗との関係性を踏まえて苗木誠の解説を行う。

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ダンロンを時系列順にまとめてみた【ダンガンロンパシリーズ】

ダンロンを時系列順にまとめてみた【ダンガンロンパシリーズ】

『ダンガンロンパシリーズ』はスパイク・チュンソフトにより開発・発売されているコンピュータゲームのシリーズで、小説やアニメ・漫画などのメディアミックス展開もされている。作品の発表順と作中の時系列は必ずしも一致するわけではなく、後発作品が既存作品の前日譚にあたる場合もある。ここではそんな『ダンガンロンパシリーズ』を作中の時系列順にまとめた。

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ダンロンのキャラクター画像を人気順にまとめてみた【ダンガンロンパシリーズ】

ダンロンのキャラクター画像を人気順にまとめてみた【ダンガンロンパシリーズ】

『ダンガンロンパシリーズ』はミステリー・推理要素が中心のアクション要素を含んだアドベンチャーゲームである。登場人物・キャラクターの多くが超高校級と呼ばれる類稀なる才能を持つ生徒だ。彼らの才能は多種多様で、「超高校級の探偵」といった職業から、「超高校級の幸運」といった本人の意思や努力ではどうしようもないものまで存在する。 ここでは『ダンガンロンパシリーズ』のキャラクター画像を人気順にまとめた。

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【ナエギリ】苗木誠と霧切響子のカップリングイラスト・画像まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

【ナエギリ】苗木誠と霧切響子のカップリングイラスト・画像まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

苗木誠と霧切響子は『ダンガンロンパシリーズ』に登場するキャラクターである。『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』においては「コロシアイ」生活に巻き込まれた2人。霧切響子は記憶を失っていることもあって他人と距離をおいていたが、物語が進むにつれて苗木誠に信頼を寄せるようになる。そんな2人のカップリングは非常に人気が高い。

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霧切響子のイラスト・画像まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

霧切響子のイラスト・画像まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

霧切響子は『ダンガンロンパシリーズ』に登場するキャラクターである。超高校級の探偵だが、『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』では当初、「コロシアイ」生活を強いた黒幕により記憶を奪われていたため自分の才能が分かっていなかった。自分の過去や家族に対して思うところがあり、他人とは距離を置く傾向にある。

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江ノ島盾子のイラスト・画像まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

江ノ島盾子のイラスト・画像まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

江ノ島盾子は『ダンガンロンパシリーズ』に登場する「超高校級」の才能を持つキャラクターの1人である。ボリュームのあるツインテールや赤い付け爪が特徴的で、当初は超高校級の「ギャル」として紹介される。しかしその正体は超高校級の「絶望」であり、超高校級の才能を持つ生徒たちに「コロシアイ」生活を強いた黒幕だった。

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ダンロンの高画質な壁紙・画像・動画まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

ダンロンの高画質な壁紙・画像・動画まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

『ダンガンロンパシリーズ』はミステリー・推理要素が中心のアクション要素を含んだアドベンチャーゲームである。「コロシアイ」生活を強制された超高校級と称される優れた才能を持つ生徒たちが、殺人事件が起こるたびに「学級裁判」と呼ばれる議論で犯人を特定していくことで物語が進行する。 ここではそんな『ダンガンロンパシリーズ』の壁紙・画像や動画をまとめた。

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モノクマのイラスト・画像まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

モノクマのイラスト・画像まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

モノクマは『ダンガンロンパシリーズ』に登場するクマのぬいぐるみである。右と左で色が分かれていることが特徴的。性格は陽気で残忍。「うぷぷぷぷぷ〜」という笑い方をする。超高校級の才能を持つ生徒たちに「コロシアイ」生活を強いた黒幕が操作しており、モノクマに危害を加えると爆発したり、おしおきと称して罰せられたりする。

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苗木誠のイラスト・画像まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

苗木誠のイラスト・画像まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

苗木誠は『ダンガンロンパシリーズ』に登場する超高校級の幸運の肩書を持つキャラクターである。やや引っ込み思案だが、人よりも諦めが悪く、どんな苦境に立たされても決して前向きな姿勢を失わないことから、『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の終盤では超高校級の希望と称された。また、超高校級の幸運とされるものの、作中では何かと不運に遭うことが多い。

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ダンロンのイラスト画像・壁紙まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

ダンロンのイラスト画像・壁紙まとめ【ダンガンロンパシリーズ】

『ダンガンロンパシリーズ』は『 ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』から続くシリーズ作品である。ミステリー・推理要素が中心のゲームであり、公式ではジャンルを「ハイスピード推理アクション」と命名している。「超高校級」と称される才能を持った生徒たちが「コロシアイ」生活に巻き込まれるというのが、主なあらすじ・ストーリーとなる。

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pixivに投稿されたダンロンのイラストまとめ【ダンガンロンパシリーズ】

pixivに投稿されたダンロンのイラストまとめ【ダンガンロンパシリーズ】

『ダンガンロンパシリーズ』はミステリー・推理要素が中心のアクション要素を含んだアドベンチャーゲームで、アニメや漫画などにメディアミックス展開されるほど人気の作品である。イラストコミュニケーションサービスのpixiv(ピクシブ)にも数多くのダンロンキャラクターのイラストが投稿されている。ここではブックマーク数が多いイラストを厳選してまとめた。

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ダンガンロンパ1・2 Reloadの攻略情報、Wiki・公式HPなど役立つサイトまとめ

ダンガンロンパ1・2 Reloadの攻略情報、Wiki・公式HPなど役立つサイトまとめ

『ダンガンロンパ1・2 Reload』は『ダンガンロンパシリーズ』の作品で、1つのソフトに『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』と『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』の2つがまとまっている。単なる移植に留まらず、グラフィックがHD化されている他、『1』には追加要素として「スクールモード」が実装されており、作品をプレイしたことがある人も楽しめるような仕様となっている。 ここでは『ダンガンロンパ1・2 Reload』の攻略サイトやWikiを紹介する。

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ダンロンのおしゃれな壁紙・画像集【ダンガンロンパシリーズ】

ダンロンのおしゃれな壁紙・画像集【ダンガンロンパシリーズ】

『ダンガンロンパシリーズ』は超高校級と称される類まれなる能力を持つ生徒たちが「コロシアイ」生活に巻き込まれるゲームである。プレイヤーは殺人が起こるたびに現場を検証して証拠を集め、「学級裁判」にて犯人を暴かなければならない。その際に挿入されるアクション要素がかっこいいと評判である。ここではそんな『ダンガンロンパシリーズ』のおしゃれな壁紙・画像をまとめた。

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【ロトシリーズ】ドラゴンクエストI~IIIに登場する主人公パーティのキャラクターまとめ【DQ1・2・3】

【ロトシリーズ】ドラゴンクエストI~IIIに登場する主人公パーティのキャラクターまとめ【DQ1・2・3】

「伝説の勇者ロト」の子孫と竜王の苛烈な争い『ドラゴンクエストI』、Iから百年後の世界で三人のロト子孫が戦う『ドラゴンクエストII』。そして後に「勇者ロト」と呼ばれるようになった主人公の冒険を描いた『ドラゴンクエストIII』は、通称【ロトシリーズ】と呼ばれて親しまれている。本記事ではドラゴンクエストI~IIIに登場する主人公パーティのキャラクターを、画像と併せてまとめて紹介する。

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『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の被害者・生存者まとめ【ダンロン】

『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の被害者・生存者まとめ【ダンロン】

『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』では、超高校級の才能を持つ高校生たちが「コロシアイ」生活を強制されたことで、多くの殺人事件が起こってしまう。ここでは『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』で他の生徒に殺害された、または「学級裁判」にて殺人が暴かれて「おしおき」された登場人物・キャラクターを被害者として、無事に学園を脱出できたキャラクターを生存者としてまとめた。

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ダンロンの名言・名セリフ集【ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】

ダンロンの名言・名セリフ集【ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】

『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』はハイスピード推理アクションゲームである。「超高校級」と呼ばれる類稀なる才能を持つ生徒たちが「コロシアイ」生活に巻き込まれ、事件後に開廷される「学級裁判」にて殺人犯を特定する。作品名の通り相手の言葉の矛盾などを「論破」していくことに焦点が当てられており、各登場人物・キャラクターのセリフが重要な意味を持つ。

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