ストリート・オブ・ファイヤー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ストリート・オブ・ファイヤー』とは、ウォルター・ヒル監督による1984年製作のアメリカ映画。ロックンロールを中心とした音楽が効果的に使用された、ミュージック・ビデオ感覚のアクション映画である。本国アメリカよりも、日本で熱狂的に受け入れられ、1984年の「キネマ旬報」人気投票では読者部門第1位を獲得した。リッチモンドの街を舞台に、ストリートギャング“ボンバーズ”に拉致されたかつての恋人を救うため、故郷に帰ってきたヒーローの活躍を描く。

本作の衣装は衣装デザイナーのマリリン・ヴァンスが担当しているが、イタリアを代表するファッションデザイナー、ジョルジオ・アルマーニに協力を求め、赤と黒の鮮烈なイメージを与えるエレンのドレスや、トムのコート、レイヴェンのレザー・ファッションなど、200着以上の衣装がアルマーニのミラノ工場で作られた。因みにヴァンスとアルマーニは、後の『アンタッチャブル(1987年/ブライアン・デ・パルマ監督)』でもコンビを組んでいる。

エレンの歌は吹き替えだった

凱旋コンサートシーンでエレン・エイムが歌う2曲、オープニングの「ノーホエア・ファスト」とエンディングの「今夜は青春」は、当初ダイアン・レイン本人が歌うことに意欲を見せていた。だが最終的には作曲者であるジム・スタインマンが、自身のお気に入りのシンガー、ローリー・サージェント(ロックバンド” Face to Face” のボーカル)と ホーリー・シャーウッドを吹き替えとして起用した。 音楽スーパーバイザーを担当したジミー・アイオヴィンは、「絶対的に1人の音量ではヴォーカルの厚みが薄くなるので、2人のヴォーカリストがユニゾンで歌ったものを電子的に合成して作った」と、後のインタビューで述べている。因みにエレンのバックバンド”アタッカーズ”のメンバーはロックバンド” Face to Face” のメンバーで構成され出演しているらしい。また、黒人4人組のコーラス・グループ”ザ・ソレルズ”の歌は、ウィンストン・フォードというシンガーが吹き替えをしている。

「今夜は青春」は、日本では「今夜はANGEL」のタイトルで歌手の椎名恵によってカバーされ、フジテレビ系大映TVドラマ『ヤヌスの鏡』(1985年放映)の主題歌として大ヒットした。

『ストリート・オブ・ファイヤー』の主題歌・挿入歌

オープニング曲:ファイヤー・インク「Nowhere Fast」

「Nowhere Fast」
作曲:ジム・スタインマン
オープニングの凱旋コンサートシーンでエレン・エイム&アタッカーズが歌う曲。

挿入曲:ザ・ブラスターズ「One Bad Stud」

「One Bad Stud」
作曲:リーバー&ストーラー
ボンバーズのアジトの中で歌い踊るシーンで歌われていた曲。

挿入曲:ザ・ソレルズ「Countdown To Love」

「Countdown To Love」
作曲:ケニー・ヴァンス , マーティ・クーパースミス
ザ・ソレルズがトムたちに乗っ取られたバスの中で歌う曲。

挿入曲:ザ・ソレルズ「I Can Dream About You(あなたを夢見て)」

「I Can Dream About You(あなたを夢見て)」
作曲:ダン・ハートマン
ラストの凱旋コンサートでエレンの前座に立ったザ・ソレルズが歌う曲。

エンディング曲:ファイヤー・インク「Tonight Is What It Means To Be Young(今夜は青春 )」

「Tonight Is What It Means To Be Young(今夜は青春 )」
作曲:ジム・スタインマン
ラストの凱旋コンサートでエレン・エイム&アタッカーズが歌う曲。途中からザ・ソレルズも入って一緒に歌う。

エンディングタイトル曲:ザ・フィクス「Deeper and deeper」

「Deeper and deeper」
作曲:サイ・カーニン、ジェイミー・ウェスト・オーラム、アダム・ウッズ、ルパート・グリーンオール、ダン・K・ブラウン
エンディングタイトルのバックに流れる曲。

『ストリート・オブ・ファイヤー』の関連映像

デジタル・リマスター版 予告編映像

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