命短し、愛せよ少年

渡辺多恵子さんの『雨に似ている』と言う作品を紹介します。

概要

1991年、別冊少女コミックにて発表。全1巻の短編作品です。

登場人物・キャラクター

沢木智之
サッカー部所属で元気が取り柄の主人公。転校生の奥瀬悠一とウマが合わず、ケンカばかりしてしまう。

奥瀬悠一
冷めた態度の転校生。体育の授業に参加できないくらい病弱。顔が綺麗なため、ファンの女子から"悠さま"と呼ばれモテている。

多貴
智之の幼馴染の少女。

あらすじ・ストーリー

明るく元気が取り柄のサッカー少年・沢木智之と、冷めた言葉で人を遠ざける転校生・奥瀬悠一。屈託のない智之はひねくれた態度の悠一に反発して、会えばケンカばかりしてしまう。そんな彼らだがある日の夕方、樹木の下で偶然の出会いを果たす。悠一の強がりの裏にある寂しさに触れた智之。その日を境に、彼らの関係に変化が訪れる。

「雨に似ている」って…?

話の冒頭で、"It looks like rain"の訳をあてられた時の智之の誤答(正解は雨が降りそう)。じつはこの時に悠一がはせた想いに、二人の心を通わせるきっかけがありました。

透徹な関係性

快活な少年と孤高の美少年が織りなす、恋とも友情ともつかないプラトニックな関係を描いた物語。美少年と切ないブロマンスがお好きな方にオススメしたい作品です。

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