プラネット・ウィズ(Planet With)のネタバレ解説まとめ

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『プラネット・ウィズ』とは、「J.C.STAFF」製作のオリジナルアニメーション作品。2018年に放送。本作は漫画家「水上悟志」が書き下ろしたネームを元に製作されている。漫画版は水上悟志自らが描いている。主人公「黒井宗矢」は記憶喪失の状態で「先生」「黒井銀子」の二人と暮らしていた。ある日、街に「ネビュラウェポン」と呼ばれる謎の飛行物体が現れ、それをヒーロー7人が倒す。しかし宗矢は銀子にヒーロー達を倒すように言われるのであった。

『プラネット・ウィズ』の概要

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『プラネット・ウィズ』とは、2018年に放送された「J.C.STAFF」製作のオリジナルアニメーション作品。
漫画家「水上悟志」が書き下ろした1074ページのネームを元に作られている。
水上悟志の初アニメ作品。
漫画版は水上悟志自らが描き、『ヤングキングアワーズ』で2018年6月から連載開始。
メカのデザインは「いづなよしつね」「上津康義」。
いづなよしつねは「トップをねらえ2!」のメカデザイン、アニメ「ガドカード」の原作を手がけている。

公式HPには水上悟志と、メカデザイン・いずなよしつね、漫画家・石黒正数、監督・吉浦康裕との対談が載せられている。
他にも水上悟志を詳しく紹介する記事や、キャストコメント、PV、小山力也がフィギュアで遊ぶ動画などが載せられている。
最終回直前の2018年9月22日には東京TOHOシネマズ六本木ヒルズで最終回先行上映が行われ、ゲストにキャスト陣、司会をアニメライター「小林治」が務めた。

主人公「黒井宗矢」は記憶を失い、ゴスロリ少女「黒井銀子」と猫のような姿をした「先生」と暮らしていた。
宗矢は通いはじめた学校で委員長の「高天原のぞみ」と出会い、授業中に謎の飛行物体「ネビュラウェポン」が世界各地に現れた。
そこに「グランドパラディン」と呼ばれる7人ヒーローが現れ、巨大なメカ「念動巨神装光」に変身してネビュラウェポンと闘う。
その様子を宗矢が見ていると銀子から電話があり、宗矢は7人のヒーローと戦うように言われる。
わけが分からない宗矢であるが、ヒーローの一人「虎居英雄」を倒し、変身する時に使う力の源と呼ばれる白い砂の入った小瓶を奪う。
小瓶を見た瞬間に宗矢は記憶が戻り、自分は地球人ではなく龍に滅ぼされた惑星「シリウス」のたった一人の生き残りであった事を思い出すのであった。
小瓶には龍の力が宿っており、宗矢は憎き龍の力を使って闘うヒーローたちとその司令官「竜造寺隆」と戦う事になる。
何故シリウスは滅ぼされたのか、先生や銀子は何なのか、ネビュラウェポンは何なのか、龍とは何なのかなどの伏線が少しずつ回収されていく、熱血王道ストーリー。

『プラネット・ウィズ』のあらすじ・ストーリー

宗矢の記憶が戻るまで

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本作のメインキャラクター、記憶喪失の主人公「黒井宗矢」(中央)、ゴスロリ少女「黒井銀子」(右)、猫のような姿の「先生」(左)。

主人公「黒井宗矢」は事故によって記憶喪失になり、両親も事故で失い、ゴスロリ少女「黒井銀子」と人間サイズの猫のような姿をした「先生」が身元引受人となり一緒に住んでいた。
宗矢は事故後しばらく昏睡状態になっていたらしく、目覚めた後に近くの高校へ入学する。
学校でクラス委員長「高天原のぞみ」と出会い、自分の記憶喪失の事を話す。
のぞみは驚きながらも、宗矢の境遇を案じた。
宗矢が学校へ行ったその日、謎の飛行物体が世界各地に同時に出現した。

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突如現れた謎の飛行物体。

自衛隊が謎の飛行物体に近づくと、飛行機に乗っていた隊員は亡くなった妻の幻覚を見たことで戦意消失してしまう。
そこに突如日本人7人のヒーローが現れ、発光してロボットのような巨人を出現させ飛行物体に立ち向かっていく。
この謎の飛行物体は宇宙からの侵略者「ネビュラ」が送り込んできたものであり、7人のヒーロー達は地球を守るために戦う。
その様子はテレビ中継されており、宗矢は驚きながら生徒達のスマホの映像から一部始終を見ていた。
すると銀子から宗矢の携帯に連絡があり、銀子は宗矢にヒーロー達を倒して欲しいという。
意味が分からない宗矢は学校を抜け出し、銀子と先生に会う。
一方、ヒーローの一人でリーダー格の「虎居英雄」は、謎の飛行物体の内部へ入ってコアを破壊しようとする。
すると虎居は中学校の頃火事で亡くなった母の幻覚を見せられる。
虎居は元々消防士であったが、侵略者「ネビュラ」と闘うサイキックを有するヒーローの一員になった。
虎居が消防士を目指したのは学生の頃に火事で母を亡くしたためであったが、幻では母は大人の虎居によって救われており、現在まで存命であった。
しかし、どんなに幸せな世界でもそれはネビュラの見せる幻で、虎居はその幻を破壊し、飛行物体のコアを破壊した。

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ネビュラウェポンから地球を守るヒーローたち。

7人のヒーロー達はマスコミが取り付く島もなく解散し、虎居は夜道を一人で歩いていた。
するとそこへ仮面を付けた宗矢と先生が現れ、虎居に「力の源をこちらによこせ」という。
宗矢は意味が分からないまま銀子の言う通り行動しているようであったが、その言葉に虎居は宗矢を敵だと判断し戦闘態勢になる。
先生が宗矢を飲み込んで「念力合体」をすると、先生の体がロボットのような巨人となり、コックピットのような場所で宗矢が操縦する形になった。
虎居が胸元にあった小瓶を握ると、先ほど見せたロボのような巨人「念動巨神装光」が現れ、そのコックピットで虎居が操縦する。
宗矢は必殺技「ギガキャットハンマー」で虎居を倒して、力の源と呼ばれた小瓶を虎居から奪う。
その小瓶を見た瞬間に宗矢は記憶を取り戻し、小瓶を「こんなもの」と呼んで、突如怒りの表情を露にする。
そして虎居に「帰って仲間たちに伝えろ!お前ら全員…ぶっ倒してやる!」と言い放った。

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宗矢と先生が念力合体して現れた巨人。

ネビュラ穏健派とネビュラ封印派、そしてグランドパラディンとは

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グランドパラディンたちが所持している「力の源」と言われている小瓶。

翌日、虎居は自分の身に起こった事を自分と一緒に居た残り6人のヒーロー「因幡美羽」「熊代晴海」「根津屋正義」「鷹取紅華」「羊谷葉介」「竜造寺岳蔵」と、司令官の「竜造寺隆」、秘書の「白石こがね」に報告する。
隆は侵略者「ネビュラ」が送り込んできた謎の飛行物体を「ネビュラウェポン」、虎居を襲った者を「ネビュラソルジャー」と名づけた。
そして地球を侵略者から守れるのはサイキッカーである自分達、国民安全管理局特殊防衛課に属する「グランドパラディン」だけであると念を押す。
ネビュラソルジャーには認識阻害が掛かっており、虎居はネビュラソルジャーの顔を思い出せなかった。
グランドパラディンたちがサイキックによって出現させる巨人「念動巨神装光」は、隆がメンバーに渡した力の源と呼ばれる白い砂の入った小瓶がなくてはならず、それを奪われた虎居は今後念動巨神装光で闘えなくなった。
しばらくの間はネビュラソルジャーに備え、二人一組で行動することになり、仲良しの美羽と晴海、いつも一緒にいる紅華と葉介、そして余った根津屋と岳蔵が組む事になった。
岳蔵と隆は親子で、岳蔵が隆に金をせびる事もあるが、家族仲は悪くはない様子である。

記憶を取り戻した宗矢は、地球を自分の世界では無いと言って学校へ行かず、本当の家族では無い先生と銀子にも反発し、「ちくしょう…みんな…絶対仇を討ってやるからな!」と一人戦う決意を固めた。
宗矢は地球人ではなく、惑星シリウスの人間で、「龍」によって星を滅ぼされ、龍が襲撃したことで大好きだった兄も死んでしまっている。
そしてネビュラソルジャーが持っていた小瓶からその龍の気配がし、宗矢の復讐は龍の力を使って戦うネビュラソルジャーたちへと向かったのだ。
宗矢が一人で居ると、ネビュラソルジャーを探しに来ていた虎居に出会うが、認識阻害を受けネビュラソルジャーの顔を見ていなかった虎居は宗矢がネビュラソルジャーである事に気づかなかった。
新たなネビュラウェポンが出現したため虎居は近くに居た宗矢に逃げるように言い、重い下駄を履いて修行をしていた宗矢に自分の靴を与えて裸足で去って行った。
宗矢は銀子たちにあの謎の飛行物体は何なのかと尋ねる。
銀子は、謎の飛行物体「ネビュラウェポン」とは「ネビュラ封印派」の「封印装置」で、自分達は「ネビュラ穏健派」で派閥が違うという事を話す。
ネビュラとは地球などの文明が浅い星の進化を愛を持って見守る、愛の進化種族であるという。
封印派は地球人が進化して武力を持つことを良しとせず、これ以上進化しないよう地球人を地球に封印してしまおうと考えている派閥だった。
穏健派は地球人が手に入れた過度な武力を没収する程度の最小限の介入だけをし、基本的には見守るスタンスの派閥であるという。
先生は「我々は地球人が力の進化より、愛の進化を選ぶことを期待してるにゃ」と語る。

新しく現れたネビュラウェポンの内部に美羽が入り、親友の晴海に柔道で勝利するという幻覚を打ち破り、見事ネビュラウェポンを倒す。
美羽と晴海は帰路で虎居と同じくネビュラソルジャーに遭遇し、美羽と晴海は宗矢と戦う。
消耗していた美羽はネビュラソルジャーに敗れてしまい、銀子に小瓶を奪われる。
宗矢は撤退した方が良いという銀子の言葉を無視し、もう一人(晴海)の方も倒そうとするが、そこにグランドパラディンたちが現れ、宗矢は囲まれてしまう。
隆はネビュラソルジャーを「侵略者」と呼ぶが、宗矢は「自分は復讐者」だと言う。
宗矢の言っている意味が分からない隆は、自身も念動巨神装光を出現させ、圧倒的な戦闘力を見せる。
数の面でも宗矢は不利であったが、突如巨大な先生の形をした宇宙船が現れ、宗矢を口に放り込み戦線離脱させた。
グランドパラディンたちはひとまず撤収するが、晴海は美羽を倒されたことでネビュラソルジャーに強い敵意を持っていた。

宗矢は夢の中で、先生と「閣下」と呼ばれる白い犬が会話しているのを目にする。
閣下は先生に何故シリウス人なんて手元に置いておくのか問い、先生は宗矢のサイキックは自分達ネビュラにはない力を持ち、自分の力を増長させてくれるという。
閣下がシリウスが何故滅びたか分かるかと問うと、先生は「私が彼らを救えなかったからだ」と答えるが、閣下は「違う。彼らが闘争心の赴くままに力の進化を遂げたからだ。あぁなる前に封印すべきだった」という。
先生は地球を見守りたいというが、閣下は地球はこのままではシリウスのように滅びてしまうと言う。
「龍はもういない」と反論する先生であるが、閣下は地球人は龍の力を使った、シリウス人のように暴走するのは時間の問題だと言う。
宗矢はその会話を聞いているようで聞いておらず、手元にあったチキンが気になっていた。
宗矢は肉が大好物であるが、何故か銀子は肉料理を出さず、いつも肉に飢えていた。
しかしチキンにかぶりついた瞬間に夢から覚めてしまう。

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先生と閣下がなにやらとても重要な話をしているが、宗矢の意識は手元にあった肉に集中する。

宗矢は力を使いすぎたのか三日間眠り続けていたという。
先生の形をした宇宙船と宗矢たちのアパートは繋がっており、宗矢たちはグランドパラディンの追跡などは受けていなかった。
また、宇宙船は山に置きっぱなしで謎の巨大物体としてニュースになっていた。
のぞみは三日間学校へ登校しなかった宗矢を心配しており、宗矢が登校すると気さくに話しかけ、宗矢を自身が入っているオカルト研究部へ連れて行った。
流れで宗矢はオカルト研究部へ入部する事になり、部室でOBの「根津屋正義」と出会う。
根津屋はグランドパラディンの一人であるが、宗矢は根津屋の顔を見ておらず、根津屋も宗矢の顔を見ていなかったためお互いに正体を知らなかった。
根津屋は強烈な中二病をこじらせたキャラクターで、オカルト研究部に入った宗矢の記憶喪失を知り羨ましがり、宗矢の事を友と呼んだ。
宗矢はまだのぞみに記憶が戻った事を話していなかった。

その夜、新たなネビュラウェポンが現れ、晴海と根津屋が闘う。
背が大きい事にコンプレックスを持ち、お姫様のように愛らしい美羽に憧れを持っていた晴海は、王子の姿で現れた美羽の幻覚を見るが、それを打ち破る。
しかし根津屋は憧れのハーレム展開・宝くじの当選・実は血の繋がらない巨乳の姉がいるなどの幻を見せられ、それに負けてしまう。
戦いを見ていた宗矢は根津屋がグランドパラディンであった事に驚く。
根津屋は夢を見せられるだけで死ぬわけでは無いと知ると、宗矢は安堵の表情を浮かべた。
晴海はネビュラソルジャーと一対一での対決を望み、宗矢たちの前に現れ、紅華と葉介は勝負に立ち会うことにした。
普段の穏やかな性格の晴海は、美羽を負かしたネビュラソルジャーに対して強い敵意を持っていた。
晴海は宗矢との戦いで念動装光の両腕を壊されてしまうが、それをサイキックで復元する。
しかし復元した腕は元の念動装光と違うデザインでどこか禍々しくなり、晴海の表情にも過度の疲弊が見え始めていた。
美羽が応援に来た事で、晴海は一瞬の隙を作ってしまい、宗矢の攻撃を深々と受けてしまう。
だが晴海は美羽の前では負けられないと力を振り絞り、念動装光を復元させようとする。
しかしそれによってさらに禍々しい龍のような姿に変身してしまう。
晴海は意識を失い、晴海を搭乗させた龍は暴走状態となり、街を誤爆で攻撃してしまう。
晴海は、自身のサイキックと龍の力が込められた小瓶によって本人にも止められない程力が増幅してしまい、龍に取り込まれている状況であった。
紅華と葉介は晴海を止めようとするが、二人だけでは敵わず、その場にいた宗矢に協力を求めた。
宗矢はこうなっては仕方ないとそれを受け入れた。
しかし龍は飛行しはじめてしまい、これに対抗するため先生はワンカップの見た目をしたドーピングアイテム「コスモマタンビZ」を服用する。
するとパワーアップしてネビュラソルジャーに翼が生え、飛行が可能になった。
戦いを見守っていた美羽と虎居は、地上から晴海に自分の声を届けようとするが届かなかった。そこに銀子が現れて美羽を晴海の元へ連れて行った。
宗矢が、銀子と美羽を龍になっている晴海の元に投げ、銀子のサイキックによって二人は龍の内部へ入る事が出来た。
美羽の姿を見た晴海は正気を取り戻し、それによって龍は消えていった。
どさくさに紛れて銀子は晴海から小瓶を奪うが、美羽は自分達はきっともう戦わないと言ってそれを許し、気絶した晴海を連れて帰った。
翌日、宗矢と先生はドーピングアイテムを使った副作用で二日酔いに倒れる事になった。

昨晩、紅華と葉介は銀子からネビュラの事を聞き、翌日隆にも事情を聞きに行った。
紅華は、隆がグランドパラディンを作り、小瓶の力で念動巨神装光を使う理由は何かと問う。
隆は平和のためであると答え、まずは侵略者たちを倒し、その後に正義感・価値観・道徳・倫理の統一をサイキックの武力によって成すという。
紅華がそれは世界制服だと言うと、隆は動じることも無くそれを肯定した。
隆の真意を知った紅華は、隆を子供だと言って小瓶を返し、自分は力に飲まれたくないといってグランドパラディンを去った。

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晴海を搭乗させた念動巨神装光は、晴海の戦意と怒りの衝動で龍のような禍々しい姿になってしまう。

竜造寺隆との戦い

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竜造寺隆の秘書「白石」(右)と、ネビュラ封印派リーダーの「閣下」(左)。

宗矢がオカルト研究部へ行くと、山に置いてある先生型の宇宙船はネットでは山にゃんこ様と呼ばれて騒ぎになっていた。
そこに根津屋が部室へ現れるが、いつものような覇気は無く、中二病の気もすっかり抜けているようであった。
一連の戦いから、根津屋の家は街から避難し引っ越す事になったという。
帰り道、のぞみは宗矢の様子から既に記憶が元に戻っているのではないかと推察し、さらに巨大物体(山にゃんこ様)とも関係があるのではないかと宗矢に尋ねる。
宗矢の様子のみという少ない情報からの名推理に驚いた宗矢は話をはぐらかそうとし、その様子を見たのぞみは立ち入りすぎたと宗矢に謝る。
宗矢は別に隠さなきゃいけないことではないと言って、自分が宇宙人であることを話し、街を砲撃したのは自分たちでは無いという。
のぞみは宗矢の話に驚くが、宗矢の話を全て素直に信じた。
そして街を守ってくれた事にお礼を言い、また明日学校で会うことを約束して帰って行った。
宗矢は別に町を守るために戦ったわけじゃないと呟くと、近くに潜んでいた銀子が宗矢は町を守ったのだと答えた。
竜造寺隆は宇宙人であるネビュラを全て侵略者としたが、のぞみは宇宙人である宗矢を侵略者とは思わないようである。

新しいネビュラウェポンが現れ、岳蔵と葉介が出陣する。
葉介はいつも紅華の後を付いて行っているが、グランドパラディンを自分が辞めたらおじいさん一人になってしまうと、居残っていた。
岳蔵はネビュラウェポンの内部に入り、美女達と豪遊する幻と、亡き妻・栄子の幻を見る。
幻に打ち勝った岳蔵はネビュラウェポンを倒そうとするが、撃ち損じたネビュラウェポンが街へ向かってしまう。
それをネビュラソルジャーが食い止め、その様子をテレビ中継で見ていた格グランドパラディンたちは驚き、紅華はやはりネビュラは内部で対立していると確信する。
岳蔵はグランドパラディンとして倒さなければならないネビュラソルジャーに攻撃を仕掛ける。
何故街を守ったのかと岳蔵に問われ、宗矢は「俺は俺が味方したい人の味方で、俺が倒したい奴の敵だ!」と答えた。
岳蔵と宗矢が戦っているのをビルの上から見ていた隆の元に、秘書・白石が現れ、そこにネビュラ封印派のリーダーで白い犬の姿をした「閣下」も現れる。
白石はネビュラのメンバーであり、閣下は今こそ決戦の時だと隆に勝負を申し込んだ。
閣下と白石は先生・宗矢と同じように念力合体し、白いネビュラソルジャーの姿になる。
宗矢と岳蔵の戦いは宗矢が勝利し、敗れた岳蔵を葉介がキャッチする。
葉介はこの役割のためだけにグランドパラディンに残っていたのだと言い、宗矢に自ら小瓶を渡し、宗矢は岳蔵と葉介二つの小瓶を回収した。
戦いを見ていた虎居は、龍の力を帯びた7つ分の小瓶を手に入れた宗矢に復讐はこれで終わりかと尋ねると、宗矢はまだ龍の気配が一番強い竜造寺隆が残っていると答えた。
シリウスを滅ぼしたのは龍であるが、その龍本人はその事で極刑が下され既に死んでおり、宗矢の復讐相手は隆のみとなった。
一方、白石・閣下と隆はお互いの主義主張を言い合い、戦いでは隆に分があった。
閣下がネビュラ封印派である白石を隆に接触させたのは、奇襲ではなくお互いをよく知った上で戦って負かし、武力を暴力に貶めないという美学のためであった。
閣下はネビュラを大人、地球を子供に喩え、子供から武器を取り上げるのは大人としては当然だという。
隆はそれを傲慢だと言い、地球人から武器を取り上げる行為を侵略とし、自分だけが武力を持ち全てを統べることで正義は成され平和になるという考えを曲げなかった。
戦いの中で閣下は隆のサイキックの波長は龍に似ているどころか「龍そのもの」であると感じ、且つ主義主張も龍と同じである事に戸惑いを覚える。
かつて龍は行き過ぎた正義感から惑星シリウスを滅ぼし、ネビュラによって時空追放刑になり死んだ事になっている。
武力で勝てないと分かると閣下はワープ装置を使い、隆を宗矢たちの前にワープさせた。
宗矢はすぐに反応して隆に攻撃を仕掛け、何が起こったか分からなかった隆は攻撃を受け、闘争心から晴海と同じように龍化した。
先生は封印派に戦いを押し付けられたというが、「あいつ(閣下)はそういう奴だ」とも言った。
その戦いの様子を見ていた閣下は「あいつ(先生)なら倒せる」と考えていた。
閣下と先生は同じネビュラであるが思想は違い、そのためにライバル関係にあるが、お互いにお互いを理解し合ってもいた。
宗矢と隆は激しい戦いの末、装甲が解け生身の戦いに縺れ込み、宗矢の下駄パンチによって勝負がついた。
倒れた隆は力尽きて真っ白な灰になって消滅してしまう。
そして、宗矢の目の前には故郷で亡くした兄が現れ、兄は隆が消えていくのをどこか悲しげに見ていた。

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突然宗矢の前に現れたのは、兄の姿をした者であった。

穏健派と封印派の戦いが始まる

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