ISLAND(第8話『またあえたらあいしてね』)のあらすじと感想・考察まとめ

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切那と凛音が辿り着いたのは、凛音が5年前に漂流した暴龍島だった。凛音はそこで真の切那が迎えた結末と想いを知り、過去に決着を着ける。浦島に戻ろうとした2人には、明るい未来が待っているはずだった。しかし浦島に戻った切那が直面したのは、凛音の死という現実だった。
今回は「ISLAND」第8話『またあえたらあいしてね』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「ISLAND」第8話『またあえたらあいしてね』のあらすじ・ストーリー

暴龍島で見つけた真実

1

切那は自分も一緒に真の切那を探しに行くと凛音に告げる

残されたボートの1つに乗り込み、切那は凛音を追って嵐の海を進む。凛音が乗ったボートに切那が近づいた時、凛音はボートから放り出されていた。
切那に助けられた凛音は「何で来たの!?」と切那に言う。切那は「お前を死なせないためだ!」と答えるが、凛音は「私は帰らない!5年前に戻れるなら…私は切那を助けるんだから!」と譲らない。そんな凛音に切那は言い聞かせる。
切那「分かった!それでお前の笑顔が戻るなら、俺も手伝う!行くも帰るも地獄だ。嵐の中のワームホールの存在に、賭けてみようぜ!」
2人は嵐の海に飲み込まれていった。

3

凛音は真の切那と過ごした洞窟へ行くが、彼の姿は見当たらなかった

切那が目を覚ますと、暴龍島の浜辺に居た。先に目を覚ました凛音は、浜辺の景色をじっと見つめていた。
凛音「…同じだ。5年前もこんな風に空が澄んでた…この風も、潮の香りも。」
凛音が急に走りだし、切那はどこに行くのかと言いながら追いかける。凛音は熱に浮かされたように、「切那のとこ…切那と一緒に居たとこ。もうすぐ会える、本物の切那に!きっと待ってる!切那が…。」と言いながら夢中で駆けていく。
2人は洞窟に着いたが、他に人の姿は見当たらない。凛音はその場に座り込んでしまった。
落ち込む凛音に、切那は「お前はここで休んでろ。俺が探して連れてきてやる。」と凛音に言い聞かせて洞窟を出た。

外を歩いていた切那が切り立った崖を登ると、そこには『立ち入り禁止』のマークが付けられた洞窟の入り口があった。切那は洞窟に入り、中の階段を降りた。そこには放置されたような部屋があり、見たことがない機械がいくつかあった。
切那は「嘘だろ…こんな所に…。」と驚く。その時、光が部屋の上の方から差しているのに気づいた。切那が部屋の上の隙間に通じている階段を上ると、そこには白骨化した1体の遺体があった。切那は遺体に手を合わせた。遺体の傍にノートが落ちていることに気づいた切那は、ノートを拾い上げて読んでみた。

遺体は真の切那だった。ノートによると真の切那もこの部屋に辿り着き、そこで棺桶のような箱を見つけていた。
当時、真の切那は凛音だけでも暴龍島から脱出させられないかと頭を悩ませていた。木と紐を組み合わせてボートを作ろうとしたこともあるが、上手くいかない。そんな中見つけた謎の箱は、真の切那にとって希望だった。真の切那は、あの箱はもしかしたら『神の使いの船』『天の鳥船』かもしれないと考えたのだ。
真の切那は、凛音に眠り薬が入ったスープを飲ませると、船の中に凛音を寝かせた。
真の切那「目が覚めたら、君はきっと浦島に帰ってる。いい夢を見るんだよ。」
真の切那は命が尽きるまでその部屋に留まった。凛音の笑顔だけを願いながら。

切那「あんた…切那か?」
切那は真の切那の横に座り、話しかけた。
切那「隣、失礼するぜ。あんたそんなスゲーもんを、砂浜までどうやって運んだんだ?」
もちろん答えは返ってはこない。

6

凛音と切那は真の切那の遺体と対面する

切那は凛音を、真の切那が居る洞窟に連れて行った。凛音は真の切那の遺体と対面し、切那から真実を告げられる。
切那「凛音…君だけは生きて。僕はいいから。この手帳の最後の言葉だ。」
凛音は涙を流し、遺体の前で膝まづいた。
凛音「切那…思い出してた。その言葉…僕はいいからって。切那はいつもそうだった、この島でも。あの小屋の中を見た時から、思い出し始めてたの。でも、認めるのが怖くて…。ごめんなさい…。結局戻れなかった、5年前のあの時には。切那のこと助けに来られなかった。私…!切那のこと見殺しにしたんだ!一緒じゃなきゃ助かりたくないなんて言って、私嘘つきだ!」
自分を責める凛音に、切那は優しく「よく見てやれよ凛音。そいつの顔。」と声をかけた。
切那「泣いてるか?怒ってるか?俺には笑ってるように見えるぞ。願いどおり、お前が生きてそこに居てくれるんだから。笑顔をみせてやれよ。」
凛音「そう…なのかな?」
切那「命を懸けてお前を浦島に帰したんだ。それに報いなきゃ、死んだ意味がなくなっちまうだろ。こいつは、お前の笑顔だけを待ってるんだよ。」
凛音の涙は止まっていた。

凛音と切那は、海が見える高い場所に真の切那のお墓を作った。
その後、ボートを作り直して帰るかと尋ねる切那に、凛音はもう少し島に居てもいいかと言う。凛音はまだ気持ちの整理がついていないのだ。「大変だぞ?」と言いながら、切那は凛音に付きあうことになった。
2人は数日間島で過ごした。食料を見つけ、火を使って料理をする以外にも、切那が見つけた滝で遊んだりもした。
そうしてすごしたある日の夜、洞窟の中で切那と凛音は話し合った。
切那「俺は…なんで切那なんだろうな。」
凛音「生まれ変わって、未来から来た、なんて思うのはイヤ?」
切那「お前が笑顔になるならそれでいいよ。」
凛音「…ありがとう。」
切那「よし。明日になったら帰るか。」
凛音「うん。」
切那「これから目一杯、お前を幸せにするからな。」

8

凛音は自分の過去に決着をつけ、2人は浦島に戻ることにした

残酷な結末

9

浦島に戻る途中で嵐に遭った凛音と切那。切那が目を覚ますと自分の部屋だった。

切那はハッと目を覚ました。そこは使用人用の部屋だった。切那は浦島に戻ってきたのだが、何が起こったのか思い出せない。
その時、玄関からブザーが鳴った。切那がドアを開けると、そこに居たのは喪服姿の夏蓮と沙羅だった。
沙羅「この度は、誠に…。」
夏蓮「バカ野郎…、お前はバカ野郎だよ!」
訳が分からない切那がふと横を見ると、外を向いていた方のドアの面には『忌中 於 御原家』という文字が書かれていた。
切那は「何なんだよ、これ?」と戸惑いながら屋敷の奥に入ると、凛音の葬式の準備がされていた。棺の前で座り込む切那。
切那「嘘…だろ?なんで…。」
玖音「それは私のセリフです。どうしてこんなことに…。」
切那「待ってくれ。そもそも俺は何でここに…。」
玖音「あなたはまた海岸に打ち上げられていたところを助けられたんです。その5日後の昨日、変わり果てた凛音が発見されました。」
切那「俺たちは直したボートで、浦島に帰ろうとした…。だけど途中で大波にのまれて…。俺の手は、確かに凛音の手の感触を覚えている。確かに掴んでいたはずだ!」
玖音は突然、切那の頬を叩いた。
玖音「じゃあ、どうして凛音はここに居るの?どうして喋らないの?どうして…ずっと掴んでいてくれなかったんですか?凛音の手を!」
切那は絶望しながら、最後に凛音と交わした会話を思い出した。
凛音はボートから落ちてしまい、切那は凛音の手を掴んで必死に引き上げようとした。しかし、力が足りずに凛音をボートの上に引き上げることができない。凛音は「あなただけは生きて…私は良いから。」と言って、自分から切那の手を放したのだ。海に沈みながら、凛音は「生まれ変わって、待ってるから…。」という想いを胸の中で呟いた。
「あいつは…俺を…?」と呟く切那に、玖音は涙をにじませながら「守ってほしかったです…命に代えても、凛音を。」と告げた。

11

凛音は切那と別の場所で変わり果てた姿で見つかった

その日を境に、切那はまるで廃人のようになっていた。
崖に座り込み、「俺はあいつの中の切那を、ちゃんと殺してやらなきゃいけなかった。」と後悔する切那。そこへ浦島に来ていた桃香が「切那さん、切那さん!」と声をかけた。切那は振り返りもせずに、「その名前の男は死んだよ。」と返した。
桃香「じゃあそこに存在しているあなたは何者なんですか?」
切那「俺は…名もなき浮浪者だ。」
そこに「あなたは切那です。」と強く響く玖音の声。木陰に立った玖音は、切那に語りかける。
玖音「凛音にそう言ったんですよね?『俺の名前は切那』だって。だったら、ちゃんと切那として責任を取ってください。」
切那は返事をしない。

12

凛音を失い生きる気力を失くした切那に、玖音は切那として責任を取るように迫る

未来へ託された希望

14

玖音は時を超える機械で凛音を助けることを切那に提案し、切那は迷うことなく引き受ける

桃香と玖音は、切那を本土にある夏蓮の母親の研究所・宮浦大学西山研究所に連れて行った。
途中の車の中で、3人は伝承のことを話す。
玖音「これから行く所にあるのは、浦島伝説の真実。愛し合いながらも結ばれてはいけない2人…。魔女の呪いを受けて浦島を追放され、呪いを解くために長い長い旅に出ました。」
切那「そして2人は魔女の元に辿り着き、呪いを解くために契約を交わす、だよな?」
玖音「えぇ。その代償としてリンネは命を捧げ、切那は自らの命を捧げて永遠の眠りにつきました。」
桃香「でも、魔女が予言したんですよね?2人がもう一度巡り会えた時にこそ呪いは解けるって…。」
研究所についた桃香と玖音は、切那にある機械を見せる。それは、島で見たカプセルのような形をした機械だった。
桃香は切那に「世界中の科学者を黙らせた装置です。」と説明を始める。

夏未が生きていた頃、桃香と夏未は世界中に散らばる謎の遺跡を研究していた。
夏未「浦島に何かある!オーパーツの周辺にことごとく存在する伝説、それらが示す始まりの地の方角。それらを集約すると、交点はほぼ日本に生まれるんだ。」
桃香「そして日本に同じ伝説があるのは…。」
夏未「あたしが捨てた故郷、浦島だよ。」
しかし浦島に調査に行く予定日の前日、夏未は交通事故で帰らぬ人になった。
突然の別れに動揺しながらも、桃香は夏未の研究を引き継ぎ、浦島の周辺を調査していたのだ。そして、暴龍島で玖音が不思議な物を見つけたという情報を耳にし、玖音を訪ねた。玖音は夏未の意志を継ぐ桃香にならと思い、2人で暴龍島に向かった。そこにあった機械がカプセルのような形をした機械で、玖音はその中で眠る凛音を見つけたのだと桃香に告げた。

切那「凛音は海岸に打ち上げられたんじゃなかったのかよ。」
玖音「それは表向きです。捜査が打ち切られても諦めきれず、5年探し続けた私は、海流を調べて行きついたあの島で…あの子を見つけました。私にとって、これは神のギフトです。」
切那「何なんだよ、これは。」
桃香「時を超える装置、玖音さんはそう推測していました。真実が分かったのは偶然でした。ランダムな捜査の中で突然作動し、装置の中だけ時が止まったんです。これは浦島伝説の切那が永遠の眠りにつくための装置…と、私は仮定しています。この中に入って眠れば、恐らく歳を取らないまま、何十年、何百年先の未来で目覚めることができるでしょう。」
切那「コールドスリープみたいなもんか…。」
桃香「それよりも遥かに肉体への影響が少なく、実用的な装置です。」
切那「どうしてこんなものが存在するんだ?」
桃香「オーバーテクノロジー。推定された結論は2つ。太古に、我々より遥かに進歩した人類が存在したか、遥か未来の何者かが時を越えて届けたか。しかし、前者を裏付ける証拠は皆無でした。となると…。」
玖音「未来の人間が過去に介入している。夏未によれば、オーパーツが発見された場所の周辺には必ずと言っていいほど、浦島と酷似した伝説があったそうです。」
桃香「時を超え、時を捧げさせる魔女が、愛し合う男女と契約を交わす伝説。魔女になぞらえられた未来人は、未来のどこかのタイミングで、時を遡る技術を発明しているはず。」
玖音「それを使えばあの子を、凛音を救える。」
目を見開き、必死な表情になる切那。
切那「伝説の切那は自らの時を捧げた…俺は何年捧げればいい?」
玖音「分かりません…。でも、10年や20年じゃ効かないでしょう。100年か、1000年か、10000年か…。」
切那「くれてやるぜ!俺の時間を、どれだけでも!そんで、凛音を助けられるなら!」
玖音「成功の確率は高くないと思います。」
切那「それでも良い…。」
すると、玖音は複雑な表情を浮かべて、意味深な言葉を発した。
玖音「それは…あの凛音と結ばれたいからですか?」

15

複雑な表情で意味深な発言をする玖音

その言葉が引っかかり、一瞬戸惑う切那だが、決意は変わらない。
切那「俺の数少ない記憶は1人の少女を救うってことだ。その少女ってのは、凛音以外考えられねえ。だから…。」
玖音「あなたの想いは正しいです。必ず助けて下さい。娘の…凛音を。」

切那は「長い旅に出る。」と島の人々に向けた手紙を残し、時を越える装置に乗り込む。
切那「俺はもう忘れない…。お前ともう一度やり直すために、時を越える!」
装置が作動し、切那は深い眠りについた。

16

「凛音を助ける」という決意を持って機械に乗り込んだ切那

「ISLAND」第8話『またあえたらあいしてね』の感想・考察

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万引きで食い扶持を確保する生活に逆戻りしていたアンズは、路地の一角でホームレスのやっさんに声を掛けられ、成り行きで行動を共にすることとなった。やっさんの教えや、丸一日の空き缶収集を通じて、アンズは徐々にお金の大切さを知っていく。 今回は「ヒナまつり」第3話『ホームレス生活入門編』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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ヒナまつり(第7話『看板娘アンズ始めました』)のあらすじと感想・考察まとめ

アンズが新たな生活を受け入れ店の手伝いに励む一方、ヒナは早くも学校生活に飽き始めていた。それを新田に相談し「学校が楽しくなるように努力しろ」と言われたヒナは、学校で生徒会選の話が出るや否や迷わず会長に立候補する。スピーチの原稿を芦川組の顧問弁護士に用意してもらうなどしたものの、もともと一年生は書記か会計にしか立候補出来ない決まりだったため敢え無く落選した。 今回は「ヒナまつり」第7話『看板娘アンズ始めました』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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