君の膵臓をたべたい(キミスイ)のネタバレ解説・考察まとめ

『君の膵臓をたべたい』とは、2018年に公開されたアニメーション映画。
住野よる著の2015年の同名小説を原作とした作品であり、2017年には実写映画版が公開されている。スタッフは本作が初監督となる牛嶋新一郎が監督・脚本を担当。制作会社はスタジオヴォルン。
孤高な主人公の少年「僕」と膵臓の病で余命わずかの快活な少女の青春模様や、キャラクターの葛藤・成長が描かれる。劇中の経過時間は約4ヶ月ほどで、独特なタイトルの本当の意味が劇中終盤でようやく明かされる。

高校のクラスメイト

恭子(きょうこ)

声 - 藤井ゆきよ

桜良の中学時代からの親友。常に桜良のことを気にかけており、春樹からは「桜良の保護者」と評されている。
気が強く、劇中では春樹に敵意を向け睨んでいるシーンがほとんど。しかし根はいい子であり、桜良と一緒のときは年相応に楽しそうにしている様子も見られ、桜良は春樹と彼女に仲良くしてほしいと思っていた。桜良も彼女のことを単なる友人ではなく、一番の親友と思っており、共病文庫にも春樹と並んで個人向けに遺書を残していた相手。
中学時代から桜良のことを知っているため、共病文庫を見た際には、書かれているのが彼女の字だと即座に理解できた。彼女が本当は傷つきやすい性格であることから、「誰かがそばにいて支えてあげなきゃいけない」と考えている。

1年後には春樹と和解し友人となっている。ただし恋愛感情はなく、ガム君と交際間近の関係となっている。

隆弘(たかひろ)

声 - 内田雄馬

春樹と桜良のクラスの委員長。
才色兼備の優等生であり、女子からも人気が高い。人付き合いも上手く、交友関係は広い。

実は桜良の元・彼氏。詳細は不明だが、桜良曰く「友人としてはよかったが、恋人になるとしつこい」との理由で別れた。しつこいという点では、劇中で桜良と一緒に過ごす春樹を目の敵にし、春樹に付きまとって桜良との関係を追及するなどが見られる。あくまで桜良の身を案じて春樹を敵視している恭子とは異なり、桜良への独占欲に近い。
クラスでは良識的に振るまっているが実際は高飛車な性格で、春樹のことも見下しており、自分の方が上だと思い込んでいる。

しかし桜良のことが好きなのは本当であり、何とか彼女に振り向いてもらおうと必死になっていたため、春樹は嫌ってはいなかった。

ガム君

声 - 福島潤

春樹と桜良のクラスメイト。呼称はいつも「ガムいる?」と言いながらガムを差し出すことから。本名は不明。
誰にでも気さくに接する性格で、友人とまではいかないが、クラスで数少ない春樹にも声をかける存在。他の生徒と異なり春樹を避けたり陰口を叩いたりはしない。

恭子に好意を抱いており、1年後には交際間近の関係となっている。

幼い弟と妹がいる。

メインキャラクターの家族

「僕」の母

声 - 田中敦子

春樹の母親。春樹に対しては一見 放任しているが、実際にはよく観察していて鋭い。
春樹は「学校では普通に友達がいる」ということで通していたが、それが嘘だということは見破っていた。終盤では、春樹にようやく桜良のような特別な相手ができたことを嬉しく思っていた。
その後、春樹が桜良の死で塞ぎこんでいたことから彼女が特別な人間だったことを察する。桜良の家へ向かう春樹に香典を渡し、「ちゃんとさよならしてきなさい」と後押しした。

「僕」の父

声 - 三木眞一郎

春樹の父親。春樹とは仲がいいわけではないが疎遠というわけでもないらしい。
劇中ではほとんど出番はなく、セリフも少ない。

桜良の母

声 - 和久井映見

桜良の母親。
桜良のよき理解者で温厚な性格。娘の病という深い悲しみを背負いつつも、彼女の日常を取り繕うことに必死だったらしい。

中盤 桜良から、彼女の死後は共病文庫を預かり、春樹が来たらそれを渡してほしいと頼みごとをされていた。
言付け通りに家に来た春樹に共病文庫を橋渡しする役を務める。桜良から春樹の名前は聞かされていなかった。終盤で春樹の下の名前を聞き、桜良という名前にぴったりだと評した。

以降、春樹とは親しくなり、1年後には春樹と恭子と共に食事をする約束をしている。

声を担当した和久井映見はメインキャストでは最後に決定された。女優として数々の実績を持つが、声優の経験はほとんどなかった。

『君の膵臓をたべたい』の用語

君の膵臓を食べたい

本作のタイトルにして、劇中におけるセリフでありキーワード。
タイトル名では「たべたい」とひらがな表記だが、原作小説および劇中のメール文では「食べたい」という表記になっている。

住野よるは、本作の執筆にあたりまずこのセリフが浮かび、それをタイトルとしてストーリーを考えたと語っている。
その本当の意味は「君のような人になりたい」というもの。

共病文庫

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