君の膵臓をたべたい(キミスイ)のネタバレ解説・考察まとめ

『君の膵臓をたべたい』とは、2018年に公開されたアニメーション映画。
住野よる著の2015年の同名小説を原作とした作品であり、2017年には実写映画版が公開されている。スタッフは本作が初監督となる牛嶋新一郎が監督・脚本を担当。制作会社はスタジオヴォルン。
孤高な主人公の少年「僕」と膵臓の病で余命わずかの快活な少女の青春模様や、キャラクターの葛藤・成長が描かれる。劇中の経過時間は約4ヶ月ほどで、独特なタイトルの本当の意味が劇中終盤でようやく明かされる。

その後、桜良は予定通り2週間後に退院した。
退院記念に2人で出かけようという話になり、当日「僕」は早起きして出かける準備をしていた。朝食を食べていると、「僕」の母親が「あんた、彼女できた?」と唐突に訊いてきた。
「僕」は驚きつつも否定した。母は「なら、ただの友達か。でもよかった、初めてあんたをちゃんと見てくれる人ができて」と語る。その言葉に「僕」は引っかかった。「僕」は余計な心配をかけないために、両親には普通に友達がいるということで通してきたはずだった。しかし、母はその嘘に気づいてたらしく、「母親なめんな」と告げた。

桜良との約束は午後からだったが、「僕」は少し早めに家を出た。
街へ向かう途中、ゲームセンターの前でクラスメイトのガム君と会う。軽く挨拶した後、「ガムいる?」といつものように薦められると、これまでのように断って街へ行こうとするが、思いとどまりやっぱりガムをもらうことにした。ガム君は快くガムを分けてくれた。

「僕」は「Cafe Spring」に到着し、そこで待っていることを桜良にメールする。

カフェから見える景色はいつもと同じはずだったが、これまでとは見違えるほどに眩しく見えた。待ちながら桜良のことを想う。彼女と出会って、病気のことを知って、様々なことを教えられた。いつの間にか自分の人生観や日常に対する考えが別物に変えられていた。彼女に言わせれば、「僕」が自分自身で様々な選択を積み重ねてきた結果なのだろう。
「僕」の中で、一つの答えが見つかった。「僕」は本当は、桜良のような人間になりたかったのだ。人を認められて、人に認められ、人を愛し、人に愛される人間に。

すると、桜良から少し遅くなるという旨のメールの返信が届いた。メールで何気ないやり取りをするうちに、「私を褒めなさい!」とメールが来た。どう返信しようか迷う「僕」は、先程考えていた答えから、「君の爪の垢を煎じて飲みたい」と打とうとするが、途中でやめる。彼女に送るなら、もっと相応しい言葉があると思えたからだ。文面を書き直し、「君の膵臓を食べたい」とメールを送信する。

破られた約束

桜良の突然の死を知り、ショックで崩れ落ちる「僕」。

しかし、それから何時間経っても桜良はカフェに現れなかった。携帯電話にも何の反応もない。夜になってしまい、仕方なく「僕」は家に帰ることにした。

帰宅すると、家のテレビではニュースが流れていた。数か月前から報道されていた通り魔事件についての内容で、今日また一人犠牲者が出たのだという。犠牲者名を見て「僕」は戦慄した。そこには「山内桜良さん(17) 包丁で刺され死亡」と映っていたのだ。

桜良は、死ぬときは「僕」に言うという約束を破った。「僕」は桜良に『星の王子さま』の本を返すという約束を破った。

「僕」は崩れ落ちるが、涙一つ流すことができなかった。

共病文庫、桜良の物語の結末

オープニングの桜良の葬儀のシーンの続きとなる。
桜良の多くの友人が涙を流したであろう葬儀が終わっても、「僕」は家から一歩も出ず、ただ本を読むだけで過ごしていた。
そして彼女の死後10日、「僕」はようやく現実を受け止められる程度まで回復し、桜良の家へ行くことにする。出かける際、事情を察していたらしい母から御霊前の香典を持たされた。

桜良の家で彼女の母親と対面し、遺影に線香を上げ手を合わせた。そして桜良の母に、借りていた『星の王子さま』を返す。
それから「僕」は、桜良の母に膵臓の病気のことを知っていたことを告げる。そして一つだけお願いがあった。共病文庫と書かれた本を読ませてほしいというものだった。どんなにつらくても、「僕」は桜良の生きた物語の結末を知りたかった。そのために、ここに来たのだ。

それを聞いた桜良の母は、涙を流しながら「よかった…君だったのね。来てくれて、本当によかった」と呟いた。
桜良の母は共病文庫を持ってきて「僕」に差し出した。実は彼女は桜良から、「自分が死んだ後、たった一人、病気のことを知ってて、『共病文庫』って名前を知ってる人が来るから、渡してほしい」と言付かっていた。更に、「その人は臆病だから、お葬式には来てくれないかもしれない。でも、絶対これを取りに来てくれるから」とまで伝えていたのだという。

「僕」は、共病文庫を読み始める。

共病文庫は桜良の様々な独白が日記の形式で書かれていた。やがて「僕」と桜良が病院で会った4月22日の記述となった。
そこには、初めて家族以外の人に病気のことを話したことの他に、「僕」のことが書かれていたが、「僕」の名前の部分はボールペンで塗りつぶされていた。
実は桜良は、この日よりも前から「僕」のことが気になっていたのだという。いつも誰かと一緒にいる自分とは異なり、いつも一人で本を読んでいて、まるで自分と戦っているみたいだったと書かれていた。病院で会って話してみると面白くて、すぐに気に入り、「僕」と仲良くなりたいと思っていたらしい。

その後は焼肉のこと、スイーツバイキングのこと、旅行のことなどが書かれていた。
そして、あの桜良の部屋で互いに傷つけあった雨の日の日記もあり、「とても悪くて、良い日だった。少しだけ、一人で泣いた。今日は泣いてばかりだ」と書かれていた。

そして、入院が決まったときのことも書かれていた。
明るく振舞っていたが、それは見栄を張っていただけで、本当はかなり不安だったという。

それから数日後の日記で、「寿命が半分に縮まった」と短く書かれていた。
入院期間が2週間延び、「僕」が桜良の様子がおかしいと感じ始めたのはこの後だった。彼女は余命が残り少ないことを知っていたが、その真実を「僕」に話せなかったのだ。

そして、花火の日の日記では「嬉しかった。生きててこんなに嬉しいことがあるのかと思うくらい。あんなに必要とされているって知らなかったから。嬉しくて嬉しくて、1人になった後、ベッドでたくさん泣いちゃった」と書かれていた。
あの日、自分に生きててほしいと告げられたことが桜良にとってどれだけの喜びだったのかを「僕」を初めて知った。

そして8月18日(彼女が刺されて死ぬ前日)、翌日の退院が決まり、残った時間を謳歌すると意気込む内容の日記以降は、空白だった。8月19日以降は書かれていない。

遺書、桜良の最期の言葉

8月18日まで読み終え、「僕」は共病文庫を閉じて桜良の母に返そうとする。しかし、彼女はまだ先があると言う。
「僕」はもう一度共病文庫を開き、8月18日以降のページをめくる。しばらくは空白だったが、本の終りの方に「遺書」という題で書かれた文章があった。

学校の友人に向けたもの、家族に向けたもの、恭子に向けたもの、そして最後に書かれていたのは「僕」に向けての遺書だった。

その遺書にも「僕」の名前は書かれてなく、「君」としか書いていなかったが、それが「僕」に宛てたものなのは明白だった。以前、福岡へ旅行に行った際に、「僕」が自分の名前は書かないでほしいと言っていたため、書かなかったのだという。
日記でも書いていたが、桜良は病院で会うよりも前から「僕」のことが気になっていた。その理由は、桜良と「僕」は反対側にいる人間だからだと書かれていた。

そして、桜良は何度も「僕」に恋をしているのではないかと思ったことがあったという。だけど、自分達の関係は恋だとか友情だとかではとても表せない。

病室で桜良が一回だけ『真実か挑戦』ゲームをやりたいと言ったとき、本当に「僕」に訊きたかったことは「どうして君は、私の名前を呼ばないの?」という内容だった。
「僕」はいつも桜良のことを「君」としか呼ばなかったため、その理由が知りたかったのだ。
結局訊くことはできなかったため、桜良は遺書でその理由を想像していた。それは「私を君の中の誰かにするのが怖かったから」ではないかと書かれていた。

名前を呼ぶ際には、その人のことをどう思っているか自分の中で考える。
「僕」にとって、桜良はどうでもいい人間ではなかった。だから、桜良の名前を呼んで、自分の中で彼女がどういう存在なのかを考えて、名前に意味を付けるのが怖かったのではないか。いずれ失うとわかっている桜良が「恋人」や「友人」の意味を持ってしまうのを恐れていたのではないか。「僕」は臆病な人だから。

臆病と言いつつも、桜良は「僕」を非難しているわけではなかった。桜良はずっと「僕」に憧れていた。
桜良は、自分の人生は幸せだと思っていた。でも、自分の魅力は他の誰かがいて初めて成立するものだった。人との関わりが人を作るのだから、それも悪いことではない。それが桜良にとっての「生きること」でもあった。
だが、「僕」だけはいつも自分自身であり続けていた。人との関わりに依存せず、自分を見つめて魅力を作り出していた。桜良も、自分だけの魅力が欲しかったのだという。

そしてあの花火の日、「僕」が桜良を本気で心配し、生きててほしいと告げてくれたことで、初めて桜良は自分が自分自身として必要とされていると知ることができた。初めて桜良は、自分がたった一人の自分だと思えた。
自分は、桜の花が春に咲くのを待っているように、「僕」に必要とされるのを待っていたのかもしれない。本当に、誰かを幸せにできる「僕」は凄い人だという。

そして最後に、こう書かれていた。

「君の爪の垢を煎じて飲みたいっていう言葉があるけど、私達の関係はそんなどこにでもある言葉で表すのはもったいない。君は嫌がるかもしれないけど、私はやっぱり… 君の膵臓を食べたい」

最期のメール、涙、「僕」の名前

共病文庫を最後まで読み終えると、「僕」は桜良の母に、桜良の携帯電話を見せてほしいと懇願する。携帯のメールの受信ボックスを見てみると、そこには彼女が最期に受信したメールが残されていた。最期に受け取ったメールは、「僕」が送った「君の膵臓を食べたい」というメールだった。
自分の想いも彼女にちゃんと届いていたのだ。

メールを確認すると、「僕」は桜良の母にぽつぽつと語り始めた。震える声で、「お門違いだとはわかってるんですけど………もう、泣いてもいいですか?」と。
桜良の母が頷くと、「僕」は堰を切ったように大声で泣き始めた。彼女が死んでから初めて流す涙だった。
泣きながら、「僕」は桜良のことを想っていた。自分達が多くの点で正反対だったのは、当然だった。自分達は同じ方向を見ていたのではなく、反対側からずっとお互いを見ていたからだった。

泣きながら、「僕」は桜良のことを想う。福岡へ行った際のシーンの回想。

そして、自分こそが桜良に出会うために、これまで生きてきたのだと確信する。桜良に出会うためだけに、これまで選択を積み重ねてきたのだと。

やがて涙も止まり、「僕」は桜良の家を後にすることにした。桜良の母が見送る。いつか、恭子と「僕」と桜良の家族で食事でもできたら嬉しいと母は語った。
去り際、「僕」は桜良の母から名前を聞かれる。「僕」は志賀春樹(しが はるき)と名乗った。
春の樹木、つまり春に咲く樹という意味である下の名前が、桜良とぴったりだと母は語る。桜良が旅行の際に春樹の名前を聞いて驚いていたのも、それが理由だった。

春樹の選択

後日、春樹がCafe Springで待っていると、そこに恭子が訪れる。春樹に呼び出されて来たというが、彼を敵視しているのは明白だった。春樹が桜良の葬儀に来なかったことから尚更その感情は強くなっていた。

春樹は初めて彼女のことを「恭子さん」と名前で呼び、恭子に共病文庫を見せ、桜良が病で余命わずかだったことを伝える。
共病文庫に書かれていたのは確かに桜良の字だった。しかし、桜良が親友の自分には言わなかったことを春樹だけが知っているというのが納得できず、彼を平手打ちするが、それでも春樹は共病文庫のことを伝えるのをやめなかった。恭子にはどうしても伝えなければならないことがある。桜良は恭子を傷つけるようないたずらや冗談は絶対にしないはずだと説得し、共病文庫を渡し、読ませた。

読むにつれ、恭子は泣き崩れていった。そして、最後の恭子宛ての遺書まで読み終えると、春樹を糾弾する。春樹がどうして彼女が病気だったことを言ってくれなかったのか、と。もっと桜良と一緒の時間を過ごしたかった、と。
そして、例え桜良が病気のことを自分に伝えないことを望んで、彼女が春樹のことを大切だったとしても、春樹を許すことはできないと告げ、カフェを去って行った。

カフェに残された春樹はわずかの間だが、そこに留まった。しかし、もう今までの自分のままではいたくはなかった。春樹は意を決して選択をする。

春樹はカフェを飛び出して走り出し、恭子の後を追う。高岡駅の前で追いついた春樹は、精一杯の勇気を振り絞って恭子に伝える。
「少しずつでもいいから、僕を許していってほしい。そして許してもらえるなら……いつか僕と……友達になってほしいんだ!」

1年後、桜の花びら

それから1年後の夏、恭子と春樹は2人で桜良の墓参りに来ていた。春樹は髪が短くなり、少し垢抜けた容姿になっている。

春樹は、本当に難しかったけど、少しずつ人と関わることができるようになっていったことを桜良に報告する。1年前に、春樹は自ら桜良のような人間になることを選んだのだ。人を認められる人間に、人を愛せる人間に。

墓参りが終わると、春樹は恭子に「幸せになろう」と告げた。それは恭子に対する告白ではなく、もっと広い意味だという。
意味深なことを言う春樹に、恭子はガムを投げて渡す。恭子は別にガムが好きではなかったはずだが、どうやら彼女はガム君と親しい関係らしい。恭子は「付き合うのは受験が終わってからかな」と呟く。

春樹が墓を去ろうとすると、一瞬 桜の花びらが春樹の横をよぎった気がした。思わず振り返り、花びらの飛んでいった方向を見るが、そこには何も見えなかった。夏に桜の花は咲かない。
春樹は少しだけ寂し気に微笑むと、恭子の後を追い、その場を後にする。この後は桜良の家に向かい、恭子と春樹と桜良の家族で食事をする約束だった。
桜良の家に行こうと急かす恭子に、春樹は「そうだね、桜良が待ってる」とはっきりと彼女の名前を口にして答えた。

2人が去った後、桜良の墓石には1枚の桜の花びらが乗っていた。

『君の膵臓をたべたい』の登場人物・キャラクター

メインキャラクター

「僕」 / 志賀春樹(しが はるき)

声 - 高杉真宙

本作の主人公。高校2年生。
名前は劇中では終盤まで明らかにされず、桜良からも「君」としか呼ばれていない。原作では名乗った際に桜良および桜良の母から「そんな名前の作家いるね」と評されており、志賀直哉と村上春樹から来ていると思われる。ほぼ一貫して彼の目線で物語が進み、モノローグも担当。

人と関わることに興味が持てず、幼い頃から友達が1人もいない。本人は特にそれを不満には思ってはなく、誰かと過ごすより1人で本を読んで過ごすことに関心があった。そのためクラスでも浮いており、ほとんどのクラスメイトから相手にされていない。両親には心配をかけないために、普通に友達がいるということで通している。
しかし、コミュニケーション能力に欠けるというわけではなく、話せばかなり流暢に皮肉や冗談を喋るため、桜良は「話すとすごく面白い人」と評している。
感情の起伏が少なく、無表情でいることがほとんどで、淡々としている。しかし感情が全くないわけでもなく、劇中では桜良に激怒したこともあった。
他者が自分のことをどう思っているかなどを深く詮索せず、自分の中で自己完結する傾向があるが、実際には誰かと触れ合ってその人を自分自身の特別な存在とすることを恐れていて、人付き合いを避けているらしい。そのため桜良からは「臆病な人」と評されている。

読書家で、家には多くの本があり、本棚に積んである順番に読むことにしている。一番好きな作家は太宰治。成績は優秀で、受験勉強はほとんど必要ないほど。

孤高な生き方をしていたが、病院で桜良の「共病文庫」を拾い、病気の秘密を知ったことがきっかけで彼女から気に入られ、日常が変化し始める。桜良から様々なことを教えられていくことで、本当になりたかった自分を知ることになる。

声を担当した高杉真宙は声優は本作が初。かねてよりアニメファンだったため、声優の仕事をするのが夢だったと語っている。

山内桜良(やまうち さくら)

声 - Lynn

本作のヒロイン。
春樹のクラスメイトだが、ほとんど喋ったことがなく彼の下の名前も知らなかった。

明朗快活な性格で、クラスの人気者。男女問わず人気があり、友人は多く、彼氏もこれまで3人できたことがあるという。容姿・性格 ともに周囲の者ほとんどが高評価している。いたずらや冗談が大好きでよく周囲をからかっているが、本当に傷つけるようなことはしない。
芯が強く、はっきりとした自身の意思を持つ。劇中ではチンピラ風の男に堂々と説教したり、春樹を傷つけた隆弘を追い返すなど気の強い面も見られる。

膵臓の病を患っており、ストーリー開始時点で余命1年を宣告されている。病名は不明で、症状は表にはほとんど出ず、食事制限などもない。しかし、鞄の中には大量の薬や注射器や検査機器などが常備されている。自身の余命を知りつつも、それを受け入れ、残された時間を明るく謳歌しようとする精神的な強さを持つが、本心では病気に対しての恐怖も感じている。劇中で入院した際には内心ではかなりの不安を抱えていた。
恭子曰く、一見明るいが人一倍傷つきやすいという。1人でいるときは涙を流すことも多かった。

本はほとんど読まず漫画しか読まないが、サン・テグジュペリの小説『星の王子さま』がお気に入り。
家族構成は両親と兄。子供の頃から快活で、よく「落ち着きのない子」と評されていたとのことだが、家族との仲は良好だった。

病院で自分の「共病文庫」を春樹が拾い、病気の秘密を知ったことがきっかけで彼と時間を過ごすようになる。
後に明らかになるが、実は病院で会う以前から春樹のことを気にかけていたという。誰かと触れ合うことを日常としていた自分の生き方に満足していたが、1人でも自分自身を確立していた春樹に憧れていて、彼のようになりたいと思っていた。

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