かくりよの宿飯(第24話『玉の枝サバイバル』)のあらすじと感想・考察まとめ

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葵の味覚が戻らないことを心配した銀次が、葵と乱丸に付き添い、3人で掛け軸の中への旅が始まった。旅の途中、雨に祟られたり、崖から転落して危うく命を落とす危険な目にも遭った。また、白夜が注意した通り、磯姫様の幻想が現れ、銀次と乱丸が一時錯乱状態になった。しかし3人が力を合わせてこれを乗り越え、遂に蓬莱の玉の枝を手にすることが出来た。
今回は「かくりよの宿飯」第24話『玉の枝サバイバル』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

銀次は乱丸の側にいてやれず逃げてしまったことを悔いたが、天神屋に移ったことは後悔していないと言った。かけがいのない出会いや経験が、今回の儀式の成功にも繋がると葵に話した。
銀次「乱丸と向き合いたいと思っているのに、きっかけが掴めない。彼の前ではつい意地を張ってしまって」
葵「銀次さんは乱丸と、元通りの兄弟の関係になりたいの?」
銀次「乱丸がそれを許してくれるのなら」
葵「きっと元通りになれると思う」
葵は、でもそうなったら銀次が折尾屋に残ると言うかも知れないと考えたが、首を大きく振って考えをうち消した。

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いちじくを銀次に勧める葵

葵は銀次にいちじくを勧め自分も食べたが、やはり味はしなかった。
銀次「大丈夫ですよ葵さん。このまま食べ物の味が分からないなんて、そんなことあるはずがありません」
葵「銀次さん」
銀次「あなたは、沢山の美味しい物をお腹いっぱい食べて、幸せに成らなくては。そしてあなたはきっと、この先も空腹のあやかし達に美味しい料理を作って幸せを分けて…」
その時、葵が銀次の言葉を遮って尋ねた。
葵「ねえ銀次さん、あなたと私は会ったことがある?私が小さかった頃に」
銀次は口を大きく開けたまま驚いた顔をした。
葵「あー、やっぱり。銀次さ…」
葵が喋りかけた時、突然辺りが暗くなり、銀次の様子が変わった。銀次は何かに魅入られたように葵の背後を見つめ続けていた。
銀次「磯姫様」

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磯姫様の幻想

葵が後ろを振り返ると、そこにははっきりと磯姫様の姿があった。銀次はふらふらと磯姫様に近づこうとした。葵は「銀次さん待って!」と叫び、銀次の手をつかんだ。銀次は我に返り「違う?」と呟いた。
葵「ええ、磯姫様じゃないわ。きっと白夜さんが言っていた幻想、蓬莱の霊樹の力」
しばらくして磯姫様の幻想は消えた。銀次は乱丸も同じ幻想を見るのではと心配した。
銀次「きっと乱丸も」
葵「探さなきゃ」

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崖から足を踏み外す葵

乱丸も崖の近くで磯姫様の幻想を見ていた。葵と銀次が追いつき「乱丸!」と声を掛けた。崖に向かって歩いていた乱丸は、正気に戻り、崖の手前で足を止めた。葵が乱丸に近づこうとした時、崖の一部が崩れ落ち、葵は足を取られて崖から転落してしまった。乱丸が葵の手を掴んだが、引っ張られて一緒に落ちて行った。乱丸は大きな狛犬の姿になり、葵を背に乗せて谷底に着地した。
葵「乱丸しっかりして」
葵は、霊力を使い果たして小さな狛犬の姿になってしまった乱丸を抱き上げ、心配そうに涙を浮かべた。
乱丸「何っつー顔してんだてめえ、泣くな。しかし直前にてめえの飯を食ってなきゃ死んでたかもな」

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蓬莱の霊樹

小さな狛犬の姿のまま乱丸は先を急いだ。
乱丸「行くぞ」
葵「でも」
乱丸「銀次は分かってる、俺が何を置いても蓬莱の玉の枝を取りに行くことを。だからあいつも山の頂上を目指すはずだ。銀次は絶対にそうする、俺には分かるんだ」
乱丸と葵は山の頂上を目指して歩きだした。虹色の霊力が山頂付近を輪のように取り巻いているのが見えた。山頂には目映いばかりの薄ピンク色に包まれた蓬莱の霊樹が輝いていた。

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蓬莱の玉の枝を手にする葵

銀次が大きな九尾の狐の姿で空を翔けて来て、蓬莱の霊樹の側に降り立ち人間の姿に戻った。そして小さな狛犬姿のままの乱丸を抱え上げ「乱丸、やったな」と抱き締めた。銀次も空を飛び霊力を使ったので、乱丸を抱えたまま、小さな九尾の狐の姿になってしまった。
乱丸「津場木葵、ぐずぐずしてんじゃねえ」
葵は「ああ」と返事をして蓬莱の霊樹の玉の枝を一本折り取とった。
銀次「葵さん、白夜さんの連絡札を」
葵は白夜に渡された連絡札を空に向けて掲げた。

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蓬莱の霊樹の側に佇む大旦那

竜巻のような渦が葵たちを取り巻き、その中心に引き寄せられるように3人は吸い込まれていった。その一瞬、葵は蓬莱の霊樹の側に立つ大旦那の姿を見た。
大旦那「葵、頑張っておいで。君にはまだやるべきことがあるはずだ」
大旦那の姿が遠のいて、葵たちは掛け軸の中から現実世界に戻って来た。

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折尾屋の仲間たちに迎えられる

折尾屋では白夜の他、時彦とノブナガ、葉鳥、秀吉、ねねが掛け軸から飛び出してきた葵たちを待ち構えていた。
ねね「あー帰って来た」
秀吉「乱丸様!」
葉鳥「お嬢ちゃん、銀次」
時彦「よかった、無事で」
ノブナガ「バフ」
白夜「無事使命を果たしたか。随分くたびれてみっともない姿になってはいるが、よく頑張ってくれたな」
葵「はい」
秀吉「よくやった、これでちゃんと儀式が出来るってもんだ」
葵は秀吉に蓬莱の玉の枝を手渡した。

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戒と明から海宝の肴を託される葵

戒と明が部屋に居ないことに気づいた葵は、襖の隙間から部屋をのぞき込む戒と明を見つけて廊下に出た。
葵「どうしたの中に入らないの?」
戒「僕らはまだあの場所には行けないよ」
明「この宿に長く居るわけでも、貢献したわけでもないしさ」
葵は何かを考え込む二人を見て尋ねた。
葵「どうしたの?」
戒「津場木葵」
明「海宝の肴は」
戒・明「君に作って欲しい」
葵「ええっ」

「かくりよの宿飯」第24話『玉の枝サバイバル』の感想・考察

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