アリス・ギア・アイギス(アリスギア)のネタバレ解説まとめ

『アリス・ギア・アイギス』はコロプラより配信されているスマートフォン用ゲームアプリである。機械生命体ヴァイスの襲撃により地球を捨て宇宙船団による航海を続ける人類は、ヴァイスに対抗し得る高次元兵装「アリスギア」を開発。それから3世紀、若い女性だけが操作できるアリスギアによって宇宙船団の平和は守られてきた。その船団の一つ「東京シャード」のヴァイス対策企業「成子坂製作所」に新たな隊長が赴任したことで物語が始まる。

東京シャードコネクション

以前にノーブルヒルズによる妨害工作で頓挫した(「陰謀編」参照)成子坂製作所のスポンサー契約であったが、アキ作戦の成功により成子坂の社会的信用が大きく向上したことで事情が変わり、萬場盟華が社長を務める「マウンテンウィッチ」との全面的なスポンサー契約に至った。これは水面下で盟華との交渉を続けていた文嘉の努力の成果であった。この公式発表はマウンテンウィッチの新ブランド「テムドール」のファッションショーにて行われることになった。盟華から出撃予定のないアクトレスは会場に来るよう要請があったが、「リア充の巣窟は苦手」とシタラは参加を拒否。夜露、楓、怜、綾香、愛花は参加を決めるが、怜は「リンは打ち上げで焼肉パーティーでもない限り来ない」と言うのだった。そして、隊長は強制参加だと文嘉に念を押される。
そして「テムドール」のお披露目ファッションショーが開催された。モデルを務めるのはモデルアクトレスチーム「ドクソン」の君影唯と村尾未羅。ショーは大盛況に終わり、大喜びする盟華。業界向けの会見を終えてから一般向けの会見を行い、そこで成子坂との提携を発表するので隊長とアクトレスはその時に参列するよう盟華に要請される。そして、ショーを終えた唯と未羅が舞台裏にやって来たのを見た盟華は、二人を成子坂の面々に紹介する。盟華は、この二人を引き抜いてアクトレスチームを作りたかったがラスコルが手放してくれないと冗談めかして言う。盟華は、この二人を隊長と引き合わせたかったのだ。
その時、また夜露の目が赤い光を帯びる。これは未羅とのエミッション共鳴であったが、そのことに気付かない夜露。これにより体調を崩した夜露はそれでも会見に出ようとするが、夜露の体調が悪いことを察した楓に介抱されながら自宅へと戻る。一方の未羅も内面を触られたような気持ち悪さを感じ、それが夜露との共鳴であったことを確信するのだった。
その数日後、ラスコルの社長であるラトーヤ・利根川が唯と未羅を連れて成子坂の事務所を訪問してきた。ラトーヤは、アライアンスの事実上の指揮官である隊長に二人を売り込み、アクトレスとして活躍させることで一般層への知名度を広げようとしていた。しかし、唯はモデル業を優先させることを望んでおり、アクトレスとしての出撃回数を増やしたくなかった。未羅も唯の主張に同調する。そこに現れたのがドクソンの三人目である須賀乙莉であった。乙莉は、自分が成子坂へ出向することを提案する。乙莉は、憧れているシタラたちトライステラ☆のいる成子坂で働きたかったのだ。モデル業を優先したい唯たちも乙莉の提案に乗って、経験不足の乙莉を鍛えるために成子坂で使ってもらうよう後押しする。こうして、乙莉は成子坂に出向することとなった。
その後、成子坂の事務所内を見学していた未羅は夜露を見つけ、二人きりで話がしたいと持ちかける。しかし、先日舞台裏で未羅と出会った時の言い知れぬ不快感のことを思い出した夜露は、出撃待機中であることを理由に未羅の誘いを断る。「ふられた」と未羅をからかう唯は夜露の連絡先を聞いてくると言うが、未羅は夜露に対する関心は親しくなりたいという類のものではないとしてそれを止めるのだった。
一方その頃、成子坂の作戦司令室で情報交換をする真理、深沙希、芹菜。AEGiS情報本部による身分偽装で派遣社員としてギアメーカー3社に潜入していた芹菜は、宇時家に繋がる情報を集めていた。それによると、老舗のヤシマ重工は開発部門において成子坂製作所を敵視する動きが強く、成子坂の創業関係者である宇時家が入り込むのは無理だということであった。次いで新興メーカーである御成屋だが、以前に宇時家から売り込みの接触があったものの断っていることが判明した。そして調査の副産物として、現在の御成屋はアマルテアなど北条グループとの関係が深く、独立を標榜しながらも実質的に北条の傘下となっていることが判明した。最後にイズモであったが、この会社は国内の本社は決済業務のみで生産拠点は海外シャードへ点在、本社でも業務の全容を把握できていないという状態であった。
芹菜が潜入捜査を行っていたのと同時期に、真理は旧叢雲工業の関係者への聞き取りを行っていた。しかし、いずれも宇時家との接触はなく、とんだ見当違いだったと愚痴をこぼす真理。「SIN」の構成員であった叢雲の設計主任も、かつて宇時家が作った九品田凪の専用ギアをコピーしようとして粗悪なまがい物を作ったにすぎなかった。真理が入手した当時の叢雲製新型ギアの実証試験データもそのギアの劣悪さを証明するだけであった。真理が当初主張していた「叢雲は違法研究によって規制対象となるレベルの高性能ギアを作ったのではないか」という推測もまったくの的外れで、巨額の費用を投入して粗悪なギアしか作れなかったからデータを偽装したというのが真相ではないか、と。しかし、真理によると当時の関係者は皆その粗悪なギアを「成功した」と主張しているという。集団錯誤を疑う深沙希、口裏合わせを疑う芹菜。真理は、彼らの口ぶりからAEGiSに押収された実証試験データの方が何者かに改竄されていたことも考えられると言う。
そもそも、アリスギアについてはかつて磐田が言ったようにわからないことだらけであった。エミッションコアや積層回路についてはアウトランドから提供されるものを使用しているだけで原理すら不明である。深沙希は、アウトランドの研究者すらエミッションコアの正体を理解していないのではないかと言う。全てを知っているのは、既に失われた全能の人工知能「アリス」だけだ、と。話が怖い方向に向かい始めたのを止めに入る芹菜。深沙希も、これはただの妄想だと言う。裏付けが取れるまでは、アリスギアの真相は誰にもわからない。
話を切り替えた深沙希は、宇時家の足跡に関する手がかりを掴んだことを告げる。逮捕された「SIN」の工作員から得られた証言で、「SIN」と深い繋がりがある非公然研究者組織「コーカス・レース」に宇時家が関与していたというのだ。コーカス・レースは、世界各地の民間ギアメーカーのみならずAEGiS兵器開発局にも及ぶ違法研究ネットワークである。深沙希が言うには、コーカス・レースと「SIN」は必ずしもイコールではないが、アリスギアの研究開発において境界福祉法やアウトランドによる情報制限の範疇を逸脱したい、あるいはアリスギアによる対人戦闘データを取得したいという欲求にかられた研究者がその目的を達するために法整備の緩いシャードで実験を行うことで必然的に「SIN」との協力関係が発生するのだとのことであった。そして、「SIN」との協力関係を続けるうちに弱みを握られて脅迫される、または思想に感化される等で「SIN」に取り込まれてしまうのだ。
深沙希は、宇時家が開発した九品田凪のギアにはコーカス・レースと繋がっていた当時のAEGiS兵器開発局員たちが技術提供をした疑いがあると話す。そして、凪の最後の出撃についてはAEGiS内部のデータも抹消されており、関わった職員たちも既に退職し消息不明となっていた。深沙希は、宇時家自身もコーカス・レースの伝手で海外シャードへと逃亡したのではないかと推測する。そして、宇時家の逃亡先を割り出す手がかりは天満小梅の渡航歴にあるのではないか、と。小梅は、ここ数年来に不自然なほど多く中東シャード群へ渡航している。そして、最後の渡航歴はカタールシャード。それ以来帰国していなかった。深沙希は、そこから紛争地帯であるアルフライラシャードへと向かったのではないかと推測していた。真理は、自分たちもアルフライラシャードへ渡航することを提案する。

それから少し後、真理、深沙希、芹菜、そして隊長はアルフライラシャードを訪れていた。杏奈が司会を務める海外シャードの文化を紹介するバラエティ番組の取材というのが建前で、真理はカメラマン、深沙希は通訳兼コーディネーター、芹菜は新人レポーター、隊長は芹菜のマネージャーということになっていた。他の成子坂の面々に対しては、カメラマンとしての実績が欲しい真理とコスプレイヤーからタレントに転向したい芹菜を売り出すための企画というカバーストーリーになっていた。
建前とはいえ取材はしなければならず、芹菜は王宮であるシャフラザード宮殿前でレポーターとしての仕事をしていた。撮影を終え、まるでおとぎ話のように美しい王宮の様子に感嘆する芹菜。しかし、真理はアルフライラシャードで平和なのは王族であるベトロナム家の軍事力が及ぶ首都パールサ近辺だけで、他の地域は紛争地帯として渡航制限が敷かれているという現実を告げる。
アルフライラシャードが建造から現在まで紛争が絶えない状態にあるのは、地球脱出計画において月面政府が中東地域の民族、宗教的対立を無視して一つの大型連結シャードとしてまとめてしまったことに起因する、と語る真理と深沙希。そして深沙希は、月面政府とその後継組織であるアウトランドもアルフライラシャード内の紛争に対して原因の理解と解決ではなく抑圧をもって当たったことがシャード内に反アウトランド感情を生み、アウトランドにとって最大の敵である機械生命体ヴァイスを抑圧からの解放者と見做す「SIN」の誕生に繋がったのだ、とも語るのだった。更にアルフライラシャード内の紛争には治安維持の名目でシャードに内包された各国とかつて繋がりのあった旧東西両陣営が介入しており、300年以上前の地球で起きていた中東紛争と東西各国の対立が舞台を宇宙に移してもなお続いている。その理由は、アルフライラシャード建造時に転移された地殻に残された石油、そしてアルフライラシャードが所有する資源天体から採取されるプラズマ燃料「燃素(フロギストン)」にあった。時代が変わっても変わらない紛争の現実にげんなりする芹菜たち。アルフライラシャードの紛争地帯では、アウトランドの国際法に違反したアリスギアの対人戦投入も行われている。宇時家のような人物がその技術を生かすにはもってこいの場所であった。
パールサのバザール。ここはお金さえあれば何でも手に入る。高価な工芸品や貴金属、宝石。そして境界福祉法で制限されている最先端の電子機器や重火器、更にはアリスギアまで。深沙希は、ここで宇時家の情報を買うつもりであった。バザールの重鎮であるアルデシールは深沙希の養父であった籠目財団の当主・籠目武成と深い繋がりがあり、深沙希はそのコネを利用したのだ。アルデシールは、砂漠に隠棲する賢者「神智(アル・ヒクマ)」なら宇時家と小梅の去就について知っていると告げる。
深沙希は、渡航前にAEGiS情報本部の愛宕から言われたことを思い出していた。かねてから深沙希との繋がりがあった芹菜はともかく、真理は「凪の捜索」という目的が達成できなかった時はAEGiSを裏切る可能性がある、と。そして、成子坂の隊長もどう転ぶかわからないため、彼が裏切った際には処分する必要がある、とも。愛宕も個人的には成子坂の隊長を信頼しているが、万が一の保険をかけるのが諜報機関のやり方であった。深沙希に課せられた命令は、宇時家と小梅が持っている凪のギアに関する情報が「SIN」、もしくは他シャードの諜報機関の手に渡らないようにすることであった。
アル・ヒクマは、合流地点を「SIN」の勢力圏であるカヴィール砂漠と指定してきた。わざわざ危険地帯を指定してきたのは、最悪の場合こちらを殺害するという意志表示だと言う真理。真理は、2年前にアクトレスの軍事利用について調査している時にアル・ヒクマと会ったことがあり、警戒心が強く業突く張りの老婆であった、と零す真理。その真理を怒鳴りつけたのは、突然現れた灰色の髪の少女だった。アル・ヒクマの使いかと尋ねる真理。しかし、少女は自分こそがアル・ヒクマ本人であると名乗るのだった。アルデシールは、アル・ヒクマの一族は知識と経験を共有するのだと語る。少女の外見ながら老婆のような口調で話すアル・ヒクマ。深沙希は、彼女に宇時家と小梅の居場所について問う。それに対しアル・ヒクマは、代価としてAEGiS東京情報本部に対し超法規的措置として自身についての情報改竄を要求してきた。その要求を呑んだ深沙希に、アル・ヒクマは小梅についての情報を語る。宇時家が「SIN」に匿われていることを知った小梅は半年前にアル・ヒクマを訪ね、彼女の手配で「SIN」の支配地域に潜入したというのだ。そして、アル・ヒクマは「九品田凪は生きている」という推測を口にする。宇時家は凪のギアから発信された生体徴候のデータを受信し、凪が冬眠に近い状態で宇宙空間に存在することを確認。その情報を手土産に「SIN」へ匿われたというのだ。
アル・ヒクマがAEGiSに望んだ情報改竄。それは、「東雲チヱ」という名前の少女の戸籍を偽造し、それを自分のものとして東京シャードへ渡航することであった。アル・ヒクマこと東雲チヱは、こうして東京シャードへやって来て成子坂製作所のアクトレスとして所属することになった。それは、アル・ヒクマという人物の正体(註:「東雲チヱ」の項目を参照)に関わることであった。
アル・ヒクマからはもっと無茶な要求をされると思っていたAEGiS情報本部の愛宕は、その内容に拍子抜けすると同時に不審にも思っていた。有力な情報源ではあるが、危険人物でもあるとして深沙希に監視を要求する愛宕。深沙希は、アル・ヒクマのもたらした凪に関する情報に疑いを持っていた。しかし、愛宕は、「SIN」がその情報を信じて宇時家を匿ったということが本筋でありその真偽は些細なことだと考えていた。そして、宇時家が「SIN」に身を投じた動機である「アリスギアを使用したエミッション能力の無限拡張による新人類への進化」も、「荒唐無稽な話だが、それを信じて動いている人間がいる」ことが重要なのだと語る。
一方その頃、AEGiS特殊部隊の鳳加純は、ここ最近のヴァイス出現数減少や出現したヴァイスが東京シャードへ向かわず逃走する事例などを分析。その結果としてヴァイスの大規模侵攻部隊が東京シャードを遠距離から包囲、そのため侵攻部隊とは無関係のヴァイスは東京シャード近辺から逃亡しているという結論を出した。AEGiS防衛政策局次長の霧島は、その報告を受けて加純たちに調査を命じる。特殊部隊の加純、京、アンジーは、ただちに出撃するのだった。

闇の落とし仔

AEGiS兵器開発局の新型ギア性能試験という名目で東京シャードの排他的経済宙域に出撃した鳳加純たち特別部隊。いつもであればこの宙域まで移動する際にヴァイスと複数回の遭遇が当然であった。しかし、ヴァイスの姿はまったく見当たらず、不審に思う加純たち。その時、進路上にヴァイス群が出現し、特別部隊と交戦状態に突入した。そのヴァイス群には、これまでの交戦例が少ない小型ヴァイスの特異個体が多数含まれていた。

その頃、夜露と楓、そして隊長は乙莉の招きでラスコルの事務所を訪れていた。いかにも工場の事務所といった趣の成子坂製作所とは違うラスコルのお洒落なオフィスに驚く夜露たち。そこに現れたのは唯と未羅だった。唯は乙莉に社長と面会の約束を取ってあるかを確認するが、乙莉はすっかり忘れていた。乙莉の段取りの悪さを詫びる唯。唯はマネージャーの城島を通じて社長に成子坂の隊長が来たことを連絡。そして、乙莉が成子坂に出向してアライアンスの仕事をするようになって以降、アクトレスとしてもモデルとしても成長していることを伝えて隊長に感謝の意を述べる。乙莉の成長に感心した唯と未羅は、一度断った成子坂への出向を申し出る。モデルの仕事などもあるため、チーム単位ではなく個人枠でも仕事を請けるという唯。隊長はそれを承諾し、ドクソン全員がアクトレスとして成子坂に出向することが決まった。
一方、待機命令を口実に未羅との会話を拒んだこと(前話参照)を心苦しく思っていた夜露は、そのことを未羅に詫びると共に会話の機会を持とうと願い出る。その時、再び二人のエミッションが共鳴を起こした。未羅は夜露と自分が共鳴することに何らかの心当たりがあるようだが、それをうまく言語化できず口ごもる。夜露は、未羅と自分が特別な関係であることを嬉しく思う、という。未羅も、夜露の言葉から自分の気持ちが心を通じ合う相手を見つけたことによる「嬉しい」であると気付き、微笑む。
その様子を見た唯は、人付き合いの苦手な未羅がすぐに夜露と仲良くなったことを喜ぶ。しかし、楓はそんな夜露と未羅の姿を険しい表情で見ていた。唯は、楓のその感情は嫉妬ではないかと言うが、楓はそれを否定する。嫉妬であることを口では否定した楓だったが、その表情は夜露が憧れていたのは自分を通した姉・京の姿だったことを知った時と同じであった。

隊長と薫子は、AEGiS政策局次長の霧島に火急の用件で呼び出されていた。その用件とは、トラベルオーダー東京の外務審議官・志賀和樹からのものであった。テロリストであるアル・ヒクマこと東雲チヱを東京シャードに渡航させるにあたっての超法規的措置の調整を行ったのが彼であった。志賀は、アルフライラシャードの第一王女であるファティマ・ベトロラムが東京シャードへ留学すると話した。王女は一環でアクトレスとして活動することになったが、自身の引受先をAEGiS東京ではなく成子坂製作所と希望していた。要人の子女が公的機関のAEGiSでなく他国のアクトレス企業に勤務することは外交上極めて異例の事態であったが、王女のみならず国王のアルアブラ・ベトロラムの要望でもあった。かつて二人はお忍びで東京シャードを訪問した際、成子坂製作所のアクトレスらと交友関係を結んだのだという(註:イベント「タマちゃん探検隊」「初めてのコス参加がコミマでも許してくれますか?」より)。志賀は、トラベルオーダー東京の立場から、主要な燃素産出国であるアルフライラシャードとの関係を損ねないために是非とも成子坂製作所に王女の身柄を引き受けてもらわねばならない、と要請してきた。隊長と薫子は、アル・ヒクマの件で借りを作ったこともあり首を縦に振らざるを得なかった。
そして、ファティマ王女は成子坂製作所に着任。憧れの成子坂製作所でアクトレスとしての第一歩を踏み出すことになった。ファティマは自分を「王女殿下」と呼ぶ楓に、他のアクトレスと同等に扱うよう希望する。夜露と楓は、ファティマとなるべく自然体で接するよう心掛ける。夜露は、ファティマがなぜ成子坂を希望したのかを尋ねる。その時、シタラたちトライステラ☆の3人が出勤してきた。シタラたちは、遠いアルフライラシャードにいるはずの友人が成子坂の事務所にいることに驚愕するのだった。

真理は、琴村姉妹と杏奈に凪が宇宙のどこかで専用ギアと共に生存していることを伝える。7年間も宇宙を漂っている凪のことを思い、悲しむ琴村姉妹。すぐに助けに行けないかと言う朱音だったが、凪のギアの正確な座標を知っているのは宇時家だけだと答える真理。当の宇時家は現在アルフライラシャードの奥地で「SIN」に匿われているためとても手を出すことができない。絶望する琴村姉妹だったが、杏奈はそれでも絶対諦めないと宣言した。「この宇宙のどこかに凪がいる限り、希望を捨てない」と熱弁する杏奈の姿に、琴村姉妹は凪を必ず連れ帰るという決意を新たにする。真理は、たとえ凪が7年間宇宙にいたことでどんな状態になっていても助け出すことを誓う。

遭遇したヴァイス群を撃退した加純たち特別部隊。その戦闘を分析していたAEGiSのオペレーターたちは、このヴァイス群が従来とは構成も戦術パターンも違う存在であることを報告し、大規模侵攻部隊の尖兵である可能性が高いと結論付けた。その時、新たなヴァイス群が加純たちを追って超空間ゲートで転移してきた。その中には、超・超々大型ヴァイスの反応も確認された。オペレーターは加純たちに速やかな退避を要請。出鼻を挫いて機先を制するべきとする京、長丁場は不利として撤退を進言するアンジー。加純は、可能な限り情報を集めてからの退避を決定した。ヴァイスが東京シャード近隣宙域に侵攻拠点を構築するつもりであることを察した加純は、大規模侵攻が目前に迫っていることを確信する。

その頃、買い物を終えた夜露は誰かに呼ばれていると感じて裏通りへと向かう。そこで出会ったのは下校途中の未羅だった。夜露の気配を温かく優しいものとして感じる未羅。一緒に帰ることになった二人は、お互いの家族の話をする。夜露を産んだことで身体を壊し、以後は病弱になったという夜露の母・綾子。夜露は、そんな母を大事にしている。未羅は、実の両親とは死別して今の両親とは血縁がないことを語る。未羅の複雑な家庭環境に驚きつつもそれを受け止める夜露。未羅は、夜露の夢が「世界中の人を笑顔にする」ということ、夜露自身もそれは無理だとわかってはいるけれど手の届く範囲の誰かを笑顔にするための誓いであることを聞き、それを応援したいという。夜露も、未羅の仕事であるモデルはたくさんの人を笑顔にする大切な仕事だという。その言葉を嬉しく思った未羅は、今度夜露の家に遊びに行きたいという。歓迎する夜露。その時、また二人のエミッションが共鳴した。それは、外宇宙からの呼び声だった。遠くからの呼びかけに共鳴し、夜露と未羅の瞳は赤く輝く。未羅は、星の海から二人を呼ぶ声を「同類(なかま)」と言うのだった。

『アリス・ギア・アイギス』のゲームシステム

このゲームは、3Dシューティングゲームである戦闘パートとアリスギアやアクトレスを強化する育成パートに分かれている。
戦闘パートに関しては「AP」「スタミナ」といった概念はなく、時間と端末のバッテリー残量が許す限りいくらでも戦闘を続けることができる。

アクトレス

プレイヤーが育成し戦闘に参加させるキャラクターの総称である。レアリティは☆1~☆4まで存在する。
また、一部のアクトレスには「アナザータイプ」と呼ばれる性能違いのバージョンが存在。アナザータイプは☆4のみ存在し、名前の末尾に【○○(漢字2文字)】が付いている。

アクトレスのレベルアップは主に「アニマ」と呼ばれるアイテムを消費することで行われる。戦闘においても経験値は入手できるが、その量は少ないためアニマを用いたレベル上げが主体となる。レベル上限に達したアクトレスが入手した余剰経験値はアニマに変換される。

ステータス

アクトレスには5種類のステータスがあり、これらのステータスに装備したアリスギアのステータスを加算したものがアクトレスの最終的なステータスとなる。
・HP:耐久力。どれだけ相手の攻撃に耐えられるかを示す。
・ATK(ショット):射撃攻撃力。この数字の後ろに付いている属性アイコン付きの数字は属性攻撃力である。属性攻撃力はレベルアップによって上昇しない。
・ATK(クロス):近接攻撃力。この数字の後ろに付いている属性アイコン付きの数字は属性攻撃力である。属性攻撃力はレベルアップによって上昇しない。
・DEF:基礎防御力。相手の攻撃を減算する。
・SPD:移動速度。レベルアップによって上昇しない固定値である。

属性

アクトレスとアリスギアには属性があり、属性が合致したアリスギアを装備したアクトレスはより攻撃力が上昇する。逆に属性が相反するアリスギアを装備すると攻撃力が減少する。
ヴァイスと相反する属性のアリスギアはヴァイスにより大きなダメージを与えることができるが、自身の受けるダメージも大きくなる。
攻撃をサポーターに任せて自分の被ダメージを抑えたい場合は、あえてヴァイスと同属性を選択してサポーターを相反属性にするのも手である。
アクトレスの所有する属性パッシブスキルが「出力変性(超特大)」「変質放出(絶大)」「放出特化(極大)」の場合、属性の相性が攻防ともはっきり出るようになる。

攻撃時の敵への与ダメージ相性は下記の通りとなる。(被ダメージ相性はその逆)
・焼夷:冷撃◎ / 電撃○ / 重力△ / 焼夷×
・冷撃:焼夷◎ / 重力○ / 電撃△ / 冷撃×
・電撃:重力◎ / 焼夷○ / 冷撃△ / 電撃×
・重力:電撃◎ / 冷撃○ / 焼夷△ / 重力×

パッシブスキル

アクトレスには、常時または条件を満たした時に発動するパッシブスキルという能力が設定されている。パッシブスキルはLv1状態で3つ習得しており、それ以降はLv5、Lv10、Lv20、Lv35、Lv50、Lv65、Lv80で習得する。Lv80のパッシブスキルは各アクトレス固有のものである。また、アナザータイプはLv80以外にも固有のパッシブスキルを有している。
全体的にパッシブスキルはアクトレスに設定された攻撃属性や得意・準得意武器に有利に働くようなものになっているため、装備させるアリスギアにはこれらに合致する組み合わせが要求される。

SPスキル

SPスキルによる攻撃は通常の攻撃よりはるかに高威力だ

ヴァイスに一定数の攻撃を加えることでゲージをチャージして放つ必殺技である。
回復系のSPスキルは1回の出撃で使用できる回数に上限がある。
☆1~☆3のアクトレスは汎用タイプのSPスキルを使用するが、☆4アクトレスは各キャラクター固有の専用SPスキルを持つ。
☆4通常タイプとアナザータイプの両方のアクトレスを所持している場合、SPスキルを付け替えすることが可能である。(通常タイプにアナザータイブのSPスキルを装備、またはその逆)
2019年6月のアップデートで異なるレアリティ(ex.☆4←→☆3)でもSPスキルの付け替えが可能になった。これにより、☆4アクトレスのSPスキルに癖があって使いづらい場合に☆3アクトレスのSPスキルを付け替えるという運用ができるようになった。また、最大上限レベルが上昇した☆3アクトレスはSPゲージ上限や回復系SPスキルの使用回数が増加するようになったため、☆4アクトレスよりもSPスキル再使用において優位性を持つようになった。

レアリティごとの性能差

同一のアクトレスであれば同レベルにおけるステータスに差はないが、レアリティが高いアクトレスはレベル上限が高いため最終的にはステータスで勝ることになる。また、レベルが高いほど習得スキルが増え、特にLv80で習得する各アクトレスの専用スキルはレベル上限限界値に達しても☆2アクトレスでは習得できない。
レベルアップに必要な経験値は同レベル帯でもレアリティが高いほど大きくなり、☆2で☆1の2倍、☆3で3倍、☆4で4倍になる。
装備キャパシティはレアリティが高いほど大きくなり、☆4まで進化させた専用ギアをフル装備できるのは☆4アクトレスだけである。
2019年6月のアップデートによりレベル上限解放が一定段階に進むごとに装備キャパシティが増加する仕様になり、これによって☆3のアクトレスであっても最大レベル上限まで到達すれば☆4専用ギアのフル装備が可能となった。

☆1:初期レベル上限:Lv15 最大レベル上限:Lv15 装備キャパシティ:60
☆2:初期レベル上限:Lv30 最大レベル上限:Lv70 装備キャパシティ:100
☆3:初期レベル上限:Lv60 最大レベル上限:Lv80 装備キャパシティ:140
☆4:初期レベル上限:Lv80 最大レベル上限:Lv90 装備キャパシティ:180

☆2の最大上限レベル解放に伴う装備キャパシティ増加数:2レベルごとに+3(Lv70まで) / 最大で+60
☆3の最大上限レベル解放に伴う装備キャパシティ増加数:2レベルごとに+5(Lv70まで)、2レベルごとに+3(Lv71~Lv80) / 最大で+40

また、前述したように☆4アクトレスは各キャラ固有のSPスキルを所有しており、☆3までのアクトレスが持つ汎用SPスキルよりも性能が強力である。

アナザータイプは、通常タイプより性能の振れ幅を極端に設定しているため得意・不得意がはっきりしている。育成や運用に関してはゲーム熟練者向けである。

信頼度とファン数

アクトレスの絆エピソード解放に必要なステータス。
信頼度は「更衣室」で信頼度上昇アイテムをプレゼントすることで上昇させることが可能であり、ファン数は戦闘に出撃して任務を成功させることで上昇する。チームリーダーに設定されたアクトレスにはより多くのファン数が加算される。
絆エピソードを最後まで解放し閲覧することで専用アクセサリが入手できる。
絆エピソード解放のためにはどちらかだけ上げればよく、すぐに進めたいならプレゼントを使用し、ゆっくりで良いなら出撃でファン数を増やしていくことになる。

アリスギア

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