スペースバグ(第9話『電クイ虫撃退作戦/機械仕掛けの清掃員』)のあらすじと感想・考察まとめ

なにかで活躍したものが食べることができる、として残しておいたたこ焼きを賭け、ミッジ、ハカセ、マルボは、ストークに侵入した電クイ虫退治に乗り出す。しかし、電クイ虫とは別のロボットもストークに近付いていた。それは資源回収ロボットだ。ミッジたちが、オペレーションボットで対抗しようとするも力及ばず、エレンとワンは連れ去られてしまう。
今回は「スペースバグ」第9話『電クイ虫撃退作戦/機械仕掛けの清掃員』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「スペースバグ」第9話『電クイ虫撃退作戦/機械仕掛けの清掃員』のあらすじ・ストーリー

出発しようとしたミッジたちだが、ストークが動かない。
ハカセ「こいつが原因のようだな」
コンピュータの音声認識につながる配線が断線していた。だから、ストークに呼びかけても反応しなかったのだ。ハカセは導線の切れ方に疑問を持つ。それはまるで、噛み切られたように見えるからだ。突如、回路の奥から一匹の電クイ虫が飛び出した。ミッジが外から戻ってきた時、隙間から入り込んだのだ。放っておくと船内の電気を食い荒らすかもしれない。ハカセが大急ぎで配線を修理し、ミッジがストークに指示を出した。
ミッジ「メインシステムを全て落としてくれ」
メインシステムがシャットダウンする。

ハカセ「こいつが原因のようだな」

これからどうするか話し合っていると、マルボがおずおずと口を開いた。
マルボ「電クイ虫、ボクに退治させてほしいんだけど……」
怖がりのマルボにしてはめずらしい。
マルボ「オペレーションボットがあれば、ボクにも電クイ虫の一匹ぐらいやっつけられるさ。その代りと言ってはなんだけど……」
ブリッジの隅に保管してあるたこ焼きにマルボは目を向ける。
マルボ「一個だけ残しておいた、たこ焼き。なにかで活躍したものが食べることができるって話だっただろう?」
ハカセ「待ってくれっ!そしたら私も、電クイ虫退治に参戦するぞっ!」
ミッジ「だったらオレにも、やらせろよなっ!」
マルボ「ズルイぞっ!後から乗っかるなんてっ!」
言い争いをはじめる三匹にあきれるエレン。
エレン「そんなにあれが、食べたいの?」
ミッジ「そりゃあもう。食べたことないのかい?」
エレン「ないわ」
最初に電クイ虫を仕留めた者がたこ焼きを独り占めできるルールにしてはどうかと、エレンが提案した。
エレン「オペレーションボットも電気で動くから、電クイ虫にやられないように気を付けてね」
ミッジたちは、エレンのアイデアを受け入れることにした。

オペレーションボットに乗り込んだ三匹はそれぞれ別行動をとることにした。懐中電灯を点灯させたマルボは、それを床に置く。その電気で電クイ虫をおびき寄せる作戦なのだ。マルボは電クイ虫を捕まえるためのトリモチを床に放って待った。一方、倉庫にいたハカセの背後から電クイ虫が迫る。慌てて逃げたハカセは、物陰にかくれてやり過ごす。通路を歩いていたミッジの前を電クイ虫が横切った。それを追いかけて倉庫へ入るミッジ。

待機していたエレンとワンは、以前ハカセがやっつけた電クイ虫の体を調べることにした。弱点を探るためだ。
ワン「ここに変なボタンがあるぞ」
電クイ虫の脚の付け根にあるボタンをワンが示す。
エレン「怪しいわね……」

マルボ(左)とミッジ(右)を仲裁するエレン(中央)

なにかが光るのを見たハカセは、電クイ虫だと思いビームを発射する。しかしそれは、ミッジのオペレーションボットだった。
ミッジ「ふざけんなよっ!一歩間違えたら、死ぬところだったんだぞっ!」
ハカセ「紛らわしいところにいるから、そうなるんだっ!」
ケンカをする二匹。ハカセの背後に、電クイ虫が姿を現した。走り出すハカセを電クイ虫が追いかける。ハカセのオペレーションボットは、マルボが仕掛けたトリモチにくっついてしまい、動くことができなかった。ハカセを通り越した電クイ虫は、マルボのオペレーションボットに襲いかかり電気を吸い取りはじめる。ショックで気を失うマルボ。ミッジが電クイ虫を撃とうとするが、マルボも巻き添えを食ってしまうため無理だ。その時、一本の矢が電クイ虫のボタンを撃った。動かなくなる電クイ虫。マルボが目を覚ます。エレンがの矢が電クイ虫の主電源のスイッチを切ったのだった。

エレン「本当に、いいのかしら?」
ブリッジで、たこ焼きを前にしたエレンは、申し訳なさそうに言った。
ハカセ「活躍したものが、このたこ焼きを食べることができる。そういう決まりなんだから」
マルボ「エレンがいなければ、今頃、天国に行ってるところだったよ。本当にありがとう」
エレン「それなら、ワン老師にもお礼を言わなきゃ。あの電クイ虫のスイッチを見付けたのは、ワン老師なんだから」
マルボはワンにも、お礼を言う。たこ焼きはエレンとワンで分けることになった。たこ焼きを一口かじるエレン。
エレン「んんー、美味しいーー」
続いて、ワンが一口かじる。
ワン「まっずいっ!なんだこりゃ、口がパサパサになっちゃうぞ」
たこ焼きは宇宙食用に乾燥させたもの。ワンの口には合わなかったようだ。

たこ焼きを囲んで話し合う(左から)ワン、エレン、ミッジ、ハカセ、マルボ

その頃、ストークに近付くロボットがいた。二足歩行のそのロボットは、船のハッチを開くと勝手に乗船し、内部をあちこちスキャンしはじめた。

エレンがたこ焼きを食べ終え、一同は出発しようとする。
ミッジ「ストーク、出発だ。メインエンジン出力全開っ!」
ストーク「離陸できません。後方ハッチが、開かれたままになっております」
ミッジ「開いてるんだったら、閉じてくれよぉ」
ストーク「センサーがロックされているため、閉じられません」
ブリッジに二足歩行のロボットがやってくる。とりあえずかくれるミッジたち。だが、ロボットはブリッジをスキャンし、難なくミッジたちの居場所を割り出した。
ロボット「有機生命体検知。リサイクル可能。利用用途は肥料などです」
ハカセ「あれは資源回収ロボットだっ!」

資源回収ロボットの腕が変形し、まるで掃除機の吸い込みノズルのような形になる。ミッジとエレンが飛んでオトリになり、ハカセ、マルボ、ワンが逃げた。しかし、エレンがノズルで吸い込まれてしまう。そして、ワンも。船から立ち去るロボットをミッジ、ハカセ、マルボは、オペレーションボットに乗って追いかけた。足止めしようとロボットの脚を狙って攻撃を仕掛けるミッジたち。反撃するロボット。マルボがロボットの目に当たる部分と、銃口をトリモチでふさいだ。これでなんとかなりそうだ。だがその時、上手く動けなくなったロボットが、偶然飛ばした鉄格子のカゴが宙に舞い上がり、ミッジ、ハカセ、マルボにすっぽり覆いかぶさった。トリモチを取り除いたロボットは、何事も無かったかのように去って行く。後に残された三匹は、カゴから出ることができない。捕獲されたエレンとワンの姿は遠ざかり、やがて見えなくなった。

宇宙船ストークに近付く、資源回収ロボット

「スペースバグ」第9話『電クイ虫撃退作戦/機械仕掛けの清掃員』の感想・考察

「スペースバグ」アニメ全話のネタバレ解説まとめ

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