ISLAND(第3話『ただしいゆめのつむぎかた』)のあらすじと感想・考察まとめ

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凛音を昼の海に連れ出す作戦を実行し、成功した切那たち。楽しい時間を過ごす4人だが、ある廃墟を見つけた時に凛音の様子がおかしくなり気を失ってしまう。媒紋病や島の伝説、失われた記憶など様々な事柄が絡まり、謎は深まるばかりだ。一方、過去から目を逸らす凛音に対して、夏蓮は自分を変えるための行動を起こす。
今回は「ISLAND」第3話『ただしいゆめのつむぎかた』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「ISLAND」第3話『ただしいゆめのつむぎかた』のあらすじ・ストーリー

謎の廃屋

1

切那の夢に現れた少女

2

作戦を実行する切那と夏蓮と沙羅

切那の夢の中に、凛音にそっくりな一人の少女が現れる。
少女「どうして信じてくれなかったの?全部嘘だったの?私には…私には、切那だけだったのに!」
涙を流しながら切那に訴えかける少女の姿に、はっとしながら切那は目を覚ます。しかし、切那はその夢が何の記憶なのかが分からない。

その日の昼に、切那と夏蓮、沙羅は「凛音を昼の海に連れ出そう作戦」を実行する。
その作戦の内容は、切那と水着姿の夏蓮と沙羅が御原家のプライベートビーチで楽しそうにしている声を凛音に聞かせれば、気になった凛音が出てくるだろうというものだった。
切那「しっかしこんなんで本当に凛音を表に引っ張りだせんのか?」
沙羅「天の岩戸も昔から引きこもりの女神を表に連れ出すのは力ずくよりも乙女の舞う宴と決まっています!」
夏蓮「まっ、やってみるか。」
そしてその作戦は成功し、凛音は外に出てくるが、何故か凛音は宇宙服のような恰好で日傘をさすという奇妙な姿をしていた。
しかし凛音は三人の元に向かう途中で転んでしまい、頭に被っていたヘルメットが取れてしまう。
思いがけない光景に、切那と夏蓮、沙羅はあっけにとられて何も言えない。

3

宇宙服姿の凛音

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沙羅と夏蓮は海で遊び、切那と凛音はパラソルの下で会話を交わす。

凛音は宇宙服を脱いで切那と共にパラソルの下に座り、夏蓮と沙羅は海に入って探検隊ごっこを始める。
パラソルの下で凛音と切那は会話する。
凛音「外に出てこられちゃった…何だかあっけなかったな。」
切那「よかったじゃん。」
凛音「本当は分かってたんだ。」
切那「何を?」
凛音「私、媒紋病じゃないんだろうなって。でも…」
黙り込む凛音に、切那は「お互いゆっくりやっていこうぜ。」と微笑みかける。
凛音は「夜と違って、音と光に満ちていて、すごくキラキラしてる。」と言って手を日光の中に入れようとする。切那は凛音のその手を掴み、「そんな急に無理しなくて良いんだぞ。」と話しかける。「うん。でも大丈夫。」と答える凛音。

その時突然、沙羅の大声が聞こえてきた。
沙羅「おわぁぁぁ!か、夏蓮隊員!祟りじゃー!」
切那は何事かと声が聞こえた方向に行き、「お前ら何やってんだ?」と沙羅に尋ねる。沙羅は切那の方を振り返り、「ここは危険だ!気をつけろ!切那隊員!」と答える。訳が分かっていない切那に沙羅は話し続ける。
沙羅「見たまえ!あの怪しげな廃屋を!鬼が出るか蛇が出るか、実にわくわくさせてくれるじゃないか!夏蓮隊員、どうか!」
夏蓮「獣、不審人物等の気配はないようです!」
沙羅「よし!行くぞ!切那隊員!」
切那は「そういう設定か…」と呆れながらも、沙羅と一緒に廃屋の方に向かう。
夏蓮「沙羅隊長!入口を発見しました!」
沙羅は「良くやった夏蓮隊員!おい新入り!お前が扉を開けてみるんだ!」と言い、切那は廃屋の扉に近づいて開けようとする。

5

沙羅と夏蓮は謎の廃屋を見つける

6

凛音は廃屋を見た瞬間、突然恐怖心に襲われる。

一方、日傘をさした凛音は「私を放ったらかしにして、みんな何やってんのよ。」と言いながら、三人の方に歩いてくる。
廃屋の扉には鍵がかかっている様子で、切那と夏蓮、沙羅は全員で体当たりをして開けようという作戦を話し合っていた。
三人の近くまで来た凛音は廃屋を見た瞬間、変な感覚に襲われる。
凛音は恐怖感を覚え、「何、それ…?」と呟く。そして、扉を開けるために体当たりをしようとしていた三人を「やめて!」と強い口調で制止する。
凛音の激しい口調に驚いて振り向いた三人の前で、急に凛音は失神して倒れる。
慌てて凛音に駆け寄る切那。三人は凛音を屋敷に連れて帰り、医者に診せる。

7

切那は島と自分に関する謎を夏蓮と沙羅に打ち明けた

その後、切那と夏蓮、沙羅は眠り続ける凛音の側に集まる。
切那「とりあえず、媒紋病じゃなくてよかった…。」
夏蓮「けど、パニック発作って何だよ?発作を起こすほどの精神的なストレスって…。」
切那「俺たちがドアを破ろうとしたら倒れたんだよな…。」
沙羅「あの廃屋の中に何か秘密が…。」
切那は夏蓮と沙羅に、凛音が自分から言い出さない限り廃屋のことは聞かず、そっとしておくようにお願いする。
そして切那は、二人に自分の日記を見せる。それは記憶を思い出す手掛かりとするために、切那が島に来た日からつけている日記だった。しかし今では日記というよりも、島を巡る謎をまとめたメモのようになっていた。
それを見ながら切那は、どうして浦島にのみ媒紋病が発生するのか、島に伝わる不思議な伝説はどこまで事実に基づいているのかという疑問を話す。加えて「俺の夢に出てくるあいつは誰なのか。俺と凛音はかつて会ったことがあるのか。伝説に登場する二人の生まれ変わりなのか。時を超えて来たっていう、俺の記憶は本物なのか。」という個人的な疑問を整理しながら話した。
沙羅「私の理論は完全には信じていらっしゃらないのですか?」
切那「いや、そういう訳じゃないんだが…。ともかく、媒紋病、伝説、凛音の失われた記憶、そして俺の失くした記憶…全てはどこかで繋がっているような気がするんだが…何でそんなことになってるのかが分からん。」
沙羅「全ての鍵は、やはりセツナという存在でしょう。」
切那「そしてそのセツナは俺なのか?」
そこで三人は頭を抱えるが、答えは誰にも何も分からなかった。

過去から目を逸らす凛音

8

廃屋で凛音が倒れたことについて壁越しに話す凛音と切那

その日の夜、切那がお風呂に入っていると、壁を隔てた女湯の方に誰かが入ってくる音が聞こえた。
「凛音か?」と尋ねる切那に、凛音は「なーに使用人が先に入ってるのよ。」と答える。
「それよりもう大丈夫なのか?」と切那が聞くと、凛音は「もう大丈夫。」と答え、壁越しに二人は会話を続ける。
凛音「思い出したことがあるの。あの小屋で子どもの頃、セツナって男の子と会ってた。島のみんなは『誰もそんな子のことは知らない』って言ってた。でも夜、そこに行けばセツナはいつだってそこに居た。」
切那「それは俺なのか?」
凛音「それ以上のことは思い出せないの。その時会ってた切那の顔さえも…。私にとってのセツナはあなた。それでいいじゃない。」
「それでいい、か…。」と切那は俯いて呟く。
凛音は切那の暗い声の調子に気づかず、「うん。それがいいの。」と明るく良い、浜辺で歌っていた歌を歌いだす。

その年の夏、凛音は切那や夏蓮、沙羅、夏蓮と共にたくさん外に遊びに行った。
浜辺でスイカ割をしたり、夏フェスに行ったり、夏祭りで花火を楽しんだりなどの思い出を作った。

10

凛音が昼間外に出て参加したすいか割り

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凛音が参加した夏フェス

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凛音が出かけて楽しんだ夏祭り

夏蓮が未来へ進むために取った行動

一方、夏蓮は御原家でのアルバイトをしながら夜遅くまで切那に勉強を教えてもらっていた。そして確実に解ける問題が増えていた。

ある夜、夜の9時まで御原家で切那は夏蓮に勉強を教えていた。遅くなったため、切那は夏蓮を家まで送っていくことにした。
夜道を歩きながら、切那と夏蓮は何となく話をする。
夏蓮「私のお袋さぁ、すげー変人でさ。何かというと『研究だ』って部屋に籠って私の相手なんか全然してくれなかったし、親父とは喧嘩してばっかりだったしさ。とうとう最後には親父に追い出されちまって、本土に行っちゃった。」
本土のどこに行ったのかは分からないが、播守駐在が本土の大学に通っていた時に夏蓮の母親にばったり会ったことがあり、多分その気になれば会えるとも夏蓮は続けた。
夏蓮「沙羅んとこの神社で拝めば、海を渡って乙姫様に会えるかな?」
切那「何だよ急に。」
夏蓮「あそこの御神体、玉手箱なんだよ。中にはミイラが入ってるらしいよ。」
切那「変わってんなそれ…。」
二人は会話を続けながら夏蓮の家に着くが、夏蓮の父親・守継が門の前で待ち構えていた。
守継「こんな時間までどこをほっつき歩いてた!御原家でバイトしてるのは本当なのか!?大体何だこんな奴と!お前には結婚して枢都家を継ぐという大事な使命があるんだぞ!」
切那は「おい、何だよそれ?」と守継に食って掛かろうとするが、夏蓮は「もういい。止めてくれ。」と切那を止める。
夏蓮「いいんだ、バレちまったならしょうがないさ。そうさ、御原家でバイトしてるんだよ。」
守継「お前という奴は…!」
夏蓮「私にだってやりたいことがあるんだよ!親父の言いなりなんてごめんだ!」
夏蓮と守継は言い争いをしながら家の中に入り、切那だけが門の前に取り残される。

13

夏蓮が御原家でアルバイトをしていたことが守継にバレてしまう。

切那は御原家に戻るが、途中で自動販売機の前に立つ沙羅に出会う。
二人は自動販売機の側にあるベンチに座るが、沙羅は切那の様子を見て「何かあったんですか?」と尋ねる。切那は夏蓮と守継の親子喧嘩を見てしまったことを話し、「夏蓮の父ちゃん、何であそこまで夏蓮が島を出て行くのに反対するんだ?」と沙羅に聞く。
沙羅「お姉ちゃんに家を継がせたいんですよ。御三家は女系が原則ですから。それよりも夏蓮お姉ちゃんは本当に島を出て行きたがってるんでしょうか?本気だったら、今までいくらでも機会はあったはずです。」
切那はクルーザー船で本土に逃げようとしていた夏蓮に会った時を思い出し、「そういやあの時も…。」と納得する。
沙羅「お父さんにただ反発してるだけに見えるんです。結局はポーズだけで本気じゃないから、失敗を繰り返すんですよ。島を出たとして、幸せになれるかどうか…。島を出た後の事、夏蓮お姉ちゃんがどこまできちんと考えているのか疑問なんですよね。」
切那「それは…島を出た後に考えれば良いんじゃないか?」
沙羅「明確な目的もなしに住む場所を変えたところで、何も出来ないと思いますよ。」
切那「例えそれが無意味なことでも、自分がしたいと思う事をする。それが大事なんじゃないかな?」
沙羅「私はそうは思いません。」
夏蓮に対して厳しい沙羅の意見と応援したい切那の意見がぶつかってしまい、二人は黙り込んでしまう。

14

島を出ようとする夏蓮への心配を切那に打ち明ける沙羅

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