刀使ノ巫女(第18話『荒魂の跳梁』)のあらすじと感想・考察まとめ

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朱音らはタキリヒメと、人類との共存に向けた交渉を試みるが、人間は自分に支配されるべき存在と考えるタキリヒメと話が合わない。だが、タキリヒメはねねの記憶を覗き、可奈美と剣の手合わせをすることで、人間と心を通わせ始める。しかし、そこに近衛隊を引き連れたタギツヒメが襲撃し、戦闘の末にタキリヒメを吸収してしまう。
今回は「刀使ノ巫女」第18話『荒魂の跳梁』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「刀使ノ巫女」第18話『荒魂の跳梁』のあらすじ・ストーリー

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ノロを投与され、近衛隊として配備される歩

ノロを投与された綾小路武芸学舎の生徒たちを使って、雪那たちはタギツヒメの近衛隊を組織した。生徒にノロを投与することに夕月は躊躇していたが、夜見は後戻りはできないから覚悟を決めろと語りかける。

タギツヒメがタキリヒメを吸収するために防衛省を襲う危険があり、護衛任務にあたる舞衣と沙耶香。

沙耶香「舞衣は来ると思う? タギツヒメ」
舞衣「…うん」
沙耶香「じゃあきっと、またあの時みたいな戦いが…」
舞衣「沙耶香ちゃん」
沙耶香「?」
舞衣「えい!」
沙耶香の口にクッキーを突っ込む舞衣。

舞衣「紫様のところから戻ってきた、可奈美ちゃんと姫和ちゃんが言ってたでしょ? 確かにタギツヒメはノロを吸収した分力を増しているけど、まだ対処は可能だって。まだ気になることあるの?」
沙耶香「タキリヒメとイチキシマヒメが味方になれば、タギツヒメと話ができる」
舞衣「え?」
沙耶香「薫が言ってた。戦う前によく考えろって」

沙耶香の頭をなでる舞衣。

沙耶香「なんでなでるの?」
舞衣「ん? なんでかな~。ウフフ。でも……そうできれば、戦わなくて済むかもしれないね」

一方、薫とエレンも護衛任務にあたっていた。

薫「ん~、タキリヒメとか、もう斬っちまえばいいんじゃねぇかな」
エレン「こらこら、いいんデスか? 益子の刀使がそんな短絡的なことを言っても」
薫「冗談だ。けど、先方が全然対話に応じないんじゃ、少しはそうも言いたくなる」
エレン「今日も朱音様がタキリヒメと交渉していマスが、どうなりマスかね」
薫「『愚かなる人間どもよ、我に従え~!』ってな感じ一辺倒なんだろ、タキリヒメは。完全に俺ら人間を見下してやがる」
エレン「確かに、仮にタキリヒメと共闘してタギツヒメを倒しても、今度はタキリヒメが敵になるかもしれマセンね。それでも…」
薫「手を取り合える可能性が残っている限り、タキリヒメは渡さねぇよ。益子の刀使400年の歴史なめんな」
エレン「だから薫のこと大好きなんデスよ~!」

元親衛隊の真希と寿々花も「信頼は行動でしか回復できない」と、タギツヒメ襲撃に備えて待機する。

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荒魂でありながら人の中で生きるねねに関心を寄せるタキリヒメ

その頃、可奈美と姫和、そして朱音はタキリヒメと共存に向けた交渉に臨んでいたが、タキリヒメは「愚かな人間を自分が管理することのみが共存の道」という考えを曲げない。姫和はこれ以上交渉しても無駄だと判断するが、可奈美は突然、タキリヒメに剣の手合わせを申し込む。

可奈美「あ、あなたは、一度も私たちを見てくれていない。それじゃお互い、歩み寄ることもできません。それでその、お互いよく見れば、人間のことも、荒魂のことも、よく知りあえるんじゃないかと…」
姫和「それには正面から御刀を合わせての立ち合いが一番手っ取り早いと…」
可奈美「うん…」

可奈美の申し出はタキリヒメに突き返される。帰り道、可奈美は落ち込むが、姫和は可奈美らしい考え方だと告げる。そのとき、可奈美はタキリヒメの拝殿へと向かうねねとすれ違う。

遊び相手を求めてタキリヒメのもとへと迷い込んだねね。荒魂でありながら穢れを持たず、荒魂でありながら人とともに生きるねねに興味を持ったタキリヒメは、ねねの記憶を覗き見る。

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ねねの記憶の中にある、生後間もないころの薫

ねねは元々、ほかの荒魂同様、珠鋼から分離したノロから生まれた。そのねねを退治したのが益子の刀使、薫の先祖だったが、その刀使はねねにとどめを刺さず、「暴れたきゃ相手になってやるからよ、またやろうぜ」と言葉を残して立ち去る。

それから何世代もの間、ねねは益子の刀使と時に戦い、時に共に暮らし、いつしかねねの穢れは失われ、ねねは益子家の守護獣となり、益子家とともに生き続けるようになった。

決して払えないはずだった荒魂の穢れを、短命で不完全な存在である人間が、何世代にもわたり「ともに生き続ける」という単純な行為だけで消し去ったことにタキリヒメは驚く。

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タキリヒメと剣の手合わせをする可奈美

夕方、可奈美が歩いていると、ねねが現れて可奈美をどこかに連れて行こうとする。ねねに導かれてタキリヒメの拝殿へとやってきた可奈美。そこには御刀を構えたタキリヒメがいた。

タキリヒメ「抜かぬのか。お前が、我との立ち合いを望んでいたはずだ」
可奈美「…はい!」

タキリヒメと剣の立ち合いをする可奈美。

可奈美「あ、ありがとうございます。おかげで見えた気がします、あなたのことが」
タキリヒメ「…我は初めからここにいる」
可奈美「そ、そうではなくて…、なんか穏やかな海みたいだなぁ…て」
タキリヒメ「海?」
可奈美「大きくて広くて、何もかも受け入れてくれそうだなぁ…て。それこそ、人間も荒魂も。アハハ…うまく言えないですけど。あ…あの!私の剣は!私は…どんな風に見えましたか?」

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近衛隊と戦う可奈美たち

荒魂が市ヶ谷に現れ、市民を無差別に襲い始めた。舞衣は紗南から連絡を受けるが、タキリヒメの護衛任務とどちらを優先するべきかで迷う。そこに真希と寿々花が現れ、自分たちが荒魂の相手をすると告げて現場に向かう。一方、舞衣はこの事件はタキリヒメを襲撃する前の陽動作戦ではないかと考え、S装備を準備する。

舞衣の読み通り、荒魂の出現は陽動作戦だった。タギツヒメのもとへと向かおうとする近衛隊が現れ、可奈美が駆けつけた時にはすでに、姫和たちが近衛隊と戦っていた。可奈美は近衛隊の中に歩の姿がいるのを見て驚く。

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変貌した歩にたじろぐ可奈美

可奈美に斬りかかる歩。可奈美はなぜ歩がタギツヒメの近衛隊として襲い掛かってくるのかがわからず困惑する。

そのころ、ビルの屋上では夜見が荒魂を生み出していたが、そこに真希と寿々花が姿を現す。

真希「戻って来い。もう、高津学長の言いなりになる必要もない」
寿々花「紫様も健在ですわ。もう一度、親衛隊として忠を尽くしましょう」

夜見を説得しようとする真希と寿々花だったが、夜見が初めて笑顔を見せたことに驚く。

真希「夜見が笑った……」
寿々花「何がおかしいんですの!?」
夜見「…だって獅童さんも此花さんも、何もわかっていないから」

さらに体内にノロを注入する夜見。

寿々花「ならば、遠慮はいりませんわね」
真希「君を止める。結芽のような最期を、ほかの誰にも迎えさせはしない!」

近衛隊に追い込まれる可奈美たち。そこにタギツヒメ、そしてタキリヒメが現れる。タギツヒメに斬りかかるタキリヒメ。

タギツヒメ「これが貴様の答えか」
タキリヒメ「人の可能性、失うには惜しいと判断したまで」
タギツヒメ「愚かな」

可奈美はタキリヒメに助太刀しようとするが、歩がそれを邪魔する。

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タキリヒメを吸収するタギツヒメ

タキリヒメはタギツヒメと斬りあうが、勝負はタギツヒメの優勢で進む。タギツヒメによると、本来、女神同士に力の差はないが、人を必要としないタギツヒメと、人を必要としたタキリヒメの差が、勝敗を分けたのだという。タギツヒメはタキリヒメにとどめを刺すと、その力を吸収してしまう。そして、それまで隠れていたタキリヒメの目があらわになる。

可奈美「タキリヒメ…」
タキリヒメ「ああ、そんな顔をしていたのか。千鳥の娘」
可奈美「タキリヒメ!」
タキリヒメ「どこまでも飛ぶ姿が見えた」
可奈美「え?」
タキリヒメ「その刀のもう一つの名のように、雷すらも切り裂いて、飛べ、人よ。速く…高く…遠く…」

タキリヒメは可奈美の目の前で消滅する。タキリヒメの力を手に入れたタギツヒメは、可奈美たちを圧倒する。その時、タキリヒメの最期を見たねねが巨大化し、タギツヒメに襲い掛かる。

タギツヒメ「驚いたぞ。これほどの荒魂が、人に飼いならされていたとはな」

だが、ねねはタギツヒメにかなわず倒されてしまう。用を終えたタギツヒメは立ち去る。

姫和「タギツヒメ!」
タギツヒメ「小烏よ、タギツヒメとともに、貴様らは最善の未来を失った。せめて我がもたらす終末を、楽しむとよい」

「刀使ノ巫女」第18話『荒魂の跳梁』の感想・考察

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